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記事No.875に関するスレッドです

土日?A / 淳吉郎
昨日からの続き

我が女房はTDRが数回目らしく。その時点でボクとは、かーなーり意識のポジションが違うわけでして。注目しどころのポイント察知能力に差があるわけでして。場内地図を早くも自分のモノとして使いこなしているではないか。
「これ観てみたい」って彼女が地図上で指差したのはマーメイドのなんたらかんたら。人間に近づきたい人魚姫の紆余曲折なストーリーらしい。その場所に辿り着くと人が並んでる。20分ほど待った後に入場。20分ぐらいだったら通常のバンド・ライブでも普通に待ったりするんで許容範囲ね。んで開演。外人の女性が人魚役だった。おしりが大きかった。「ひとつ解かった事がありました。マーメイドはケツがデカいんです」ってボクは感想ノートに書き込みました。「ケツがデカいんで尾ひれの力も強いんだと思います」。
ちょっと遅めの昼食。店内BGMが素晴らしい。というかシーというのは異国情緒に溢れてるのね。各ポジションでそれぞれの異国風味を醸し出しBGMもその国の民族音楽を流してるという。この事は大変によろしい。合格印。喰い終わると続いて彼女はインディ・ジョーンズのなんたらかんたらがいいとお言いになられる。「はい」イエスマン・ロボット:ジュンキッチー。彼女が言った「ファスト・パス取ろう」どうやら待ち時間を省略する為の予約システムらしいファスト・パス。「おお、なかなか気の効いたシステムあるじゃん」ってボク。インディ・ジョーンズんとこにあるファスト・パス発券機で予約。紙切れが出てきた・・・ボクらが入場できる時刻が記されてある・・・20:40〜21:40。ああん?現時刻は14時20分だぜ!予約しても6時間後なのか?アホだ。いいかい?考えてもみろ。歯が急に痛くなったキミが歯医者に駆け込んだとする。受付の姉ちゃん「はい、本日の診察、6時間後になります。それまでどっかで時間を潰してきてね」と一緒でしょ?阿呆です。しかしこのようにして誰もが所持する「時間の観念」って奴をどこかに投棄させてしまうのだろう、ディズニー・ウィルスって魔物は。
その後はブロードウェイを模した建物で『BIG BAND BEAT』って名前のミュージカル仕立てのショウ。これは最高だった。生バンドも最高。建物自体も本格的な作りだし。満足。
遊園地つったら乗り物に乗らなきゃだから。女房の次の希望は海底探検モノ「はい」。そこでついにボクは40分待ちを体験。40分つったら70年代パンクのアルバム1枚分以上の時間だぜ。なにもせずにただ乗り物を待つのか。アホだ。そしてロープが張られている通路で待っていると横をスタスタと通り過ぎてゆく輩どもがいるではないか。女房に訊くとあれこそがファスト・パスを所持してる輩どもなんだそうだ。ちきしょう。偉そうに前を歩いてゆく背中がどんどん遠くなってゆく。まるでラモーンズのアルバムを3回どおり繰り返し聴いた時の90分にも感じるような長い40分だった。
遊園地の王様つったらジェット・コースター。女房の希望で次はそれ「はい」。60分待ち。しかし驚いた事にこの60分が異常に短く感じられたんだ。まるで30分ぐらいに。やばい・・・ボクの感覚がウィルスで麻痺してきた・・・ああ、あの日のボクはいずこへ。30年ぶりに乗ったジェット・コースターはスリル満点だったよ。
なんだかんだでここまで来て時計を見ると19時。あと1時間40分待てばインディ・ジョーンズなんたらかんたらだ。こうなりゃ意地でも乗ってやるって気持ちになるら。ってか、人が並んでるのに横をスルスル抜けてくあのファスト・パス野郎どもにボクもなりたくなったのだ。せっかくゲットしたパスを捨てるのはもったいないだろうって気持ちもね。そして20時40分が到来。ゲートをくぐって降りてゆく。ボクらが歩くのはファスト・パス所持者専用の通路。隣の通路には時間を無駄にして60分近く待っている人々が並んでいる。まったくもってヒマな奴等だ「諸君もっと時間を有効に使いたまへ」って言ってやりたいのをこらえて口笛吹きながらスキップしてたらシーの係員がいて「走らないで下さい」って言われちゃった。ぐすん。出るクイは打たれるのさ。
結局シーには21時過ぎまで滞在したんだ。

しかし何だったのだろう。どこかでボクのスウィッチが入ったような、入れ替わったような、もしかしたら消されたような。自分が自分でないような気がした。のは、やっぱりウィルスのせい?しまった!カチューシャ買い忘れちゃったぁー!
「シーを語るんならランドも行かなきゃ比較ができないね」って言われればその言葉に対し否定はしません。

B.G.M.「THE JAM/TOWN CALLED MALICE」

写真はブロードウェイを模した建物。

No.875 - 2011/02/01(Tue) 22:24:17