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打率にまつわる話 / 淳吉郎
☆10月某日。4月から始まったプロ野球のリーグ戦が終わり今年度の結果が出ました。
おそらく、みなさんそれぞれが、ひいきのチームの結果に一喜一憂。または喜怒哀楽。もしくは春夏秋冬。そんな四文字熟語の数々がずらずらと羅列する季節です。やわらかく言い換えると、今日ですべてが終わるさ、今日ですべてが変わる、今日ですべてが始まるさ。そんな感じ。だってぼくのひいきのチームは5位だったのさ。くぅ〜。

☆米国の今季リーグ戦ではニッポン新人選手の二刀流が話題になりました。ピッチャーもやればバッターもやるんだ。開幕当時から彼は二本の日本刀をたくみに振り分けるような活躍を見せつけた。米国人ビツクリ。いつしか彼がスターのような扱いになってるニュースも日本中をわかせました。そして、注目されてるのは彼なのにわれわれニッポン人全員がスターになった気がしちゃったのさ。任侠映画を見終えたあとのお客さんのあの感じにちょっと似ている。

☆リーグ途中からの彼は残念ながら体調をくずし、ピッチャーよりもバッターに比重を置く活動となった。それでもホームランをかっ飛ばし続ける彼に対し、評論家関連からは「バッターに専念すべき」だなんてコメントが出始めた。チームの勝利に結びつけることを考えたり、彼個人の体調や選手としての記録を考えたりするならその方がいい。そんな気持ちでしょう。おそらく。でも、ぼく自身は来季も、そしてそのあとも、ず〜っと二刀流で行ってくれたらなあ、なんて思います。彼が日本のみならず米国でもそれをやりたいって気持ちを重視したいし、「二本の日本刀でどこまでいけるか」だなんて、普通じゃない夢じゃん。ある意味、両方をやればやるほど、夢がますます達成できてるっつー。すばらしい。

☆今年の4月からわたしはバンドマンとサラリーマンと自治会役員、この3足のわらじを装着するおとこ。正確にはDr.マーティン・サイドゴアとミドリ安全の安全靴と赤いプロケッズ・ハイカットの3足だけど。言い換えれば三刀流。
10月某日より、登校する小学生向けの「朝の交通安全旗振り」が始まった。自治会3役とぼくら4人の役員、計7人での隔週の金曜日、交代業務。第2週金曜日に我が生涯初となる旗振りをぱたぱたと体験した。イェイ。

☆今回は自治会副会長とのペア。横断歩道のこちら側とあちら側に黄色い旗を持って学童が来るのを待っている。来たらクルマを止めて、学童を渡らせながら「おはよう」って声を掛ける。ところがどうだい。わたしが笑顔で「おはよう」って声を掛けても「おはようございます」って答える学童はほんの少し。ダメだなあ。近頃の親はあいさつすらもしつけないのか。わたしはふんふんと憤慨。

☆横断歩道を渡ってく学童のむこう側には副会長の鈴木さん。「おはよう」と声を掛ける。「おはようございます」と答えるあいつら。おう?なんでだ?しかも、あいつらが来るたんび、あいつらは毎回、鈴木さんにおはようレスポンスしてる。く、くやしい・・・そう思いながら笑顔であいさつする鈴木さんのお顔を見て納得した。彼が出している雰囲気はベテランの老先生がもつそれ、そのものだった。教頭先生や校長先生レベルの。あいつらは先生と思い込んであいさつしてるに違いない。ボサボサのマッシュルーム風ヘヤー、下唇の下に清志郎ヒゲのおいらとは格が違うのさ。
集計の結果、鈴木さんは10人中8人の学童おはレス、おいらは10人中2人のおはレスだった。打率2割・・・それって大谷選手の今シーズン打率にも負けてるじゃん。くぅ〜。

B.G.M.「HOUND DOG TAYLOR & THE HOUSEROCKERS/NATURAL BOOGIE」
もうカッコいい。打率10割だね。

【役員業務終了の日まであと166日】

☆★☆★☆★☆★☆★
ザ・スリックスの次のライブです。

☆11月23日(金)
浜松キルヒヘア himitsusyounenθ企画《…go blank》
O/S 19:00/20:00 A/D 共に2000円(1d付)
出演:
Nowhere-s LINE
LIFE BOTANICAL(豊橋)
太田やじのすけ
tHe bO
THE SLICKS

DJ
nico
Mr.チューインガム

No.1421 - 2018/10/17(Wed) 00:15:26
DJにまつわる話 / 淳吉郎
DJと呼ばれる存在が「カッコいい」なんていうニュアンスで語られ出したのは、いつからだろう。
自身が所有するサングラスを自身の両目の前方に設置した状態のまんま、簡単に言うとサングラスを掛けたまんま、レコードプレイヤー上のアナログ盤を行きつ戻りつ、ぞうきんみたいにゴシゴシこすりながら音を発生させている、そんなひとたちの姿がテレビ画面で普通に放映されだした頃からか。

DJというのは西暦1967年生まれのぼくにとっては「ディージェイ」ではなくって「ディスクジョッキー」でした。ラジオのダイヤルでチューニングをキュってあわせるとチャンネルグーな放送局にセッティングされるんだ。そこで放送開始時間をじっと待つのさ。

ぼく自身の51年7ヶ月間に渡る時間のなかで「これ以上はない」っていうぐらいの台風が9月30日の夜、浜松にやってきました。キース・ムーンやジョン・ボーナムを始めとする世界中のドラマーがひとつになってスネアやタムやフロア・タムやバスドラを叩き続けたとしても敵(かな)わないような爆音の暴風雨がぼくのうちの雨戸をダンダンダンって連打し続けたのさ。スゴかったぜ。

翌日、浜松市内は大停電と大渋滞。職場から帰宅後も我が家は真っ暗。非常食での夕食。懐中電灯や非常用ランプで室内照明。そして、いつもとおんなじようにニャアと言いながらいつもとおんなじカリカリご飯を食べたあとは室内をいつもとおんなじようにグルグルと徘徊する飼いネコ。それはミック。いいね。ブレない男はカッコいい。もちろんブレない女も。家内が知らぬうちに購入していた非常用ランプは自分でクルクルとハンドルを回して充電ができるスグレものだった。おまけにラジオも聞けるというじゃないか。すごい時代、そう思った。ぼくはクルクルとハンドルを回し始めた。

非常食での夕食を終えるとラジオを聞くことにした。静岡県内のAMラジオ局。何年ぶりだろう、県内のAMラジオ局なんて。おそらくぼくと同年代かちょっと上ぐらいのお姉さんがしゃべっている音楽番組だった。つまり彼女はディスクジョッキーさ!イェイ。そして、お姉さんの声がもうラジオの放送にピッタリな声質だった。選ばれたひとは選ばれた場所にいるべきだと思う。ミック・ジャガーがザ・ローリング・ストーンズのヴォーカルであるように。そんな気持ちになりました。ぼくはさらにハンドルをクルクルしたのさ。想像つくかな、この風景。ついたらいいけど。

番組は古き良き音楽をチョイスしていた。アンディ・ウィリアムズの『ムーン・リバー』、ポール・アンカの『砂に書いたラブレター』、ジョーン・バエズの『ドナドナ』、そしてジャニス・ジョップリンの『ミー&ボビー・マギー』。AMラジオから聞こえるジャニスの声は半熟タマゴをぱちんって割ってツルって飲み込むように耳の中に入ってきたんだぜ。感動した。そしてこの番組、サイコーなDJがいるライブハウス・イベントのあの感じだった。
そう、真っ暗闇でも、サイコーな音楽があればおれはダイジョブダイジョブ、そんな気がした夜でした。

10月2日の夜9時で我が地区の停電は復旧されたので急いで執筆し投稿した次第です。
今回の台風に限らず、これまでの全国各地での様々な天災で被災されたみなさんの生活がいちはやく元に戻りますように。今まで以上に身をもってそんな気持ちをいだいてます。

B.G.M. 昨日(10月1日)とおんなじようにAMラジオを聞いてんだけど、今夜はまったくダメだね。どっかのアイドル・グループの番組だけど自分らの曲しか流さねえんだ。彼らが悪いんじゃなくって事務所側か番組側の担当者のセンスだね。カッコ悪いなあ。明日からはやっぱり自分のレコードを聴ぃこぉおーっと。

No.1420 - 2018/10/03(Wed) 00:28:08
キルヒヘアでライブ / 淳吉郎
土曜日は浜松キルヒヘアにてザ・スリックスはライブをしました。キルヒ名物企画である《上空の中村》。集まってくれたみなさん、どうもありがとうございました。

一番目はマサルエクスプロージョン。アコギでの男性弾き語り。だけどもエフェクターと呼ばれるエレキギター用の変音フット・スイッチをたまーに使ってヘンテコ音を混ぜながら弾き語ってる。おもしろかった。

二番目はアオキユウタ。自身はエフェクター多用のエレキ。そして友人ふたり、こちらもエレキ多用なエレキとドラマー、3人スタイルでの爆音インスト。どうやら事前練習なしでの当日リハおよびぶっつけ本番での演奏だったらしい。おもしろかった。

三番目はタオル。スリーピース・バンド。ドラムは友人でもあるダイスケくん。長くても2分足らずな尺での楽曲だった。これがすべてハイ・ポテンシャルな曲構成と演奏で成り立っていたから、もうサイコー。

四番目はstripper。女性Vo.とギター、ドラムでのスリーピース・バンドだが、残念ながらVo.の方が病の療養中らしくふたりでのインスト演奏だった。ライブはギターソロ等を入れずにコードとリフの展開で押してそれにドラムが縦横無尽にからんでゆく感じ。これがカッコよかった。終演後に訊いたら、どうやら歌メロ部分のくり返しは極力カットしていった上でバンドのレパートリーをメドレーのようにつむいで行ったらしい。すばらしい。

最後はぼくたち、THE SLICKS。ちょっと音のバランスが悪かったかな。各具材の計量を間違えたまんま煮込んだカレーライスみたいな感じだったかも。いや、煮込みも足りてなかったかもさ。まだまだだね、俺たちは。そんな中でありがたくもアンコールをいただいたのでカバー曲を。ザ・ブルーハーツ『情熱の薔薇』。も〜っと細かく言うとブルーハーツのライブ・バージョンで。ぼくはこだわりの男、というよりもファン気質丸出しの男。なのさ。

各バンドの入れ替え中はフクちゃんが、これまたサイコーな選曲。スリックスの前は60S’ビートを全開で回してくれた。
そして主催のポテティ中村さん、お誘いありがとうございました。おつかれさまでした。

B.G.M.「生きる/ザ・クロマニヨンズ」
次のアルバムでの先行発売7インチ・シングル。今回はA面もB面も歌詞がスゴくいい。彼らの数あるシングルの中で両方ともいいのはホントに久しぶりかもです。11月から始まるレコ発ツアーの年内最終日が浜松2デイズらしい。チケット取れるかな。

【役員業務終了の日まであと182日】
やっと半分終了しました。バンドマンとサラリーマンと自治会役員、3足のわらじ。
正確にはDr.マーティン・サイドゴアとミドリ安全の安全靴と赤いプロケッズ・ハイカットの3足だけど。イェイ。
土曜日は浜松キルヒヘアにてザ・スリックスはライブをしました。キルヒ名物企画である《上空の中村》。集まってくれたみなさん、どうもありがとうございました。

一番目はマサルエクスプロージョン。アコギでの男性弾き語り。だけどもエフェクターと呼ばれるエレキギター用の変音フット・スイッチをたまーに使ってヘンテコ音を混ぜながら弾き語ってる。おもしろかった。

二番目はアオキユウタ。自身はエフェクター多用のエレキ。そして友人ふたり、こちらもエレキ多用なエレキとドラマー、3人スタイルでの爆音インスト。どうやら事前練習なしでの当日リハおよびぶっつけ本番での演奏だったらしい。おもしろかった。

三番目はタオル。スリーピース・バンド。ドラムは友人でもあるダイスケくん。長くても2分足らずな尺での楽曲だった。これがすべてハイ・ポテンシャルな曲構成と演奏で成り立っていたから、もうサイコー。

四番目はstripper。女性Vo.とギター、ドラムでのスリーピース・バンドだが、残念ながらVo.の方が病の療養中らしくふたりでのインスト演奏だった。ライブはギターソロ等を入れずにコードとリフの展開で押してそれにドラムが縦横無尽にからんでゆく感じ。これがカッコよかった。終演後に訊いたら、どうやら歌メロ部分のくり返しは極力カットしていった上でバンドのレパートリーをメドレーのようにつむいで行ったらしい。すばらしい。

最後はぼくたち、THE SLICKS。ちょっと音のバランスが悪かったかな。各具材の計量を間違えたまんま煮込んだカレーライスみたいな感じだったかも。いや、煮込みも足りてなかったかもさ。まだまだだね、俺たちは。そんな中でありがたくもアンコールをいただいたのでカバー曲を。ザ・ブルーハーツ『情熱の薔薇』。も〜っと細かく言うとブルーハーツのライブ・バージョンで。ぼくはこだわりの男、というよりもファン気質丸出しの男。なのさ。

各バンドの入れ替え中はフクちゃんが、これまたサイコーな選曲。スリックスの前は60S’ビートを全開で回してくれた。
そして主催のポテティ中村さん、お誘いありがとうございました。おつかれさまでした。

B.G.M.「生きる/ザ・クロマニヨンズ」
次のアルバムでの先行発売7インチ・シングル。今回はA面もB面も歌詞がスゴくいい。彼らの数あるシングルの中で両方ともいいのはホントに久しぶりかもです。11月から始まるレコ発ツアーの年内最終日が浜松2デイズらしい。チケット取れるかな。

【役員業務終了の日まであと182日】
やっと半分終了しました。バンドマンとサラリーマンと自治会役員、3足のわらじ。
正確にはDr.マーティン・サイドゴアとミドリ安全の安全靴と赤いプロケッズ・ハイカットの3足だけど。イェイ。
土曜日は浜松キルヒヘアにてザ・スリックスはライブをしました。キルヒ名物企画である《上空の中村》。集まってくれたみなさん、どうもありがとうございました。

一番目はマサルエクスプロージョン。アコギでの男性弾き語り。だけどもエフェクターと呼ばれるエレキギター用の変音フット・スイッチをたまーに使ってヘンテコ音を混ぜながら弾き語ってる。おもしろかった。

二番目はアオキユウタ。自身はエフェクター多用のエレキ。そして友人ふたり、こちらもエレキ多用なエレキとドラマー、3人スタイルでの爆音インスト。どうやら事前練習なしでの当日リハおよびぶっつけ本番での演奏だったらしい。おもしろかった。

三番目はタオル。スリーピース・バンド。ドラムは友人でもあるダイスケくん。長くても2分足らずな尺での楽曲だった。これがすべてハイ・ポテンシャルな曲構成と演奏で成り立っていたから、もうサイコー。

四番目はstripper。女性Vo.とギター、ドラムでのスリーピース・バンドだが、残念ながらVo.の方が病の療養中らしくふたりでのインスト演奏だった。ライブはギターソロ等を入れずにコードとリフの展開で押してそれにドラムが縦横無尽にからんでゆく感じ。これがカッコよかった。終演後に訊いたら、どうやら歌メロ部分のくり返しは極力カットしていった上でバンドのレパートリーをメドレーのようにつむいで行ったらしい。すばらしい。

最後はぼくたち、THE SLICKS。ちょっと音のバランスが悪かったかな。各具材の計量を間違えたまんま煮込んだカレーライスみたいな感じだったかも。いや、煮込みも足りてなかったかもさ。まだまだだね、俺たちは。そんな中でありがたくもアンコールをいただいたのでカバー曲を。ザ・ブルーハーツ『情熱の薔薇』。も〜っと細かく言うとブルーハーツのライブ・バージョンで。ぼくはこだわりの男、というよりもファン気質丸出しの男。なのさ。

各バンドの入れ替え中はフクちゃんが、これまたサイコーな選曲。スリックスの前は60S’ビートを全開で回してくれた。
そして主催のポテティ中村さん、お誘いありがとうございました。おつかれさまでした。

B.G.M.「生きる/ザ・クロマニヨンズ」
次のアルバムでの先行発売7インチ・シングル。今回はA面もB面も歌詞がスゴくいい。彼らの数あるシングルの中で両方ともいいのはホントに久しぶりかもです。11月から始まるレコ発ツアーの年内最終日が浜松2デイズらしい。チケット取れるかな。

【役員業務終了の日まであと182日】
やっと半分終了しました。バンドマンとサラリーマンと自治会役員、3足のわらじ。
正確にはDr.マーティン・サイドゴアとミドリ安全の安全靴と赤いプロケッズ・ハイカットの3足だけど。イェイ。

No.1419 - 2018/09/30(Sun) 21:48:47
プロテスト・ソングとラブ・ソングにまつわる話 / 淳吉郎
ザ・クラッシュの最初のシングル盤は『ホワイト・ライオット』という曲で、そのB面(CDでいうところのカップリング曲)には『1977』という曲が収録されている、というのはパンクロックが好きなひとの多くが知っている話です。そして「1977年にはエルビスもビートルズもストーンズも必要ないんだ」という歌詞の内容もそんな方々は知っているはずです。

その歌詞において「(いわゆる当時の)金持ちなスーパースターを否定している(のがカッコいい)」というストレートな解釈もあれば「実はスーパースターの音楽も好きだけど1977年には必要ないんだということを伝えたいのでは」という解釈もあるんだ、ということを音楽雑誌やガイドブックから教えてもらいました。

数年前、インターネット上でどなたかがシェアしていたとある写真にビツクリした。ジョー・ストラマーさんとジョニー・キャッシュさんが一緒に写っている写真だったのさ。ジョーはとってもうれしそう。そりゃそうさ、プロテスト・ミュージックの大先輩であり長老であるジョニー・キャッシュとパチリだもん。ジョニー・キャッシュとジョー・ストラマーのファンであるぼくは自動的にその写真のファンにもなっちゃったのさ。

ここ最近、ぼくが関係する集まりの中で気になっていることがある。バンド関連以外の集まりね。いわゆる大先輩や長老といった存在への接し方がぞんざいなシーンをよく見かけるようになったんだ。なんだかなあ。なんだかなあ。なんだかなあ。って思う。そう、なんだかなあ星人の生誕です。

そりゃあ、人生や仕事やなんやかんやで経験を積んだひとの言葉や態度は、ややもすると下の世代にとってはウザったい。「おれたちはおれたちでいくぜ。もう時代は変わったんだよ」なんつってね。でも『転がる石にはコケが生えぬ』と言います。ア・ローリング・ストーン・ギャザース・ノー・モス。です。変わったほうがいい場合もあるし、変わらんでもいい場合もある。ああ、都合よく石にもなりたいしコケにもなれれば、なんて。でも、そんな意思だとコロッとこけたりしてね。むむう。

そして、プロテスト・シンガーが唄うラブ・ソングってカッコいい場合がホントに多いんだ。

写真:「THE CLASH/WHITE RIOT」
浜松にパンクロックのレコードを本格的に扱うお店が登場する前の時代(30年以上前かな)、新宿の柏木公園周辺のレコード屋で見つけたおぼえがある。そん時はさすがに「あったー!」つって、狂喜乱舞したあと公園のまわりをジョギングしました。リーバイスのブラック・ジーンズとブーツで。

【役員業務終了の日まであと188日】

☆★☆★☆★☆★☆★
さあ、今週末はザ・スリックスのライブです。みなさま、よろしくお願いします!
全バンド、そしてDJフクちゃん、すっごく楽しみ!

☆9月29日(土)
浜松キルヒヘア 《上空の中村 クッツク》
O/S 18:00/18:30 A/D 共に2000円(1d付)
出演:
stripper
タオル
アオキユウタ
マサルエクスプロージョン
THE SLICKS
DJ F山(PHONOSICS)

No.1418 - 2018/09/24(Mon) 22:42:13
某日日記 / 淳吉郎
☆9月某日。沖縄出身の女性シンガーの方が引退された。
浜松市民であるぼくがリアルに沖縄を体験したのは西暦2001年でした。朝の連続テレビ小説『ちゅらさん』を見続けて体験。なのさ。ブラウン管の向こう側から届くリアリティがぼくにとってのリアルな沖縄だった。そして、当時の彼女はすでにスーパースター。テレビの歌番組でお顔や歌をいくどか拝見した。だけども「ふぅ〜ん」つって、特別な気持ちは抱(いだ)かなかったんだ。

☆何年か前に自動販売機の前面プレートで缶コーヒーの宣伝をしてる彼女の写真を見かけた。
「おっ!?これ、もしかしてアムロちゃん?うわぁ〜なんかカッコよくなったね!」そう思った。子育てをしながら大人の女性になった彼女がじっとこっちを見つめてる、その写真に感動したのです。カワイイとかキレイじゃなくって“カッコいい”。15日は最後のライブを沖縄で演った、とのこと。40分弱のステージで彼女は往年のヒット曲は唄わずに最新曲だけをチョイスしたそうだ。うん!やっぱカッコいい!そう思います。

☆職場におけるぼくのたったひとつの楽しみは昼食を食べたあとの読書タイム。
「えっ?給料日じゃないの?」ですって? いやいやいや、その日(給料日)っつーのはね、ぼくにとっては【屈辱とあきらめと怒りと涙】もろもろがナイマゼになりながら眼球の中の網膜に映し出され、その両目で我が給与明細書をじーっと眺める日なの。

☆9月某日。現在、読んでるのは伊坂幸太郎さんの小説。
午後の開始ベルが♪リリリ〜ン♪って鳴るちょっと前に食堂からデスクへ戻る。その中途、すれ違った男性社員「あ、ジュンさん、伊坂幸太郎読んでるんだ?」。彼は瞬時に小脇に抱えたぼくの読書本を識別したのであった。ストーンズ結成前のキースがバス停だか駅のホームだかでチェス・レーベルのブルース・レコードを持ってた青年に声を掛けたらそれが幼(おさな)なじみのミックだった。そんな逸話があります。「ん〜〜〜もしかして、あのシーンはこんな感じだったんだろうか」なんてね。ぼくはニコニコしながら午後の業務スタートさ。ロックンロールがあれば俺はどこでもハイテンション。そんな話かな。

☆9月某日。浜松のライブハウス:メスカリン・ドライブへライブ観戦。
家内のバンド、820光線☆を始めとする総勢6バンドの店企画。古今東西、どんな街にもそれぞれのライブハウスにはそれぞれのバンドが付いている。というか、その店をホームとして多くのバンドが活動している、そんな状況が多いのでは、と思います。悪いことではないと思う。ラーメン屋にはトンコツやショウユやミソなどの種類があるけれど、ハンバーグ定食がメニューには無いのとおんなじように。そう、お店にはカラーがあるんだ。晴れた日には青空が似合うように。ね。

☆まーさーにメスカリン・カラー全開なイベントだった。
そして、旧知の仲間が演ってるバンドがいたことも含め、ぼくはサイコーに楽しんだ。全バンドがオリジナル曲を全力で演っている。だったからです。そんな中、820光線☆はステージからこちらの客席に向かって独特な光を放出していた。サイコーでした。

B.G.M.「MOTT THE HOOPLE/MOTT」
ここ数週間のマイ・ブームがモット・ザ・フープル。デヴィッド・ボウイとの関連もあって、当時のいわゆるグラム・ロックのくくりにされちゃう彼らだけど、ぼくにとってはロックンロールそのものって感じがします。でも、実は彼らのレコード、ぼくは3枚しか持ってないんだ。コンプリートしなきゃだわ。だわだわ。なのでーす。

【役員業務終了の日まであと195日】

☆★☆★☆★☆★☆★
ザ・スリックスの次のライブです。

☆9月29日(土)
浜松キルヒヘア 《上空の中村 クッツク》
O/S 18:00/18:30 A/D 共に2000円(1d付)
出演:
stripper
タオル
アオキユウタ
マサルエクスプロージョン
THE SLICKS
DJ F山(PHONOSICS)

No.1417 - 2018/09/18(Tue) 00:02:18
某日日記 / 淳吉郎
☆初夏の某日以降。
8月の夏休みから後半にかけてぼくが10枚のレコード紹介をしたことはみなさんの記憶にも新しいのでは、と思います。10枚目は「ザ・クラッシュ/白い暴動」でした。ライナーの解説は大貫憲章さんが執筆。リード・ギター担当のミック・ジョーンズに関する紹介として「アート・スクール在学時は彼の一挙手一投足(いっきょしゅ・いっとうそく)にみんなが注目していた」みたいな記述があったと記憶してる(実はそのライナーは10代後半のころ、当時の知り合いに借りパクされたまんまなの)。つまり、当時のミックはまだクラッシュじゃなかったけど、すでに「やること全部が目立ってた」ってことなのでしょう。まわりのひとたちの中には彼のことを嫌ってたひとがいたかもしんない。でも多くの人は好意的に見てたのでは、そう思います。カッコいいひとってナニやってもサマになる、あの感じ。

それと反対的な意味合いのことわざとして【坊主にくけりゃ 袈裟(けさ)までにくい】というのがある。キライなやつに対しては、そいつがやることなすこと全部が気にくわねえ、のです。チャックベリーが好きじゃないひとは、アヒルがとことこ歩いてるのを見ただけでムシズがむしむし走りだす。きっとそうに違いありません。
いつからかは覚えてないけど、おそらく初夏の某日以降だと思う。会社のとある同僚がぼくと会話をしなくなった。同僚と言ってもあれだに、おんなじ部署で、担当業務がいっしょで、席がとなり、そんなひと。それまではまったく普通に会話をしてたけど、気がついたら、もうスゴい無視ぶり(笑)。客観的に冷静に見てても笑えてくるくらい。でも、場合によってはカチンときて、ぼくの心情タコメーターはレッド・ゾーン振り切る寸前。職場に俺の愛器:ワインレッドのレスポール・カスタムがあったとしたら、ピート・タウンゼントより速いスピードでぐるぐると腕を回すシーンでしょう、おそらく。

いいかげんぼくもイライラするんで必要最小限しか会話をしなくなりました。その方が楽(らく)だから。どっちかっつーと「なんだ?こいつ?」って感じかも。だから、そのひとのいろんな行動を見てると「なんで、そんな風にするんだろう。もっと○○すりゃぁいいじゃんか!」って思っちゃうのさ。あ!これは【坊主にくけりゃ 袈裟(けさ)までにくい】の再現フィルム、もしくは無料生中継だ!だんだんそんな気がしてきました(笑)。おそらく、おんなじように、あちらもぼくがしているあれやこれやが気にさわってしょうがないに違いありません。
「ウマがあわない、とはきっとこの事なんだなあ」と思いながら、その日の終業ベルや週末を待ち続ける日々の業務なのさ。やっぱり自分の大切な感情は大切なモノだけに向けて使いたいのです。

☆9月某日。
8月13日からスタートしたザ・スリックスの音源レコーディング。ようやく音録りが終了。これからはスタジオ店長のベンさん(レコーディングは豊橋市のライブハウス:AVANTIでーす)や、名うてのマジシャンや、お百度参りや、最新録音機器の技術、そのようなたくさんの力(ちから)をお借りしながら、ぼくが今まで聴いてきたすべての音楽の断片をまるで果汁100パーセントのつぶつぶジュースみたいにさせて、ミックスしてゆく、そんな作業です。楽しみ。

現時点で感じてるのは「ひとの声、つまりヴォーカル、ってすべてを決めてしまうパワーを持ってるんだ」ってこと。ここ数年、インターネットや街角からは自分たちとは違うところに在するひとたちを排する言葉や声がたくさんたくさん聞こえてくる。それってどうなんだろうって思う。あ、そうか、まずはぼく自身が職場の隣席のひととの友好回復議案に調印しなきゃあだね。まあ、本音をいえばあちらの対応次第だけどね。ぼくは争いたくないんだ。

B.G.M.「PAUL WELLER/STANLEY ROAD」
1996年発表、ポール・ウェラーの「スタンリー・ロード」。ながいながい彼のキャリアの中でジャム時代は別格として(笑)、ぼく個人的にはこのアルバムがフェイバリットです。このアルバムに限らず、いつの時代でも彼は【MOD】ってキーワードに対して忠実に表現してるひとだと思う。

【役員業務終了の日まであと202日】

☆★☆★☆★☆★☆★
ザ・スリックスの次のライブです。

☆9月29日(土)
浜松キルヒヘア 《上空の中村 クッツク》
O/S 18:00/18:30 A/D 共に2000円(1d付)
出演:
stripper
タオル
パピコ
マサルエクスプロージョン
THE SLICKS
DJ F山(PHONOSICS)

No.1416 - 2018/09/10(Mon) 23:26:28
某日日記 / 淳吉郎
☆8月某日。
8月も終わりごろな木曜日。晩夏。英語でいえば「グッバイ・サマータイム・ブルース」と言ったところか。ひとびとの日常会話の中でこの時期によく出てくる言葉のひとつに「夏バテ」というものがある。実はぼく自身、夏バテというものを体験したことがないのです。だから、ぼくの日常会話の中でこの時期によく出てくる言葉は「ロックンロール」とか「今日もビールがうまい」とか「鼻くそ掘ったら鼻毛も抜けた」とか、なのだ。ほかのシーズンとあんまし変わってないらと言えば、うん、たしかにそうであろう。

☆その木曜日、午前の勤務中にふらぁ〜っとした。昼食時、食堂でランチを手に食卓へ向かいながら再びふらぁ〜っとした。その後も1日間のあいだテンションは低いまんま。翌金曜日もそんな感じ。おまけに夜からのバンド・スタジオ練習でさえも「こころここにあらず」といった感じ。史上初かもしれない、こんなことは。「もしかして、夢にまで見た夏バテ・デビューか」というロー・テンションのくせに歓喜な気持ちもむなしく、スタジオ練習1時間を過ぎた頃からスイッチがパチンと入ってノリノリになっちゃった。だってぼくは音楽に生かされているのさ。部屋に戻って、入浴。開け放った窓からはりんりんりんと鈴虫の声色。秋到来の感傷にひたひたとひたりました。

☆9月某日。日曜日。浜松キルヒヘアへライブ観戦。BEATSEEKER企画「MODERN PLOT vol.14」。
出演は、なまこ、The Fadeaways、ルイス、BOYS ORDER、BEATSEEKER、そしてニューヨークからTHE ‘B’ GIRLS。全バンド、それぞれの世界観が独立してておもしろかった。和洋折衷(わよーせっちゅー)つーのはこの事かもしんない。料理や家屋デザインのことじゃないぜ。6バンドが演奏したこの日のライブのことです。いろんな意味でね。
企画のビートシーカーのみなさん、おつかれさまでした。ありがとう。リズム&ブルースのスタンダード『Shout』のカバー、カッコよかったです。今回だけにせず、バンドのレパートリーにすべきだと思うけど。

B.G.M.「THE JAM / SOUND AFFECTS」
1980年発表、ザ・ジャムの5枚目のアルバム。
いろんなことに挑戦してるアルバム。MODって言葉にこだわる以上にウェラーの音楽的欲求が拡がり始めた時期なんだと思います。すばらしい。

【役員業務終了の日まであと209日】

☆★☆★☆★☆★☆★
ザ・スリックスの次のライブです。

☆9月29日(土)
浜松キルヒヘア 《上空の中村 クッツク》
O/S 18:00/18:30 A/D 共に2000円(1d付)
出演:
stripper
タオル
パピコ
マサルエクスプロージョン
THE SLICKS
DJ F山(PHONOSICS)

No.1415 - 2018/09/03(Mon) 22:40:46
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