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52+36=88 / 淳吉郎
3日(日)は浜松のジャズ・クラブ、アナログへライブ観戦。ロッキン・ピアニスト:伊東ミキオさんのライブへ。
ぼくはエレキトリック・ギターを弾く男。ギターとアンプへお借りした電気の力を注入。そして、天下を取ったようなツラして、偉そうにふんぞり返って、ギターを弾いてる。まったくもって馬鹿野郎だ。間違いない。だがしかし、自分では弾けないけど、ピアノを始めとする鍵盤楽器も好きなんです。20代前半から聴き続けてる黒人音楽やルーツ・ミュージックのおかげかも。
当日の会場はマイクを立てて音を増幅するのではない、いわゆる“生ピアノ”でのライブだった。長身で、細身で、しかもイケメンなミキオさん。彼の両の手、合計10本の指が合計88鍵のグランドピアノ鍵盤上を縦横無尽に走り回った。上空を飛んでくロケットみたいなスピード満点な曲、そして定食屋のそばをズルズルってすするようなミドルな曲、はたまたママがかわいいベイビーをゆらゆらと右に左に揺らすようなスロウな曲、まで。これはまるで、攻めてよし!パスしてよし!守ってよし!な万能ミッドフィルダーみたいじゃないか。
てんはにぶつをあたえず、だってさ。「バカヤロー!与えすぎだっ!ちゅーのっ!」って観ながら思った。けど、すばらしい演奏が続いちゃってるから。いつの間にか初心を忘れちゃってて「イェ〜イっ!」「アンコ〜ルっ!」なんて言いながらライブは終わってしまったんだ。最高なサンデイ・ナイトだった。
主催の友人:祥ちゃん、お疲れ様でした。楽しい夜をありがとー!

B.G.M.「SANDIEST/SENSELESS」
活動再開したサンディエストの3曲入り新作7インチ・レコードのB面1曲目。
もうホントにサンディエスト!って感じ。歌詞の和訳が封入されてて読んだけど、すばらしかった。やっぱニッポン語でのサンディエストも聴いてみたいなー。

☆★☆★☆★
ザ・スリックスの次のライブです。

-modernedge enterprise presents-
1/13(土)浜松キルヒヘア
開場/開演18:30
前売/当日 ¥2000(1d別)

SUNSET BARIQUANDS
HAZAN
SWERVE
THE SLICKS

DJ:MASA68

写真:左がポール・ウェラーの新作12インチ・シングル。右がサンディエスト。
この2枚をおんなじ店で同時に購入する俺のセンスもなかなかだと自分で思うに。

No.1354 - 2017/12/05(Tue) 23:46:31
某日日記 / 淳吉郎
11月某日の午後3時過ぎ、実家におもむいた。
ひとりで暮らしてるお母ちゃんとの会話。そして、春をながめる余裕がないわけではなく、夏をのりきる力もないわけではなく、かといって秋の枯葉に身をつつむどころか、冬にさしかかる今現在、強靱なその骨身をさらけ出し続けてるのは実家の庭先でラジオ体操をしてるように伸び伸びな樹木、その伐採作業をした。
「手の掛かる作業後の夕食はお母ちゃんの手料理だよな」って期待してたら「たまには外食しよ」って言うんで日本そばのお店にて親子ふたりで食事。
若干5時間そこそこ一緒に過ごしたけど、感じたのは「やっぱり親子だな」ってこと。ステージ上では、しかめっ面でプレイしてるミックやキースもブルース・マンと共演するときにはニコニコしちゃうように。血は争えないのさ。

11月某日の午後7時過ぎ、高校時代の友人が浜松市浜北区で経営する本屋:フェイバリット・ブックスLにおもむいた。
店内に設置されたこたつにくるまり、美味しいコーヒーとクッキーをほおばりながら、お互いの近況報告。彼がおしゃべりしぼくが聞く。ぼくがおしゃべりし彼が聞く。多くの人々がこのことを「会話のキャッチボール」って名付けるんであろう。そうさ、確かにぼくらふたりはボールの無いキャッチボールをしていた。
もし、ウマが合わなかったり、ノリが違ってたら、お互いが投じたボールは相手のグローブをかすめてコロコロとどこかへ向かって転がってゆくだけだろう。でも、どっかの草むらに転がったそれはボールなんかじゃなく、単なる“球体の物質”なだけ。意味がない存在さ。商品棚や部屋に飾ってあるだけでなんにも弾かれていないビンテージ・ギターとおんなじように。
彼とは卒業して30年以上経過してもこうしてたんたんと続いてるのがいい。

同日午後9時過ぎ、フェイバリット・ブックスLをあとにし遠州鉄道の通称:赤電にて浜松市中区で知合いが経営するバー:JAJAKAにおもむいた。
重力ゼロの地平からふわふわと舞い上がったような彼女の軽快な対応。そしておいしいお酒とおいしい料理。さらには店内に設置されたカラオケ用のスクリーン上にユーチュー映像をタブレットから自由にリクエストできるというお店。カッコいい。くるくると33回転のレコードのように酔いがまわったぼくと女房はザ・フー数曲とラモーンズやジェネレイションX、そしてザ・ローリング・ストーンズのライブ映像を延々とリクエストし続けた。
ちなみにそん時、店内にいた30代前後のお客さんの会話の中にモーターヘッドとかニルヴァーナとかメタリカ等のバンド名がひんぱんに出ていた。音楽好きが集まってたんだ。
ぼくらふたりは精算終えてお店を去る際に『モーターヘッド/エイス・オブ・スペード』をセッティングしておいたのさ。置き土産として。
おそらくあいつらはその後もぼくらの血を受け継いで粋な音楽を店内で流してくれたんだろう。だといいけど。

B.G.M.「伊東ミキオ/GO AHEAD」
2001年の作品。曲によってはバリバリなモッド・ジャズ・テイストの曲もある。すげぇなあ。
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ザ・スリックスの次のライブです。

-modernedge enterprise presents-
1/13(土)浜松キルヒヘア
開場/開演18:30
前売/当日 ¥2000(1d別)

SUNSET BARIQUANDS
HAZAN
SWERVE
THE SLICKS

DJ:MASA68

写真は「モリクン/ザ・ベリーベスト・オブ・モリクン」
4曲目『中3の歌』がすっごくお気に入り。「ニッポン語パワーポップってこういう事なんだろう。こんな曲、俺も作ってみたい」って思ったんで、ギターコードを分析したらもう、うなるばかり、うなるばかり。ん〜〜〜。

No.1353 - 2017/11/27(Mon) 21:00:07
とりあえずハレルヤな話 / 淳吉郎
☆17日(金)の夜は浜松市郊外のとあるカフェ・バーに出かけた。職場の同僚がイベントを開催するというのだ。
その男は職場の中で自分と音楽指向・嗜好・思考のそれぞれが一致する数少ない同僚。プライベートではDJとして活動もしている。アナログ盤主体で。今回は東京のバンドと地元の後輩バンドを招いてDJを織り交ぜながらのパーティーだというので出向いた次第。
ふたつのバンド演奏も素晴らしかったし彼のDJを含むDJ陣の選曲も楽しかった。そして、多くのお客さんが集まった浜松市内のライブ・パーティー空間なのに知り合いがひとりもいない状態。これは我が音楽人生のうえでおそらく初めてかも。と、思ってたらポンと肩をたたかれた。
「生産管理のジュンさんですよね」
「はい」
「あ、ぼくも同じ会社です」
「え〜〜〜」

会話をしてたら彼も音楽が好きとのこと。彼に訊いた。
「どんな音楽が好きなの?」
「ポール・ウェラーです。ジュンさんは?」
「鮎川 誠とポール・ウェラー」
「うわぁ」
こんなヤツが弊社に存在してたとは。うれしいやら恥ずかしいやら。って、別に俺がウェラーなわけないんだけど。
地球はでっかい。世界は広い。世間は狭くてちっちゃい。そして、ポール・ウェラーは偉大。なのさ。ハレルヤ!

☆18日(土)は浜松キルヒヘアの名物企画『上空の中村』にてDJをした。来てくれたみなさま、ありがとうございました。
出演順にTHE JASON BLUE-RAY、irisphere、きなこむ、福井コウダイ、ハンズボーン、PEPPERMINT U。
年齢調査をしたわけではないが出演者(主催者、DJを含む)は10代〜50代の多岐にわたったと思われる。日本史に言い換えると奈良時代〜平安時代〜鎌倉時代〜室町時代〜安土桃山時代、みたいなもんか。
各時代にそれぞれの特徴ある文化があったように、この日のライブもさまざまな演奏があった。みなさん、素晴らしかった。これが『上空の中村』の特色のひとつだと思っています。だから今回、DJするにあたっても事前にバンドの出順を考慮した上で、自分の部屋のレコード棚からできる限りのチョイスをしてこの日に臨んだのさ。

18時開場時から開演までの40分間ほどの時間、レコードを流してたら若くてかわいい女のコが近寄ってきて「選曲がサイコーです!」って言ってパチリと写真撮影をしていった。
通常どんな時でも、一般人から写真撮影される時には「マネージャーを通してもらえる?」って言うことにしてる。んだけども、今回は不覚にも言い忘れてしまった。DJ業務中だったし、あんな若くてかわいいコが選曲に反応してくれたことで「おまえ、あんとき完全に舞い上がってたよな」って他人から後日、指摘されたとしても「はい、そのとおりです」ってぼくは首肯するばかりにちがいない。
おもしろい一夜だった。DJ依頼をしてくれた主催のポテティ中村さん、ありがとうございました。ハレルヤ!

B.G.M.「シオン/Hallelujah」

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ザ・スリックスの次のライブです。

-modernedge enterprise presents-
1/13(土)浜松キルヒヘア
開場/開演18:30
前売/当日 ¥2000(1d別)

SUNSET BARIQUANDS
HAZAN
SWERVE
THE SLICKS

DJ:MASA68

写真は本日の飼い猫:ミックのショット。
「親の背を見て子は育つ」と言いますが、現在の我が中村家では「ネコの背中を見てぼくらは安心する」という状況です。もしかして、彼奴(キャツ)は神に近づいてるのかもしんない(笑)。ミックが往年の箱形テレビジョンの上からナニを見てるのかはわからんけど。
とりあえずハレルヤ!

No.1352 - 2017/11/19(Sun) 21:31:23
ピロとぼく / 淳吉郎
「歴史はくり返す」。たくさんの人たちがその言葉を、様々な場面で、幾度も幾度も使っています。
でもまあ、実際のところ、くり返された時点での当事者の方々にとっては「最新型の出来事」だったに違いなく。「うわっ!マジ?こんなんあり?」みたいな。だがしかし、時間が経過するにつれ「聞くところによると以前にも同様な事象が確認されており・・・」とか「ググったりウィキったら、けっこうあるじゃんねー、似たよな事・・・」みたいな。
歴史はくり返すのでしょう、良きにつけ悪しきにつけ。うん、きっとくり返されてしまうのだ。

8月最終週および9月第一週に投稿した文章のとおり、わたしは我が胃壁に2ヶ所のカイヨウを持つ男。
チャック・ベリーのダブル・チョーキング。もしくはスカイライン2000GTのデュアル・マフラー。もしくは食いづらくてどうしようもない2段重ねのハンバーガー。みたいに我が胃壁はふたつのカイヨウを存していた。おまけにピロリ菌も生育していた。
その日以降、わたしは処方された薬を規則的に服用。まるで、ドラマーがロックンロール・エイト・ビートを定間隔で刻みつづけるように。永遠につづく2本のレールの下に鎮座する等間隔に並べられた枕木のように。
その甲斐あって一週間後の検査にてカイヨウは消滅、ピロリんもあたらしい彼氏を探しに旅に出たことが判明した。

11月13日(月)は8月最終週に続く我が生涯通算2回目となるその検査、内視鏡検査(通称:胃カメラ)をした。
ピロちゃんは復活することがあるらしい。まるで歴史がくり返されるように。もしかしたら「やっぱり、あたいジュンキッチーのこと忘れられないわ」なんつって旅から戻ってきてるかも、ってわけだ。先生は患者の診察だけではなく、オンナゴコロを推察する力も人一倍持っておられるようで再検査となった次第。

再検査の結果、カイヨウもピロも我が輩にはすでに興味を失っているようで、発見されず。
いたらいたであれだけど、それはそれでちょっぴりさみしかったりなんかしちゃって。
「もういいも〜ん。♪ヒーザーリーノーウェアマ〜ン♪」
なんて、ひとりぼっちのぼくは路傍の石をぽーんって蹴りころがすと、両の手をズボンのポッケに突っ込んであの歌を唄いながらトボトボと帰路についたのさ。

部屋に戻って『検査結果説明書』を眺めてたら「次回お勧めする検査時期:3ヶ月後」って記されてた。
おい、まだやんの?歴史が続いちゃうぜって感じ(笑)

B.G.M.「T-REX/THE GROOVER」
☆★☆★☆★
淳吉郎、DJで参加します。(THE SLICKSの出演はありません)

上空の中村【一夜】
11/18(土)浜松キルヒヘア
開場18:00開演18:30
前売/当日2000円(1D付)

PEPPERMINT U (NUTTY WESTERN’S)
福井コウダイ(ドカンズ)
ハンズボーン
きなこむ
irisphere
THE JASON BLUE-RAY

DJ:淳吉郎(THE SLICKS)

写真は先日購入したTheピーズのインタビュー本(ヒストリーブック)。
帯に書いてある「あの日あの空拝めるのはあの日のボクらだけ」というのは代表曲『生きのばし』の一節。
客観的事象として「歴史はくり返される」けど、みんなそれぞれの人生では「その時しかないのよね〜」みたいな事を見事に言っている気がする。ハル(ピーズのBa.&Vo.)のスゴいとこのひとつはこんなとこ(哲学的)だと思ってます。

No.1350 - 2017/11/15(Wed) 00:18:06
2017.11.3 / 淳吉郎
撮影はSWERVE 犬ちゃん!
No.1349 - 2017/11/09(Thu) 23:38:27
前略、ラモーンズの1曲は2分前後 / 淳吉郎
浜松キルヒヘアやズート・ホーン・ロロにて【上空の中村】というイベントを不定期開催しているポテティ中村さんはそのふたつの店以外でも企画をやられることがあり。
ここ2週間に渡ってそんな企画を見に行く機会に恵まれた。お店はどちらも浜松エスケリータ68。

10月28日(土)は矢野絢子さんのライブ。
ポテティさんを始めとする友人の何人かが矢野さんの大ファンで。みなさんのインターネットSNS上で何度もお名前は拝見していた。百聞は一見にしかず。100分は1時間40分。ラモーンズの1曲は2分前後。そーゆーことさ。これは行かなきゃなるめえ。我が輩はそう決心したのじゃ。
矢野さんはピアノ弾き語り。小柄な体格から飛び出してきたのは軽やかであり芯のあるピアノと伸びのある歌声。2Hの鉛筆なのに画用紙に線を引いたら2Bぐらいの太さと濃さで、その線が向こうまでえんえんと伸びてゆく感じ。そして、たくさんの人が「うんうん」ってうなずけるような詞の世界。
高知出身とのことで土佐弁で話されるMCも親しみを受けた。できればぼくが今やってる自治会の組長役をおゆずりしたいくらいさ。新作からの曲を中心に演られていたのも良かったです。
いいライブだった。

11月4日(土)は羊歯明神(シダミョウジンと読みます)のライブ。
羊歯明神のメンバーはVo.遠藤ミチロウ、Gt.山本久士、Dr.関根真理 (敬称略)。
ザ・スターリンのミチロウさんが(なんと!)民謡を演っているバンド。
現在のニッポンでは野球の決定的場面で賭けの判断をして勝利をモノにするチームがあったり、海外要人の来日初日にゴルフを楽しんだりする人がいたり、インターネットの放送で数千万人の視聴者をゲットする3人がいたり、様々です。そんな中、ぼくが一番に関心を持ってるのが「(どんな人であれ)その人はどんな声を発しているのか」ってこと。
羊歯明神のライブが始まった。ミチロウが唄いだした、民謡を、あの声で、だに。
一瞬で世界が決まってしまった。これは民謡か。これはパンクか。これは民謡パンクか。ぜ〜んぶ当たってる。ぜ〜んぶ違ってる。ただそこにあったのは『遠藤ミチロウの世界』だったんだ!
みなさんのお近くに羊歯明神が来るときには是非とも体験してみてください。だって、百聞は一見にしかず。100分は1時間40分。ラモーンズの1曲は2分前後。だに。

忘れちゃあならないのが、この日に共演したもうひとつのバンド:NQRです。
ギター、二胡、ウッド・ベース、ドラム(ドラムの方はクラリネットとサックスも吹いてた)によるインスト・バンド。
とんでもない技術とアンサンブル。ロックでもパンクでもモッズでもソウルでもブルースでもないけど、まじめに感動した。みなさんのお近くにNQRが来るときには是非とも体験してみてください。簡単に申し上げますと「前略、ラモーンズの1曲は2分前後」ってことで。

B.G.M.「THE ROLLING STONES/MIXED EMOTIONS」
日々、いろんなことを考えてるけど(Mixed Emotions)、ストーンズ聴くと「あ、ここが安住の地だ」って思っちゃう。
この曲は曲調の変化(構成)が王道ストーンズ路線とはちょっと違ってる気がする。んで、いつも以上にカッコ良いから大好き。

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上述の「上空の中村」企画に淳吉郎、DJで参加します。(THE SLICKSの出演はありません)

上空の中村【一夜】
11/18(土)浜松キルヒヘア
開場18:00開演18:30
前売/当日2000円(1D付)

PEPPERMINT U (NUTTY WESTERN’S)
福井コウダイ(ドカンズ)
ハンズボーン
きなこむ
irisphere
THE JASON BLUE-RAY

DJ:淳吉郎(THE SLICKS)


写真は羊歯明神の物販Tシャツ。
帰宅後、速攻でえり首まわりと袖まわりは切り落としました(笑)

No.1348 - 2017/11/05(Sun) 21:03:41
スシマスラ / 淳吉郎
11月3日は浜松G-SIDEにて自分のバンド:THE SLICKSがライブだった。
来てくれたお客さん、ありがとうございました。

トップは浜松のSWERVE。
弦担当の3人が自分の曲をそれぞれ唄うスタイル。パンク・テイストあり、モッド・テイストあり、パワーポップ・テイストあり、リズム&ブルース・テイストあり。まるで、100メートル短距離走あり、混合リレーあり、三段跳びあり、円盤投げあり、そんな感じ。えっ!? つまりこれって“ロックンロール・オリンピック”ってこと? イェイ!

続いてSHELL ROCKETS。
静岡県清水市在住のメンバー2人と東京在住の2人によるバンド。
ロックンロールな楽曲にキーボードの音色が絡み合うさまはスペース・インベーダーやギャラクシアンといった昭和50年代中期のテレビゲームの画面風景を想起させた。ちょぴりヤサグレてて、ちょっぴりドリーミーなステージ。ヒュウ!

3番目はマンホール。
東京在住のアコギ&唄とエレキギターとドラムの3人からなるベースレス・バンド。
叫ぶヴォーカルとかきむしるアコギ、テレキャス・カスタムから出た白いカールコードはマーシャルに直結、そこから放たれるオープンGチューニングの響きとタイトかつ豪快に叩きまくるドラム、それらすべてがG-SIDEの空間を揺らしまくっていた。グレイト!

4番目はTHE SLICKS。
圧巻なマンホールの演奏を聴きながら控え室のスカ、淳三郎、淳吉郎の3人はナニかを感じてた(はず)。もともと俺自身は先日の投稿でも記した通り、シナロケ野外ライブを体験したこともあって、身体の中のロックンロール・ダイアルがすでにマキシマムだった。だもんでマンホール聴いててヤバくなってきた。“火に油”とはまさにこの事か。
「オレにさわるとヤケドするぜ」そんな気持ちでステージに向かったのさ。あちちち。

最後はRANGSTEEN。
東京在住のギター&唄、ベース、ドラムの3人組。
個人的には3回目の共演。スリックスとしては2回目の共演。初めて共演したのは9年前か、10年前。スリーピースで、ギター&唄で、そしてなによりもその当時は今ほど存在してなかった「ニッポン語によるオリジナルでのロックンロール」。お互いそれを演っていたからすぐに仲良しになった。
この日もやっぱりおんなじ。彼らは変わらずにブチかましてくれた。そして、以前よりもベースとドラムのおふたりがコーラスやハモリを多くやっている気がした。前だけを見てバンドが活動してるのはすばらしいし、そーゆーのを見るとぼくもうれしい気持ちになっちゃうんだ。もうサイコー!

企画のSWERVE:イヌちゃん、お疲れ様でした。誘ってくれてありがとう。

B.G.M.「マンホール/ラリー」
ライブ中盤過ぎで演奏されたこの曲でぼくはキマってしまった。

☆★☆★☆★
淳吉郎、DJで参加します。(THE SLICKSの出演はありません)

上空の中村【一夜】
11/18(土)浜松キルヒヘア
開場18:00開演18:30
前売/当日2000円(1D付)

PEPPERMINT U (NUTTY WESTERN’S)
福井コウダイ(ドカンズ)
ハンズボーン
きなこむ
irisphere
THE JASON BLUE-RAY

DJ:淳吉郎(THE SLICKS)


写真は物販で買ったマンホールのセカンド・アルバム「BYE BYE BLUES」の裏ジャケ。5曲目に『ラリー』収録。
開演前に控え室でリード・ギターの坂口さんと歓談してた。途中で彼がTHE GROOVERSの大ファンだということが判明。そのあとの俺たちふたりの会話の盛り上がりようは筆舌に尽くしがたい(笑)。

No.1347 - 2017/11/05(Sun) 16:02:43
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