繁華街や大型ショッピング・モールなどを訪れるとたくさんのカップルに出会う。 前方を歩いてたりすれちがったり。見ていて感じがいいおふたりもいれば、「ん〜ちょっとなあ」みたいなふたりもいる。 手をつないでるとかつないでないとか。べったりしてるとかしてないとか。そこがポイントではなく。きっと、それは、ふたりの距離感みたいなものじゃないかと思う。つかず離れず、そんな雰囲気を感じとれれば見ていて気持ちがいいのだろう。ぼくにとって。
16日から18日までの3連休。日本列島に対し台風18号がべったりと寄り添っていた。見事なまでに。ああ、なんて気持ちのわるい出来事だったのでしょう。 だって多くの音楽イベントが全国各地で催(もよお)された3日間だったのさ。なのに残念ながら中止もしくは延期されたイベントもあったんだぜ。 「寄り添うふたりがつかず離れずな感じだとイイね」なんつってる永世中立きどりなバカ野郎がいるらしい。そのアホヅラをぜひとも拝んでみたいもんだぜ。くぅ〜〜〜っ。
16日は浜松G-SIDEへ行った。the 1970主催のイベント。 the 1970、SWERVEの浜松勢をはじめとする全5バンドが出演。 バンドというのは演奏力が大切なのとおんなじくらい楽曲も大切なのだという事をあらためて感じた。ホントにいい刺激をもらった。楽しい夜だった。 the 1970:一葉くん、企画お疲れ様でした。
17日は静岡騒弦で自分のバンド:THE SLICKSがライブ。 3日間に渡るお店の6周年記念イベント。その2日目に出演。午後2時スタート。総勢13バンド出演。すげぇ。 前日16日の時点から台風の進行具合が気になって気になって。だけども、どーしよーもない。通称:雨女が100人集まるんだったら、通称:晴れ男を101人募集すれば事は足りるであろう。だがしかし、今回のは台風だぜ。ヘクトパスカルが低いんだ。次元が違うのさ。予報だと夕方には静岡県に上陸するかも、らしい。 ぼくは、ただただ祈り続ける反面、「大丈夫だら。なんとかなるら」って真剣に思っていた。いつもの、いろんな時、のように。
イベントは無事にスタート。夜23時頃に終演。 いろんなバンドの演奏を楽しんだ。みんな演りたいことを演りたいように演っている。料理好きな人が自分勝手なレシピで料理するように。できあがったモノがおいしいに超したことはないけれど、それよりも大切なことがあるのさ。まったくもっておもしろい夜だった。
イベントに誘ってくれた騒弦店長:しげちゃん、ありがとうございました。出演のみなさんお疲れさまでした。そして、先行き不安度数100パーセント以上な天候の中、集まってくれたお客さん、ありがとうございました。特に浜松磐田からもたくさんの友人が来てくれたことに対しては感謝の言葉がみつからない。浜松方面へ戻る時間帯は暴風雨スゴいことがわかりきっていたのに。本当に本当にありがとう。
24時過ぎに静岡を出発。国道一号線。雨が強い。風が強い。センターラインが見えない。こちらの不安をよそにフロント・ウィンドウ上を2本のワイパーが等間隔のまんま仲良く追っかけっこしてる。右へ左へ。いい気なもんだぜ。 そんなところへ大型トラックが登場。「彼について行こう」。そう決めるとそのテール・ランプを追い続けたのさ。繁華街や大型ショッピング・モールなどで見かけるたくさんのカップルのように、つかず離れずで。
天竜川を渡る頃。浜松はすぐそこ。雨はやんでいた。
B.G.M.「the stooges/no fun」
☆★☆★☆★ ザ・スリックスの次のライブです。
MODERN PLOT vol.12 10/14(土)浜松キルヒヘア 開場18:30開演19:00 前売2000円 当日2500円(1D別)
BEATSEEKER The lostnumbers(福山) THE ZIP(大阪) The SUE Swerve THE SLICKS
DJ F山(PHONOSICS) MIYAKEN
写真:ジム・ジャームッシュ監督のストゥージズ映画、浜松でも上映決定! 浜松シネマ・イーラ。10月21日(土)〜27日(金)だそうです。
|
No.1337 - 2017/09/19(Tue) 19:55:03
|