26日(日)は浜松キルヒヘアでライブをした。 たくさんのお客さん、共演のみなさん、キルヒヘアのおふたり、どうもありがとうございました。 そして主催のフォノシックス:フクちゃん、誘ってくれて、どうもありがとう。企画、お疲れ様でした。
トップはフォノシックス。 うわさによると去る一月に横浜でレコーディングをしたらしい。ぼく自身の実体験とか同様の方々の意見を合わせると答えはほぼひとつ「ライブ・オンリーで活動していたバンドがレコーディングすると、さらにバンドは成長する」。この日のフォノシックスは、まさにそうだった。音源、すんごく楽しみ。
続いてザ・ハブノッツ。 ぼくのバンド:ザ・スリックス初期メンバー時代から一緒にライブさせてもらってるんです(やっぱりフクちゃんのおかげ)。ハブノッツ・スタンダードって呼んでもいいような以前の曲から最近の曲まで、新旧取り混ぜた選曲だった。そのライブは、やっぱり、あの頃と変わらないまんまのカッコいいハブノッツだったんだ。
3番目はガングリフォン。 スイキンチカモクドッテンカイメーなんつって昭和生まれのぼくらは太陽系衛星の数々を覚えたものだが、ガングリフォンのライブを観るとカイモクケントーツキマシェーン(皆目見当がつきません)的なある意味ワンダーランド。んで、サウンドも銀河系的なカッコいい演奏だった。
4番目はスーサイド・TV。 月はどれだけ地球の周りを廻ったら気が済むのだろう。他人の不幸を眺めて楽しむ不謹慎なヤツらはどれだけテレビのチャンネルを廻せば気が済むのだろう。SNSで「いいね」やら「悲しいね」やらをポチンとすれば、それでいいのかい。無機質と紙一重なメタリック・サウンド(もちろんヘビメタの意味じゃなくてね)、かつギリギリな人間味、それらをごっちゃ混ぜにした最高なスーサイド・TVのライブを観ながら俺の脳内TVアナウンサーの彼女はこう言った「チャンネルはそのままにね」。うん、もちろんさ。
最後がぼくのバンド、ザ・スリックス。 見切り発車って言葉、それは、もしかしたら今回の俺たちザ・スリックスのライブにうってつけの言葉かもしんない。そう思ってた。だがしかし、スーサイド・TVの終演後、ステージでセッティングをしながら、マーシャルアンプの向こう側をさらっと見ると映画「鉄道員(ぽっぽや)」での鉄道員服を着た健さんに似た方がおられた。んで、俺の右肩をぽんっ!って叩くとこう言われた「後方よし!出発進行!」って。ザ・スリックスの演奏が始まった。そして終わった。結果はどうだったんだろう。でも、カンケーないね。だってTHE SLICKSのSOUL TRAINが再び動き始めたんだ。
終演後はタケとタクミックスおふたりのDJタイム。 この日のこのふたりのDJ選曲には洋楽ロックも邦楽ロックもパンクロックも、そしてソウル・ミュージックもあって・・・つまり俺の音楽嗜好そのもの(笑)。サイコーだった。ありがと。
「夜をぶっとばせ」って曲や「真夜中をぶっとばせ」って曲なら知ってるけど、この日の帰宅時は月曜日をぶっ飛ばせって気分だった。いつも以上にね。楽しすぎる夜だった。フクちゃん、ありがとー!
さかのぼること一日、25日(土)は浜松のジャズ・バー、ハーミット・ドルフィンヘライブ観戦。 大好きなバンド、THE GROOVERSでGt.&Vo.を担当している藤井一彦さんとニッポンを代表する多くのロックンロール・バンドの音源やライブでピアノを叩きまくっているロックンロール・ピアノマン、伊東ミキオさんの2マン・ライブ。 それぞれのソロの後にふたりでライブ。ミキオさんと俺は年齢がおんなじ。一彦さんはひとつ下。つまりティーンエイジャー時代に影響された音楽はおそらくおんなじわけで。おふたりがあいまあいまに演奏されるカバー曲のチョイスにもいちいち首肯。素晴らしい土曜の夜だった。 企画した友人のショウちゃん、お疲れ様でした。サイコーな夜をありがとー!
写真はぼくら中村家が週末に購入した音源。 左上が「SUICIDE TV/suicide EP」、右が「THE HAVENOT’S,THE BORED/(SPLIT)」,下が「MIKIO ITO/GO AHEAD」。 哀愁のマンデイな夜、ファッキンな職場から帰宅後に聴いた。聴いた瞬間に「月曜の夜をぶっとばせ」な気分になりました。ロックンロールは最高ね。
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No.1302 - 2017/02/28(Tue) 23:01:10
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