♪脳ミソがジャマだ 半分で充分 脳ミソ半分取っちまいたい♪ 阿呆っぽい。だけど確実に文学的で。おまけに哲学的。 感動的なそんな曲を初めて耳にしたのは、およそ20年ぐらい前か。たぶんそうだろう。そして昨年末、吉報が届いた。 大好きなバンド、Theピーズが2017年6月9日に日本武道館でワンマン・ライブを演られるとの事。泣きそうになった。 買ったばかりの2017年型スケジュール帳の6月9日欄、赤丸を付けた。当然だら。
脳には右と左の部分がある。という事は幼少時に眺めた人体図の頭部拡大図で確認済み。とぉーい昔の話。いや、“確認”っつー言語の使用は間違いであろう。“認識”と言うべきかも。だって、ぼくは自分の脳を見た事がないんだ。脳のみならず、自分の胃や腎臓や膵臓(すいぞー)も見た事がねぇ。想像の世界さ。想臓の世界。んな感じ。 脳には右と左の部分があるらしい。半分で充分。脳ミソ半分取っちまいたい。ハルは1996年の時点で、そう唄ってんだ。
ぱちぱちとネット検索すると教えてくれた。 脳の右と左って、それぞれ役割分担があるらしく。左が理論的な部分での役割が大きく、右は感覚的な部分での役割が大きい。らしい。 そうか、いっつも屁理屈ばっかりコネテルあいつが運転してると路肩や左車線へ寄っちゃうのには理由があったんだな。今現在、世界中のあっちこっちで右へ右へと寄っちゃってるあいつらは感覚がマヒしてるんだ。きっとね。
数年前に浜松のロック・バー・ルクレチアでザ・ノウ(THE NOU)という東京のバンドのライブを観た。やたらとカッコいい、スピードとスリル満点な純度100%のパンク・ロックをニッポン語のオリジナル曲で演っていた。パンクってこの“スリル”が重要だと思ってます。
彼らは先月末に3枚目の音源を発表。数日後に2daysの自主企画を演られてバンドを解散されたそうだ。 最新作を東京のレコード屋の通信販売で購入した。聴いたら、やっぱりサイコーだった。そして、前2作にはカバー曲がそれぞれ収録されてたんで今回はどうかな?って思ってたら、やっぱり今回も収録されてた。その曲が俺のハートのど真ん中を打ち抜く選曲と編曲センス。 そー言えば「カバーを演るときはセンスを出さないかん」って鮎川さんが以前、言われていたっけ。
ノウは脳なのか、それはわかんない。だけども、彼らの楽曲って理論と感覚を取っ払った、っつーよりも理論と感覚をごっちゃ混ぜにした感じ。だから、左脳も右脳もないんだ。ど真ん中をブッちぎってる感覚かな。 ♪脳ミソがジャマだ ふたつあってジャマだ 一個で充分 めんどくせー!くっ付けちゃえ♪ そんな感じ。 メンバーのみなさんの今後の活動を楽しみにしてます。
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PHONOSICS企画【BAD MOON RISING vol 6】 スーサイドTV レコード発売記念ギグ
2月26日(日) 浜松キルヒヘア OPEN 18:00/START 18:30 A/D¥2,000/¥2500(+1d)
出演 PHONOSICS suicide TV(岐阜) THE HAVE NOT’S(横浜) Gangliphone THE SLICKS
レコード係 TAKE(ex.DREX) TAKUMI(SUNSET BARIQUANDS)
写真は右上が1996年発表「The ピーズ/どこへも帰らない」。1曲目に『脳ミソ』収録。 左上が2017年発表「ザ・ノウ/D.I.Y.音頭」左下が2008年発表「ザ・ノウ/ノウ宣言」右下が2009年発表「ザ・ノウ/アンサー」。 ノウのみなさんは“ズッコケ・パンクロッカーズ”って自ら名乗っていたみたい。でも、俺にしてみりゃぁ、パンクロッカーズそのもの。そう思ってます。サイコーだに!
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No.1297 - 2017/02/05(Sun) 19:47:38
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