[ 掲示板に戻る ]

過去ログ閲覧モード

ロックンロール・ハイスクール入学志望編。 / 淳吉郎
「あんた、またもや、なんか企んでるら」「い、いや、べつに・・・」「いいで、言ってみな、誰にも言わんで」「うん・・・ボク、そろそろ学校に行きたいんだ・・・」「あ〜ごめんミック、キミは猫だから無理だよ」「だから、こうやってるんだよ」「なに?」「ボクは三角定規で学校の備品になるんにゃ」「・・・あ〜その手があったね(苦笑)」
No.1157 - 2014/09/19(Fri) 23:30:18
アリエン星人の話。 / 淳吉郎
9月13日の土曜日、ボクが大好きなバンド、シーナ&ロケッツのライブを観に日比谷野外音楽堂(通称;野音)へ行った。
この日は結成35周年を記念するライブであり、7月に発表された新作『ROKKET RIDE』のレコ発ツアーの一環でもあったんだ。
客席は全席自由。これは鮎川さんの希望との事。野音をおっきなライブハウスのように考えられたのでしょうか。

ライブに行って楽しみなことがいくつかあります。
並んでる最中のお客さんの観察とかね。年齢とか顔つき(ヘヤースタイルを含む)とか着てるファッションとかをチェックするのさ。
並んでるみなさまの年齢は増々(ましまし)な感じだった。そりゃそうさ、結成35周年のバンドだぜ、今日ライブすんのは。
数々の顔面に刻まれてるシワだって俺には五線譜のように見える。みんないろんな経験を積んでんのさ。恋した数だけラブソングがあるように。体験した数だけブルースがあるように。
初秋とはいえ、まだ暑い。Tシャツを着てる人が多かった。ロケッツやサンハウスはもちろんのこと、ストーンズとかフーとかキンクスとかラモーンズとか、なかにはアロハ・シャツみたいな柄シャツを着てる人までも。
今回は公園でのカーニバルです。東京での、この時期のカーニバル、特に蚊には気を付けなきゃな。ぼくたちみんな、シューシューと虫よけスプレーを地肌に散布したんだ。

ライブに行って楽しみなことのうちサイコーに楽しみなのは一曲目がどの曲だろう?ってこと。
ステージのライトが落ちました。野音のスピーカーからはロケットの発射音。そうです、ロケッツのライブが始まるんだ。カウントダウンです。
スリー・ツー・ワン、ゼローっ!

一曲目は新作『ROKKET RIDE』7曲目収録“Madness City”だった。
この時点で「なんか今日は特別な日になりそうだな」って気がした。だって一曲目に新作からの曲を使うのはボク自身が経験した今までのロケッツ・ライブの中でも初めてのことなんだ!
鮎川さん(Vo.&Gt.) 奈良さん(Ba.) 川嶋さん(Dr.) のスリーピースで数曲演奏後にシーナさん登場。
そこからは12曲収録の新作における残りの11曲を演奏。過去の名曲をいっさい挟まずに、です。
「うわぁ!ありえん!ありえん!ありえんよ!新曲ばっかのこんなライブ!」
感極まってるわたし。そんなわたしは、あたかも、自分の世界だけが正しいと思って他人の意見を取り入れようともしない現代文明が産んだ不幸な産物;アリエン星人になってしまったかのようだったんだ。ホントだぜ。

新作からの曲を終えた後は名曲のオン・パレード。
1981年発表の“ピンナップ・ベイビー・ブルース”演奏中、シーナに合わせて大声で唄いながら後方の通路から歩いてくる野郎がいた。
そうさ、今日は全席自由なんだぜ。野音はでっかいライブハウスさ。好き勝手に座席移動ができるんだ。
大声野郎はボクの地元:浜松での長年の仲間であり、個人的には最大のライバルであり、浜松で唯一、ロケッツに対しての気持ちや思いを共有できる男、フクちゃんでした。

フクちゃんは浜松を代表するパンク・ロックンローラー。着てるTシャツをすかさずチェック。80年代初頭の英国ハードコア・パンク・バンド;DISORDERのTシャツだったのさ。
ロケッツのライブにはいろんなお客さんが来るんだ。そーゆーバンドなんです。もうサイコーっ!

でっかいライブハウスでのロケッツ・ライブが終わった。
ボクは何回、涙を流したんだろう。

歳を喰ったら涙腺がゆるみやすいだって?
そーかもしんないが、そーでもないかも。
素晴らしい出来事を敏感にキャッチできるようになった。
今回はそーゆーことじゃないかな。

B.G.M.「LOU REED/LEGENDARY HEARTS」

写真は今回の物販で買ったワーク・シャツ。
ベスパにも似合う気がするけど。

No.1156 - 2014/09/15(Mon) 21:13:07
盛者必衰。 / 淳吉郎
☆四字熟語っつーのは多くの場合、漢字を音読みにして発音する。
春夏秋冬;シュンカシュートーとかね。
それはある意味“ビート感”が満載であり、“外国語っぽい”かもしんない。
盛者必衰;ジョーシャヒッスイ。サイコーな語感と意味合い。
ノリノリだった奴もいつしか落ちぶれるんだってさ。
テニス界のナンバーワン野郎にだって、知らぬ間に世代交代の時が来るみたいに。

☆9月6日・土曜日。休日出勤じゃないわたしは“永遠の自由”を手に入れた気がした。
「この自由をロックに捧げなきゃ」つって。静岡のライブハウス;騒弦までTHE MUGGIESのイベント“GOT TO HAVE POP VOL.3”。
出演順にTHE VALIANT,THE SUE,THE BROKEN HEARTS,THE VIOLETZ,THE BREATHLESS,THE MUGGIES。
出演者は10代から40代後半までを網羅してたと思われ。んで全バンド、最高な演奏だった。テニスやその他のボール競技で言うところのラリー・ゲームって感じ。6バンドが熱い演奏をつなげていったんだ。
マギーズ・フクちゃん、企画おつかれさまでした。

☆盛者必衰;ジョーシャヒッスイ。サイコーな語感と意味合い。
新品で買った生活用品もいつしか草臥れて(くたびれて)ボロボロになっちまうのさ。
8年ほど前に百貨店のバーゲン・セールで購入した有名英国ブランド:ポール・スミスのお財布。気付けばそれがクタビレてたんだ。
おんなじ百貨店で買う事にした。
入店したら近づいてきたのが若いカワイイお姉ちゃんの店員さん。
俺が持ってたレコード屋の袋をみると
「あ、レコードどこで買われたんですか」
「お?キミ若いのにレコード聴くの?」
「プレーヤー持ってないんですけどレコード買って飾ってるんです」
「うん、レコードいいよ。プレーヤー最近は簡単に手に入るから買ってみれば」
「そうですね」
「どんな音楽聴くの?」
「ちょっと古いロックなんですけど・・・」
「どんなバンド?」
「セックス・ピストルズとか」
「おぉーーーっ!あのさ、俺、バンドやってんだよ。今度11月にライブ演るんでよかったら来て下さい」
つって財布の料金をお支払いする前に自分のイベントのフライヤーをカワイイお姉ちゃんにちゃっかりと配ってるわたし。

☆HIT A TARGET Vol.10
2014.11.29(土) 浜松G-SIDE
O/S 18:00/18:30, A/D \2000/2500(1d別)
出演;スキマノザラシ , 柳茶屋 , The弾丸ノイズ , THE SLICKS
DJ;PUJARI

☆平日の就業後のフリータイムを最高に過ごせたらどんなにいいだろう。
ぼくは毎日そんな事を考えています。だから、ぼくのフリータイムにはロックンロールが不可欠なのさ。
9月10日・水曜日。豊橋のライブハウス;HOUSE of CRAZYまでカブ主総会のライブを観に行った。
浜松の隣街・豊橋なのにボクにとってハウス・オブ・クレイジーは初めて訪れる場所。そして出演のカブ主総会のライブも初めて。
それは、まさに、生まれて初めて飛行機に乗って、生まれて初めてロンドンにたどり着いたあの日、みたいなもんさ。
カブ主総会のVo.&Gt.は夢野カブさん。11月の自主企画に出演してもらえるスキマノザラシのみなさんともつながりのある方。
そんなきっかけでのライブ観戦でした。
ライブは本当に素晴らしいものだった。「筆舌に尽くしがたい」なんて言葉はこの日のライブ感想のために用意されていたんだと思う。まぁ「どんな言葉でもいいから記せよ!」なんて命令されたらミック・ジャガーの厚いくちびるから出た舌ベロを筆の代わりにして「カブサン サイコォウっ!」なんて墨汁;ボクジューで記すぜ。

☆盛者必衰;ジョーシャヒッスイ。サイコーな語感と意味合い。
心機一転、入社した職場もいつしか惰性;ダセーで働くようになっちまうのさ。
7日の日曜日、愛車;軽ワゴンの運転席側のパワー・ウィンドウのスイッチがイカれちまった。
うんともすんとも言わねえ・・・と思ったらいきなりスイッチ・オンで窓ガラスが下降したり上昇したりするんだ。ライブ会場のノリを無視して勝手に踊ってる人たちみたいに。
勝手に踊ればいいさ、と思うけど俺の気分を損(そこ)なわせるなよ。
デリカシーが欠如した輩が多すぎてね。会社でも、社会でも、インターネットでも、そしてライブ会場でも。そう思います。
パワー・ウィンドウのスイッチは2万1千円で直りました。

☆盛者必衰って言葉とは無縁な感じでいつまでも転がってる感じが個人的に大好きなんだ。

B.G.M.「シーナ&ロケッツ/キャプテンギター&ベイビーロック」

写真は新と旧のお財布。お店から去る時にカワイイお姉ちゃんは「ライブ行きますから」って言ってくれた。すごくうれしかった。

No.1154 - 2014/09/12(Fri) 00:50:59
週末の話。 / 淳吉郎
☆「ピンチはチャンス」だとか「物事の終わりは物事の始まり」だとか「映画の冒頭シーンが実はその映画のラストシーンの続きだった」とか。
人間はどんな事でもドラマチックに仕立てあげたい生き物だ。

☆フィクション。ノン・フィクション。
案外、ぼくらは、ちょうど、その真ん中で、生きてる、かもしれない。
「うわっ!すげぇ〜!」「マジか?信じられん!」
そんな言葉ばっかりさ。

☆午前6時50分にタイムカードを押したとたんにカウントダウンが始まる10時間労働です。
午後6時半過ぎに帰宅した後の就寝までのおよそ5時間は“永遠の自由”を手に入れた気分なんだ。
チャック・ベリーのドキュメンタリー映画『ヘイル!ヘイル!ロックンロール』のワンシーン:
キース・リチャード「これはあんたが死んだ後にも残る映画だぜ」
チャック・ベリー「俺は死なない」
まるでそんな気分な帰宅後の5時間さ。永遠に続いたらいいのにね、5時間が。
人間はどんな事でもドラマチックに仕立てあげたい生き物なのかもしれません。

☆週末、それはまさに、1日間以上の“永遠の自由”を手に入れた気分になるんだ。
8月29日の金曜日は豊橋AVANTIまでビートシーカーのライブ観戦。
ザ・ロッカーズの「非常線をぶち破れ」を演った。この日の共演、モト・サイコ・ロックンロール・サービスのベース担当はロッカーズの穴井さん。
ビートシーカーの終演後「非常線、良かったよ」ってビートシーカーの3人に言われたとの事。やったぜ!ビートシーカー!

☆穴井さんは打ち上げ後にボクが着てたシーナ&ロケッツのTシャツを見て「おっ!いいTシャツ着てるね」って言った。
前々回のライブでも友人のPさんが着ていたフレイミン・グルーヴィーズのTシャツをライブ中に気付いたらしく、ステージ上から「グルーヴィーズ、いいよね!」なんて言っていたっけ。
穴井さんみたいな人をロックンロール・キッズって呼ぶんだと思う。
彼みたいな人が大好き。

☆ただいま9月6日(土)の午前1時前。週末が始まった。
“永遠の自由”を手に入れた気分。さ。
ペラペラになるまで使い切るぜ。

B.G.M.「佐野元春 / 君がいなければ」

写真は週末の新聞紙に載っていた英国のブランド服の全面広告。
「おっ!この桟橋、ブライトンじゃん! あれ? あれ? ・・・この男性・・・うぉ〜〜〜ウェラーだぁーーーっ!」
憧れの男、ポール・ウェラーが載っていたんだ。
わかるかい?俺の今週はもうハッピーエンドを約束されてるはず。

人間はどんな事でもドラマチックに仕立てあげたい生き物なんだってさ。

No.1152 - 2014/09/07(Sun) 18:32:22
ぼく、メール会員。 / 淳吉郎
☆自家用車の給油時は近所のガソリン・スタンドを利用してる。
スタンドの会員登録っつーのとかね、んでカード払いで小銭を貯めてんのさ。
ある時、気が付くとメール会員っつーのにも登録されちゃってて。
ブルース・マンのB.B.KINGは「Everyday I Have The Blues」って唄ったけどオイラは毎日毎日、スタンドからのメール情報をガラケーで受け取ってんのさ。

☆メール会員特典っつーのがありまして。
毎月ごとに、パスワードが設定されてる。支払い時にパスワードを告げると数円の割引き。
スタンド会員であり、カード会員であり、メール会員でもあるわたしは最強の小銭貯金男さ。
チャリチャリとポケットの中のチャリ銭を鳴らしながら通りをカッポしてんだ。カード払いだが。

☆パスワードは覚えやすいのがイイ。
そのスタンドのメール会員割引パスワードは、その月の数字にちなんだものなの。1月だったら《111》とかね。
ある年の9月のパスワードが《999》だった。俺はバンドマン。他人とはちょっと違う事をしたいぜ。
「お客さま、メール会員ですか」
「はい」
「パスワードをどうぞ」
「銀河鉄道」
「(笑いながら)オッケーです」

☆2月の《2000》は「トヨタ2000GT」。5月の《55》は「GO!郷ひろみ」。7月の《777》は「♪ナ~ナ~ナ~ナナナナ~」と『ヘイ・ジュード』を店頭で唄う。
小銭がポッケでチャリチャリと鳴っている。カード払いだが。

☆8月23日は浜松のライブハウス;ズート・ホーン・ロロへライブ観戦。
中西一浩と柳茶屋のライブ、そしてお店の屋上では恒例のビア・ガーデン。
クソみてぇーな休出を終えて午後5時半過ぎにお店へ駆けつけるとナカニシが屋上で唄い始めてた。
一時期、封印していた彼自身の昔からの曲も今回は演っていた。うれしい。演奏が終わった頃には東の空に虹が掛かっていた。ボクの隣では店長・ダイスケが焼いてる焼き鳥の炭火がパチパチと鳴っていた。
柳茶屋は2階のライブスペースで演奏。浜松のバンドだけど今回がロロでの初演奏とのこと。その事実を聞いた長年のファンであるボクがこんなにうれしいんだからメンバーの3人のうれしさはわたしの想像をかる〜くジャンピンしてたと思う。

☆8月24日は静岡のライブハウス;騒弦へライブ観戦。
シュガー佐藤と妖怪大百科のイベントに浜松のTHE MUGGIES、柳茶屋を始めとする全10バンドが出演。
モーレツに楽しいイベントだった。10バンドも集まると、どんなロック好きやイベント好きだとしても集中力の欠如が部分的に発生すると思う。んで外出しちゃうんだ、店から。
ボク自身、途中でメシを喰いに行く予定だったんだけど、今回は面白い出演者ばっかりだった。なかでもマギーズと柳茶屋にアンコールが掛かった事はおんなじ浜松人としてうれしかったです。そういう演奏だったし。
シュガー佐藤さん、イベントお疲れ様でした。

☆午後3時開演〜午後10時過ぎ終演。
終電を待つ静岡駅のベンチでコンビニ・おにぎりを喰ったのさ、500mlの焼酎お茶割りを飲みながら。

☆今月からメール会員割引パスワードに変更が生じた。
数字から英語になったんです。
数字は覚えやすいからね。10月の《1000》を「1000のバイオリン」とか12月の《1212》を「♪ワントゥーワントゥー」って365歩のマーチみたいに店頭で唄う輩が続出したからに違いない。

「お客さま、メール会員ですか」
「はい」
「パスワードをどうぞ」
「なんか今月から英語に変わったよね」
「はい、そうです」
「ん〜〜〜HEY!HO!LET’S GO!」
「(笑いながら)あ〜ちょっと違います」
「ん〜〜〜IT’S ALL OVER NOW!」
「あはははは」
「まぁ、いいよ、定額でいいです」

クルマに戻ってレシートを見たらレジの金髪のお姉ちゃんはしっかりと割引きしてくれてたのさ。

B.G.M.「スキマノザラシ / アゲハ」

写真は11月の自主企画のフライヤー。23日と24日のライブからお配りしています。
みなさん、11月29日はカレンダーに○印をよろしくね。

HIT A TARGET Vol.10
2014.11.29(土) 浜松G-SIDE
O/S 18:00/18:30, A/D \2000/2500(1d別)
出演;スキマノザラシ , 柳茶屋 , The弾丸ノイズ , THE SLICKS
DJ;PUJARI

No.1150 - 2014/08/27(Wed) 01:02:07
DJ演ります。 / 淳吉郎
ちょっと先だけど、久しぶりにDJを演ります。
先週からレコード選びを始めちゃってる気の早いボクです(照れ笑い)
だってこの出演者の方々を見れば気持ちわかるら。

『Rock'n'Roll Barbarians Tour 〜浜松公演〜』
11月3日(月) 浜松G-SIDE
出演;
THE PRIVATES
THE HAVENOT'S
LONESOME DOVE WOODROWS
VIOLETS
夜のストレンジャーズ

DJ:
淳吉郎(THE SLICKS)

18:00/18:30
\3000/\3300(d別)
info.G-SIDE:053-541-5067

写真は、やっと咲いた我が家のひまわり。
花びらがなぜか丸まってる。
漫画に出てくる太陽みたい。
サンフラワーって言葉を考えた人は実直な方だと思う。
俺だったらサン・オブ・サン(太陽の息子)って名付けたな。

No.1148 - 2014/08/20(Wed) 23:44:57
The singer not the song。 / 淳吉郎
☆ストーンズの曲に『シンガー・ノット・ザ・ソング』って曲がある。
曲調カッコいい。けど歌詞もカッコいい「大事なのは楽曲じゃなくって唄ってる人(もしくは唄ってる事自体)なんだよ」って。
大好きな曲。

☆8月8日は浜松ビスケットタイムへ本間章浩さんと柳茶屋のライブを観に行った。

柳茶屋、一曲目でボーカル・マイクから声が出なかったりギター・アンプから音が出なかったり等のアクシデント。けどベースとドラムはビートを刻み続けてた。やがてトラブルも解消、ライブが終わった時にはいつもとおんなじ柳茶屋の世界だった。

本間さんのライブは今回、エレアコの接触不良で音が出なかったりギターの弦を3本も切ってしまうようなライブだった。でも、すごく心を動かされた。
「シンガー・ノット・ザ・ギター。大切なのはギターに合わせて唄うんじゃない。まず唄があって、ギターをそこにあわせてくんだ」って。
そんな気がしたんだ。それは“ブルース”ってものにスゴく近いと思う。

☆8月13日は2本の映画を観た。名古屋の映画館まで。
『リアリティのダンス』と『山口冨士夫 / 皆殺しのバラード』。

リアリティ〜はアレハンドロ・ホドロフスキー監督。85歳になる監督の最新作との事。お名前は知らなかったけど代表作が『エルトポ』『ホーリーマウンテン』と知って「こりゃぁ観なきゃだな」。2本とも25年以上前に観た映画。そしてこの新作、とんでもなく面白かった。
多くの人が睡眠中に夢を見ると思う。その内容って他人に説明しても理解が難しい超個人的な事じゃん。日頃の不安や不満や期待や欲望とか。んで、それぞれはつながりが無いのに夢ん中ではストーリーになっちゃってるんだよね。怖いけど面白い、あの感じだった、この映画は。

皆殺し〜は一年前に他界されたロッカー;冨士夫さんの結果的には晩年となってしまったここ数年のライブ映像によるドキュメンタリー・タッチの映画だった。
この映画はいろんな方に観てほしいと思う。特にファンの方には観られることをお勧めします。冨士夫さんの長いバンドマン生活の中、どの時期が好きかはファンそれぞれで分かれると思うけどね。

☆8月14日は浜松ズート・ホーン・ロロへ青木智幸&望月治孝DUOとだあこえ&たかぼーのライブを観に行った。
青ちゃんと望月さんは8月11日から17日まで全6公演のレコ発サマーツアー。
♪オうオー サマ〜ツわぁ〜 急いで た〜び立てジャッークっ♪って清志郎が唄ってるぜ。

だあこえさん、イイ感じでその夜もユルユルなMC。スリーフィンガーっつー指弾き奏法があるんだけど、それを使った曲が沁みた。夏の風情を勝手に感じたんだ。
青ちゃんと望月さんはGt.&Vo.とSaxでのデュオ。お互いの演奏をお互いの間合いで読みあいながらつかず離れずのライブ。即興的でもあるし計算的でもある感じ。つまり、それは、スリリングって事だ。

☆8月16日は日比谷野音へSION with THE MOGAMIのライブを観に行った。
モガミというバンドはGt.;藤井一彦 Ba.;井上富雄 Dr.;池畑潤二 Kb.細見魚。
シオンのライブは何度か観てるけどアコースティックばっかりだった。今回は「やっとバンドのシオンを観れる!」って、楽しみだった。バンド・メンバー、どヤバいし。

新作『不揃いのステップ』を主にした選曲。こーゆーのが好き。シオンの唄を中心にバンドはアンサンブルを鳴らしてた。問答無用なカッコよさだった。
やっぱり「シンガー・ノット・ザ・ソング」だと思う。

☆駅のホームに立っていた。すると待ち焦がれた列車がやっとホームに入って来たんだ。プレートには《夏休み号》って記されてる。5月6日から8月9日まで3か月間も待ち続けたんだぜ。
列車はボクが乗った瞬間、リニア・モーターカーよりも速いスピードで終着駅に届けてくれやがった。ばかやろう。
再び駅のホームに立ってるのさ。《冬休み号》を待ってるんだ。

写真は野音の後に立ち寄った新宿にあるロックバー“ROLLING STONE”。
先日、今年の11月で42年間(!)の歴史に幕をおろし閉店ってニュースを聞いた。
なので25年ぶりぐらいに寄った。したら引っ越ししてるし、店の雰囲気も健康的になってた(笑い)。

No.1147 - 2014/08/17(Sun) 23:09:17
全455件 [ ページ : << 1 ... 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 ... 65 >> ]