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ユーチューブ投稿 / 淳吉郎
ある晩、セックス・ピストルズを聴いていた。
そん時の我が家の風景を投稿しました。


No.1191 - 2015/03/22(Sun) 13:16:21
最寄駅の話。 / 淳吉郎
ロック・ガイドブックなどを読んでると有名バンドなんかは別枠でコーナーが設けられている。
売れに売れたビッグ・バンドだから。つまり歴史があるから。みんなそのバンドの詳細を知りたいのさ。メンバーの生い立ちに興味があるんだ。裏話やエピソードを読みたいんだ。んで、ちょっとでも自分自身と似てる事例を発見した日にゃあ狂喜乱舞するんだ。非凡に憧れる平凡の風景。

“ファミリー・ツリー”なんてものを閲覧する機会にも恵まれる。
ジョンとポールとジョージはクオリーメンというバンドを演っていたという。
ピートとロジャーとジョンはディトゥアーズというバンドを演っていたという。
ディトゥアー(DETOUR)って言葉を英和辞典で調べると『回り道、遠回り』『回り道する』と記されていた。

現在の住居に仮住まいしてまもなく6年。
不動産屋で見つけた時の売り文句のひとつが「東海道本線の最寄駅まで徒歩7分」だった。
だがしかし、実際には徒歩12分でした。同時期に踏み切りが封鎖されて地下道による線路越えとなっていたの。
ぼくら近隣住民にとっちゃあ、その地下道は「安全優先」というよりも「回り道」もしくは「遠回り」そのものだったんだ。
そう、俺たちこそ正真正銘のザ・ディトゥアーズさ。

3月1日。浜松市南区高塚町の線路北側に在住する町民の悲願が実現した。
『東海道本線・高塚駅北口』開設。
うれしさのあまり、ネコの着ぐるみを着ながら午前6時からのオープニング・セレモニーに乱入し「にゃっ!にゃっ!にゃっ!」とネコ言葉を発しながら踊る通称“ネコ踊り”を乱舞しようと画策。したが、前日にライブハウスで飲み過ぎ当日の起床が午前10時過ぎだったんでセレモニー不参加とあいなった次第。残念。

3月某日。5月末にヘルプ参加中のバンド、ファンブラーズのライブが決定。その前日には久しぶりのソロ・ライブも決定。
ここ最近、終業後の疲労、おもに心労がはげしい。そんな中、ライブが決まるのは朗報。障子紙に水滴がポツンと落ちて拡がってゆく感じ。
ライブに向けてあれやこれやと思考をめぐらすのが好きなのは昔も今も変わらない。

3月15日。静岡県立美術館へ絵画鑑賞。石田徹也展。
超個人的な描写と社会的視点な描写が両立していた。そこにはユーモアのセンスも混在していた。強烈なシンパシーを感じた。
まったく知らなかった画家だったので作品の横に記されてる各時代の彼の日記風コメント、今でいうところのつぶやきね、をしっかり読んだり主催者の解説文章もしっかり目を通して閲覧した。
美術館を出た時には疲労が蓄積していた。仕事だけじゃなく楽しい行為も疲れるんだ。

B.G.M.「ティラノザウルス・レックス / ベアード・オヴ・スターズ」

写真は美術館最寄駅で見つけたポスター。おもわず撮影。

No.1189 - 2015/03/18(Wed) 23:44:59
ネコ遠近写?A / 淳吉郎
遠いミック
No.1188 - 2015/03/05(Thu) 23:03:42
ネコ遠近写真?@ / 淳吉郎
近いミック
No.1187 - 2015/03/05(Thu) 23:03:06
2月。 / 淳吉郎
☆「あいつらは30日間とか31日間とか。まるで、ありあまる財産をもてあそぶ大富豪だ。こちとら28日間だぜ。4年おきにおまけみたいな1日間がプラスされるんだ」。
2月は独特。誰にも真似できない。ワン・アンド・オンリーさ。ウィルコ・ジョンソンみたいに。
28日間しかない今年の2月、ほんとにいろいろありました。

☆2月某日、ボクのバンドTHE SLICKSでベースを弾いているタケから電話を受けた。
ヘルプだったけど3年間近くにわたりバンドを支えてくれた彼。そんな彼から「ここらへんで区切りをつけたい」旨をお聞きした。
タケちゃん、今までありがとう。その言葉しかありません。本当にありがとう。

☆映画館に行った。あんな大音響でロックンロールを聴いたのは初めてだった。ライブハウスじゃなくって映画館なのに。
忌野 清志郎の映画でボクはライブを体験したんだ。

☆2月26日(木)、職場より帰宅後、シーナ&ロケッツのレコードを部屋で聴いた。
あの日以降、ロケッツの音を聴く気がしなくて。追悼と称して聴きまくるなんて気持ちになれなかったんだ、ボクは。んで、やっと欲しくなった。聴きたくなる日がやってきた。
1stアルバムからではなくボク自身が高校時代に初めてお小遣いで購入したレコード“NEW HIPPIES”から順番に3枚聴いた。
気付くと、いつもとおんなじように聴いていた。シーナの唄、鮎川のギター、浅田のベース、川嶋のドラム。
高校時代とおんなじように聴いていた。

☆2月27日(金)の明け方、夢を見た。
シーナ&ロケッツのライブを観ている夢。
夢はディズニーランド以上のワンダーランドさ。
気付くと目の前にシーナがいる場面に転換してた。
「シーナさん、無理しないでね」
「大丈夫よ」
しゃがれてるけど甘味がかった、まるでビター・テイストのチョコレイトみたいな、声で俺に向かってそう言ったんだぜ。
信じられないかもしんないけど本当の話さ。本当の夢。

☆長年の友人、祥ちゃんが俺にTHE GROOVERSというバンドを教えてくれたのはいつだったろう。
10年っくらい前だったかもしんない。その時は「いい感じだね」って言ったと思う。でも、いつしかボクはTHE GROOVERSというバンドに夢中になっていた。
昨年、吉報が届いた。祥ちゃんがグルーヴァーズのGt.&Vo.である藤井一彦さんを浜松に招聘するというんだ。
いいね!いいね!いいね!

☆2月28日(土)、浜松ズート・ホーン・ロロにて藤井一彦弾き語りライブ。
素晴らしかった。いろんな曲調をもつオリジナル曲の数々と数曲のカバー曲。
60年代初頭のディランを見ている気分になった瞬間がいくつか在ったんだ。
アコースティック・ギター1本でもロックを感じることができた夜だった。
祥ちゃん、お疲れさまでした。ありがとう。

B.G.M.「THE QUICK / MONDO DECO」

写真は昨年発表された藤井一彦2ndソロ・アルバム“ジェミニ”。
いいアルバムです。

No.1186 - 2015/03/03(Tue) 22:39:19
突然 雨が降ると。 / 淳吉郎
野球を覚えたのは小学3年生の頃だったか。
お父ちゃんがグローブを買ってきてくれてキャッチボール。そこから始まった。
お父ちゃんが投げる。キャッチする。お父ちゃんに投げる。キャッチされる。お父ちゃんが投げる。キャッチする。お父ちゃんに投げる・・・
好きなバンドがレコードを発売し、そのレコ発に行く。彼らがインタビューで影響されたグループの名前を出し、そのグループの音源を探す。あの感じ。

野球に夢中になった。
いつでも指をグローブにハメていたい。いつでもボールを揺らしていたい。いつでもバットを握っていたい。

ひとりでできる事を覚えた。
市道沿いに並ぶコンクリート塀にボールを投げつける。リバウンドしたボールをキャッチする。
投球練習と守備練習が同時にできる。グラウンドにいるような。
なんて合理的なんだろう。ひとり二役さ。
落語家の話芸(わげい)。ひとりでノリとツッコミ。その場所(シチュエイション)にいるみたいな気になっちゃう。あの感じね。

ボクはロックが好きだ。
ギターもちょっとだけ弾く事ができる。けど、やっぱりレコードを聴くところから始まったから。
履歴書の“出身地”項目には『ロック・リスナー』って記すぜ。

好きなバンドがレコードを発売したら発売日に買う。レコ発ツアーに参加する。雑誌のインタビュー内容や写真の中でのメンバーが着てるTシャツ・デザインに感嘆する。
まるで、あの日のキャッチボールみたいじゃないか。

1994年に買った音源がある。
ニッポンを代表する作詞家の方が全曲で詞を担当したアルバム。1曲目は『突然 雨が降ると』。
♪突然 雨が降ると 人間の正体がわかる 突然 雨が降ると 人間の正体がわかる♪
当時の衛星放送の音楽番組に出演したそのバンド。リード・シンガーの女性はしゃがれてるけど甘味がかった、まるでビター・テイストのチョコレイトみたいな、声でこう言った。
「阿久 悠さん(の詞)っておっきいのよ。まるで3分女優よね。突然雨が降ると〜って唄ったら『なんであんたが〜』って気持ちになっちゃうの」。

先日、その女性の訃報を受けた。
あまりに突然すぎて。ボクには現実味がまるでなかった。だから涙がひと粒も流れないんだ。自分でも信じられないけど。本当の話さ。
突然 雨が降ると。突然 雨が降ると。

雨が上がったら、レコードを聴こう。
でも、彼女が唄う新作をもう買えない。レコ発ライブにはもう参加できないんだ。
ボクは一方的に向こうに向かって声を投げかけるばかり。
まるで、あの日のコンクリート塀みたいに。
そして、まるで、あの映画みたいじゃないか。

「Sheena ! Come Back ! Sheena ! Come Back !」

No.1185 - 2015/02/18(Wed) 00:00:42
もろもろのうた。 / 淳吉郎
正月だったり、クリスマスだったり、各種競技の開幕試合だったり、個人的な記念日だったり。
それが再び巡ってきた時に言うのは「もう一年経ったのか」。
一年間なんて地球が一回転しただけだ。
でも、回転するスピードが最近ちょっと速くなったような気がする。だから言うんだ。
「はえーなー。もう一年経ったのか」って。

誕生日が来て、ひとつ歳をかさねて。
「(ミュージシャンの)○○さんはこの年齢で(アルバム名の)□□□を作ったんだよなあーまったく俺は追いついてねーな」ってひとりごちる。毎年毎年。
だがしかし、人間対人間として考えた場合、その人とぼくの命の重さはおんなじなんだろう。きっと。いや、あなたとその人もおんなじ。みんなおんなじはずさ。
年齢も国籍もレコードの売り上げ枚数も関係ないんだ。もちろん体重だってカンケーない。
命の重さはみんな一緒だと思う。

残念なことに他人の命をおもちゃのように扱う人々がいる。風船をパチンて割るように扱うのさ。昔も今も。つい最近も。
そんな人たちは日頃どんな歌を口ずさんでるんだろう。
希望の歌か。絶望の歌か。愛の歌か。憎しみの歌か。天使の歌か。悪魔の歌か。

先日、友人のアコギ企画に行った。キラちゃん主催『もろもろのうた』。
ナカニシ、ナリちゃん、キラちゃん。カタカナで書くと外人みたいだが3人ともボクの友人のニッポン人。
マイネーム・イズ・ジュンキッチー!ハウ・ドゥーユードゥー?(ジョニー・キャッシュ『スーという名の少年』のライブ盤風に)
イベント・タイトル通りの諸々の唄がそこで鳴っていた。3人それぞれが、それぞれの歌を唄っていたんだ。
オリジナル曲を演るという事。それはその人の生き様や生活が出てくるんだとあらためて実感できた夜だった。
いい夜だった。

ある夏の日、シーサイド・テラスに腰かけてると轟音が鳴り響いた。
海辺で遊ぶ磯ガニはあわてふためき走り出したんだ。
カニはヨコ歩きが得意だがタテ歩きは不得手。
ぼくらはタテ歩きが得意だがヨコ歩きはちょいと苦手。やってできない事もないけど。
みんな自分の歌しか唄えない。
あの人はどんな歌を唄うんだろう。

B.G.M.「JD McPHERSON/SIGNS & SIGNIFIERS」
ファンブラーズのドラマー;吉川くんと先々週の練習後の雑談で音楽談義。先週はお互いのお気に入りを貸し合った。
彼が貸してくれたたくさんのCDのうちの一枚がこれ。2012年の作品なのに収録されてるオリジナル曲は50年代〜60年代の匂いが充満!

No.1184 - 2015/02/10(Tue) 23:37:48
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