♪シーエムシ― シーエムシ― サマデー・サマビー・サマーサーン♪ そんな歌を唄いながら、日々反復される作動でギスギスしてきた場所、そこに塗布するのはCRCクレ556というスプレー式潤滑剤。 スゴイ効き目。ぷしゅー。すると、たちまち動き出す。するりと動き出す。 だから、ここ最近、以前にも増してギスギスした人間関係を構築してる我が社でも、おいらは撒きまくって。ぷしゅーぷしゅー。ってね。
現在の住まいを借りて7年。 1年くらい前から寝室の蛍光灯スイッチが調子悪い。大きさの違うふたつのまーるい蛍光灯と黄色く灯るちっちゃな丸灯。そのボディ中心部から垂れ下がってるひもがスイッチ。一発でオンオフしないんだ。そして、ぼくはルースターズを唄いながらぷしゅー。
先日も久しぶりにぷしゅー。今回はなかなか復活しない。なのでひもをバチバチ上下しながらぷしゅー。したら、ポンって音がした。なんか光が見えた。気がした。近視&乱視&ローガンなのにぼくはそん時めがねを掛けてなかったんだ。光が点滅してる。ぷつぷつとホタルの光みたいだなって。本日も閉店の時間が近づいてきましたって。 だんだん光が大きくなってきた。ん?燃えてた。ぎゃぁーーー。 あわてて蛍光灯を取り外して、家の外に飛び出て、駐車場横の水道口からじゃぁーって消火。
急に目が覚めた。 トラッキングつってコンセントのほこりから発火するという話もあるし。たこ足配線は危険だとか。 我が家のコンセント付近を観察したらダメだこりゃ。すぐ交換だ。って近隣のホームセンターへ出かけて買い物。 でもね、たこ足危険つっても現代はあらゆる家財が家電製品なんて名称で電力に頼ってる時代ですし。コンセント自体が足りないんです。とかいろいろ考えながら購入した荷物を抱えホームセンターの出入り口を出た。したら右手にたい焼き屋さんの屋台があった。ぼくと家内はカスタード・クリーム味のたい焼きを2匹買った。 毎日毎日ぼくは鉄板みたいな業務の上でじわじわ焼かれていやんなっちゃってるのさ。
会社の隣の席の女のコが結婚式を挙げるという。 ぼくは式に参加しない。けど「よし!花を贈ろう」って式の前日に思いついた。会社帰りに自宅近所の花屋に寄った。 結婚式場の名前はうすら覚えだし式の時間も知らない。場所だけは知ってる。まあ花屋に訊けばすぐわかるだろう。結婚式場や葬儀場はお得意様のはず。エレキギター売ってる楽器屋で「ここらにライブハウスありますか」って店員に訊いた時、彼が知らなかったら嘘でしょ。そんな感じ。 そしてその花屋のおばちゃん、式場の検索にとても時間が掛かり、あげくには店内に置いてあったブライダル冊子を見つけたボクが「たぶんこーゆーのに載ってんじゃないの」なんてペラペラめくってて。んで、その式場の連絡先を見つけて、結局自分で電話をしてるっつー。 花は注文したけど、その店にはもう行かないな。お店のおばちゃんもアイソ悪いし、表情も暗いし。
お母ちゃんが誕生日を迎えた。 ぼくと弟と家内の3人で「よし!花を贈ろう」って誕生日の4日前に思いついた。もう前回の店には行かないよ。 実家の近くにある花屋に決めた。お店に入った瞬間、32~3歳の女性が明るく出迎えてくれた。こちらの事情を話すといろんなアドバイスをくれた。先日の辛気臭い花屋の話をした後「俺はあなたのような花屋を探してたんだ」と言った。彼女は明るく「ありがとうございます」と言った。調子に乗っていろいろとしゃべってしまった。お店の中ではヘレン・メリルのジャズ・ナンバーが流れてた。 「お、ヘレン・メリル」「詳しいですね。すみません、BGMで流してるだけなんです」 そんな事カンケーないさ。ああ俺はキミのすべてが好きになりそうだ。そう思った。 きっと、もうすぐ春なんだ。
B.G.M.「ボ・ガンボス / BO&GUMBO」
花はお花宅急便で誕生日当日に届けた。二日後にお母ちゃんからお礼の葉書が届いた。ぼくらが贈った花をその場で描いたんじゃないかな。フリージアが描かれてた。 お父ちゃんが亡くなってから絵筆を握ってなかったからね。最近、ふたたび活動を再開したらしく。ぼくはそれが本当にうれしいんです。
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No.1246 - 2016/03/08(Tue) 23:51:00
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