[ 掲示板に戻る ]

過去ログ閲覧モード

某日日記 / 淳吉郎
☆出会いは別れの始まりか。別れは出会いのきっかけか。
職場を変える事、数回。バイクやクルマを変える事、数回。バンドやひとつのバンドでメンバーを変える事、数回。
《今までありがとう。お世話になりました》って印字された海苔(のり)を巻いたおにぎりを喰いながら次に進む感じです。

☆1月某日。自家用車を変更した。
お店でクルマを受け取った時、ナンバー・プレートを見た。6921という番号だった。69っつー数字がニュー・マイカーに施されてた。ぼくは小さくちいさくガッツポーズ。
CDプレイヤー及びナビゲイション・システム搭載はもとより様々な装置が設置されてる中古車。ん〜〜〜でも、ちょっと不要なものが多い気もする。パソコンを始めとする最新機器すべてにおいて“過剰な親切”は“余計なお世話”なんだ。俺にとって。

☆その日は晴天な日曜日。
さっそく初走りに出かけた。ニュー・マイカーの車内で最初に流れた音楽はシーナ&ロケッツ、1987年発表のライブ盤『キャプテン・ギター&ベイビー・ロック』。最初って重要なんだ。
あ、ちなみにこのレコード、内ジャケに当時の全国ツアーのスナップ写真が何枚も載ってます。実は俺、写ってんだぜ。

☆生活の中や様々な表現媒体等でいろんな方々の言動を拝見します。
「“言いたいことを言う”のと“言わなくてもいいことを言う”ってのは明らかに違うのになあ。バッカじゃねぇのか」ってツイッターもラインも未参加な俺は心ん中でツイートさ。最近、特に多いんだよん。1月某日、そんな事を思ったんだ。

☆1月某日。新聞に『過去最大の素数発見。2千万桁を超える素数』という記事があった。
1と自分自身以外では割りきれない数字を素数と呼ぶんだそうな。2とか3とか5とか7とか。あ〜、そう言えば小学校の算数か中学校の数学の時間にそんな事を学習した気もする。んな感じ。
俺を1で割る。すると、それは、おそらく『俺』でしょう。
俺を俺で割る。すると、それは、もしかして、『ロックンロール』だったりしてね。だったらいいのに。
あなたは囲碁将棋が大好きだったとする。あなたをあなたで割る。おそらく、答えは『囲碁将棋』なんだろう。だったらいいのに。
つまり、あなたもわたしも、最少で最大な素数って事なのさ。

☆1月某日。次のライブに向けてTHE SLICKSの練習を開始した。
あ〜、どうして、ぼくは毎回サイコーなメンバーをスリックスにお迎えできるんだろう。初練習後、そんな気持ちになった。
Dr.スカ、Ba.ミッチー、Vo.&Gt.淳吉郎。この最新型スリックス最大素数3人でのライブ、お楽しみにしててください。やるぜ!

☆BAD MOON RISING 2
2/13(土)浜松キルヒヘア
O/S 19:00/19:30 2000円+1d 500円
出演;
PHONOSICS
BABY IT’S YOU(東京)
THE HIPS(岐阜)
THE SLICKS

レコード係;
TAKUMIX(SUNSET BARIQUANDS)
淳吉郎(THE SLICKS)

B.G.M.「村八分ボックス/CD-1;1971年 スタジオ&ライブ」

写真は2015年初めから読んでた文庫本2冊。2016年1月某日にやっと読み終えることができた。
伊藤計劃というSF作家の長編小説『虐殺器官』『ハーモニー』。
映画も文学もSFにはまったく興味がないボクだけどこの2冊は本当に素晴らしかった。
そして、この本をボクに薦めてくれたのは大好きなバンド、スキマノザラシでVo.と作詞を担当するミズカミさんなんだ。ありがとう。

No.1238 - 2016/01/24(Sun) 23:20:58
/ 淳吉郎
世界を売った男から直径30センチの世界を買った
それは5年前だったか
いや、もっと最近のような気がする
違うな、もっと向こうだったような気もする
どっちにしろぼくらが暮らしているのはスペース・オディティ、風変わりな空間

あの男を見てみろよ、ダイアモンドの犬を連れて散歩してるぜ
アンディ・ウォーホルのブロマイドを壁掛けにしてるような男さ
しょうがない、だって風変わりな空間なんだもん
昨日のニュースも、最新のニュースも俺は欲しがらない
月面で白昼夢を浮かべていたいんだ
あなたもこんな星の同居人だったのに
もしかして、今は黒い星に向かってる真っ最中かもね

アーサー叔父さんがこう言ってた
最低な気分だぜ、ロウ・テンション
こんな夜は踊りを踊ろう
弔いの踊りを踊るんだ

ぼくもそう思う
ジョン・アイム・オンリー・ダンシング
ぼくはただ踊るだけ
踊れ 踊れ 踊れ
レッツ・ダンス

でも、あなたが向かってる黒い星は悪い星じゃないはず
きっとね

No.1237 - 2016/01/13(Wed) 22:38:16
ミチロウさん / 淳吉郎
先日、名古屋まで映画を観に行った事は前回の投稿で記したとおりだが、実はその時の映写開始後、よくある《今後の上映予定映画の予告編》が流れたわけで、ロッカー山善の『6600ボルト』開始前に流れた予告編がパンク・ロッカー遠藤ミチロウの『お母さん、いい加減あなたの顔は忘れてしまいました』だったって事は、当然のごとくわたしはその映像に狂喜し、そして思いを馳せたのが1月6日に地元浜松:ビスケットタイムで行われるミチロウさんの新年初ライブであって、実は本日がその当日だったから18時に終業のチャイムが鳴ると所有する軽自動車のエンジンを富士スピードウェイを走くりまわるF1マシンのごとくブイブイいわせながら浜名バイパスをかっ飛ばして帰宅、飼い猫に餌を給仕すると発車オーライ、今度はビスケットタイムにノロノロと向かった、ロンドン・バッキンガム宮殿のまわりにいる騎馬兵のように。
定刻にミチロウさん登場、それから2時間ぶっ放しの唄と演奏、そして♪ウォオおおおお〜♪彼独特な唄い方;通称バキューム唱法、1月23日から順次全国公開されるという映画のプロモーションもまじえながらのライブだったがわたしは感動した、実は演奏中はこれまでとまったく変わらないのだが、ライブ中のMCやライブ後の物販時の対応などにおいて以前よりもカドが取れたというか、丸くなったというか、柔和な感じがしたんだ、きっとボクが体験したこの感じの鍵を知るには映画『お母さん、いい加減あなたの顔は忘れてしまいました』を観るのが一番じゃないかなって思った、そして今のミチロウさんのスタイルにすごい共感をします。

写真は物販で購入『遠藤ミチロウ/FUKUSHIMA』『羊歯明神/(SAME)』と映画のチラシ。

No.1236 - 2016/01/07(Thu) 01:09:22
6600ボルト / 淳吉郎
☆1月3日、名古屋の映画館まで映画鑑賞に出かけた。
博多のロッカー、そしてソウル・ダイナマイト;YAMAZENこと山部善次郎さんのドキュメンタリー『6600ボルト』。

☆夜7時半過ぎからのナイト上映だったので昼間はレコード屋めぐり。
地方の人間にとって大都会でのレコード探しはホントに楽しいひととき。個人的に一時期はオークションや通販で欲しいレコードを探しまくった時期があった。けど結局戻っちゃった、店頭で買うスタイルに。性格に合うんです。確実性よりも夢を追いたいんだ。キャァーっ。だからデパートでの正月行事《福袋》、最近は中身を公表してるもんね、まったく信じられんです。「あっ、オナラが出そう」なんつって放屁する瞬間「どんなオナラが出るのかな〜」なんつーあの感じ。あれが好きなんだ。

☆レコード屋めぐり3軒目で同じ静岡県西部に住む友人と遭遇した。
ネット媒体:SNSでつながってる事もあり彼も映画を観に来る情報は得ていた。そして、おそらく、どっかのレコード屋で会うだろうなって思ってた。んで、やっぱり出会った。ロック好きな人たちはみんな、ある瞬間、レコードやCDや映像やライブを体験した時なんかに、ナニかを手に入れるんだと思う。それはある意味、人生を決めちゃうような“宇宙的な”ナニか。でも、それは名古屋;大須の中古盤屋でのふたりの遭遇も手配しちゃうんです。

☆夜7時45分過ぎに上映が始まった。
今までロック雑誌を始めとするいろんな媒体で山善さんにまつわる様々な話が耳に入っていた。それらを含めた内容の映画だった。けど、ドキュメンタリーやノン・フィクションって言葉は似合わないような気がした。伝説とか逸話とかエピソードって言葉も使いたくないな。映画終了後に思ったのは、また彼のライブや絵画を観たいなって事だったんです。

☆BAD MOON RISING 2
2/13(土)浜松キルヒヘア
O/S 19:00/19:30 2000円+1d 500円
出演;
PHONOSICS
BABY IT’S YOU(東京)
THE HIPS(岐阜)
THE SLICKS

レコード係;
TAKUMIX(SUNSET BARIQUANDS)
淳吉郎(THE SLICKS)

写真は今回購入のレコードのうちの1枚『DEFINITELY WHAT !.../BRIAN AUGER & THE TRINITY』。
これまで何度かレコード屋で見かけたけど高価なんであきらめてた。今回は安い値段で発見。内容もカッコいいからうれしーねー。

No.1235 - 2016/01/04(Mon) 23:22:55
新年 / 淳吉郎
本年もよろしくお願いします。
https://www.youtube.com/embed/wbZ2xONCME0?rel=0

No.1234 - 2016/01/03(Sun) 09:55:14
すべてはタイミング / 淳吉郎
☆いろんな事があった一年だった。

☆2月にシーナさんが亡くなった。
いっつも横にいてくれる人が突然いなくなるなんて。かなしいを通り越した気持ちの日々が続いたんだ。不思議にも涙が流れなかった。
そして、それを現実としてやっと受け入れる時が来た。5月に鮎川さんのバースデイ・ライブを下北沢で観たんだ。3人でシーナ&ロケッツだった。鮎川さんやベースの奈良さんがシーナの唄を唄ってた。
「あ、シーナは本当にいないんだ。だけどシナロケは続くんだ」
そう思った。

☆7月に実父が亡くなった。
いっつも横にいてくれる人が突然いなくなるなんて。闘病の末なんで覚悟もしてたし。だから不思議と涙が流れなかった。
それよりも感心したのが気丈にふるまう母や死後の様々な手続きをこなしたのが長男のボクじゃなくって次男の我が弟。家内もいろいろとサポートしてくれた。
「あ、お父ちゃんは本当にいないんだ。だけど中村家は続くんだ」
そう思った。

☆実は親父が死んだ翌週に企画イベントがあった。
俺はTHE WHOのニッポン語カバーバンド;恋のピンチヒッターズで出演。
その頃、親父の死去は誰にも知らせなかったけどバンド・メンバーのBa.キラちゃんやDr.ナリちゃんにはお伝えした。おふたりの心こもったサポートもあり本番もサイコーな演奏になった。ありがとう。

☆12月26日は浜松ビスケット・タイムにライブ観戦。キラちゃん、ナリちゃんがそれぞれ弾き語りで演奏。
キラちゃんはレパートリーであるサンハウスの『デス・レター・ブルース』を今回はニッポン語で演奏。わおっ!って思った。後日、インターネット上の彼の投稿ではそのニッポン語、即興で唄ったらしい。またしても「わおっ!」
ナリちゃんは今回、キーボードの方を連れての演奏。ナリちゃんの詞の世界に見事にマッチした鍵盤で素晴らしいコンビだった。ふたり以上になった瞬間からバンドです。ボクらバンドマンみんなが憧れる瞬間“バンド・マジック”が確かにそこにあったんだ。

☆12月某日、フクちゃんからメールあり。2月13日に行われる自身のバンド、フォノシックスの自主企画第2弾への出演依頼。
熟考の末、12月末にTHE SLICKSでの出演をご連絡。
ちょうど依頼を受けた頃、12月6日に静岡でヘルプ・ギターとしてライブしたバンドのドラマーにTHE WHOの映画“THE KIDS ARE ALRIGHT”をダビングして渡そうとしてたんだ。だって彼のドラミングはキースぽかったしね。そんでダメもと
「2月13日にライブあるんだけど叩かない?」
「あ、いいっすね〜」
「ベース知ってる?」
「昔の連れに連絡してみまっすよ〜」
すべてはタイミング。
2月14日はシーナが今年、亡くなられた日。1周忌の前日にライブ。
すべてはタイミング。

☆BAD MOON RISING 2
2/13(土) 浜松キルヒヘア
O/S 19:00/19:30 2000円+1d 500円
出演;
PHONOSICS
BABY IT’S YOU(東京)
THE HIPS(岐阜)
THE SLICKS

レコード係;
TAKUMIX(SUNSET BARIQUANDS)
淳吉郎(THE SLICKS)

☆THE SLICKSの今回の出演に関して活動再開と捉えてくださるのはうれしいです。
ですが、できれば今回は「このメンバーでのザ・スリックスって思って頂ければ」そんな感じです。

B.G.M.「SHEENA & THE ROKKETS/太陽のバカンス」

写真は西暦2004年6月30日に浜松ポルカ・ドット・スリムで行われたシーナ&ロケッツ・ライブでの打上げ写真。左からシーナさん、鮎川さん、ボクちゃん、そして友達であり最大のライバル、盟友:フクちゃん。このサイコーなショットの撮影はティーン・エイジャー時代からの旧友;荒ちゃん。

No.1232 - 2015/12/31(Thu) 02:05:50
お気に入りの話 / 淳吉郎
☆1年に1回だけの行事、が世の中には多くあります。クリスマスやお正月や誕生日とか。
クリスマスやお正月や誕生日が1年に2回あったらちびっこはうれしい。おもちゃ屋もケーキ屋も神社仏閣もうれしい。そしてお父さんとお母さんは大変。

☆どーゆーわけか、自分個人的にはそんな1年に1回だけな行事の重要度が歳を重ねるごとに薄れてきてる気がします。障子紙みたいに薄くなってる。日々の職務を離れ、プライベートな時間だけがあればいい、みたいな。そんな感じ。きっと、毎日、飼い猫のしぐさを見てるせいも少しはあるかもだ。

☆1年に1回、アルバムを発表するバンドがある。1年に1回、そのアルバムを買う人がいる。バンドは1年に1回、全国ツアーをする。それを観たい人が1回もしくは2回以上、足を運ぶ。
1枚12曲入りLPレコードがいろんなものを全国に流通させるんだ。素晴らしい。

☆ザ・クロマニヨンズが10月に9枚目のアルバムを発表した。友人のお店、浜松市浜北区のフェイバリット・ブックスでアナログ盤を購入した。12月19日、20日の2日間、浜松ライブが決まった。チケット発売日、幸運にも19日のチケットを獲得できた。地元で2デイズ、それは最高だけどボクは1回行ければそれでうれしい。ライブを観る事に欲張りではないんじゃない。自分のスタイルに対して欲張りなんだ。

☆12月19日。ライブが定刻に始まった。ザ・クロマニヨンズはツアー毎に新作の収録曲を全部演奏する。あいまに今までのシングル曲等をはさみながら。今回もそうだった。演奏を観ながら「今回はホントに素晴らしいライブだ」と思った。ヒマラヤ級の高いテンションと赤道直下級の熱いテンションがステージ上で渦(うず)を巻いていた。

☆観ながらいろいろと思いをめぐらした。俺はノリノリなんだけど、もしかすると冷静だったのかもしんない。右隣りのお姉ちゃんがじっとステージを見てる姿とか左1メートル50センチに立ってる中年おじさんの姿とか前方1メートルで子供を右手で抱えながら左腕を振り上げてるお父さんとか。そこでは日常と非日常がごった煮になってた。
このように1枚12曲入りLPレコードとそのレコ発ツアーがいろんなものを俺の脳内に流通させるんだ。素晴らしすぎる。

B.G.M.「LONDON CALLING / THE CLASH」
今日、12月22日は世界中のボクらみたいな人々がおんなじ事をしてると思う。

写真は先日購入の帽子。今まで手持ちの帽子はひとつだけ。お気に入りだったんでかぶり続けてた。そして20年ぶりに帽子を買った。お気に入りがふたつに増えたのさ。

No.1231 - 2015/12/23(Wed) 00:01:05
全582件 [ ページ : << 1 ... 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 ... 84 >> ]