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ラッキーマンとラッキーウーマンにまつわる話 / 淳吉郎
ぼくのバンド:THE SLICKSは28日(土)に浜松のライブハウス、G-SIDEでライブを演りました。PHONOSICS企画“BAD MOON RISING vol.7”です。

「当日28日の夜に台風12号がハママツ直撃」そんな情報がすでに台風が発生した水曜日の時点でぼくの目と耳に飛び込んできた。ことわりなく飛び込んできたんだ。ぼくが英国人だったなら「オーマイガー!」と言ったであろう。だがしかし、あいにく、そして幸運なことにぼくはニッポン人。「ちくしょう!神様のバカバカバカ!あっ!バカなんて言ってしまいすいません。神様、どうか台風さんをどっかへ移動してください」と言いました。オーマイガーを日本語に変換するとこんなに長い文章になるんですね。

台風来襲が確実な状況のもと、主催するフォノシックスのGt.&Vo.担当:フクちゃんによりイベントの開催決定がその日の午前中に英断された。「ヤッホ〜!ヤッホ〜!ヤッホ〜!」とぼくは50年代に生まれ、今現在もさらに成長し続けているロックンロール山脈に向かって感謝の声を発したのさ。もちろん山彦で帰ってきたぜ。今日はサイコーなイベントだもん、当然だら。

トップはぼくらTHE SLICKS。全8曲を演奏。ステージ上では淳三郎、スカ、淳吉郎3人の息吹が69ヘクトパスカルで渦巻いてたような気がする。客席のみなさまにはどんな感じで届いていたんだろう。
2番目はRyochan&the RICHBUZZ。アカ抜けている楽曲と演奏とたたずまい。ブルーな気分がどこかへ飛んでっちゃう感じ。イェ〜(ロウ)っ! なんつって、グッド・ミュージックの世界へぼくらを誘(いざな)う信号機みたいなバンドでした。サイコー!
3番目はPHONOSICS。3月に発売された1stアルバムのレコ発なのに音源未収録の新曲を2曲披露。生きているバンドっていうのは、この日のフォノシックスみたいなバンドの事なんだと思う。サイコー!
最後がTHE PRIVATES。ライブすべてがサイコーだったのは言うまでもないこと。でも、ぼく個人的にすごく感動したことがありました。この日の終演後、台風が通過したあとバンドの持ち込み機材をワンボックス・カー(プライベーツ号)に積載。ギターアンプだけではありません。ベース・アンプもドラム・セットも。いわゆる完全持ち込みです。すげぇ。年柄年中(ねんがらねんぢゅう)ツアーでニッポン中を走くり回ってるバンドはライブのみならず、すべてがスマート。あっちゅーまに大量の機材がプライベーツ号にきっちり積まれました。スマート・スマート・スマート。ぼくのおじいちゃんの遺言は「大切な言葉は3回繰りかえせ」です。
「ありがとー!」メンバー4人とマネージャー、5人は手を振りながらG-SIDEから家路につきました。まだまだ風が強かったハママツの深夜、ロックンロール台風の目がハママツから遠ざかっていきました。

オーマイガーを日本語変換して神様に向かって絶唱したこの日だった。でも、残念ながら神様の聴力が弱かったのか、それともぼくの声量が小さかったのか。それとも別のなんらかの理由によるのか。台風は予報どおり午後10時半過ぎにハママツを直撃した。でもその日、G-SIDEに集まってくれたお客さんやライブを演った4つのバンドやDJのおふたりやお店の方々はみ〜んなラッキー・マンもしくはラッキー・ウーマンだった。サイコーな時間を店内で過ごしたから。そう思います。遠くからも近くからも、お客さんのみなさま、共演のみなさま、G-SIDEのみなさま、ありがとうございました。そしてフクちゃん!誘ってくれてありがとうございました!
『嵐のロックンロール』という言葉は、まさにこの日のG-SIDEのために存在してるんだ!って思ったのさ。

B.G.M.「ROD STEWART/MAGGIE MAY」
28日のイベント終了後、台風が去るのを待って大勢のお客さんが店内にいました。そんな中、ひとりの男性のTシャツに目が釘付け。ロン・ウッドの顔アップのデザインでした。「おっ!このTシャツどこで買われたんですか」そんなぼくの言葉からロック談義が始まった。彼は浜松在住。フェイセズが大好きなベース・プレイヤーだった。もし台風が来てなかったら、彼はそのまま帰宅してて、こんな出会いは生まれてなかったかも。って話さ。
ロックンロールは、やっぱり瞬間で生まれるのかもしんない。ぼくはそう思うけど。

No.1399 - 2018/07/31(Tue) 00:42:02
法事にまつわる話 / 淳吉郎
☆7月某日。
義父の1周忌が執り行われた。家内の実家を中心とした親戚一族が集まっての法要。「お義父さんが旅立たれて、もう1年が経ったんですね。安らかに過ごされてますか」という気持ちで祈祷。和尚様が読経する般若心経にあわせて我々もいっしょに読経する宗派です。般若心経の横にひらがながふってある冊子が手渡され和尚様とハモりながら読んでゆく。お堂の中に老若男女の声が低〜くこだまする風景。小山の上に建立してるお寺には遠州灘からの南風がふわ〜り舞い込んでいた。

☆ぼくはバンドマン。ザ・スリックスというロックンロール・バンドでギターを弾きながら歌を唄ってます。しかもニッポン語のオリジナル。イェイ。1曲あたり3分30秒前後の楽曲が多いの。だけど、時々、歌詞を忘れてしまうことがあるんだ。自分で作った歌詞なのにだに。曲の歌い始めでいきなり2番の歌詞から唄っちゃったりとか。ダメだねえ。ところがどうだい、和尚様はあのむずかしい般若心経を一字一句間違えずに読んでいました。ほくは感服と敬服と憧憬のユニゾン状態。もしくはスリーコードのロックンロール状態。「プロだから当然じゃん」だなんて、したり顔な言葉は、このぼくが焼き海苔を握るみたいにパラパラって粉みじんにしてやるぜ。

☆『弘法も筆の誤り』なんてことわざがあるけど、弘法さんは絶ぇ〜対っに誤らなかったと思う。先日の和尚様とおなじく。そのことわざは、俺みたいな自分のオリジナル曲でも唄い間違えるような凡人がネタミ100パーセントで作ったに違いない。そう思います。そして下記の通り、ザ・スリックスは今週末、サイコーな共演の方々と一緒にライブします。みなさんよろしく。ザ・スリックスは一番目に演奏します。幾度かスリックスのライブを観に来てくれてる方だったら、もし俺が歌詞を間違えたら、それに気づくことができるでしょう。『門前の小僧、習わぬ経を読む』ってことわざみたいに。ってか俺、何様のつもりだ(笑)

【役員業務終了の日まであと252日】

☆★☆★☆★☆★☆★
☆7月28日(土)
浜松G-SIDE《BAD MOON RISING vol.7》
O/S 18:00/18:30 A/D 2000円/2500円(1d別)
出演:
THE PRIVATES
PHONOSICS
Ryochan&The RichBuzz(Feat.Sally from Baby It’s you)
DJ ABE(over lord 65)、ITOちゃん
THE SLICKS

写真は最近購入のCD。上がラングスティーンの新作「IDIOT ELEGY」。ロックンロールそのものが響いてるアルバム、そう思う。間違ってもロケンローとかロッケンロールではありません。ロックンロールそのもの、なのです。
下はマンホールの2007年発表「BOOGIE OUT」。デビュー作なんだけど、もうすでにこの時点で彼らのスタイルが完成されてる気がした。聴きながら♪ううんううん♪とマブチ・モーターみたいにうなってしまったのさ。

No.1398 - 2018/07/23(Mon) 22:22:09
某日日記 / 淳吉郎
☆7月某日。某ライブハウスにてザ・スリックスの3人は店長ととある案件で打ち合わせをした。
楽しい打ち合わせだった。店長は「淳吉郎さんがこんな人だとは思わなかった」と笑いながら言った。ぼくも「店長さんがそんな人だったとは・・・うんぬんかんぬん」って言葉で応酬しようとしたけれど、彼はやっぱり相変わらずな“いい感じ”なので、その言葉は不要だなって思ってノドボトケのちょっと手前で廃棄しました。
とにもかくにも、とある案件がチョー楽しみなぼくら3人なのさ。

☆7月某日。前日は自分のノドボトケのお世話になったが本日は本当の仏さまをお迎えする日です。
お茄子でつくるおしょろ様。おがらとほうろく。迎え火。2日後は同じやり方で送り火をした。去年のその日から地球はひとまわりした。カレンダーは12枚めくった。ぼくはひとつだけ歳をかさねた。80歳で亡くなったお父ちゃんは80歳のまんま、我が家に戻ってきた。ってことか。つまり、あと29回これを重ねた時のぼくはお父ちゃんとタメ歳で再会するって事か。
ん〜〜〜これ以上、ワンダフルなことは世の中にないんじゃないかな。そう思います。

☆7月某日。音楽仲間の結婚式2次会に出席した。
まあ、顔が甲子園球場みたいに広い彼だから・・・あ、違った。ナゴヤドームみたいに広い彼だから(彼は中日ドラゴンズのファンなのです)、ぼく自身が面識のない多くの方々も参加された盛大な2次会だった。バンドマンの彼だから自身のバンドでの演奏コーナーもあった。数曲の演奏だったけど、ビツクリしたのがブルーハーツの『歩く花』を選曲してたことだった。ま、彼はいろんな部分でセンスがいいからね、納得さ。
タクミックス、ご結婚おめでとうございます。

☆7月某日。浜松のライブハウス、ズート・ホーン・ロロで飲んだ。
相変わらずの店長ダイスケ、そしてバーテン・デビューのハルキくん。ハルキくんとは以前、スリムなブラック・ジーンズが店頭で買えない現状況をなげきあった仲なのさ。ほかのお客さんのうちのひとりの方とも、おもしろいお話を聞くことができた。さんざんお話をうかがった後でお名前を知った。ビツクリした。なんども静岡や浜松のライブハウスのライブ情報でお名前を拝見していたお方だったんだ。活字が実像で登場したっ!スペクタブルっつーのはこの事だろう。
これもライブハウスのいいところ、そう思います。

【役員業務終了の日まであと259日】

☆★☆★☆★☆★☆★
ザ・スリックスの次のライブです。
盟友でありライバルでもあるフクちゃんのバンド:フォノシックス・レコ発になります。
さらに共演はプライベーツ!キャァ〜〜〜。リョーちゃん&リッチバズも楽しみだ!DJも最強なふたり! みなさん、よろしくです!

☆7月28日(土)
浜松G-SIDE《BAD MOON RISING vol.7》
O/S 18:00/18:30 A/D 2000円/2500円(1d別)
出演:
THE PRIVATES
PHONOSICS
Ryochan&The RichBuzz(Feat.Sally from Baby It’s you)
DJ ABE(over lord 65)、ITOちゃん
THE SLICKS

写真はタクミックスのセンスの表れのひとつ。

No.1397 - 2018/07/16(Mon) 22:33:36
ロックンロール・ブラザースの肖像 / 淳吉郎
☆「日曜日のブレック・ファーストは焼いた食パンとコーヒー」って決めてる。だがしかし、モカ豆を使ってコーヒーメーカーで飲もうとしたらうまく作動しない。取説を引っ張り出してきて『うまく作動しない時には』項目を熟読。書かれてるとおりにトライしたけどやっぱダメ。14年間使い続けてるコーヒーメーカーがついにその日をむかえた。そんな7月某日の朝でした。

☆どうして14年間って数字を明確に出せるのかと言うと、コーヒーメーカーを購入した理由が14年前、明確にあったからだ。とあるロックンロール・バンドを浜松にお呼びできる機会を得た。幸運にも。マネージャーの方がこう言う「メンバー全員がコーヒー好きなので控え室にコーヒーを用意していただけると助かります」。縁あって、その後もそのバンドを幾度か浜松にお呼びしている。シーナさん、鮎川さん、奈良さん、川嶋さん。そして、浅田さんと渡辺さん。みなさまが使用してくれた俺のロックンロール・コーヒーメーカーがついに、その日をむかえたのさ。オブジェとして部屋に保存しておくかって?う〜ん、どっちかっつ〜と俺はそんなことはしないタイプだからね。不燃物で処理します。今後はそのコーヒーメーカーにまつわる俺だけのメモリーを心の真ん中に置いといて、ぼくのその日が来るまで保存してく感じかな。

☆6月30日はキルヒヘアでライブ観戦。お店の名物企画「上空の中村」。今回はすべての出演者(DJも含む)が女性という企画だった。オリジナルであれカバーであれ、各世代がそれぞれ自分の音楽を演ってるところがおもしろかった。市販のカレールゥでカレーを作ってもその人の風味になるのにちょっと似ている。その日のDJの女性はぼくの女房だった。我が部屋にいるようだけど「ここはキルヒヘアだに」っていう不思議な体験をすることができたんだ。

☆7月6日はぼくのバンドTHE SLICKSがキルヒヘアでライブ。みなさまありがとうございました。
?@tHe bOは浜松市内の知合い3人でのユニット。打込みビートにロック・ギターが2本。言葉だと80年代っぽい感じだけど、いやいや平成30年の音だった。
?Aトンガラカスとは久しぶりにタイバン。Gt.&Vo.担当だあこえさんの日本語詞がバンド・サウンドで鳴っている。それは80年代後半から90年代半ばに掛けてのバンド、泉谷しげるwithルーザーのあの感じに、うん、似ていると思う。
?BTHE SLICKSは30分枠で8曲を演奏。前回6月のライブ時、演奏中にバスドラが破けて不完全燃焼だったぼくら3人。今回はいつもとおんなじだけど、いつもと違うテンションだったような気もする。どんな音が客席のみなさまに届いていたんだろう。
?C最後はワタナベマモルさん。新曲発表ツアーですって。彼のようなキャリアを積んだミュージシャンのライブの多くは、ファンが喜ぶような自分の代表曲を演ることが多い。実に多いんだ。だがしかし、マモルさんは新曲を演奏する方に重点を置いている。ぼくが彼のことを大好きな理由はこんなところにもあるのです。そして、彼はこの夜もぼくらファンが首肯し続けるサイコーな新曲を連打したのさ。
誘ってくれた旧知の仲、トンガラカスの赤堀さんとシゲル、どうもありがとう。

☆7月7日はキルヒヘアへライブ観戦。SANDY企画「GOOD TIMES VOL 7」。ロックンロールやロカビリーなバンドが6つ出演。以前もこのSANDY企画を観に行ったことがあるんだけど、50年代〜60年代のロックンロールを中心として音が鳴ってる様子がぼくは好きだ。そしてお客さんもぼくと同世代の(若い頃はブイブイ言わしてたであろう)女性の方々が、いわゆるパラシュート・スカートや背中が大きく見えるワンピースなどのオールディーズ・ファッションで踊ってる。嫌いじゃないね、この風景は。
友人でもあるSANDYのDr.担当ハセくん、企画お疲れさまでした。

【役員業務終了の日まであと266日】

☆★☆★☆★☆★☆★
ザ・スリックスの次のライブです。

☆7月28日(土)
浜松G-SIDE《BAD MOON RISING vol.7》
O/S 18:00/18:30 A/D 2000円/2500円(1d別)
出演:
THE PRIVATES
Ryochan&The RichBuzz(Feat.Sally from Baby It’s you)
DJ ABE(over lord 65)
PHONOSICS
THE SLICKS

この写真、見た瞬間にタイトルが思い浮かびました。マモルさんの許可を得てないけど勝手に名付けます『ロックンロール・ブラザースの肖像』。決まりだら。帰り際にマモルさん「あなたのギターは音が大きいけど聴いてて耳が全然痛くならないんだよ。いい音で鳴ってるね」って言ってくれました。ありがとうございます。

No.1396 - 2018/07/08(Sun) 23:12:47
某日日記 / 淳吉郎
☆6月某日。世界規模な救護団体への募金の集金という自治会業務が終了。180世帯もあると、このような“強制ではない募金という活動”への対峙の仕方が各ご家庭それぞれだなあと実感。そんな中、10ブロックあるうちのとあるブロック担当の人が集めたお金を届けに来てくれた。その際、その方は8月と9月に予定されている別件での募金もあわせて持参してきた。「だって、その方が中村さんも楽(らく)でしょ」って言う。「ああ、そうですね」ってぼくは受け取った。彼が帰った後、考え直すと「やや、これは違うんじゃないか。一緒に集金するのは構わないけど、お金を保管しておくのは彼の役目じゃん。もぉ〜ジュンキッチーのバカバカバカ!」。
「ん?ちょっと待てよ」って、もっとクールかつ了見を広くしたい、と思った次第。

☆6月某日。午後23時からサッカー観戦。チームは0対1で敗戦。だがしかし、後半10分はある想定のもとパスを回して時間かせぎ。「おい!なにやってんだ!日本男児たるべきもの、うんぬんかんぬん」「眠い目をこすりながら見てるテレビ画面の前のキッズたちに夢を与えろよ。スポーツマン・シップっつーのはなあ、うんぬんかんぬん」。ぼくはひとりごちた。翌日の新聞やインターネットでは、やはりその件について多くの方々が意見を述べていた。いろいろ読んでるうちに「あ、でも、あのやり方もありだったんだな」って気持ちになってきた。
「ん?ちょっと待てよ」って、もっとクールかつ了見を広くしたい、と思った次第次第。

☆6月某日。夕刻、ピンポーンと呼び鈴が鳴った。「はーい」って玄関を開けると茶トラ柄のネコがいた。
「お〜、こんばんは」
「こんばんは」
「どうしたの」
「あ、あの、最近のキミたちはことあるごとに踊りを踊ってるじゃん」
「ああ〜ネコじゃネコじゃ踊りの事ね」
「あれをぼくにも教えてほしいんだ。ってか今度やる時に混ぜてほしいなあって思って来た次第」
「オッケーオッケー、一緒にやろうよ。あ、キミはアルコール飲めるよね」
「え?お酒飲まなきゃいけないの」
「やや、いけないこたぁないけど、っつーか酔っ払わないと踊れないから、あれは」
「そうなんだ・・・」
「そうだよ。酔っ払わずにネコじゃネコじゃを踊るってのはね、ロックで言えば【テレキャスのオープン・チューニングでギターを弾いてる俺はキース・リチャーズだ】って勘違いしてるヤツみたいなもんさ。ブルースも聴いたことないくせにな。キミは酒を飲みながらストーンズやマディやウォルターを聴いたことあるかい」
「いや、ぼくはストーンズやマディやウォルターを聴く聴かない以前に、飲んだことすらないので・・・」
「そうなんだ。でも大丈夫だよ、うちのミックも知らんうちにああなってたから。飲めるようになったらまたうちに来ればいいよ。そん時にストーンズやマディやウォルターを聴こう」
彼はつり上がってるネコ目の目尻を悲しげに下げながら、トボトボと帰っていった。
大丈夫だよ、飲めるようになったら3人で一緒にネコじゃネコじゃを踊ろうよ。

【役員業務終了の日まであと272日】

☆★☆★☆★☆★☆★
ザ・スリックスの次のライブとうとう今週末!金曜日っ!
みなさま、よろしくお願いします!

☆7月6日(金) 
浜松キルヒヘア《ワタナベマモル新曲発表ツアー》
O/S 18:30/19:30 A/D共に2000円(1d別)
出演:
ワタナベマモル
トンガラカス
tHe bO
THE SLICKS

B.G.M.:
Nico&Mr.チューインガム

No.1395 - 2018/07/02(Mon) 23:03:54
シューベルト『魔王』より / 淳吉郎
「無くて七癖(なくてななくせ)」と申します。たとえば「喜怒哀楽な感情をすべてゴミ袋に入れて可燃ゴミの日に出してしまった、みたいな冷たくかつ無感情なヒト」にもクセは宿っているものさ、と言うことでしょうか。でも実は人間だけではなく、猫や犬を始めとするさまざまな動物にもクセは宿っています。我が家の猫:ミックも、甘えたいときには自身のカギしっぽを家内やぼくのふくらはぎに引っ掛けてくる、などなどいくつかのクセを持っている。そして極めつきは排便時。したばっかのウンコに砂をかけず走り去る、と言うことをたまにやらかすんだ。「ピンポン・ダッシュ便所編」と言えば想像しやすいでしょうか。エコーびんびんな100ワット・マーシャル・アンプで響かせた感じでウンコの臭いが部屋中を席巻するのさ。

先日も便所編がおこなわれた。彼のいいところは走り去って数分後、やはりその臭いが気になるらしく、気づくとトイレの所に戻ってきてカサカサカサと砂をかけ排便業務を完結させてる、ってとこ。ひな祭りの日にお年玉を渡す感じにちょっと似ているか。さすがミック。フェイントを掛けてぼくたちをハラハラさせながらも、いつしか安心させているのさ。これは中村家のバイオリズムの一端を担(にな)っているという責任感のあらわれだと思います。うん、かわいく、そしてサイコー。目の中に入れても痛くない、とはこの事か。たぶんそうだろう。

でも、その日は違った。排便し時間差で砂をかけた後でも、なんどもトイレに行ってる。よおく見ると排便排尿の体勢を取っている。だがしかし、ウンもニョも出てない。「ちょっとこれは変だな」。すぐにインターネットで検索『ネコが何度もトイレに行く』。ヒットした。尿路結石(尿道に石が詰まる症状)の疑いあり。雄猫の3歳から5歳で発症が多い。すぐに病院へ連れて行くべき。ミックは現在5歳。ぎゃぎょぐわぎゃぁ〜。世界中にあふれてる濁音をぼくは一瞬で収集し発声したのさ。わかるら、この気持ち。非常事態発生なんだ。

翌日の午前7時前、勤務先へ電話「飼い猫の調子がよろしくないので午前半休します」。開診時間に合わせてかかりつけの病院へ。予約優先なので待合室でしばらく待機。いろんな大きさの犬やキャリーボックスに入った猫といっしょ。今までと違う新世界にたたずむミックも狭いキャリーボックスの中です。
「わぁ〜〜〜おぉぅ〜〜〜わぁ〜〜〜おぉぅ〜〜〜」
「おい、ミックすげぇ声だな」
「♪かぜ〜のように〜うま〜をかり〜かけりゆ〜く〜もの〜あり〜♪」
「ミック、おまえ、それ、シューベルトの『魔王』だら。いいバリトン声じゃんか。でも、どこで覚えたの、シューベルト。あ、うちにレコードあったか」。
彼の歌声が動物病院にこだましていた。お客様はミックの声に釘付けだった。本当の話さ。

診察の結果、石は詰まっておらずひと安心。膀胱炎ではないか、とのこと。尿意をもよおし排尿させるための点滴処置がされた。帰宅後の薬として尿道への細菌感染を防ぐ錠剤が8日間分処方。午後からの勤務の後、夕方5時半過ぎにちゃっと帰宅。しっかりとニョもされていてオッケーオッケー。黒ラベル片手に今やまぼろしの踊りと言われているネコじゃネコじゃ踊りをひとりで乱舞。ミックは午前中の別世界体験のためお疲れモード全開で不参加だった。ソロ・ダンシングの夜だったが、ん〜〜〜やっぱ、あの踊りはミック&ジュンキッチーで成り立っているんだなと痛感。サイコーなツー・トップで成り立ってるサイコーなロックンロール・バンドやサッカーチームが世界中に存在してるように。ね。その日以降のミックは絶好調です。ありがとう。

【役員業務終了の日まであと279日】

☆★☆★☆★☆★☆★
ザ・スリックスの次のライブです。

☆7月6日(金) 
浜松キルヒヘア《ワタナベマモル新曲発表ツアー》
O/S 18:30/19:30 A/D共に2000円(1d別)
出演:
ワタナベマモル
トンガラカス
tHe bO
THE SLICKS

B.G.M.:
Nico&Mr.チューインガム

B.G.M.「マジカル・ミステリー・ツアー/ザ・ビートルズ」
ちょっとした理由で昨日(24日)は2曲目収録の『フール・オン・ザ・ヒル』を何回も聴いていた。その流れで聴いてます。やっぱスゲぇなあ、このアルバム。
写真の右は数年前、家内が浜松市内の中古盤屋で買った中学校の教材レコードっ! 100円っ! B面1曲目にシューベルト『魔王』が日本語詞で収録。素晴らしいニッポンのバンドマンはみーんな素晴らしい日本語詞でサイコーな洋楽ロックンロールをカバーしている事実をぼくらは知っている。でも、クラッシックでも演ってた!サイコー過ぎます!

No.1394 - 2018/06/25(Mon) 23:57:01
先週のいろんな話 / 淳吉郎
毎日の通勤時の道すがら、街道沿いには民家やお店や会社などが立ち並んでいる。たまに、建物が取り壊されていることがある。なんらかの事情なのだろう。でも、それって気づいた時には取り壊されてた、って感じ。「あれ?ここにあったのどんな建物だっけ?たしかお店じゃなくって普通の民家だったような気がする、けど会社の事務所だったような気もするし、まあどっちでもいいら。俺にはカンケーねぇし」毎日見ている景色なのに、人の記憶というのは実にあいまいなものです。そして人間ってのはとっても薄情(はくじょー)な生き物。

先日のバンド練習はベース淳三郎の仕事の都合で夜7時からだった。梅雨と言っても実際には夏に片足を突っ込んでるようなもの。『ベンケーの泣き所』ぐらいの位置まで踏み込んでる感じ。だから夜7時前でも世界はまだ明るい。スタジオへ向かう途中、ふっと右側を見た。とある3階建てのビルがある場所。「あぁーーーっ!」ぼくは車内で叫んだ。そのビルが取り壊され、まっさらになっていたんだ。30年ぐらい前、そこでとある楽器屋が営業をしていた。2階がライブ・スペース、そこで何回もライブをした。3階の練習スタジオも多用した。20代前半のぼくのメモリーが詰まった建造物がなくなってしまったんだ。そして、ぼくのメモリーはぼくの心の中だけで存することになったのさ。ぼくがこの世から立ち去るその日まで。結局、建物と人間はおんなじなのかもしんない。

15日(金)は浜松キルヒヘアへライブ観戦。メンバー4人全員がぼくの友人である新バンド、Nowhere-s LINEのデビューかつ初企画『Soul Ingredients vol.1』。彼らはもとより、出演した方々ぜーんぶが初見であり、ぜーんぶが面白かった。まるで初めて訪れた旅先での名所巡りみたいな感じだったのさ。

16日(土)は浜松キルヒヘアへライブ観戦。FLORIANS企画『HEATSHOCK!!』。フローリアンズがまた演りやがった超弩級パンク・パワーポップ・イベント。全5バンドがサイコー過ぎた。でも、うれしかったのはトリ前、トリに演奏した大都市バンドと互角のライブを地元のBEATSEEKER、PHONOSICS、そして主催のFLORIANS(3人のうちふたりは岐阜県中津川市)がやったことだった。イェイ。

17日(日)は浜名湖弁天島のWEST HOUSEにてぼくのバンド、THE SLICKSがライブ。FUMBLERS’ 66企画『FOOLISH HEART INN VOL.7』全8バンド出演。オールディーズ、ロカビリー、ハードロック(ヘヴィメタル)、そして俺らのようなビート系(なつかしい響き!)がそろい踏み。ロック・ガイド・ブックの第一章から第四章までを生で体験できる感じか。うん、たぶんそうだ。いい体験をしました。集まってくれたお客さん、共演のみなさま、WEST HOUSEさん、ありがとう。そして主催のハルヤス、誘ってくれてありがとう。企画お疲れさまでした。

【役員業務終了の日まであと286日】

☆★☆★☆★☆★☆★
ザ・スリックスの次のライブです。

☆7月6日(金) 
浜松キルヒヘア《ワタナベマモル新曲発表ツアー》
O/S 18:30/19:30 A/D共に2000円(1d別)
出演:
ワタナベマモル
トンガラカス
tHe bO
THE SLICKS

B.G.M.:
Nico&Mr.チューインガム

写真は先週、購入したCD「仁輪加/SON RING BO」。熊本のロックンロール・バンド、仁輪加の1stアルバム。ぼくはニヤニヤしながら、うなずきながら、たまに「チクショウ」と思いながら聴いてるのさ。

No.1393 - 2018/06/18(Mon) 23:24:13
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