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ミック。 / 淳吉郎
なあにジロジロ見てんだよ
No.1125 - 2014/04/23(Wed) 21:48:26
栄光の裸眼。 / 淳吉郎
先日の日記のとおり目の手術をしたんだけど、実はこの時に人工のレンズを目ん玉に装着しました。んで、これにより今まで近視で遠くが見づらかったのもちょっぴり回復。めがね無しでの生活がスタートです。

小学5年生ぐらいからめがね使用だと記憶してる。じゃあ36年ぶりの裸眼か。おめめまるはだかだ。
20歳のグラドルが22歳でオールヌードになったとして。彼女が58歳でまたもやすっぽんぽんオールヌードになった感じといえば想像しやすい。
つまりショッキングな出来事だったのさ、ぼくのめがね無し生活再開は。

メジャー・ミュージシャンのライブをはじめて観たのが高校1年生ん時。だから、それ以来すべてのライブをめがね越しに観てきたってことで。
「裸眼で観る最初のミュージシャンはどなたになるのか」ってのは個人的にきわめて重要な問題です。名付けてジュンキッチー・ラガン・アワードさ。

18日(金)は名古屋へライブを観に行きました。ボブ・ディラン。
初見がディランです。栄光の裸眼が誕生しました。
青いじゅうたんが敷かれたラガン・ヴァージン・ロード。そこをディランがあのしかめっつらでこちらに歩いてくる感じといえば想像しやすい。

一曲目が始まって唄いだした瞬間「あ、間違いなくディラン本人だ」と思った。
ジョン・レノンは60年代にインタビューでこう語っていると聞きます「ボブ・ディランの歌詞を分析しなくても彼の声を聞きさえすればいいんだよ」。
ディラン詩集を読んでも理解ができないぼくにとってジョンの言葉がどんなに救いとなっているでしょう。その声がすぐそこで鳴っているんだぜ。

熟練のバンドを従えたほんとうに素晴らしいライブでした。個人的にはスローな曲が特に沁みた。客席からは「ボビ〜っ!」なんて気安く声援が飛んでたけど、そんなこと俺にはできなかった。裸眼でギュって見つめてたのさ。
そしてライブを観ながらこんなことも考えたんです。
「世界各国の大統領や首相や要人のみなさんが、もしディラン本人と会ったらどんな対応をするんだろう。たぶん、みんな握手やハグなんかしないだろうな。深々と一礼をするのかもしんない。でも、それって、もしかしてディラン本人に頭を下げてるんじゃなくて《ボブ・ディランという存在》に対して頭を下げてるのかも。いや、待てよ、実は俺自身がそうなのかもしんないな。彼の存在に敬意を抱いてるのかもだぜ」。

昔も今もこれからも、いつまで経っても、みんなディランについて議論したり思いをめぐらしたりするのでしょう。

B.G.M.「KENNY BURRELL / MIDNIGHT BLUE」

2014.5.10(sat) MUTSUMI pre.【Rock On !!! vol.1】
~ALL THAT GROOVING 3rd ALBUM『GREED』レコ発~
浜松MESCALIN DRIVE
OPEN/START≫17:30/18:00
ADV/DOOR≫1500/2000 (+1d 500)
[BAND]
・やさぐれ(横浜) , ALL THAT GROOVING , KiLLER Q , FLORIANS ,
WILDCARD ORCHESTRA , THE SLICKS

[DJ]
・junpierre(スカダルマズ) and more…

写真は今回の物販で購入の長袖Tシャツ。
今までたくさんのライブでたくさん物販購入してきたけど今回のTシャツ・デザインはお気に入りベスト・スリーに入りますね。
ぼくが書いた先日のウィルコ・ジョンソン・ライブの日記。そこで記したディランのシングル曲『窓からはい出せ』のジャケット・デザインを使用してるって事に「ディランと俺はつながってる」って一方的に縁を感じてるんだ。

No.1124 - 2014/04/20(Sun) 22:59:06
時計の針。 / 淳吉郎
☆時計の針は右回り。いちばん細いのが60回キザめば次に細いのがひとコマ動く。
そいつが60コマ動けばいちばん太くて短いのが5コマ移動する。
つまりぼくらも5コマ老いている。

☆このさき文明が発達してって「夢のアンチ・エイジング・マシン発明される」なんて記事がマスコミをにぎわしたり。
ふたを開けたら、なんてこたあない。時計の針が左回り。
いちばん太くて短いのが5コマ移動したらぼくらも5コマだけ若返るのさ。

☆そんな時代になったとしてもぼくは右回りの時計を使い続けるだろう。無理して若返りたくはないぜ。
「昔はよかったなあ」なんつってリトル・リチャードのレコードを聴きながら♪ウゥ〜マイ・ソォ〜ル!♪って言いながら部屋で踊るんだ。若い頃とおんなじように。

☆年齢を重ねると身体もそれなりに傷(いた)んでくる。
半年ごとに眼科通院してるんだけど数年前から指摘されてた事がありました。
そして、ここ1年間で視界における自覚症状が顕著になった。まるでロンドンに住んでる気分なんだ。《霧の都》なんて呼ばれ方をされる街です。
我が眼球、白内障がひどくなってきちゃった。
そうさ、うすもやが掛かった浜松はぼくだけのロンドンなんだ。

☆4月7日にまず左目を手術。
「ぴっぴっぴっ」メトロノームみたいな心電図の無感情な音。
右腕に巻かれた血圧計が変拍子のタイミングでぎゅっ。締まる。
ベッドの左側にある装置が「ぶぅ〜ぶぅ〜」花粉症のチャーリー・パーカーが吹くアルトサックスみたいな音さ。
んで手術が始まった。目の手術でしょ。すごいんだ、これが。目薬の麻酔が掛かってて痛くない。だけど手術が見えるわけよ。あ、先生が水晶体(目のレンズ部分)をいじくってるなあ、みたいな。そして視界の向こう側では手術台の電燈がゆらゆらと揺れてんだ。

☆20分ぐらいで手術は終了。手術台から起きてひとこと
「先生、サイケデリックでした。すばらしい」
「あははは。いろんな色が見えた?」
話が通じる先生でよかったよかった。
40歳ぐらいの女医なのさ。

☆手術当日と翌日の診察まで眼帯着用。それで眼帯がはずれるんだけど、はずすと「あら、びっくり」なニュー・ワールドだった。年末の大掃除で汚れをふき取った窓ガラス、あの感じ。眼帯がはずれてひとこと
「先生、キレイです」
「ありがとう。でもまだ見えてへんに」
話を合わしてくれる先生でよかったよかった。しかも関西人なのよ、先生。
右目は14日に手術しました。

☆視界がクリアになっただけなのに若返ったような錯覚を起こしているのは事実さ。

☆先日、ロアーズ、マギーズのフクちゃんと呑んだ。
お互いが見た最近のライブの感想から始まって気付けば4時間。しゃべりっぱなし。ほとんどロック談義、バンド談義。
ライブハウスで出会って最初に会話した時から今までずっと、話してる内容はおんなじ気がする。清志郎が出てくる、シナロケが出てくる、パンクが出てくる。
あいかわらずぼくらはとても似ていて、とても違うんだ。
今日も時計の針は右に回っているのさ。

B.G.M.「BOB DYLAN / I SHALL BE RELEASED」

2014.5.10(sat) MUTSUMI pre.【Rock On !!! vol.1】
~ALL THAT GROOVING 3rd ALBUM『GREED』レコ発~
浜松MESCALIN DRIVE
OPEN/START≫17:30/18:00
ADV/DOOR≫1500/2000 (+1d 500)
[BAND]
・やさぐれ(横浜) , ALL THAT GROOVING , KiLLER Q , FLORIANS ,
WILDCARD ORCHESTRA , THE SLICKS

[DJ]
・junpierre(スカダルマズ) and more…

写真は7日のもの。眼帯というよりデカいガーゼだな。

No.1123 - 2014/04/16(Wed) 23:06:50
各地で桜が咲いたり散ったり。 / 淳吉郎
我が家ではこんな桜が満開なの。
芝桜という名前だそうです。

No.1122 - 2014/04/05(Sat) 17:08:22
とろ火 / 淳吉郎
☆土曜日。明け方に夢を見ました。鮎川 誠さんがギターを弾いてる夢。鮎川さんには何度も夢の中でご出演いただいております。
「ぎゃぁいん」
マーシャル直結の音がやっぱり鳴っている。夢ん中でも。
夢を見てますが下界の音も聞こえる。眠りが浅いのでしょうか。
「ホーホケキョ」
うぐいすです。寝室付近の木からストローみたいな声で鳴いている。
また聞こえます。
「にゃあ」
飼い猫です。ブレックファアストのさいそくに違いない。

☆そのうち3つがいっしょに鳴りました。
「にゃあホケぎゃぁいん」
ベットから飛び起きる。午前5時45分。
「しまった!今日は休日出勤だった!」
午前7時から始業です。
「土曜日に朝7時から仕事かよ」
ミック・ジャガーみたいにおしりをプリプリ振りながら出社したのさ。

☆いつだったか女性ヴォーカルをあまり好まない人に出会ったことがあります。当時すでにシーナ&ロケットを聴いていたわたしからは信じられない出来事でした。わたしは女性ヴォーカルが好きなのです。
西暦1980年代後半に我が国で多くのバンドがデビューしました。通称;バンド・ブームです。
プリンセス・プリンセスという女性バンドの『ダイアモンド』という曲が大ヒットしました。モータウン調の曲はわたしの嗜好にぴったり。そして歌詞もたいへん気に入りました。

☆プリプリの姿をブラウン管や雑誌でひんぱんに見かけるようになりました。きれいな女性の5人組。その中でひときわ目を引く女性がいました。わたしの好みのタイプです。ロックのたたずまいな彼女はギター担当の中山加奈子さんでした。
『ダイアモンド』は加奈ちゃんの作詞でした。あるギター雑誌のインタビューでは好きなミュージシャンの名前としてジョニー・サンダース、そしてジョーン・ジェットの名前をあげていた。
「キミに決定っ!!!」
わたしは本屋さんでつぶやいたんです。

☆3月29日、豊橋AVANTIで加奈ちゃんのバンド;VooDoo Hawaiiansがライブしました。
平日の疲れ及び休日出勤の疲れをひきずりながら夜はアバンティです。しかし出発前、部屋でTシャツを着替えた瞬間に気持ちが変わりました「おう!加奈ちゃんのライブ行くぜ」。着替えたのはジョーン・ジェット&ブラックハーツの黒Tシャツさ。

☆開演10分前にお店に着くとほぼ客席は埋まっておりました。わたしは立って観たい。ので一番うしろのスペースに陣取りビールを飲み始めました。
前座が終わると加奈ちゃんたちの登場です。おう、加奈子、会いたかったよ。25年前のギター雑誌の中にいた彼女がステージにいます。

☆中山加奈子さんの唄とギター、そしてギター・ベース・ドラムの男性3人によるヴードゥー・ハワイアンズの演奏。洋楽のエッセンスが入ったまぎれもない日本語のロックがありました。どの曲も曲調がさまざまでカッコいい。
アンコール。「一曲カバーを演ります。ランナウェイズを演ります」と彼女。「イェ〜イ」とわたし。曲が始まった。けど曲名がわからない「こんな曲あったっけ?」。
唄いだして『チェリー・ボム』だとわかりました。あの大名曲が完全にアレンジされていた。ビツクリです。そのセンスに乾杯です。

☆物販で音源を買おうと思いましたが売り切れとの事。彼女は気さくにファンのみんなとの写真撮影に応じています。わたしも一緒に写真を撮ってもらおうかと思った。
けどダメなんです。行ってはダメ。彼女の近くに行ってしまったらおそらくわたしは燃えに燃えてしまうでしょう。ぴゅるるるる〜って打ち上げ花火みたいに上昇して戻らぬ人になってはいけません。
だって5月10日にはザ・スリックスのライブがあるんですから。
加奈ちゃんを遠くからちらちら見ていた。
とろ火でコトコトとカレーを煮込む、あの感じ。

☆ザ・スリックスのライブです。

2014.5.10(sat) MUTSUMI pre.【Rock On !!! vol.1】
浜松MESCALIN DRIVE
OPEN・START≫未定
ADV・DOOR≫未定
[BAND]
・やさぐれ(横浜)、ALL THAT GROOVING 、FLORIANS、THE SLICKS
and more...
[DJ]
・junpierre(スカダルマズ)


写真は最近購入の音源。左がシオンの新作「不揃いのステップ」。右が山口冨士夫の「ひまつぶし」ボーナス・トラック満載のリマスタリング盤。どちらも素晴らしい。

No.1121 - 2014/03/31(Mon) 22:37:33
ミックとポール / 淳吉郎
まるで線対称。
No.1120 - 2014/03/28(Fri) 22:47:39
ミック / 淳吉郎
犬と猫のツーショット写真みたいになっちゃった。
No.1119 - 2014/03/24(Mon) 10:45:33
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