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けものみち / 淳吉郎
十人十色。蓼(タデ)食う虫も好き好き。
百人のギター弾きが弾くのは百通りのギター。1000のバイオリンに憧れた少年が手にするのは1本のバイオリン。

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No.1040 - 2013/02/20(Wed) 23:43:18
先週の話。 / 淳吉郎
☆昨年10月にストーンズが『Doom and Gloom』という新曲を発表した。いろんな人がその曲に対してコメントをした「カッコいい」とか「カッコ悪い」とか。俺はカッコいいと思った。1989年に“STEEL WHEELS”というアルバムを出した時に『Mixed Emotions』と言う曲がシングルカットされた。初めて聴いた時「ストーンズだね!って曲なんだけど、でもなんかちょっぴり違う」と思った。コード進行とか唄のメロディーとか曲の構成とかが。俺の心の琴線に触れたの。鳴ってるのはギターの弦だけど触れたのは琴線なんだ。今回の新曲を聴いた時も同んなじ感じを受けた。琴線が揺れている。
『Doom and Gloom』の10インチ・アナログ盤の存在を知ったのは12月1日。ネット販売の王者、○マゾンにて。アメリカからの輸入らしい。即注文。でも、ショップに商品として出してるのに「入荷日未定」との事。なんだかなぁだね。そのうち友人が渋谷のレコード屋で入手したとの情報キャッチ。ニッポンに既に入国してるルートもあるわけ?王者、ア○ゾンどうした?負けてるぜ!だね。
12月末にメール連絡あり「お届け予定日が確定しました。予定日:1月7日〜29日」ありゃりゃぁ〜だね。でもいいさ、ここまで待ったんだ。一日も一週間も一か月も全部一緒だ。カレンダーならたったの一枚分だ。「待つ」って二文字に変わりはないのさ。『Waiting on a Friend』って曲もあるぐらいだし。レコードは俺のマブダチ。アマ○ン君、キミを信じてるよ。
1月某日、ネット検索をしてると世界規模のレコード・ショップのネット販売で件のブツを発見「なんだ、こっちならもっと早く手に入ったのに。でもせっかくだし待っていよう」。
1月29日にメール連絡あり「申し訳ございません。今しばらくお待ちくださいませ」。やい!アマゾ○!このヤロー!いい加減にしろ!てめぇーうどんで首吊れ!豆腐のカドに頭ぶつけて死んじまえ!コンニャク踏んでスッ転べ!
あいつは『Time Waits For No One』って曲も知らないんだろう。時間はまるでダイアモンドの光なのさ。さようなら。
2月1日、世界規模のレコード・ショップからレコードが届いた。二日間で到着。うれしかったけど裏ジャケットを見て「やべぇ」と思った。英語でナントカMixって書いてあったんだ。ロックンロールのレコードでナントカMixって書いてある音源でカッコいいのに出会った事ないのね。聴いたらやっぱそうだった。ドラムの音がユーチューブのプロモの音とちょっと違う気がするの。CDのベスト盤買おうかな・・・。

☆日曜日はメスカリンへイベントを観に行った。いつも観るバンド、久しぶりに観るバンド、初めて観るバンド合計7バンド。行って良かった。いろいろ感じた。
「んじゃぁ俺はどう演ろうか」とか考えながら駅の改札口を出た夜11時。何人かの人と家路を急ぐ。歩くのがみんな速くてビックリ。でも後姿を見ると、やっぱり、みんな、何かを考えながら、歩いてるような、そんな気がした。上を見上げたけど月は見当たらなかった。気にする事はない。タイミングが悪いだけさ。

B.G.M.「THE ROLLING STONES/IT’S ONLY ROCK’N ROLL」

写真はマイカーのバンパー。運転、下手なわけじゃないけど、かといって上手くもない。知らぬうちにコスってたりするんだ。まるで思春期の男子中学生だ。この前、ガソリンスタンドの洗車機でジャブ〜なんて洗った後に車外に出て窓ガラスを布きれで拭いてた。ふと下を見るとバンパーが外れてた。自動車修理工場に行って新品に取り換えようかと思ったけどきっと高価だし。帰宅後に布ガムテープで補強。これがカッコいい。外人みたい。布ガムテープがボロボロになって剥げてきた時がサイコーに違いない。その時こそステッカーが剥げ落ちたボロボロのジョー・ストラマーのテレキャスターに一歩近づく時さ。俺の軽ワゴンが。

No.1039 - 2013/02/04(Mon) 23:13:42
ユーモアのセンス / 淳吉郎
「あの人は○○の天才」だとか「彼は天才的な△△」なんていう言い方をする事がある。でも、あの人も彼も○○や△△を習得したんだ。先輩や先生や歴史上の人物から学んだのさ。先輩や先生や歴史上の人物だってそのまた先輩やそのまた先生やそのまた歴史上の人物から学んだんだ。そして学んだだけでは終わらず、アイデアを加えたんだと思う、そんな方々は。『アイデア』は『才能』って呼び換えてもいいかも。スポーツだったら『体力』とか。そこでスゴい人と、そうでない人ができるのさ。
そうでない人は面白くない。だってスゴい人はチャートで1位取っちゃうし。異性からも同性からも人気をゲットするし。アルバイト感覚で始めた本業以外の仕事でもそれなりの結果を残すし。「つまんねーなぁーあいつばっか」だよ。そしてなによりもスゴい人が羨ましい。憧れちゃうんだ。「いいなぁーあいつばっかり」だよ。もしかして僕らは「自分らが平凡である事を肯定する」ために「スゴい人を天才と呼ぼう」って事にしたのかも。安心したいんだ。言葉は武器にもなるしシェルターにもなるんだ。
スゴい人と、そうでない人がいる。こっち方面ではそうでもないけどあっち方面ではスゴいかもしんない、その人は。人間は誰一人として同んなじじゃないなんて。神様は「ユーモアのセンス」の持ち主だ。

小学生から中学生へ進んだ時、授業に英語が加わった。外国語なんて別世界。文字通りに。「なんでこんな言葉を覚えなきゃなんないの」って。んで「英語の先生はどうやってこんな言語を覚えたんだろ」そう思った。先生には、やっぱり、先生がいて。その「やっぱり、先生」には「やっぱり、やっぱり、先生」がいて・・・やっぱり、やっぱり、やっぱりと山脈は過去へと続いてゆくのでした。ちなみに、通称:やっぱり山脈の頂上では「ヤッホー」じゃなくて「やっぱー」って言うんだよ。しかしなんで通常の山では登頂に成功すると「ヤッホー!」って言うのかね。意味が無さそうだし「ヤッホー!」。歯切れの良さだったら「ミックー!」とか「チャーリー!」とかの方がいいぜ。だって、東京ドームのストーンズ・ライブでは、みんな客席から向こうにある遠いステージに向かってそう叫んでるら。その事からもそれは立証されている。
英語の先生に英語を教えたのはもっとスゴい英語の先生なんだ。こうやって、さかのぼってゆくと最後に行きつく人がこのニッポンで最初に英語を覚えた人って事になる。はず。んじゃぁ、そのニッポン人は誰から英語を教えてもらったの?って事さ。“ALL THE YOUNG DUDES”を「すべての若き野郎ども」って訳した奴は誰だ?って事さ。英語圏の外国人から教えてもらったとしても外国人もニッポン語を知らないからね。「ALLはすべて」とか「YOUNGは若い」とかって誰も照合できなかった。はず。

明治時代の初頭。一攫千金を夢見て年末ジャンボ宝くじを何枚も買ったサラリーマン達がいました。大晦日が抽選日。宝なんてそんな簡単に手に入るもんじゃないぜ。やっぱり当たらなかった。奥さんから「あんた、そんな紙切れを何枚も大枚はたいて買ってどーすんのよ!当たるわけないっしょ!安い給料なんだからお金の使い道をちょっとは考えてよ!このうすらトンカチ!」なんて言われちゃって。しょげ返りながら紅白歌合戦を見ているサラリーマン達でした。
当時、黒船ならぬ黄色い潜水艦で英国からニッポンに来日したジョンという若者がいました。潜水艦で来たけどJALのハッピを着ていたんだって、彼は。ジョンはニッポンが気に入ったらしく。それは、のちに彼がゲージュツ家のニッポン女性と恋に落ちた事からも推察できる。ジョンはワーキング・クラスのサラリーマン達にシンパシーを抱いていた。宝くじが外れ、奥さんからもダメ出しされてしょげ返るドリーマー達に。そして、彼はドリーマー達の前に現れてこう言ったんだ“POWER TO THE PEOPLE”って。
「ジョンはPOWERって言った時に腕を曲げて力こぶを作ったぜ。パワーは力って意味かもしんない」「ジョンはTOって言った時にこっちを指差したぜ。トゥーはあっちに向けてって事だな」「レノンはPEOPLEって言った時に俺たちみんなを指差したぜ。ピーポーって人々とかみんなって意味だよね、きっと」。
こうやって想像力やアイデアにあふれる天才的な人たちの言葉と解釈のやり取りがニッポン語と英語を結びつけたのさ。

中学生時代から始まった英語とのお付き合い。親しむにつれ面白い言葉の存在がある事にビツクリした。
“Hi !”「はぁ〜い!」。あいさつの言葉は同んなじだった。
“Oi !”「おい!元気?」威勢のいいダチ言葉は同んなじだった。
“I THINK SO”「そう思います」。「SO」は「そう」だった。
英語と日本語。同んなじ発音で同んなじ意味を持つなんて。そんな粋な計らいをした「ユーモアのセンス」の持ち主はどんな人だったんだろう。

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No.1038 - 2013/01/27(Sun) 14:05:43
お疲れ様でした。 / 淳吉郎
路ちゃん、お疲れ様でした。
ニルヴァーナ・トリビュートはねぇ、おそらくニルヴァーナのような楽曲や演奏が半分以上収録されるわけでありまして。そんな中、柳茶屋はアルバムの一番最後に収録されるんだよ。キミらの曲によってトリビュート・アルバムはすごい重みになると思います。
楽しみだー。

B.G.M.「TYRONE DAVIS/WITHOUT YOU IN MY LIFE」
タイロン・デイヴィス、カッコいい!

No.1037 - 2013/01/22(Tue) 22:00:41
昨日はありがとうございました / 古木@柳茶屋
昨日は寒い中&遠いところご夫妻でのご来場頂きまして、本当にありがとうございました。

いいライブも悪いライブも必ず感想をくださり、いつも感謝しております。

いつかニッポン代表となれるように日々精進しますね。(笑)

No.1036 - 2013/01/22(Tue) 00:01:36
土日。 / 淳吉郎
昨年末にアコースチック・ギターの大掃除をした。全然、弾かないんでギターはホコリまみれ。積年のホコリはギターと一体化。ちょっと膝の上に載せて♪ぽろろん♪なんて弾いてみた。その音はとても、はかない音だった。ホコリを掃かないだけに。
ギターポリッシュなんつー専用ワックスで磨いた。キュッキュッ。そこそこ綺麗になったギター。それを見てたら新しい弦に張り替えたくなって張り替えた。張り替えたら弾きたくなって弾いた。それは、ちょうどウィンドウ・ショッピングをしてたらカッコいいライダースを見つけて、見てたらなんか着たくなってきて、店員さんに「ちょっと着させてもらえます?」なんて言っちゃって、「いやぁお似合いですよ」「そう?いやぁーこんなライダース欲しかったんだよねー」「あーお客さん、これ限定品でしてねー、トキオのショップじゃぁもうソールド・アウト。浜松じゃうちだけなんですよー仕入れる事ができたのは」「マジー?そんじゃぁ買っちゃおっかなー」「次いつ入るかわかんないっすよー買える時に買った方が」「だよね、だよね、だよねー、カードOK?」「もちオッケー!お支払いは?」「一回で!」「かっくいー!」みたいな風景にちょっと似てる。
実は、年明けから、たまに、部屋で、アコースチック・ギター弾き語りでロックンロールできるか実験中。

土曜日は浜松ベガス・スタジオでライブ観戦。
☆Re:mones・・・ラモーンズ・カバー・バンド、リモーンズ。ライブ観るの1年ぶりぐらい。すごい上達しててビツクリした。この先が楽しみ。
☆BEATSEEKER・・・ギターがいい音出てた。MCが少なかったけど、曲数も少なかったのかな。あっという間にライブが終わってしまった気がした。いい演奏だったし、もうちょっと聴きたかった。
☆THE LOWNUMBERS・・・相変わらずのローナンだった。ローナン節全開。カツヲ節は削っても削ってもカツヲ節なようにローナンは何を演ってもローナン節のだし汁、濃い目。レコーディング中の新作が楽しみ。

日曜日は静岡:騒弦まで柳茶屋とNatural Lowのライブ観戦。
☆柳茶屋・・・何度も観てるけど今回はホントに唯一無比のバンドだと思った。“間”をあそこまでモノにして“音”として鳴らせるバンドは少ない。そして例えばニルヴァーナ・トリビュートという世界レベルでのアルバムを作るとしたら堂々とニッポン代表として収録されてほしい。そんな思いを抱くライブだった。
☆Natural Low・・・今回は彼らのレコ発企画だった。全5バンドの中、トリで出演。初めて観た。噂に聞いていたがもの凄い轟音だった。爆音ではなくって轟音。音がでかいというよりもぐわぁーと唸ってる感じ。だけど曲調はよく聞くとポップ。面白いなと思った。企画お疲れ様でした。

B.G.M.「THE TRAVELING WILBURYS/VOL.3」

写真は新しいメンバー募集チラシ。ある楽器屋で「シンプルですね〜」と感心された。「なんかジャンルとか書きますか?」「いえいえ、いいんですよ。この写真見てピンっ!って来る人がいいんです」
つまりシンプルだけど、これは、めちゃくちゃジャンルを限定してる募集チラシだよなって、俺自身そん時に気付いたのです。

No.1035 - 2013/01/21(Mon) 23:37:58
人間性の話。 / 淳吉郎
昨年末、自分のバンドのドラムスを新たに探さなければいけない事になった。そこで俺はインターネットを利用した。インターネットでなんでも手に入る時代だし。全国組織のバンド募集サイトっつーのがあって。そこにログイン。投稿及びメンバー検索。「二匹のうさぎを追っかけたって一匹も捕れないよ」なんて事を多くの人々が古(いにしえ)から申されております。が、しか〜し、この俺は2年半前にドラムスを募集した時「ブルース、R&B、ソウル等の黒人音楽。そして60年代ビート・バンド〜グラム・ロック〜パブ・ロック〜初期パンク〜ネオ・モッズという流れの中のロック。そして邦楽だったら鮎川誠、忌野清志郎、ヒロト&マーシー、めんたいロック、ピーズ、グルーヴァーズ等の日本語のロック。そんな音楽を好むドラマー大募集!」という言葉で募集広告を出した。とっても解かりやすい音楽嗜好。思考。指向。志向。それってつまりイカしたロックン・ロールって事でしょ!みたいな。たった一匹のうさぎだけを追いかけ続けてるぜ!みたいな。が、しか〜し、そんなうさぎはどこにもいなかった。浜松にうさぎはいなかったんだ。うなぎならいるけど。
そんな体験をもとに昨年末は作戦変更。んじゃぁ今回は二匹も三匹も追っかけよう!みたいな。ひとりでフォワードとミッド・フィルダーとボランチだ!みたいな。守備範囲だって拡げるぜ。ひとりでキャッチャーやりながらファーストとレフトも守るぜ!みたいな。「ロックが好きならまぁいいか」と思うようにした(ヴィジュアル系は除く)。まずは話をしてみよう。若い奴ならフーのビデオを見せりゃぁキース・ムーンのドラミングの虜(とりこ)になるに決まってらぁ。だんだんとこっちの世界に染めていけばいいのさ。そう決めた俺の希望は浜名湖に掛かる浜名大橋よりも真っ直ぐ伸びていた。
ドラム加入希望という方々、合計5人に連絡してみました。そのうちのひとりは19歳。前途有望だ。まるで大海原だ。遠州灘だ。太平洋だ。カスピ海だ。2回のメール交換のあと「会ってみたいですね」「そうですね」そしてそれ以降、19歳のカスピ海からは連絡が途絶えてしまった。他の4人においては最初の返信すらもまったく無し。とりあえずの返信をしないのかな。「連絡ありがとうございます」みたいな。んで断るんだったらテキトーに嘘つけばいいんだよ「ちょうど他のバンドに加入が決まっちゃいました」とか「ちょっと音楽性が違うみたいです」とかさ。嘘も方便。第九はベートーベン。山田太郎はドカベンだ。
「まぁ人間性の問題なんで。そんなやつらがカッコいい音を出せるわけないよ」俺はひとりごちた。

先週、音楽仲間から真昼間にメールを受け取った。俺の大好きな英国のギター弾きがツアーではなくプライベートで来日中。そしてその方が「末期のすい臓がん」という事を公表したとメールには書かれてあった。ショックだった。そして昨秋にはツアーで来日してるのに「日本のファンに会いたい」という理由で急遽東京と京都でライブを決行するとの事。ファンを大切にするその気持ちに涙が出そうになった。さらにその後、知ったのだけどライブの収益金はすべて東北に寄付するとの事。言葉が出なかった。
彼のギターはぶっちぎりのカッコよさ。やっぱりそうなんだ。カッコいい人間はカッコいい音を出すに決まってる。

B.G.M.「STATUS QUO/THE CLOWN」

写真はステイタス・クォーの1stと2ndの編集盤。全21曲収録。彼らの初期がこんなにカッコいいとは!

No.1034 - 2013/01/15(Tue) 22:45:29
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