THE SLICKS BBS

ライブ告知です。

「やらまいかミュージックフェスティバルinはままつ」にThe Whoのトリビュート・バンド、The Who族にてギターで出演。
10月12日(土) 浜松forceにて18時前後からの予定。
入場無料。
(THE SLICKSの出演はございません)











6月30日にまつわる話 / 淳吉郎
「思い出だけが きらめくようじゃ しらけた人になりそうだ」
そう唄ったのはブルーハーツ時代最終期の真島昌利さんです。
どーゆーわけかわかりませんが、わたしもおんなじ感覚。
過去を振り返ることにはあんまし興味がありませぬ。
でも、本日は6月30日なんで、ちょっぴり振り返ってみます。

20年前となる2004年6月30日にシーナ&ロケッツが浜松でライブを演った。
場所は浜松市役所南側に存したライブ・バー、ポルカ・ドット・スリムにて。
当日の午後3時過ぎに当時ザ・スリックスのベース担当サトシくんと一緒に浜松駅新幹線改札口前で鮎川夫妻のお出迎え。
新幹線が到着し、やがて黒づくめの出立(いでたち)にサングラスを掛けたおふたりが改札口向こう側の階段上に現れた。
その瞬間、サトシが言った「カッケー!」
そうです、シナロケで育っていない20代後半の彼でも感じてしまうおふたりの「カッコよさ」がこの時点で立証された次第。

シナロケの浜松ライブを待ち焦がれていてくれたたくさんのお客さん、そしてフクちゃんを始めとする当時のたくさんのバンド関連の友達のご協力のおかげでライブは大成功。
打ち上げは、そのままポルカで。
鮎川さんに対しいろんな会話や質問があるなか、フクちゃんがこう言った。
「あのぉ、鮎川さん、ジュンちゃんとぼくはストーンズのカバーバンドを演ってるんです、ザ・ローリング・ミストーンズっていう……」
彼が言い終わらないうちに鮎川さんがこう言う「うん、俺も演っとっとよ、ハート・オブ・ストーンっちゅう」
そりゃあ、天下の鮎川さんがストーンズのカバーバンド経験がないわけないことはみーんな知ってます(笑)
だがしかし、彼はぼくらふたりに対抗するように「俺も演ってる」って言ったんだ、まるで隣町にいる年上のロック兄ちゃんみたいに。

ポルカ・ドット・スリムは控室がないお店だったんだけど、さすがにそれはまずいら、ってことでライブ当日はおんなじビルの4階にある空室を控室として使用させていただきました。
上述したとおり、当時のたくさんのバンド関連の友達のお力をお借りして単なる空き部屋だった場所をロックや映画関連のポスターを張り巡らしたり、シーナさんの着替えスペースも作ったりしてカッコいい控室にした。
んで、打ち上げが終わってシナロケのみなさんがお帰りになる時、鮎川さんがこう言った。
「控室にボブ・ディランのポスターあったと」
「はい」
「あれ、俺が今まで見たことないポスターやね」
「そうですか。あれぼくのポスターなので、良かったら差し上げます」
「おーう、ありがとう」

翌日の午前中、ホテルへ行ってお見送り。
ホテルのチェックアウト時間、10時を大幅に超えた時間におふたりがホテル・ロビーに現れた。
「おーう、ありがとね、昨日は」と鮎川さん。
「ありがとね、サイコーやったよ。でもちょっと暑かったよね」なんて、シーナさんがハスキーな声で可愛(かわい)く笑う。
チェックアウトを済ませるやいなや、ホテルのおばさんが走ってきた。
「あのぉ、ポスターを忘れてますぅ」
「おおおー、ありがとね」と鮎川さん。
そう、それはぼくがプレゼントしたディランのポスターだったんだ。

その年の後半に発売された雑誌にて鮎川家3姉妹を含む鮎川家特集記事が組まれたのです。
その中に掲載された数枚の写真の中にディランのポスターがしっかりと映っていて俺は「わおっ」っち言った。
数日後、東京まで観に行ったシナロケのライブの打ち上げで鮎川さんはぼくを見つけるとこう言った。
「ジュンキチローにもらったディランのポスター、雑誌の撮影で使わせてもらったよ」
うん、鮎川さんはそんなひとなんです。

2004年6月30日。
あの日から、なんか俺んなかで「特別なスイッチ」が入った気がしてます。
そして幸運なことに、それは現在も続いているんだ。

☆★☆★☆★☆★☆★
ザ・スリックスの次のライブです。

2024/7/27 (土) 浜松TEHOM
HIT A TARGET vol.12
O/S 18:00/18:30
2000円+1d 500円

【出演】
RANGSTEEN
WHIZZ
the 1970
THE SLICKS
【DJ】
tadaz

写真左は当時の友人ライバル・バンド、プレハブでギターを弾いていた一平休撮影のツーショット・写真でございます。
写真右は雑誌「SWITCH」2004年10月号の37ページ。シーナとルーシーのあいだでディランがギター弾いてます。

No.1712 - 2024/06/30(Sun) 20:19:19
(No Subject) / 淳吉郎
週末ビール補充のため、正午あたりにスーパーマーケットに行った。
駐車場で見かけた女子高生がルーズ・ソックスだった。
時代はまわるのか。
時代遅れも一巡して最先端か。
写真は2002年発表、ハイウェイ61のシングル『レット・イット・シャイン』。

No.1711 - 2024/06/29(Sat) 14:53:50
(No Subject) / 淳吉郎
来たーっ!
アナー亜紀 Tシャーツっ!
どカッケーっ!

No.1710 - 2024/06/19(Wed) 20:40:53
某日日記 / 淳吉郎
6月某日。静岡のライブ・バー、風の街へライブ観戦。
音楽仲間、ユンヤオくんのライブへ。
風の街というお店の存在を今回、知ったんだけど、どうやら5月下旬にオープンしたばっかりらしく。
場所はいくつかのライブハウスが密集している地域とおんなじらしく。
隣接している古本屋はわたしが幾度か訪れているお店らしく。
なんか、こーゆーのが好き。
アートやカルチャーが密集してるスペースに近づくと、ちっちゃなマイ・ハートにちっちゃな波状形のモノがいくつも発生します、今も昔も、あいかわらずに。ね。

この日は彼を含め4人の出演だった。
出演順にユンヤオ、恋得ちーさい、聡美、地方翔ケケ(各敬称略)。
ユンヤオくん以外は初めて観る方々でした。
恋得ちーさいさんはアコギでのカバー。最初の2曲が初期の中島みゆきでワオってなった。
聡美さんもアコギでのカバー。いわゆるメジャー・ミュージシャンではなく、地元のミュージシャンを含めご自身が影響を受けた方々のカバー。なるほどって思った。
地方翔ケケさんはウクレレでの自作曲。これがタイマーズでの清志郎な感じで、それがまたカッコよく、わたしは大盛り上がり。
そんな中、ユンヤオくんはタッチ・ギターとリズム・マシンを使用した自作曲。
彼のライブに接するたんびに思うんだけど、その歌詞の感じと楽曲の雰囲気と彼の唄声から響く世界観に独自なモノを今回も感じた次第。すばらしい。
ユンヤオくんを始めとする出演のみなさん、おつかれさまでした。ありがとう。

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ザ・スリックスの次のライブです。

2024/7/27 (土) 浜松TEHOM
HIT A TARGET vol.12
O/S 18:00/18:30
2000円+1d 500円

【出演】
RANGSTEEN
WHIZZ
the 1970
THE SLICKS
【DJ】
tadaz

B.G.M.「BLACKMORE’S NIGHT/BE MINE TONIGHT」
1997年発表、ブラックモアズ・ナイトの1stアルバム『シャドウ・オブ・ザ・ムーン』3曲目収録のワルツ楽曲。
言わずと知れたスーパー・ギターリスト、リッチー・ブラックモアと奥様であるキャンディス・ナイトのプロジェクト。
めっちゃくちゃカッコいいアルバム。
先日の投稿でディープ・パープルのレコードを挙げたけど、やっぱりリッチーはクラシック音楽が好きなんだな、というのと同時にスパニッシュのような民族音楽の要素も多分に散りばめられた作品です。
そして、キャンディス。
ビブラートをほとんど使わないんだけど、丁寧に、大切に、唄う彼女がすばらしすぎる。
彼女が演っているのは、音楽にたずさわるうえでいちばん大切な「どうやって音を響かせるのか」ってことだと思う。サイコー。

No.1709 - 2024/06/16(Sun) 19:45:48
(No Subject) / 淳吉郎
通勤路にて
No.1708 - 2024/06/12(Wed) 22:28:30
エンターテイメントにまつわる話 / 淳吉郎
6月某日。浜松UNDERGROUNDにライブ観戦。
音楽仲間、タクミックスが所属するバンド、The Tootonesのライブへ。
タクちゃんがスカ系のバンドを始めたってことは知っていたけど、ようやくこの日、トゥートーンズを観ることができた。
アンダーグラウンドというお店も初めてだったけど、いい雰囲気のお店。
壁に飾られているレコード・ジャケットも70年代後半の英国バンドが多く、オーナーのセンスを感じた。

ライブが始まった。
ホーン・セクションをしっかりフューチャーした本格的なスカ・サウンドが店内に響き渡る。
そしてヴォーカル、タクちゃんが会場をノセていき、次第にお客さんの歓声が店内に響き渡る。
いいね、この感じ。
彼が若いころ演っていたバンド時代から培(つちか)ってきたステージ・パフォーマーとしての力量をものすごく感じた夜だった。
サイコーだった。

この夜にピッタリな言葉を知っている。
ザッツ・エンターテイメントっ!
すばらしい夜をありがとう。

6月某日。浜松Merry Youにライブ観戦。
音楽仲間、池沼さんと綾ちゃんが所属するバンド、SPACE EXPLORERと洋楽ロックの名曲を日本語直訳にて演奏する著名なロッカー、王様のライブへ。
スペース・エクスプローラーはベン・フォールズ・ファイブのトリビュート・バンド。
ぶっちゃけたところ、ベン・フォールズ・ファイブをしっかりと聴いたことがありませぬ。
だから、わたしにとってのベン初体験はスぺエクだった……どころかスぺエクも初体験なの。きゃっ。
ライブが始まった。
ヴォーカル、ベース、ピアノ、ドラムというギター・レス構成なスぺエク。
それはグルーヴ感バリバリなカッコいい演奏とパフォーマンスだった。
そして、どことなくルーツ・ミュージックを感じさせる楽曲を聴きながら、ベン・フォールズに興味を持った次第。
サイコーだった。

続いて王様。
今年でデビュー、もとい即位31年とのこと。すげぇ。
ぼく自身、洋楽をニッポン語に置き換えてカバーする手法が好きで、自分のバンドにていくつかのレパートリーがあるから、そんな意味でも興味がしんしん。
ライブが始まった。
おもしろいおしゃべりと、おもしろくかつカッコいいライブがセットになったショーです。
スゴイなあ。
不思議だったのが、日本語詞は「真面目」というより「笑い」をねらってるんだけど、これがカッコよく感じた……ロック愛がビンビンに届いてきたから。
もうサイコー。

この夜にピッタリな言葉を知っている。
ザッツ・エンターテイメントっ!
すばらしい夜をありがとう。

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ザ・スリックスの次のライブです。

2024/7/27 (土) 浜松TEHOM
HIT A TARGET vol.12
O/S 18:00/18:30
2000円+1d 500円

【出演】
RANGSTEEN
WHIZZ
the 1970
THE SLICKS
【DJ】
tadaz


B.G.M.「THE JAM/THAT’S ENTERTAINMENT」
1980年発表のシングル盤。
アコースティックな楽曲なんだけど、歌詞が辛辣(しんらつ)かつ文学的。
同様にモータウン・ビートでノリノリな「悪意という名の街」も曲調と不似合いなほど歌詞が辛辣かつ文学的。
ウェラーのこんな姿勢にも俺は惹かれるのです。

No.1707 - 2024/06/10(Mon) 23:31:13
ライブしました / 淳吉郎
6月某日。浜松TEHOMでライブを演った。
フクちゃん、ザカちゃん共同主催の「Amphibious diver vol.1」。
来てくれたたくさんのお客さん、ありがとうございました。

トップはDORK SWAG。
今年初頭までソウル・ミュージックに根差したロックを演っていたGOODTIME ROLLERSのコウキくんが、新たに結成したスリーピース・バンド。
前バンドからの流れにファンクの要素も取り入れた楽曲の数々でお店はスウィング、スウィング、スウィング。
いや、これは「3球空振り三振」ってことではなく、「クリーン・ヒットで踊っていた」ってことです。
カッコよかった。

2番目は神奈川からシナモンファイブ。
初めて観るこのバンドはスリーピースにて日本語詞によるロックを演奏し、その楽曲には洋楽よりも邦楽の匂いが色濃く感じられ。
そして、ドラムを担当していた方の叩き方がちょっと独特で、腕の振り上げ方がまるで「怒ったカマキリ」のような風情でした。
それをご本人にお伝えしたところ、
「いやぁ、怒ったカマキリってちょっとわかんないす」
「だよね。たぶんユーチューブにあるで、検索してみたら」
という会話をした次第。
初対面のひととのこんな感じが好き。

3番目はTHE SLICKS。
30分の持ち時間で全9曲を演奏、最後は『月面からの使者』という曲だった。
この曲は、24年ぐらい前に作った曲なんだけど、現メンバーでは初めての披露。
主催のザカちゃんとはその当時に知り合ったこともあり、なんとなく「この日に演ってみたいなあ」と思い至った次第。
結果として今回の採曲はよかったなと感じました。
これって、まーさーに自画自賛ならぬ自曲自賛ってこと。か。
まあ、いいら。

4番目は東京からEX REVERSION。
これまで2回ライブを観たことがあり、カッコよくて1stおよび2ndアルバムを購入したバンド。
パンク・ロックに軸を置きながら繰り出される多彩な曲調とアンサンブル、それはわたしのツボ。
この日のライブもサイコーだったのだが、それに付け加えてこれまで観た2回同様、今回もメンバーのみなさんは共演バンドが演奏する際、客席前方で盛り上げていた。
こーゆーのもミュージシャン・シップのひとつとわたしはとらえます。
すばらしい。

最後はUP-TIGHT。
初めてアップ・タイトと共演したのは30年ぐらい前だったと記憶している。
その演奏に接した瞬間、「こんな音楽がこの世にあったんだ」って思った。
そしてこの日、彼らの演奏に初めて接した方々が、どうやら多かったらしく見受けられ。
そういえば5月のいつだったか、太陽における突発的な自然現象の影響により、世界各地でオーロラが観測されたという記事があった。
そう、この日はテホムの暗黒空間に深い青色のオーロラが揺らめいていたのさ。
初めてアップ・タイト体験をした方々の視界にはオーロラが映っていたのだろうか。
もうサイコー。

主催のフクちゃん、ザカちゃん、共演のみなさん、そしてテホムのみなさま、お疲れさまでした。
ありがとう。


さあ、6月になりました。
豊橋市二川のライブハウス、AVANTIの月刊小冊子「ヤモリタイムス」6月号にてわたしの800字コラム『淳吉郎のロックンロール・ワンダーランド』が掲載されてまーす。
下記からよろしくどーぞ。
https://avanti-music.com/yamoritimes_27/

☆★☆★☆★☆★☆★
ザ・スリックスの次のライブです。

2024/7/27 (土) 浜松TEHOM
HIT A TARGET vol.12
O/S 18:00/18:30
2000円+1d 500円

【出演】
RANGSTEEN
WHIZZ
the 1970
THE SLICKS
【DJ】
tadaz


B.G.M.「DEEP PURPLE/SPEED KING」
1970年発表、ディープ・パープルのアルバム『DEEP PURPLE IN ROCK』のA面1曲目に収録。
ロックを満喫したライブの翌日、わたしの体内は鍵盤楽器系のクラシック・ミュージックを欲していた。
モーツァルト、ブラームス、ベートーヴェン、チャイコフスキー、ショパン、リストらのピアノ楽曲を聴いたのちバッハのオルガン楽曲へ。
聴いていたら「そーいえば、リッチー・ブラックモアやジョン・ロードはバッハが好きだったな」とか思い始め、気づくと知らぬ間にパープルのレコードを手にしていたんだ。
ああ、今夜も音楽がぼくをどこかへ運んでゆく。

No.1706 - 2024/06/02(Sun) 20:16:04
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