THE SLICKS BBS

ザ・スリックスのライブ予定です。

2024/4/6(土)浜松TEHOM
the 1970 presents《THE KNOCKERS 名もないツアー2024》
OPEN 18:00 / START 18:30 CHARGE \2500(+1Drink)
【出演】
the 1970
THE KNOCKERS
the SCOOTERZ
BEATSEEKER
THE SLICKS
【DJ】
MASA68


4/20(土) 浜松ダイダイ
O/S 18:30/19:00 前売/当日 2500円/3000円 (+1drink)
【出演】
MAMORU&The DAViES TRIO
IDOLS
アジャラカモクレンズ
THE SLICKS










ぼくはめだか / 淳吉郎
ここだけの話だが、俺はめだかが好きだ。
言っとくがさかなのめだかじゃないぜ。
池乃めだかさんが好きなんだ。
夢はあの名ゼリフを言うことさ。
そして今日、その夢が叶った。
ちょうどアイツが来やがったんだ。
満を持して言ってやったよ。
「よっしゃ、今日はこれぐらいにしといたるわ」ってね。


No.1543 - 2020/05/15(Fri) 21:11:58
大きなサリーちゃんにまつわる話 / 淳吉郎
22歳の頃、道に迷っていた。
転んだり、滑ったりしてたんだ。
道といっても道路のことではありません。
だって、ぼくは部屋の中にいても迷っていたんだから。
ある晩、ドアをどんどんと叩き続ける音が聞こえた。
ドアを開けると背の高い女のコがそこにいる。
「どちら様ですか?」と訊くと「サリーです」と彼女は答えた。
大きいんだけど、とってもかわいい、まるで子供のような顔だったのさ。
恋に落ちそうになったけど必死にこらえた。
恋心が爆発しそうになって思わず叫んだ「おお!おれの魂っ!」って。
その反動で不本意にも続けてこう言ってしまった。
「大きなサリーちゃん、ジャイアント馬場の奥さんになるのかい?」
彼女の顔はみるみるうちにリンゴのように赤くなりこう言った。
「バッパプ! ルマップ! ラッバッブぅ!」
感情表現の言葉はひとそれぞれなので、ぼくにはわからなかった。
だがしかし、もしかしたら、サリーはそれを我慢できなかったのかもしれない。
ぼくはサリーに「なぜ?」って訊かずに「ごめんね」ってあやまった。
失策オンパレードなのにあやまりもしないどこかの政府と違って、ぼくはサリーちゃんにしっかりと、確実にあやまったのさ。
「自分の失敗を認めることができるひとが本当に強いんだ」
当時の勤め先の社長がそう教えてくれていた。
失敗を認めるどころか、そいつらは今や勝手に検察官の定年までも変えようとしている。
あっ! 気づくとサリーちゃんが玄関から立ち去ろうとしていた。
しまった、あんなくだらんヤツらのことをこの投稿文に記してるうちに、いとしのサリーが去ってしまうではないか。
「サリーちゃん! サリーちゃん! どうしてあなたはサリーちゃんなの?」
ジュリエットがロメオに語りかけるようなぼくの呼びかけに気づいた彼女は振り向いてこう言った。
「ジュンキッチー、道に迷っているあなたのこれからの道しるべを渡しに来たのよ。そしてあたしの本当の名前はルシールなの。じゃあね、ウフン」
サリー、もしくはルシールのウフンなんて言葉にクラクラしながら足元を見ると2枚のレコードが置いてあった。
2枚とも口を開けて叫んでいる男が大写しのレコード・ジャケットさ。
サリー、もしくはルシールにお礼を言おうと思い、腰を上げた。
するとすでに彼女の姿は見えず、世界中のどこでも見える銀色の月光がただただぼくのためだけに光っていたのさ。

信じられないかもしれないけど本当の話です。

B.G.M.「LITTLE RICHARD/LONG TALL SALLY」
いつまで経ってもぼくの太陽です。

No.1542 - 2020/05/11(Mon) 21:56:46
ウォーキングにまつわる話 / 淳吉郎
「前進あるのみ」とか「上を向いて歩こう」という言葉がある。
これらの言葉が漂わせるイメージは「ポジティブ」であろう。
2月4日の投稿文のとおり、健康のため毎朝ウォーキングをしている。
出発点は我が家の玄関、目的地も我が家の玄関、そんな30分弱です。
スタートした瞬間から「前進あるのみ」で、てくてくと我が家の玄関に向かって歩く。
ある日、♪おお、早く帰りたい♪と仲井戸チャボ麗市さんが唄っている気持ちとおんなじな自分に気づいた。
もともと「健康のため」に始めたそれは、いつしかポジティブではなく「ルーティン」と化していたんだ。

4月から5月にかけて花々が咲き乱れ始めた。
春ランマンとはこのことだろう。
おお、なんて淫靡(いんび)な響きなのだ、ハルランマン。
花の名前は知らなくてもキレイなのはわかるんだ、初めて観たバンドのカッコいい曲がこっちに来るように。
ウォーキング道中の家々で見かけるガーデニングの花々を見るのが楽しみになってきました。
ルーティンがポジティブに変わった! ……というか戻った!

花もそうだが垣根にも興味があるのです。
我が賃貸住宅にも垣根があり、毎年の秋口には伸びた葉っぱの形状をそろえる。
庭木の剪定(せんてい)というやつだ。
歩きながら、とある家の垣根に驚愕した。
キッチリと剪定してあるんだ。
垣根が直角に刈ってある、それが道路と平行に続いている。
驚いたことに周り2,3軒の垣根もそうだった。

これはプロがやったのか、それとも庭木いじりが好きな近所の爺さんの仕業か。
でもよ、ここまでキッチリだと見栄えはいいが、ちょっと息苦しくないかい?
まるで、一曲の中の決められたギターソロ・コーナーで、寸分狂いのないフレーズをキッチリと弾かなければならない楽曲みたいじゃないか。
そもそも、それってロックか?
ロックかもしれないがロックでないかもしれない。
そんな事を考えながら歩いていたら、いつの間にか玄関に着いていた。

答えのないロック道のウォーキングをぼくは続けている真最中。

B.G.M.「THE 仲井戸麗市BOOK/仲井戸麗市」
全曲、今の言葉で言うところのキレッキレってやつですね。
B面1曲目に『早く帰りたい PART?U』収録。

No.1541 - 2020/05/05(Tue) 00:07:07
永遠のギターヒーロー / 淳吉郎
ぼくの最初のアイドルは山口百恵さんでした。
小学校5年生ぐらいだったと思う。
どこに惹かれたのだろう、百恵ちゃんに。
ソウル・ミュージックも知らないぼくにとって、百恵ちゃんから出てくる「あの雰囲気」はとってもブルーで、そこが好きだった気もする。
しばらくして、百恵ちゃんはぼくより6歳年上なことが判明しました。
当時のぼくにとっての6歳年上って「大人の世界」だった。
13歳でロックが好きになった。
17歳の時にラジオから流れてきたあるバンドのライブ演奏に耳が釘付けになった。
とっても耳が痛かった。
エレキギターを弾き始めて2年目に差し掛かったぼくにとっての新しいアイドルができた瞬間です。
そして、初めてのギターヒーローが生まれた瞬間だ。
しばらくして、そのギター弾きはぼくより19歳年上なことが判明しました。
百恵ちゃんはぼくが大人になる前に姿を消してしまった。
あの時、19歳年上のギター弾きはぼくが大人になってもギターを弾いている。
そのギター弾き、5月1日まではぼくの18歳年上だったけど、本日5月2日からやっぱりぼくの19歳年上になりました。
ぼくにとっての永遠の19歳年上、ぼくにとっての永遠のアイドル、ぼくの永遠のギターヒーロー、鮎川誠さんお誕生日おめでとうございます。
またライブを観れる日を楽しみにしています。

淳吉郎/THE SLICKS

No.1540 - 2020/05/02(Sat) 00:01:23
弾き語りにまつわる話 / 淳吉郎
そういえば、学生時代に「ながら勉強はいけません」なんつー先生からのお達し(おたっし)があったことを、ふと思い出した。
当時は今みたいなパソコン時代ではなかったから、ラジオを聞きながらとか、レコードを聴きながらとか、〇〇〇〇をしながら(キャぁー)、勉強をしてはいけませんということだった。
そんな記憶の残像をたどっていたら、こんな言葉が浮かんできた。
「先生、ながら勉強がいけないんだったら、そんなことを我々、小学生に伝える前に伝えるべきひとたちがいます。ギターを弾きながら唄ってるひとたちがいるんですよ。知ってる? たとえばチャック・ベリーやボブ・ディラン、ジョン・レノン、おーっと大事なひとを忘れていた、ロバート・ジョンソンさんとかさ。イェイ! マディも忘れちゃあいけないぜ」
浮かんだのは名案だと思ったがその当時、小学生のぼくが上記のファンタスティックなギター弾きの方々を知っているはずはなく、百歩ゆずって知っていたとしても、肝心のタイムマシーンを所有していないので、あの日の先生にこの名案もどきを伝えられないのでありました。くぅぅ。

そういえば、学生時代に「ギター弾き語り」なんつー言葉に、言い知れぬ希望を見出したことを、ふと思い出した。
フォーク・ソング全盛時代です。
ギターを弾きながら唄う。
「二兎を追う者は一兎をも得ず」2匹のうさぎを追っかけてると1匹のうさぎも捕まえられないよ、なんつー言葉を叩きこまれていた中学生時代、「ギター弾き語り」なんて言葉は永遠の光に感じられたんだ。
だって、別の言い方を許してもらえるならば「ギターを弾きながら卵焼きをつくる」「ギターを弾きながらひまわりの種をまく」「ギターを弾きながら〇〇〇をする(キャぁー)」なのだから。
やっぱりそれは永遠の光だったのさ。
だがしかし、ひとつの疑念が浮かんだ。
「ギター弾き語り」っておかしい言葉だ、どうして唄ってるのに「語り」なのか、だったら「ギター弾き唄い」なのではなかろうか、と。
でもよ、そもそも二匹のうさぎのみならず一匹のうさぎだって捕まえられねーよ、我が人類は、あっちはめっちゃ足速いから。くぅぅ。

ひとが作った言葉はどこまで真実で、どこまでネタなのか、というお話でした。

B.G.M.「The lostnumbers/I want to be in time」
広島県福山市で活動するロストナンバーズの新作音源を購入した。
ニッポン語のモッズ・テイストあふれる楽曲満載のアルバム。
このバンドとはビートシーカーのおかげで数年前に浜松で共演している。
その時は4人組だったけど、今回は3人組での音源とのこと。
Vo.のハラダさんが現在はBa.&Vo.にてベース弾き唄いをしている、ワオッ!
個人的に共感するところが多いこのバンド、またライブでご一緒したいです。
あ、俺たちスリックスはモッズ・バンドではなくロックンロール・バンドですが。

写真右が今回の新作。左が四人組時代のデモ音源。
右側の新作はもちろんのこと、左側はデモでもスゴい。

No.1539 - 2020/04/27(Mon) 23:27:53
(No Subject) / 淳吉郎
やっぱりバンドは新曲が大切って考えています。
バンドのライブがいつできるかわからないから、もともと本日、4月24日に弾き語りバージョンを我が家で録画してアップする予定でした。
そしたら、なんとストーンズも本日、新曲披露していた!
ちくしょー! 先を越された!
この曲のザ・スリックス・バージョンを楽しみにしていてください。

No.1538 - 2020/04/24(Fri) 23:41:15
都市伝説の男と女 / 淳吉郎
都市伝説の中で生まれたものは
口先だけの男
根も葉もないうわさをさらに
口車にのっけて歩いてる

都市伝説の中で生まれたものは
指先だけの女
うつむいたままで小さな場所から
だれかの顔色ばかりを気にしてる

ひとの流れはいつでも不条理のまま
形だけ変えてゆく
知れず知らぬ間に
砂のお城は見えない消えているだろう

蛇の目の唐笠 雨でも破れない
座った大仏が立ち上がった
ウソなのかホントか わからぬニュースを
大きな顔して広めてる

ひとの流れはいつでも不条理のまま
形だけ変えてゆく
知れず知らぬ間に
砂のお城は見えない消えているだろう



No.1537 - 2020/04/24(Fri) 23:40:34
以下のフォームに記事No.と投稿時のパスワードを入力すれば
投稿後に記事の編集や削除が行えます。
300/300件 [ ページ : << 1 ... 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 ... 43 >> | 過去ログ | 画像リスト ]