THE SLICKS BBS
ライブ告知です。 「やらまいかミュージックフェスティバルinはままつ」にThe Whoのトリビュート・バンド、The Who族にてギターで出演。 10月12日(土) 浜松forceにて18時前後からの予定。 入場無料。 (THE SLICKSの出演はございません)
★ クラシックにまつわる話 / 淳吉郎 「マイブーム」という珠玉なる言葉を生み出したのは、ディラン・フリークとしても知られている漫画家のみうらじゅんさんだと伝え聞いている。 うん、マイブーム……なんて言い得て妙な創作英語なんだろう。 ぼくら音楽好きはみんな「それ」を体験してるから「だよね」つって首肯するしかないんだ。 そして、それって実生活におけるモチベーションとかバイオリズムに関係している気もする。 ちなみに、職場でさまざまな事を感じながら帰宅したわたしが、心を落ち着けるために選ぶレコードはパンク・ロックの場合が非常に多いのさ。 俺は俺のブームで生きている。 「音」ってのは相手、つまり聴いてるわたしたちに向かって容赦なく弾丸をブッぱなしてきます。 レコードであれ、CDであれ、動画配信サイトであれ。 ここ数か月のマイブームはクラシック・ミュージック。 パンク・クラシックとかモッド・クラシックというような使い方もありますが、現時点でのわたしの場合、ベートーベンやバッハ等、学校の音楽室の後方上部に陳列されている肖像画の方々が創作した音楽なのだった。 なぜなら、聴いていて気持ちがいいから、今のわたしにとって。 モーツァルト。 音楽室におけるこの男の肖像画はちょっくら異彩を放っていた、いわゆるイケメンってことで。 これまで「天は二物を与えず」ってことわざに対し、「そうじゃないだろ」と思ってきたが部屋でモーツァルトを聴いてると身体が宙に浮く感じがするから、やっぱり天は二物以上のものを彼に与えているようで。 んなわけで、5月某日、中村家のGW映画鑑賞会に採択されたのは『アマデウス』というモーツァルトの映画でした。 「ドボルザークのとある交響曲の一部分がベートーベンのとある交響曲の一部分にそっくり。やっぱりクラシックの偉人もぼくらとおんなじなんだ」 以前、そんなニュアンスの投稿をした覚えがある。 そして映画鑑賞中に、わたしはアマデウス・モーツァルト氏が新曲を作る際の姿勢を知ることになった。 「これまでとおんなじことはせず、最新型を目指す」 「権力側からの要請に対しては一歩距離を置いて、自身の表現を優先する」 なんだよ、やっぱり俺とおんなじじゃないか。 自分の鼻が外国人のようにちょっとだけ高くなった気がしながら、意気揚々と卓上の空き缶を眺めると、どうやらおいらは飲み過ぎているってことに、ようやく気がついた次第。 このように酒はいつだって「いい仕事」をしてくれるものさ。 うーむ、できれば俺もあやかりたい。 B.G.M.「フィジカル・グラフィティ/レッド・ツェッペリン」 1975年発表、ツェッペリン6枚目のアルバム。 ツェッペリンの楽曲には様式美があるから、そんなとこにクラシックを感じるんだよねー。 もうサイコー。 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★ ザ・スリックスのライブ予定です。 ☆6月12日(土) 豊橋AVANTI 《AVANTI presents》 開場/開演;18:00/19:00 前売/当日;2000円/2500円(1d別) 出演; 官舘村慶介二 THE GOLDENBATS THE SLICKS
No.1597 - 2021/05/07(Fri) 23:53:05
★ ロックでいいとも / 淳吉郎 タモリさんが長年にわたって司会をしていたお昼の番組では「友達の友達はみんな友達」なんつって、いわゆる友達リレーが展開されていました。 ミュージシャンは音楽仲間を紹介することが多かったし、アイドルは仲のいいアイドル、俳優はタレントや業界関係者を紹介していた。 そんな中、ある時、いいともに出演した鮎川誠さんが瀬戸内寂聴さんを紹介したのにはビツクリした「えっ? どなた?」って。 つまり、恥ずかしながらぼくが寂聴さんの存在を知ったのは、そのときだったのです。 どうして鮎川さんは、いつでも新しい扉を開けてくれるんだろう。 2020年11月某日。名古屋のバンド仲間、NORTHWESTのBa.&Vo.担当ナミちゃんから連絡をもらった。 アメリカのバンド、THE MUFFSのトリビュート企画があるらしく、ぼくがマフスを敬愛してることを知っているナミちゃんはこう言ったんだ。 「あたしたちも演るんだけど、ジュンキチさんのスリックスも演ってみない?」 THE MUFFSのトリビュートにTHE SLICKSが参加しないわけがない。 二重否定は時として肯定よりも強い意味を持っていたりする。のかも。 企画発起人は札幌のバンド、THE KNOCKERSのあつしさん。 数日後、あつしさん本人からぼくのところにあいさつを兼ねてのメールが届いた。 友達の友達はみんな友達……やっぱ、そーゆーことか。 「笑っていいとも」ではなく「ロックでいいとも!」ってことさ。 だって俺にとって、ロックすることは笑っちまうほど楽しいのです。 ユーチューブを使用した映像によるマフス・トリビュート企画である今回、俺たちスリックスはカバーを演るにあたって、これまでとおんなじ手法を採択した。 それは、「原曲をそのまんまカバーする」のではなく「愛あるスリックス風味をふりかけみたいにまぶす」手法ということであります。 ワオっ、勢いあまって、ついつい「愛ある」だなんて似合わない言語を発してしまいました、さーせん。 いやいや、さーせんちゃうで、それはすみませんだに。 わたしは平仮名の羅列、そして発音時における音色感の丸みに「平和の響き」を感じてしまう。 ろっくんろーる、ほぉら、ころがってるかんじするでしょ。 ついに日本国内の全54組によるザ・マフスのトリビュート映像が完成しました。 ボリューム1、ボリューム2、それぞれに27組ずつ収録。 ナミちゃんのノースウエスト、そしてザ・スリックスもボリューム1に出演してます。 全54組の映像はこちらからどうぞ。 Vol.1 VIDEO
Vol.2 VIDEO
十人十色。 100人のギター弾きに100通りのジョニー・B・グッド。 そして、あたらしい類義語が生まれました。 「54組の演奏者に54通りのマフス愛」うん! まさに! サイコーに素晴らしいトリビュート映像集です! 誘ってくれたナミちゃんありがと。 ノッカーズあつしさん、おつかれさまでした。最高な企画をありがとうございました。 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★ ザ・スリックスのライブ予定です。 ☆6月12日(土) 豊橋AVANTI 《AVANTI presents》 開場/開演;18:00/19:00 前売/当日;2000円/2500円(1d別) 出演; 官舘村慶介二 THE GOLDENBATS THE SLICKS
No.1596 - 2021/04/28(Wed) 00:23:46
★ グッバイ・マイ・オールドフレンド / 淳吉郎 近代においてよく言われる話のなかに「電化製品は一定のタイミングで壊れる」というものがあります。 「メーカーが新製品を買わせるために仕組んでいるのさ」 口をそろえてみんな言う。 口をそろえるといっても、上唇と下唇を机やお皿の上に並べるわけではありません。 だって、そんなことをしたら口元が痛いし、たとえ痛くなかったとしても、いろんな口がそこに並んでいる光景はちょっぴり恐怖でもある。 なによりも、元に戻す際、誤って違う口を装着してしまったら大変じゃありませんか。 ミック・ジャガーの重厚なお口は、彼が持っている目と鼻と耳とまゆ毛と顔の形状にマッチしているからこそ。 それはわたしたち凡人でもおんなじなはず。 4月某日。30年間使用していた電化製品が壊れてしまった。 《Technics SL-1200MK3》というレコード・プレイヤー。 ほとんど毎日のようにあいつに触れているし、あいつも俺に触れている。 そんな仲だから、修理をするため浜松近郊のオーディオ・マニアが集まる老舗ショップに持ち込んだ。 だがしかし、40代ぐらいの気さくな男性店員は、店内で我が愛器の電源を入れて症状を確認するとこう言った。 「ああ、これは寿命ですねえ。メーカーにもパーツがもう無いんですよ」 「そうですか。うん、かくごはしてました。ぐっばぁ〜い、まい、おぉ〜るどふれ〜ん」 作り笑顔をしながら、わたしはひらがなで答えた。 そう答えるしかなかったんだ。 生産停止していた同器をメーカーが数年前に再発売していることをわたしは知っている。 「たしかテクニクスはこれを再発してますよね」 店員にそう確認したとき、彼の目がちらっと光ったのをわたしは見逃さなかった。 彼は小走りで商品カタログを持ってくると親切に説明する。 廉価モデル、通常モデル、そしてマニア向けモデルがあるらしい。へぇ〜。 そのお値段に驚愕しながらも通常モデルを注文した。 もしかして、ネットで探せば幾らかでも安い買い物ができるのであろう。 でも、個人経営の浜松老舗ショップがこうやって今も営業していることに対し、浜松市民であるわたしは購入することで敬意を表したいのさ。 購買契約を結んだ帰り際のわたしに向かって彼がこう言う。 「あ、実は今日までお客様感謝デイなんですよ。ここにガーベラがありますので、もしよろしかったら一鉢どうですか」 見ると色とりどりなガーベラが幾鉢も店内に鎮座している。 薄紅色のそれをいただいた。 テクニクス・マーク3がガーベラに変わった! 鉢を手にしながらわたしもこう言う。 「ありがとう。んじゃぁ今日は家内に『おう、花を買ってきたぜ』って言おうかな」 「あはは。ぜひそうしてください。あはは」 4月某日。あたらしいレコード・プレイヤーを受け取り、帰宅後さっそく設置した。 「好きになったあのコとの今度の初デートはどのTシャツでキメようか。それよりもパンツはどの色にしようかな」だなんて。きゃぁ。 それとおんなじで、「最初に聴くレコードはどれにしようかな」ってのは、むずかしいけどうれしい悩み。 そして「やっぱ、これだろ」つって選択したレコードを聴いた。 これまでとなーんにも変わらんサイコーな音だった。 つまり、レコードはプレイヤーを選ばんし、プレイヤーはレコードを選ばんっちゅーことです。 言い換えれば、わたしはやっぱりわたしの世界で生きているっちゅーことです。 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★ ザ・スリックスのライブ予定です。 ☆6月12日(土) 豊橋AVANTI 《AVANTI presents》 開場/開演;18:00/19:00 前売/当日;2000円/2500円(1d別) 出演; 官舘村慶介二 THE GOLDENBATS THE SLICKS 写真:最初のレコードはこれにしました。
No.1595 - 2021/04/18(Sun) 21:43:27
★ 形見のジャンパー / 淳吉郎 先日、大通りを車で走っていた。 すると、わき道から通称:原チャリこと原動機付自転車が登場した。 その国産スクーターを運転しているのは中肉中背なおじさんだった。 そして、彼の後ろ姿を見てわたしは驚愕する。 なぜなら、彼が着ているジャンパーの背中にはハーレー・ダビッドソンという言葉が英語表記されていたからだ。 原チャリなのにハーレーのジャンパー着用。 ジュビロ磐田・スタジアムなのに中日ドラゴンズのユニフォーム着用。 寿司なのにフォークを使用。 ジャズの曲なのにリッケンバッカーでカッティング。 でもあながち、間違っているわけではなく、むしろ全部オッケー。 わたしたちは身勝手に「あるべき姿」を構築してしまい、それ以外を排除しようとする生き物。 おじさんの背中を眺めながら考える。 「もしかして、平日の通勤は原チャリだけど、週末はめっちゃくちゃシブいハーレーに乗ってるのかも」 「あるいは、子供のころからハーレーに憧れていたけど、仕事が忙しい彼は大型二輪免許を取得できないまま人生を送ってきた。 だからせめてジャンパーだけでも、つって、きっとあれはハーレー社純正のジャンパーだぜ」 「とかなんとか言っちゃって実はおじさん、バイクには、まーったく興味なんぞありはせず。 でも、あのジャンパーはおじさんの親父さんの形見なんだよ。 だとしたら、それはそれでちょっとロマンチックじゃありませんか。 ロマンチックが街道を走ってるぜ、ロマンチック・オン・ザ・ロード、スモーク・オン・ザ・ウォーター、スピード・キング」 「そういえばシナロケに『形見のネックレス』って曲があるよね。 んじゃぁ俺は『形見のジャンパー』って曲を作るってこと? え? それってアンサー・ソングってやつ? ま、作ってもいいけどさ、本当だったら作るのは俺じゃなくっておじさんだからね。 となると、まずはおじさんがシナロケを知っているかどうか、だ。 知っていたとしても、好きかどうか、だ。 しょーがない、次の赤信号で停車したらおじさんに突撃インタビューをしてみよう、だ。 どうか好きでありますように」 そう思った矢先、原チャリは左ウインカーを明滅させながら左折した。 ハーレー・ダビッドソン純正ジャンパーはわたしの視界から消えてしまった。 前方でカラスが黒い羽根を震わせながら電線に着地した。 朝はみんな忙しい。 おじさんを見たのは後にも先にもそん時だけである。 彼は何奴(なにやつ)だったんだろう。 それ以降、わたしの目の前では特太ゴシックのフォントで記された『形見のジャンパー』ってカンバンがゆらゆらと揺れている。 雨上がりの夜空の日も、風が強い日も、そして晴れた日も。 やめてくれい、俺はリアルじゃない歌は唄えない性質(たち)なんだよう。 B.G.M.「JAPANIK/SHEENA&THE ROKKETS」 2008年発表、シーナ&ロケッツのアルバム。 7曲目に『形見のネックレス』収録。
No.1594 - 2021/04/07(Wed) 00:14:34
★ ブラボー! キルヒヘア! / 淳吉郎 わたしは浜松生まれであり、浜松育ちである。 一年間を通じて暑過ぎず、寒過ぎず、気候的には安定した場所だと思う。 そんなわたしが赤道直下に移住したらどんなだろう。 そんなわたしが白夜を堪能できる場所に引越しをしたらどんなだろう。 おそらくたぶん確実に、最初はその暑さに絶望し、その寒さにうなだれるに相違ない。 だがしかし、時間が経過するにつれて、わたしはその環境に順応すると思う。 わたしだけでなく、多くのハママツ人……いやニッポン人が順応できるのではないか。 言い換えるならば「環境に育てられる」ってことか。 バンドってのは、スタジオでの練習も重要だけど、それ以上にライブすることが大切だと思う。 自分たちの演奏力向上だけでなく、いろんなバンドと共演することは刺激になるし、学ぶことも多い……あ、これには打上げでの会話も含まれるに。 そして、ライブハウスそのものにもバンドは育てられるんだ。 オーナーや店主の音楽に対する姿勢はもとより、建屋(たてや)、いわゆる店の造りそのものにもバンドの演奏力やステージングは影響される。 あいつらは建造物だでニッポン語をしゃべりゃぁしんけど、無言で教えてくれるんだ。 ザ・スリックスが西暦2000年に活動を始めてから、いわゆるホーム・グラウンドと呼べるお店が浜松に3つあります。 2004年までがポルカ・ドット・スリム。 2011年までがルクレチア。 そして2021年までが、先日閉店したキルヒヘア。 どの店もアンプの音をマイクで増幅させない生音勝負。 これはバンドが持つ音量ではなく、バランス感覚が試されます。 どの店もステージには段差がなく、客席とおんなじ目線で演奏する。 これはバンドが持つ本当の背丈、ステージ上で粋か否かが試されます。 俺たちザ・スリックスはそんな場所で育てられました。 3月19日から21日にかけての3日間、キルヒヘアではファイナル・イベントが開催された。 それぞれの食堂や喫茶店やレストランに、それぞれの味わいがあるように、それぞれのライブハウスにも味わいがある。 それらに集まるお客さんや出演者にもそれは言えることであるから、この3日間のキルヒヘアはまるで、トランプとカルタと百人一首とオセロと人生ゲームと野球ゲームとインベーダー・ゲーム等々がナイマゼになった空間だったのさ。 それは、つまり、最後の最後までキルヒヘアはキルヒヘアのままだったってことです。 ブラボー! キルヒヘア! ヴィヴァ! ぼくたちお客さんや出演者のみなさん! 今までお世話になりました。ありがとうございました。 B.G.M.「高田拓実/父のハガキ」 タクちゃんはTHE COKESというバンドでGt.&Vo.を担当していた男。 コークスとスリックスはルクレチアで幾度も共演している仲。 コークス解散後、彼が2019年に発表したこの初ソロ・アルバムを先日、購入した。 こんなアルバムを発表した彼の今の姿勢を俺は完全に支持する。
No.1593 - 2021/03/25(Thu) 00:26:22
★ ライブします / 淳吉郎 No.1591 - 2021/03/18(Thu) 00:16:57
★ 某日日記 / 淳吉郎 ☆3月某日、クリエート浜松という施設へ絵画鑑賞。 バンド仲間であり画家でもあるthe 1970のベーシスト飯田くんが通う絵画教室の作品展。 彼の絵は2点展示されていた。 ひとつは鉄仮面で仮装をした人物の鉛筆画。 ぼくはこの絵にある種の「狂気」を感じた。 と同時に、昨年からの「マスク装着」や「ネット上でのいじめや嫌がらせ」などに対する飯田くんなりの「現状告発」を感じた。 つまり、ロックを感じたのです。 もうひとつは白米、味噌汁、焼き魚という朝食の油絵。 食事をするとき、わたしたちは食べ物を茶わんや皿に盛る。 これは「軟質(食べ物)と硬質(容器)を一体させる行為」と呼んでもよかろう。 その質感が絶妙に出ていた。 感情と楽器を一体させる行為を表現する……つまり、音楽を感じたのです。 飯田くん、ありがとう。 ☆3月某日、浜松G-SIDEへライブ観戦。 NOZUとTHE JASON BLUE-RAYの共同企画《N.J.P》。 全6バンドのうち4バンドが知り合いのバンドだった。 ・NOZUはガッツあふれるライブ。まるで42.195キロメートルのフル・マラソンを全速力で突っ走ってる感じ。若さってすばらしい。 ・THE JASON BLUE-RAYは元気みなぎるライブ。きっとあいつらはラジオ体操最後の深呼吸だって全力で演って、息を切らしてるはずさ。若さってやっぱりすばらしい。 ・THE GOODTIME ROLLERSはルーツ・ミュージックに根差したロックを今回も演った。そして、ドラム担当が上達していたのにビックリした。なぜなら彼はもともとベーシストであり、このバンドでドラムを叩き始めたという。才能ってやっぱりすごい。 ・導火線は静岡のバンドだが、これまで観る機会に恵まれず、この日、念願がかなった。Vo.の宮田氏はこのバンドでボーカル・デビューしたと聞いていたが、堂々たるフロント・マンぶりなライブだった。客として様々なライブを観ている人はやっぱりすごい。 そうか「門前の小僧、習わぬ経を読む」ということわざはこのことかも、と思った次第。 主催のNOZUとTHE JASON BLUE-RAY、出演した全バンドのみなさん、サイコーな時間をどうもありがとう。 B.G.M.「LED ZEPPELIN/IN THROUGH THE OUT DOOR」 高校生になった時、やっぱりロックが好きなやつらと会話するようになった。そのうちのひとりがぼくにストーンズとツェッペリンをカセット・テープで紹介してくれた。 ストーンズは「刺青の男」、ツェッペリンはこのアルバム。 ぼくが彼に紹介したのがピストルズの「勝手にしやがれ」とクラッシュの「白い暴動」とモッズの「ニュース・ビート」だったのです。 彼は俺とおんなじように現在もロックを聴いているんだろうか。
No.1590 - 2021/03/14(Sun) 23:25:21
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