THE SLICKS BBS

ライブ告知です。

「やらまいかミュージックフェスティバルinはままつ」にThe Whoのトリビュート・バンド、The Who族にてギターで出演。
10月12日(土) 浜松forceにて18時前後からの予定。
入場無料。
(THE SLICKSの出演はございません)











すべてはオールライトにまつわる話 / 淳吉郎
☆4月の終わりごろ、静岡県沼津市で開催されたロック・イベントに行った。すばらしい出演者ばっかりなイベントだった。そのうちのひとつに東京で活動するラングスティーンがいた。ライブハウスに入店してほどなく、バンドでギターと唄を担当するコージと遭遇。おたがい再会の喜びをわかちあった。
「お〜!コーちゃん!元気?」
「お〜ジュンちゃん!ハママツから来てくれたの?」
「今日のイベントはサイコーなメンツばっかりだからね。そりゃぁ来るさ。新しいドラマーのラングスティーンも楽しみにしてるでね」
「ありがとう。あっ!ジュンちゃん、ライブが終わったらちょっと話があるんだ」
「オーケー!オーケー!」

☆ドラマーが変わっておそらく2ヶ月も経過していないその日、バンドのライブはやっぱりサイコーだった。タオルで汗を拭きながらコーちゃんがぼくのところにやって来ました。
「いやぁ〜おつかれコーちゃん!サイコーだったに、今日も!」
「ありがと〜!あっ、あのね、ジュンちゃん」
「なに?」
「実は8月にシナロケと対バンすることが決まったんだよ!」
「マジか!マジか!マジか!」
わたしはおんなじ言葉を3回くり返しました。だって、おじいちゃんの遺言は「大切な言葉は3回くり返せ」だったからです。

☆8月3日(土)は東京・下北沢のライブハウス・シェルターに行った。上述のコージが教えてくれた日がこの日だったのさ。ラングスティーン主催「ROCK IS ALRIGHT」。
1番目はヤング・パリジャン。名前はインターネット上で幾度か拝見していたグループだけど、ぼくにとっては初めてのライブ観戦。化粧をしているメンバー5人がステージに現れてライブがスタート。一曲目から「おっ!」って思った。グラム・ロックだった。これまでの我が人生でいろんなバンドを観てきたけど、ここまで「しっかりとグラムしている」バンドは観たことがありません。リード・ギターとリズム・ギターふたりのアンサンブルもサイコー。ボーカルの方のハイトーンな声色もまさにグラムだった。すばらしいライブ。

☆2番目はラングスティーン。自分たちが企画するイベントにシナロケが出演するなんていうこの日の彼らの気持ち、ぼくはすごく理解できる。ナニからナニまで察することができます。そんな彼らのライブが始まったぜ。ワオッ!壮絶なライブ。すさまじい。MCなしで一気にブッ飛んでって最後の曲は名曲『THE END』。サイコー過ぎるこのライブに対し「筆舌に尽くしがたい」なんて表記をしたかったけど、みまさまがご覧のとおり知らぬ間においらは感極(かんきわ)まる、そして歓喜(かんき)まわる言葉を書きつらねてしまいました。

☆3番目はシーナ&ロケッツ。いっつもおんなじ。いっつも違う。ロケッツのライブはそんな感じです。レコードやCDなどの発売音源どおりキッチリ演奏するのはスゴいことだと思う。でも、ぼくたちわたしたちは人間です。毎日毎日ぼくらは鉄板の上で焼かれてイヤになっちゃってるたいやきくんとおんなじだと思う。ライブ演奏でルーティンな業務を見せつけられるより、ミュージシャンやバンド・メンバー間の温度や体温を感じるほうが俺は好きかな。まあ、いきつけの食堂や喫茶店やレストランに行くたびに食味が違うのはとても困るけど。この日のロケッツ、個人的には「ユー・メイ・ドリーム」が特にグッときた。鮎川さん、奈良さん、川嶋さんはこれまでとおんなじで今でもぼくの視界のず〜っと先を歩いてます。あいかわらず背中しか見えないのさ。
企画のコーちゃん、おつかれさまでした。サイコーな夜をありがとう。ロック・イズ・オールライト。すべてはオーライだったに!

B.G.M.「LITTLE FEAT/SAILIN’ SHOES」

☆★☆★☆★☆★☆★
ザ・スリックスの次のライブです。

☆THE 1970 A GO! GO!
■9月23日(月) 浜松キルヒヘア
■開場/開演 17:30/18:00 前売/当日 ¥2000 (1d別)
■出演;
THE 1970
地獄の季節
THE SHOTGUN GROOVE
THE SLICKS
■DJ:F山(PHONOSICS,WHIZZ)


写真:リトル・フィートがマイ・ブームになってから数か月が経過しました。代表作といわれる「DIXIE CHICKEN」と「SAILIN’ SHOES」のうち前者は以前から(30年前から)所有してたけど後者は所有していなかった。中古盤屋で見つけても3000円以上の高価だったりして買わなかった。んで、この日の下北沢のレコード屋にて680円で発見。
「マジか!マジか!マジか!」もちろん言いました。レコード聴いたら言葉が出てこないほどの、つまり筆舌に尽くしがたいすばらしい楽曲の数々だった。

No.1482 - 2019/08/05(Mon) 00:12:03
魔物と天使にまつわる話 / 淳吉郎
☆日頃、一生懸命に練習や訓練やトレーニングを積んでいても、ライブ・ステージや競技会場や発表会等で「いざ本番!」となった時、ミスや失敗を含む思いがけないアクシデントに見舞われてしまうシーンを見かける。体験もしたりする。この事象に対し「ステージには魔物(まもの)が住んでいる」なんていい方をして、わたしたちは責任を回避したり転嫁したりする。当然です。責任なんかだれも負いたくはないのさ。悪魔のせいにしちまえばいいんだ。
反面、そんな場合でもとっさの対応や判断をしてピンチを切り抜けてゆくヒトやグループやチームが存在する。これが、いわゆる「実力」と呼ばれるものでしょう。場合によっては「神がかり」といってもよかろう。最近のはやり言葉だったら「神対応」でよいのか。

☆7月13日と20日の両土曜日ライブを終えたわたしですが、25日ごろだったか、気づくと右手の親指に違和感を感じた。うまく曲がらないのだ。13日は2時間近くのテンション全開な演奏だったし、20日は30分だけどやっぱりテンション全開だった。おそらく想像以上のナニかがギター・ピックを握る右手親指に掛かっていたと思われる。でも、気持ちよくギターを弾いた。弾くのが楽しくて楽しくてどうしようもなかったんだ。もしかして、両日のステージにいたのは魔物ではなく天使だったのかもしんない。

☆同じころ、現在絶賛開催中の高校野球においてひとつの出来事がニュースになった。東北地方のとある県での決勝戦で今年注目を集めている剛腕投手が存するチームが敗退したという。監督は剛腕投手の体調を考え、あえて試合に出さなかったとのこと。剛腕投手を無理にでも起用すれば優勝できたかもしれないのに、です。試合後の監督のインタビューによると逸材である彼の将来を考えて起用しなかったという。ステージには魔物が住んでいることをおそらく監督は知っていたんじゃないかな。50歳を超えてもギターを弾いてるこんな俺でさえ、盛り上がって通常以上の力でギターを弾いて右親指を痛めるくらいなのだから、ティーンエイジャーの剛腕投手だったらなおのこと。監督の判断はすばらしかったとぼくは思う。
そのチームのみならず甲子園のステージを逃した選手のみなさんはくやしい気持ちでいっぱいだろう。でも、ダイジョブ。いろんなステージがこれからも続くから。魔物もいるけど天使も確実にいるから、ステージには。ダイジョブ。

☆7月某日。浜松フォースへライブ観戦。友人のバンド、スリーボール・チャーリーを観に。だがしかし、出番が一番最初と聞いていたのだが、こともあろうにぼくは開演時間を30分勘違いしていた。お店に到着した時には最後の曲、アバの『ダンシング・クイーン』のロック・ヴァージョンだった。自分のアホさ加減にうんざりしながら、タイムマシンやドラえもんにお願いできない市井(しせい)のひとである我が身に幻滅しながら、友人が弾くカッコいいベース・フレーズと音を聴き続けた2分間だった。

☆7月某日。浜松キルヒヘアへライブ観戦。友人プジャリ企画「FIRST! LAST! ALWAYS! VOL.12」。
プジャリが属するノイズ・グループ:庭を含む全5バンドが出演。アンダーグラウンドな匂いがプンプンするイベントだった。キルヒヘアにぴったりという言い方もできる。出演した全5バンド、すべておもしろかった。これはプジャリのバンド選球眼によるところも大きいのでは、と思う。まあ、表現活動に関するストライク・ゾーンって個人個人まちまちだけどね。ぼくにはバッチリだったって話さ。プジャリ、企画おつかれさまでした。ありがとう。

B.G.M.「VIBRATORS / V2」

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ザ・スリックスの次のライブです。

☆THE 1970 A GO! GO!
■9月23日(月) 浜松キルヒヘア
■開場/開演 17:30/18:00 前売/当日 ¥2000 (1d別)
■出演;
THE 1970
地獄の季節
THE SHOTGUN GROOVE
THE SLICKS
■DJ:F山(PHONOSICS,WHIZZ)


写真:ここ数日はパンクロックをたくさん聴いている。これは1978年発表のヴァイブレーターズのセカンド・アルバム。1曲目が『PURE MANIA』って曲なんだけど、実は彼らのファースト・アルバムが「PURE MANIA」ってタイトルです。こう言う事象にあれやこれやの想像をめぐらすのも楽しかったりするんですよねー。
雑誌でよくあるメンバーへのインタビューとかで、ファンにとっては謎な部分の質問をインタビュアーもファンなもんだでついついしちゃって、メンバーが親切に教えてくれちゃって、謎が解けちゃう場合があるじゃんね。俺はどっちかっつーと「謎は永遠にわからないままのほうがいい」かなあ。

No.1481 - 2019/07/29(Mon) 20:26:26
INTO IN / 淳吉郎
《INTO IN》

過労で倒れた それもよかろう
それはむしろ 信号無視だ
うつろな顔で 写真にうつろう
見栄を張って 見えるだろう

韻を踏んで それでいいんだ
ゆうべ有名になる 夢を見たんだ

ゴホンと言えば リュウカクサン
ゴッホの絵の具は 盛りだくさん
モネの絵を見て もめている
マネの絵なら 真似できる

韻を踏んで それでいいんだ
ゆうべ有名になる 夢を見たんだ

買いたいものだけ 使いたい
いらないものは 解体屋
ドライなやつは ドライブしろ
クールな俺は 狂っちゃいない

転ばぬ先の杖に 花が咲き
転がる石には 意思があるのか



※ライブ演奏のため歌詞カードと一部違う部分があります

No.1480 - 2019/07/24(Wed) 23:35:51
囚(とら)われの身にまつわる話 / 淳吉郎
7月20日(土)は浜松G-SIDEにてTHE SLICKSのライブだった。
THE GOODTIME ROLLERSのリーダー:コウキくん主催「LET THE GOOD TIMES ROLL」。
来てくれたたくさんのお客さん、ありがとうございました。

一番目はTHE SCOOTERZ。浜松のハードコア・パンク・バンド。以前からライブを見るたびに「曲がカッコいいなあ」って思ってる。今回、聴いてたらギターの音がまーさーにー80年代初頭の英国ハードコアで鳴ってる音みたいだ、って思った。歪み過ぎないでエッジが立ってるって表現すればよいか。積雪していないむき出しのヒマラヤ山脈って感じか。サイコーだった。

二番目はTHE SLICKS。バンドにとって一年ぶりとなる新曲を披露した。完成までに時間を要したけど、なんとかこの日に間に合った・・・ってか前日(19日)のスタジオ練習でようやく完成に至った次第。もしあなたが駅のホームで、栄光に向かって走るあの列車に乗ってゆこう、としていたとしても、やって来たトレインに駆け込み乗車はいけません。幸運なことに俺たちザ・スリックスはピッカピカな新型ロックンロールをセットリストに駆け込み乗車させてライブできたぜ。イェイ。

三番目はBURN BLUE BOP。イケメンの長身ボーカリストを中心とした4人がスーツをバシッと着込んで、踊れるナンバーをニッポン語にて次々と演奏した。感心した。

四番目はイベント主催者コウキくん率いるTHE GOODTIME ROLLERS。今回の告知フライヤーに笑ったレイ・チャールズを起用している通り(前回はサム・クックだった!)、ソウル・ミュージックを始めとした洋楽を好む彼ならではのオリジナル曲が演奏された。イベント・タイトルはLET THE GOOD TIMES ROLLだしね。すばらしかった。

五番目はTHE FLYDAY。金曜日のFRIDAYではありません。エビフライ(海老フライ)、バタフライ(蝶⇒ちょうちょ)、フライング・ソーサー(空飛ぶ円盤)のFLYです。揚げたてをかぶりついたら「あちち」なんつって、気づいたら背中からカラフルな羽根が伸びてきて、あららら、上空高く舞い上がったあいつはいつしか未確認飛行物体:ユッフォー・タタタ・タッタッタっ・タタタ・タッタッタっ。アゲアゲなライブで店内はあ〜ち〜ち〜。あーちー。だったのです。

サイコーな土曜日だった。
誘ってくれたコウキくん、おつかれさまでした。ありがとうございました。

☆★☆★☆★☆★☆★
ザ・スリックスの次のライブです。

☆THE 1970 A GO! GO!
■9月23日(月) 浜松キルヒヘア
■開場/開演 17:30/18:00 前売/当日 ¥2000 (1d別)
■出演;
THE 1970
地獄の季節
THE SHOTGUN GROOVE
THE SLICKS
■DJ:F山(PHONOSICS,WHIZZ)

B.G.M.「T-REX/俺ベスト90分カセット・テープ」
T-REXはミドル・テンポがすごく多くて。んでマーク・ボランさんのボーカル・ラインがメロディアスでカッコいい。単調な曲調だと思いきや要所要所で印象的なフレーズがポンって来る「うわっ!こーくるの?」って。もうサイコーなんです、俺にとって。
あ、ぼくの実弟はマーク・ボラン・フリークでありまして、T-REXを語り始めたと思ったら30時間ぐらいぶっ通しでスピークし続けていた記憶がぼくの脳裏の片隅にあります。トータル・スピーキング・タイムは記録に残っていませんが。
そう言えば、彼がマーク・ボランさんのことを「マークはねぇ・・・」なんつって小学校からの旧友みたいな呼び方をしたことがありました。ぼくはすかさず注意「おまえなぁ、彼のこと呼び捨てすんじゃねぇ!ダチかあ?」って。もちろん兄の特権を駆使したまでですが。

7月20日のG-SIDE盛り上がりとライブ終了後の雑談と打ち上げ、そして先ほど申し上げた中村家兄弟の会話を含め、どうしてロックンロールを含むすべての音楽はここまでヒトとヒトとの距離感をいい感じにしてしまうのでしょうか。もしかしてぼくたちは囚(とら)われの身なのか。う〜。

No.1479 - 2019/07/22(Mon) 19:41:39
おめめパッチリにまつわる話 / 淳吉郎
☆幸せなことに数回、海外旅行を経験しています。
英国が中心だったけど、英国以外のお国でも英語をスピークすれば、なんとか相手はアンダースタンディングしてくれた。ラッキーなことです。わたくしのチョロチョロなイングリッシュ・ボキャブラリーだったのに。

☆そんな中、様々な場面でイングリッシュをスピークするジャパニーズのミーのスタンディング(立場)に思いをめぐらせた。
「欧米のひとがニッポンに来た時、日本語を話すっけ? おそらくアリガトとサヨナラだけだら・・・日本人の俺が異国に来てこんなにがんばってるのに・・・あ、でも、そんなこと言っちゃあいけないか・・・幸か不幸か俺たちは中学生になった時から英語が必須授業になっていたもんね」。
そして、そんな気持ちをリピートしてたらぼくは・・・もとい、ミーは気づいてしまった。
「俺はティーンエイジャーの真ん中あたりでロックンロール・ミュージックにめざめてしまった。アイ・オープン・マイ・アイズ。おめめパッチリさ。んで、そこで回る33回転のレコードを聴きながら、外国人の口からハキ出される高速英語を自然とヒアリング学習していたのかも」
って。
なんて幸福な人種なんでしょう、俺たち洋楽リスナーは。そう思うけど。

☆7月14日(日)は浜松G-SIDEへライブ観戦。WHIZZ企画。浜松からのWHIZZとBEATSEEKERを含む全6バンドのイベントだった。
めっちゃくちゃ楽しかった。全バンドがいわゆる70年代のパンクロック、通称:初期パンクや同時期のパワーポップ・テイストの香りをプンプン漂わしてるバンドばっかりだったから。出演するバンドの匂いがすべてそんな感じなんてイベント、おそらく浜松では初めてじゃないかな。そして全バンドがイングリッシュをスピーク・・・っつーかシンギングする楽曲だった。俺はまるで70年代後期のロンドンにいるかと思ったぜ。まいっちゃったなぁ〜もぉ〜。

☆おめめパッチリで帰宅の道を。なんとか終電に間に合った。けど、駅のアナウンスはなんとニッポン語だったんだ。あぶなかったぁ〜。あやうく俺は「ディス・トレイン・バウンド・フォ〜・カムデン・タァ〜ウン?」なんてロンドンの原宿みたいな地域への問いかけをかたことのイングリッシュでスピークしちまうとこだったぜ。

☆★☆★☆★☆★☆★
ザ・スリックスの次のライブです。バリバリ全開な土曜日でしょっ!みなさんよろしく!

☆LET THE GOOD TIMES ROLL
■7月20日(土) 浜松G-SIDE
■開場/開演 18:00/18:30 前売/当日 ¥2000/\2500 (ともに1d別)
■出演;
THE FLYDAY
THE GOODTIME ROLLERS
BURN BLUE BOP
THE SCOOTERZ
THE SLICKS
■DJ:KATSU BONDAGE/TAKE

写真はついにその日(14日)から発売開始となったBEATSEEKERの新作アルバム。ぼくの家内がギターを担当しています。すばらしい作品だと思う。

No.1478 - 2019/07/17(Wed) 23:21:55
山善&淳吉郎 / 淳吉郎
撮影は浜松のロックンロール・バンド「ミルキーウェイ」のフジアキさん。
No.1477 - 2019/07/16(Tue) 10:36:20
限界と完成形にまつわる話 / 淳吉郎
☆7月13日(土)は浜松キルヒヘアで山善&石井啓介withミッドナイト浜松スペシャルのライブだった。観に来てくれたたくさんのお客さん、本当にありがとうございました。みなさんおひとりおひとりに対し勝手ながら活字にてハグさせてください。ギュっ。
俺たちミッドナイト浜松スペシャルの3人がスタジオ練習を開始したのは4ヶ月前の3月12日だった。目標はただひとつ「ぼくたちは山善さんと啓介さんにくっ付いているバック・メンバーではなく、5人全員で演奏する“バンド”になりたい」ってことだった。

☆レストランに行って注文をするとき、食べたい料理に野菜が含まれていない場合、ぼくはサラダを注文します。メイン・ディッシュ+野菜という言い方でよろしいか。その時、野菜くんが主張する「ぼくだって、しっかりしたメニューのひとつです。お肉やお魚に付随した扱いはおもしろくありません。同等に扱ってください」。その点、ミックス・サンドウィッチはどうでしょう。炭水化物系のパンがあり、たんぱく質系の卵やハムなどもあり、ベジタボー・・・野菜くんも具材の中の立派な一員。野菜くんの自尊心を充分に満足させるメニューだと思う。
「俺たち3人は山善さんと啓介さんにくっ付いているバック・メンバーではなく、5人全員で演奏する“バンド”になりたい」っていうバンドマン言葉を一般市民にも解読できる言語に変換すると「7月13日の山善&石井啓介withミッドナイト浜松スペシャルがひとつのミックス・サンドウィッチになったらいいのになあ」になります。

☆前日の12日夕方に山善さんが博多から到着。ぼくたち3人は浜松駅でのお出迎えをし、そのまま宿泊先へ向かった。その後、ホテル・ロビーにてミーティングし当日の演奏曲の確認。そこである事態が発生した。3月時点で山善サイドから提示されていた演奏予定曲の曲順が大幅に変更されたのだ。おまけに予定外の曲も1曲追加。Wowっ!ここの「Wow」って言葉を和訳すると「曲順やセットリスト(演奏予定曲)変更は博多ロックのならわしのひとつ。ライブ中もお客さんの反応次第で変更の可能性大につき要注意」になります。

☆そして当日。朝9時半、今回の主催者でもあるドラムの長谷くんから写真添付メールが着信「セットリスト再変更されました!」。写真を見る。大幅な変更。またしてもWowっ!楽しみと不安が100パーセント。合計すると200パーセント。つまり、この世の中には限界はないし完成形も存在しないってことです。
午後1時半過ぎからキルヒヘアでリハーサル開始。山善さん啓介さんと初めて一緒に音を鳴らした。数曲においてイントロやエンディングを含む楽曲構成変更があった。楽しみと不安と混乱が100パーセント。合計すると300パーセント。この世の中に限界はないし完成形も存在しないのさ。

☆さあ本番。前座のSANDYが盛り上げてくれた後、ぼくたち5人のライブがスタート。演奏が進んでゆくうち、お客さんの素晴らしい反応もあり山善さんがノリノリなのが横でギターを弾いていてすごく伝わってきた。当然のことながら曲順やセットリスト変更も発生。気づけば2時間近い演奏になってライブは終了。細かな反省点はいくつもあるけど、なんとかミックス・サンドウィッチになってたんじゃないかな。バンドだったと思う。

幅広い音楽性を持つ山善さんのオリジナル曲を弾いていてすごく勉強になったし楽しかった。そして自分はまだまだだなと思った。音楽活動に限界はないし完成形も存在しないんだ。
山善さん石井さん吉良ちゃん、そして企画をしてくれた長谷くん、本当にありがとうございました。おつかれさまでした。

☆★☆★☆★☆★☆★
今週末はザ・スリックスのライブです。よろしくね。

☆LET THE GOOD TIMES ROLL
■7月20日(土) 浜松G-SIDE
■開場/開演 18:00/18:30 前売/当日 ¥2000/\2500 (ともに1d別)
■出演;
THE FLYDAY
THE GOODTIME ROLLERS
BURN BLUE BOP
THE SCOOTERZ
THE SLICKS
■DJ:KATSU BONDAGE/TAKE

No.1476 - 2019/07/15(Mon) 14:08:18
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