THE SLICKS BBS

ライブ告知です。

「やらまいかミュージックフェスティバルinはままつ」にThe Whoのトリビュート・バンド、The Who族にてギターで出演。
10月12日(土) 浜松forceにて18時前後からの予定。
入場無料。
(THE SLICKSの出演はございません)











今は昔、今は来週 / 淳吉郎
今は昔。そんな語り口で始めると崇高たる古文書のような気配がふんわり漂う(ただよう)。これから始まるのは令和元年7月の文章ですが先月(6月)の出来事を書きます。

今は昔。6月某日。平日のその日、帰宅後すばやく着替えて飼い猫に晩ご飯をあげる。「ちょっと出かけるでな、ミック」と話しかけ、玄関を出るとクルマに飛び乗った。「飛び乗った」と言っても鳥類のような羽をパタパタさせて空中を舞いながら国産四輪車の運転席に着座したわけではありません。だって、わたしは人間ですもの。ハネやツバサを所有してるわけないら。急いで乗車した、ということです。

実家に向かってドライブ・マイ・カー。びびっ!びびっ!いぇいっ! 愛知県豊橋市のとある場所で母親と一緒に6月の風物詩:ホタル観賞をするのです。実家に着くと建屋には入らず、そのままお母ちゃんをのっけて出発。道すがらはいろんな会話。目的地に到着。すでに幾人かの見物客。「こんばんは〜。ホタルいますぅ?」いきなり話しかけるお母ちゃん。中村家伝統の【人見知りしない攻撃】早くも炸裂か。しゃらりしゃらりと響く清流の音を聞きながら川岸に茂る草をながめる。「お、いるね」ぷつりぷつりと明滅する光があった。やがて、ゆら〜りゆらりと光は舞い始める。「お〜飛び始めた」とお母ちゃん。「ありがとね〜」ホタルに対しても【人見知りしない攻撃】が炸裂のもよう。

4年前にお父ちゃんが亡くなってからは一週間に一度、実家に電話をしている。ホタル観賞の一週間後も電話した。
「先週はありがとね」
「そんなお礼はいいよ、別に」
「いやぁ、久しぶりにホタルを見たよ。飛んでるのが見れてホントよかった」
「うん、あれはよかったよね」
「あと、夜景が見れたのもうれしかったのよ」
思いがけない言葉だった。どうやら、豊橋市から浜松市に戻る際、浜名湖に掛かる浜名大橋という長い橋を渡ったんだけど、その時、車窓から見えた浜松市街の夜景がよかったらしい。なるほどと思った。

自家用車で気軽に外出できるわたしたちにとって高い場所から眺める夜景なんて簡単に見れるふつうの景色さ。でも、夜の外出をしない今の母親にとってはそうではない。年齢を重ねるということは「当たり前」が「当たり前でなくなる」ということなのかもしんない。ぼくがお母ちゃんの年齢になったとき、現時点での当然はあいかわらず当然のままなのだろうか。政治家は選挙になるとあいかわらずその時だけの美辞麗句を並べたてて有権者の気を引こうとするのか。350ミリリットルの缶ビールはやっぱり220円前後のままなのだろうか。LPレコードはあいかわらず33回転のままグルグルと回り続けてるのだろうか。

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ここでコマーシャルです。

☆山部“YAMAZEN”善次郎&石井啓介with ミッドナイト浜松スペシャル
■7月13日(土) 浜松キルヒヘア
■開場/開演 19:00/19:30 前売/当日 ¥3000/\3500 (ともに1d別)
■出演;
山部“YAMAZEN”善次郎&石井啓介with ミッドナイト浜松スペシャル
オープニング・アクト:SANDY
■DJ:AOKI (UP-TIGHT)

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今は昔。7月最初の火曜日。ミッドナイト浜松スペシャルの3人はスタジオ練習。これまでは、たくさんの演奏予定曲を3人でそれぞれヴォーカル分担して練習していた。唄いながら弾く。唄いながら叩く。だがこの日は唄なしで練習した。吉良ちゃんの発案「それぞれが自分の楽器に専念して練習してみよう」って。演奏を始める。不思議なことが起こった。誰も唄ってないのに山善のあの6600ボルトの声がぼくたち3人の脳内スピーカーで鳴り響きだしたんだ。すげぇ。
インスト曲と違って歌モノというのは唄があっての楽曲だと思う。声がバンドを引き連れて、えらそーにストリートをずんずんと闊歩してゆく、と言ってもよかろう。これこそバンドさ。おそらくその日、7月2日、彼は博多にいたと思う。だけど浜松のスタジオでまぎれもなく山善は唄っていたのさ、俺たち3人といっしょに。信じられないかもしれないが本当の話さ。今までで一番楽しい練習でした。

今は来週。あ、なんだかいいね、この言い方も。「今は昔」が「今となっては昔の話になっちゃうけど」だとしたら「今は来週」は「今となっては来週の話だけども」みたいな感じかな。なんだかSFチックだね。近未来的。『2001年宇宙の旅』かも。まるで『スペース・オディティ』みたいじゃないか。
簡単に言えば「7月13日は浜松キルヒヘアで決まり!」ってことさ。みなさん、よろしくね。絶対楽しいから。約束します。

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ザ・スリックスの次のライブです。

☆LET THE GOOD TIMES ROLL
■7月20日(土) 浜松G-SIDE
■開場/開演 18:00/18:30 前売/当日 ¥2000/\2500 (ともに1d別)
■出演;
THE FLYDAY
THE GOODTIME ROLLERS
BURN BLUE BOP
THE SCOOTERZ
THE SLICKS
■DJ:KATSU BONDAGE/TAKE

No.1474 - 2019/07/05(Fri) 23:58:19
アナザーサイドにまつわる話 / 淳吉郎
☆いつだったか、高卒で入社した女のコが自分の部署に配属されたことがあった。数か月後、彼女はぼくがバンドをやっていることを誰かから伝え聞いたらしく、ぼくのとこに来てこう言った。
「ジュンさんってバンドやってるんですってね」
「うん、そうだよ」
「実はわたし、高校の時に吹奏楽でクラリネットを吹いてたんです」
「え〜!そうなんだ!想像つかん」
「でしょ〜(笑)。今、成人の吹奏楽団体に入ろうか迷ってるんですよ〜」
「あ、やっぱり忘れられんら、(演奏する)あの感じ」
「うん」
「やんなよ、やんなよ。あのね、ぼくらは下手くそでも楽器を演奏できるら」
「はい」
「これってすっごくしあわせなことなんだよぼくたちはえらばれたそんざいさ」
「あ、ジュンさん、上の文章、全部ひらがなで、しかも切れ目がなくて非常に読みづらいんですけど」
彼女はその後、浜松市内の楽団に入団した。
会社では想像つかない彼女の別の顔、アナザーサイドをプッシュできてベリーベリーハッピーだった。

☆わたしはボブ・ディランと同時代に生まれたわけではない。彼とおんなじ世の中のセチガラサを味わいながら生きてきたわけではない。言い換えれば、彼の作品をファースト・アルバムから順番にリアルタイムで聴いてないということ。ああ、なんたる不幸。ああ、なんたる不届きもの。そんな不幸かつ不届きな男、淳吉郎はガイドブックに載っていた6枚目をまず購入。長い歌詞と長い曲。ピンと来なかった。そして初期ベスト盤をなんとなく購入。ここで火がプチっと点火「ディランかっちょいい〜。1枚目から順番にアルバムを聴いていこう」と決意。好きな曲だけダウンロードして満足している現在のキッズたちにはとうてい理解できない世界でしょう。こんなすばらしき世界なのに。

☆カバー曲が多数の1枚目。『風に吹かれて』収録の2枚目。『時代は変わる』収録の3枚目。そして4枚目。タイトルを眺めると「アナザーサイド・オブ・ボブ・ディラン」って記されてる。英語が不得手なぼくは「俺の別の顔をあんたらにお見せしますよ的な内容かな」と想像した。
初めて聴いたとき「ふむふむ」「なるほど」「そー言われればそんな気がするなあ」と思った。おそらくタイトルを確認した時点で、なんかあるかも的意識をスリスリと刷り込まれたんだろう。秀逸なタイトルだと思う。別のタイトルだったらどんな感じを受けたのだろう、とも思う。

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ここでコマーシャルです。

☆山部“YAMAZEN”善次郎&石井啓介with ミッドナイト浜松スペシャル
■7月13日(土) 浜松キルヒヘア
■開場/開演 19:00/19:30 前売/当日 ¥3000/\3500 (ともに1d別)
■出演;
山部“YAMAZEN”善次郎&石井啓介with ミッドナイト浜松スペシャル
オープニング・アクト:SANDY
■DJ:AOKI (UP-TIGHT)

ミッドナイト浜松スペシャルは以下の3人。
Gt.淳吉郎(THE SLICKS)
Ba.吉良(柳茶屋)
Dr.ゆうさく(SANDY)

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☆6月の最終週はバンド練習を3回やった。火曜と金曜はミッドナイト浜松SP。木曜はスリックス。月と水も部屋でギター。毎日が祝日みたいなものです、職場からの帰宅後は。
どちらのバンドも2時間のスタジオ練習があっちゅーまに終わってしまう。やりたりない気持ちでいっぱいです。地球の自転を止める、もしくは世界中に存在する時計の針を止める。このふたつのうち、どちらかができさえすればいいのに。永遠にバンド練習を続けることができるのに。残念なことに、どうやらぼくにはそんな力は備わっていません。はやくスタジオに入りたいと思うしかないのです。ちくしょう。


B.G.M.「Another side of YAMAZEN/YAMAZEN」
今日は6月29日。山善さん啓介さんとのライブまで2週間。少しお高めな入場料ですが、お時間と余裕がおありな方はぜひとも来てください。おふたりの歌と演奏はもちろんすばらしいけど、俺たち3人の演奏も楽しんでくれたらと思ってます。
だってあれだに、3人がそれぞれ所属するバンドとはまーったく違うタイプの楽曲を演るんだ。山善ワールド。言い換えれば、吉良ゆうさく淳吉郎の【アナザーサイド】をお見せできる絶好の機会なのさ。よろしくお願いします。

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ザ・スリックスの次のライブです。

☆LET THE GOOD TIMES ROLL
■7月20日(土) 浜松G-SIDE
■開場/開演 18:00/18:30 前売/当日 ¥2000/\2500 (ともに1d別)
■出演;
THE FLYDAY
THE GOODTIME ROLLERS
BURN BLUE BOP
THE SCOOTERZ
THE SLICKS
■DJ:KATSU BONDAGE/TAKE

No.1473 - 2019/06/29(Sat) 11:14:39
某日日記 / 淳吉郎
☆5月中旬の某日。夕食を食べた後、いつものようにパソコンでSNSを含むインターネットのいろんな最新情報を確認した。その後、別室でギターを弾いた。自分のバンド:ザ・スリックスと7月13日にライブを控えた山善&石井啓介with ミッドナイト浜松スペシャル、ふたつのバンドを演っている真最中。俺のギターなんて、ま〜だまだ。ぜ〜んぜん。です。熱湯そそいで3分待ったらできあがるインスタント食品だとしたら、69秒経過したぐらいのできばえ。まだまだロックンロール麺にお湯が染み込んでいません。固くて食えやしねぇ。聞けやしねぇ。

☆練習を終えて自室に戻るとパソコンのディスプレイ画面が真っ暗になっていた。画面下方のスイッチ・ランプがパカパカと明滅。「世界が消滅するというのはこーゆーことなのだろうか」と思った。わたしたちが生きている世界は気づいたときにはもう手遅れなのかもしれません。幾度か再始動を試みたが復活せず。そのかわり画面にむずかしい単語を用いた英語メッセージが赤い字で表示された。赤いということは、危険。英語で言えばデンジャー。信号なら止まれ。そうなのです。パソコンが故障してしまいました。わたしはインターネットの世界から、いとも簡単に、ぷっつりと、断絶されたのです。こうしてパソコンメーカーに修理依頼する事を決めたのは5月後半の某日。

☆スマートフォンを所持していないこともあり、ネット世界と距離をおいた生活が始まった。とはいえ職場でパソコンを使用するので、昼休みに入った最初の5分間だけSNSの世界に入国し「いいね」を数回押したりした。みんなの日々の生活を拝見するのは楽しい。「いいね」してもしなくても、見ていて楽しい。それはまるで、喫茶店でコーヒーを飲みながら店内に流れる有線放送に電話リクエストするのも楽しいけど、誰かのリクエストや放送局が勝手にチョイスする曲を聞いてるのも楽しい、という事象にちょっとだけ似ている。

☆久しぶりのパソコンが存在しない生活。夕方、職場から帰宅する。晩御飯を食べ終わる。新聞をそこそこ読む。本をそこそこ読む。ギターをこそこそ弾く。レコードを集中して聴く。ここがポイントです。パソコンを見ながらレコードをなんとなく聞く生活がいつの間にかあたりまえになっていました。レコードを集中して聴く!これです!おやおや、ついついビックリマークまでついてしまいました。音楽というのはアンサンブル。ひとりの弾き語りでもアンサンブルは存在すると思う。独唱でもアンサンブルはあると思う。おにぎりに巻いたりする海苔(ノリ)。あれを火にあぶって、パリッとした感じにしてそのまま喰ってもおいしい。ひとりでもアンサンブルってのは焼き海苔の「あの感じ」とおんなじ。ただよう匂いと食感。ただなんとなくじゃぁアンサンブルも焼き海苔のあの感じもつかめないと思う。集中してこそキャッチできる気がするのです。

☆6月某日。パソコンが戻ってきた。メカに弱いので家内にいろいろとセッチングをてんだってもらった(遠州弁で「手伝う」を「てんだう」と言います)。現在も仮復旧の状態ですがとりあえず今回、久しぶりの投稿です。現在、執筆しながら山善を聴いている。おやおや、パソコンが戻ってきたとたん、もとの生活に逆戻りです。「レコードを集中して聴く!これです!」あのふたつのビックリマークが泣いているではありませんか。ダメだ、こりゃ。あ、考え方を変えてみましょう。そう、わたしは、山善を聴きながら執筆をしているのです。なんだかどっかの政治家の論調に似てきたぞ。

☆5月中旬から6月初旬まで、いろんなライブやイベントにお客として参加しました。
感想を投稿する機会を逸しましたが、すべてがサイコーに楽しかったです。
企画されたみなさん、出演されたみなさん、おつかれさまでした。楽しい時間をありがとう。

B.G.M.「山部善次郎/少しだけ優しく」

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淳吉郎およびザ・スリックスの次のライブです。

☆山部“YAMAZEN”善次郎&石井啓介with ミッドナイト浜松スペシャル
■7月13日(土) 浜松キルヒヘア
■開場/開演 19:00/19:30 前売/当日 ¥3000/\3500 (ともに1d別)
■出演;
山部“YAMAZEN”善次郎&石井啓介with ミッドナイト浜松スペシャル
オープニング・アクト:SANDY
■DJ:AOKI (UP-TIGHT)

この日はザ・スリックスの出演はありません。
ミッドナイト浜松スペシャルは以下の3人です。
Gt.淳吉郎(THE SLICKS)
Ba.吉良(柳茶屋)
Dr.ゆうさく(SANDY)


☆LET THE GOOD TIMES ROLL
■7月20日(土) 浜松G-SIDE
■開場/開演 18:00/18:30 前売/当日 ¥2000/\2500 (ともに1d別)
■出演;
THE FLYDAY
THE GOODTIME ROLLERS
BURN BLUE BOP
THE SCOOTERZ
THE SLICKS
■DJ:KATSU BONDAGE/TAKE

No.1472 - 2019/06/15(Sat) 01:03:06
5月11日の話 / 淳吉郎
11日(土)は浜松キルヒヘアで大好きなロックンロールバンド:マモル&ザ・デイヴィスのレコ発ツアー自主企画でした。
たくさんのお客さんが遠くからも近くからも、来てくれました。仕事を終えて駆けつけてくれたひともたくさんいて。みなさん、本当にほんとうにありがとう。

最初に演奏したのはおれたち、ザ・スリックス。
今回は新曲ではないけどライブで初めて演奏する曲が1曲ありました。
昨年発表したアルバムに収録されている『風の兵隊』という曲。ちょうど1年前にできたんだけど、この曲はライブで演奏することを念頭に入れず、アルバム用に作った曲、だったのです。
だけど昨年末ぐらいからメンバー全員「そろそろライブで演ってみたいね」って気持ちが芽生えちゃって。んで、この日になりました。マモデビと共演できる特別な日だからっていうのも、もちろんある。「初披露できてよかったな」って思ってます。

2番目はタオル。
不思議な音楽を奏でる3人はこの日も健在。
クロスオーバーとかミクスチャーっていう音楽ジャンルの呼び方の域をピュウ〜ンってらくらく超えてるという意味で不思議なのです。不思議カッコいいって感じ。サイコーなライブだった。
出演してくれてありがとう。

3番目はトンガラカス。
一時期3人で続けていたライブが久しぶりにこの日、フル・メンバー4人でのライブとなった。
野球の試合は9人でやる。8人でやることはルール上、存在しない。だがしかし、サッカーの試合は11人でやるけど場合によっては試合途中から10人になったり、もっと少なくなる場合もある。それでもチームは試合を続ける。続けなきゃならないのさ。あの頃のトンガラカスはそんな気分だったのでは、と思う。
フル・メンバーでのこの試合・・・じゃなかった、この日のライブ。見事なフィールド・ワーク・・・じゃなかった、バンド・アンサンブルでした。
出演してくれてありがとう。

最後はマモル&ザ・デイヴィス。
問答無用のライブだった。海外のあの時代のロックンロール・ミュージックのあれやこれやに根ざしたサイコーなニッポン語のロックンロールがそこにあったんだ。なかでもとある1曲にぼくは感銘を受けました。『少年ロック』という曲。
2018年7月にあったキルヒヘアでのワタナベマモル・ソロ・ライブの時、共演したザ・スリックスのぼくはリハーサル時に「実は少年ロックが大好きなんです」ってマモルさんに言ったら「そうなんだ。そんじゃぁ今日、演ろうか」って言ってくれて。彼は本当に本番で演奏してくれた。泣けるほどうれしかった・・・いや、たしか、あの時ぼくは泣いた・・・そして、この日はバンドでその曲を演奏してくれたのです。

【感動】ってのは心の中でふわふわと浮かんだり消えたりする無色透明な浮雲みたいな気がします。
俺は『少年ロック』のバンド生演奏をキルヒヘアで体感した。CDで聴きつづけていたあの名曲が浜松のライブハウスでの自主企画で鳴り響いたんだ。それはまるで、無色透明ではなく12色のクレヨンを駆使した有色の浮雲のような感動、がぼくの心に浮かんでいました。
この日、マモルさんと今まで以上にいろんな会話をすることができた。ぼくは「ですよね」「わかります」「同感です」って返答ばっかり。うん。
マモデビのみなさん、サイコーな1日をありがとうございました。

開演から閉演までイベントのDJはプジャリ。
さすがの選曲。この日、彼は伝説のブラック・ミュージック番組「ソウルトレイン」のTシャツを着用していたんだ。ザ・スリックスの企画はやっぱりプジャリ。
ありがとうございました。

写真は東京から見に来てくれた旧友:エースくんが撮ってくれた写真。
エース、どうもありがとう!

No.1471 - 2019/05/12(Sun) 23:11:40
マモル&ザ・デイヴィス週末3days! / 淳吉郎
新作「LET’S GO !」をひっさげて全国ツアーを展開中のワタナベマモルさん、今週末はマモル&ザ・デイヴィスでのライブです。大阪、浜松、そして静岡。
自分が企画する浜松だけ告知するのも、あれなんで・・・「あれ」ってなんだかよくわかりませんが(笑)、いわゆるおんなじ船に乗ってるっつーことで、戦友というか船友なんで、まとめて最後の告知しようかなと思いました。
近畿地方から東海地方にかけてのみなさん、もちろんそれ以外の場所に住んでるみなさんも、それぞれの街にぜひお越しください。楽しみましょー!イェーイ!

浜松 THE SLICKS/淳吉郎

☆★☆★☆★☆★☆★

■5月10日(金) 大阪塚本ハウリンバー
■開場/開演 18:30/19:30
■前売当日ともに¥2500
■出演;
MAMORU&The DAViES
ザ・ノックダウンズ
ミズオチ&ジ・アンダスタンディング

☆★☆★☆★☆★☆★

■5月11日(土) 浜松キルヒヘア
■開場/開演 18:30/19:00
■前売当日ともに¥2000(1d別)
■出演;
MAMORU&The DAViES
トンガラカス
タオル
THE SLICKS
■DJ;pujari

☆★☆★☆★☆★☆★

■5月12日(日) 静岡サナッシュ
■開場/開演 18:00/18:30
■前売当日ともに¥2000
■出演;
MAMORU&The DAViES
ELK
BOO7ALL STARS
バミリ

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No.1470 - 2019/05/10(Fri) 00:31:14
GW後半の話 / 淳吉郎
☆5月3日は東京・五反田メッセで開催中のローリング・ストーンズ展へ。
五反田はゴタンダと読むそうで。個人的に東京では初めて訪れる地域です。正午ちょい前にJR駅に到着。
「連休も後半だ、そして五反田」
「よし!五反田でご飯だ」
「くだらんダジャレ、もう勘弁してください。五反田で降参だ」
まるであのボブ・ディランを彷彿とさせる韻の踏み方を連発しながら初めての場所に到着した感動を表現する男がそこにいました。

☆ぶっちゃけた話、ストーンズのこれまでの長い長い活動に関係するたくさんの物品が展示されているイベント、ということを考えるとその入場料金はちょっと高いかな、って思っていた。
料金を支払って展示コーナーに入室。いきなり「へぇ〜」って思った。そっから55年を越えるバンドの歴史がいろんな展示物で紹介されてゆく。ずんずん続くレールといきなりぴょこんと現れる駅舎のように。ストーンズのソウル・トレインが五反田メッセの敷地内をガタンゴトンと走っている。そんな感じ。

☆2時間以上の道のりで見終わった。
ホントに楽しい展覧会だった。わかっているつもりだったけど、やっぱりストーンズというのは時代の移り変わりに対していつも敏感だし、つねにPOPであり続ける存在なんだなと、あらためてそう思った。
入場料金、言いかえればメッセ敷地内限定ストーンズ・ソウル・トレインの乗車賃、高くないと思います。

☆連休明け5月6日はいきなりの午後半休を無理矢理、取得。まあ、社内規則に反してはいないので、いわゆる合法的(笑)。頭脳警察のライブを観に浜松のライブハウス窓枠へ行くので問答無用、かつ効果的な有休の取得といえよう。
今回がぼくにとって初めての頭脳警察ライブだった。でもワンマンではなく、全部で5つの出演者。うち3つは浜松のアマチュア。さらにトーク・イベントもライブをはさんで行われた。頭脳警察は一番最後の出演だったんだけど、3番目の出演者が「それでは本日の出演者の方々全員で唄いましょう」とか言って共演者をステージに呼んだ。パンタもふつうにステージへ登場。「ようやくパンタに遭遇できる!」というぼくの待ちに待った感、まるっきり無視っ(笑)。その後のトーク・イベントでもパンタは登場してしゃべってるし。
でも、トーク・イベントの議題がとてもよくて「あの頃の頭脳警察のライブってこんなシーンもやっぱりあったのかもな」なんてちょっぴり感じた。

☆そしてライブ。
ライブは他の出演者と同様、30分ほどだった。実はこの日、どうしても聴きたい曲があったの。ぼくが初めて買った彼らのレコードは「頭脳警察セカンド」という2枚目のアルバムです。発売禁止になったアルバム。これが1981年に再発されました。当時14歳のぼくはお小遣いで購入。14歳のガキは3曲目収録『さようなら世界夫人よ』という曲にいたく感銘をうけたのでした。
「この曲を演ってくれたらいいな。でも、おそらく100曲以上あるであろうレパートリーからこの曲が30分間のステージで選ばれる確率は、まるでクローバー畑の中で30分間で四つ葉のクローバーを6つ見つけるぐらいの難易度だな」って思ってた。そしたら、なんと3曲目に演ったのです!
「マジか!」わたしはうつむいてしまった。ステージを観ることができません。あふれる熱い涙。四つ葉のクローバーを6つ見つけてしまったのです。幸運がいきなり6つも訪れてしまった。6人の幸運くんが組み体操のピラミッドを作ってる風景を想像してみてください。想像できたならあなたはぼくのその時の気持ちに近づけた、ということです。
そんな頭脳警察ライブ初体験でした。こうして今年のGWは終わったのです。

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ザ・スリックスの次のライブは今週末。みなさん来てね!
俺たち、ザ・スリックスはトップで演奏。19時ぴったりに始めます。よろしく!

☆MAMORU&The DAViES 新作「LET’S GO!」レコ発ツアー浜松編
【キルヒヘアに行こうぜ】
■5月11日(土) 浜松キルヒヘア
■開場/開演 18:30/19:00 ¥2000(1d別)
■出演;
MAMORU&The DAViES
トンガラカス
タオル
THE SLICKS
■DJ;pujari

写真、見てよー!

No.1469 - 2019/05/08(Wed) 00:22:57
GW中半の話 / 淳吉郎
☆5月2日は東京・下北沢のライブハウス、GARDENへライブ観戦。鮎川誠さん71歳の誕生日をお祝いするシーナ&ロケッツのライブでした。
シナロケのライブを観るのは久しぶり。4月21日の投稿文でも記した2017年10月後半の浜松での某イベントで観たぶっつけ本番の野外ライブ以来。1年6ヶ月ぶりか。シナロケのライブ観戦に対しこんなに間隔が空いたのは昭和〜平成〜令和にまたがる淳吉郎アマチュア・バンドマン生活史上初めてのこと。

☆実のところ、あの日の壮絶な野外ライブで俺は「見てはいけないものを見てしまった」んで「これ以上はシナロケのライブを観なくてもいいかな」なんて思ってた・・・本当のことです。
だがしかし、やっぱりこの日、観に行ってしまった。たとえば大好物な料理の超名店に訪れたとして。「ご満悦。あたしはこの料理の真髄を味わいました。もう満腹。ごちそうさまでした」つっても、あなたはいつしかおんなじ料理を食べにおんなじお店、もしくは別のお店に行くと思います。
大好きなものはいつまでたっても、やめられない、止まらない、満足できない、ってことです。

☆開演時間ぴったりにライブは始まった。
鮎川さんのギター、奈良さんのベース、川嶋さんのドラムが響いた。「WOWっ!」ってぼくの身体がふわっと数十センチぐらい上空に向かって浮き上がった気がした。もしかしたらホントに浮いていたかもしんない。うわさに聞いてる《ロックンロール・マジック》っつーのは、もしかしたらこの事かも。そう思ってしまったんだ。

☆鮎川さんのギターは普通だった。
いつものとおり普通だったんだ。でも、この“普通”を「ああ、いつもとおんなじだったんだね」って邦訳してはいけません。だって、いつもとおんなじ感じで【ブッ飛んで】いたんだから。大好きな料理の名店での美味料理が毎回味わえる、その安定感もすばらしいけど、それとはちょっと違うんです、鮎川ギター・メニューは。
オーティス・レディングのアルバムに「ソウル辞典」っていう名作がある。もし「ロックンロール辞典」って文献が発刊されるとして、【鮎川誠】項の執筆を依頼されたら俺はこう記します。
『いっつも一緒。いっつも違う。いっつもギターは♪ギャイン♪ つまり変わらぬロックンロールを鳴らし続ける男』ってね。
ぼくは大切に彼の変わらぬロックンロールを心に留めて我が家に帰宅しました。ギャイン。

B.G.M.「3 KINGS/王様のノイズ」

☆★☆★☆★☆★☆★
ザ・スリックスの次のライブです。
俺たち、ザ・スリックスはトップで演奏。19時ぴったりに始めます。よろしく!

☆MAMORU&The DAViES 新作「LET’S GO!」レコ発ツアー浜松編
【キルヒヘアに行こうぜ】
■5月11日(土) 浜松キルヒヘア
■開場/開演 18:30/19:00 ¥2000(1d別)
■出演;
MAMORU&The DAViES
トンガラカス
タオル
THE SLICKS
■DJ;pujari


シナロケの物販でDVDとCDを購入した。DVDは5月2日から発売開始した“あの日”のシナロケ野音ライブ。ついに発売です。イェイ!
CDは友部正人さんと三宅伸治さんと鮎川さんが組んでいる3KINGSの音源。うわさには聞いていたけど音源購入はライブ会場オンリーらしく、ようやく手に入れた。
帰宅してすぐ聴いた。ニッポン語によるブルース・ロック、フォーク・ロック、そしてロックンロールが満載。感動した。名盤だと思う。イメージとしてはディラン、ジョージ、ロイ・オービスンを始めとしたスーパースターが結集したバンド、THE TRAVELING WILBURYSな感じを受けます。俺のバンド、ザ・スリックスの今後の作品に影響を及ぼすはず(笑)。あ、まじめにそのつもりだに。

No.1468 - 2019/05/05(Sun) 01:52:48
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