THE SLICKS BBS

ライブ告知です。

「やらまいかミュージックフェスティバルinはままつ」にThe Whoのトリビュート・バンド、The Who族にてギターで出演。
10月12日(土) 浜松forceにて18時前後からの予定。
入場無料。
(THE SLICKSの出演はございません)











ザ・スリックス音源発売!うおぉ〜! / 淳吉郎
8月中旬からのぼくの投稿文でたびたび記していたバンドのレコーディング。
その音源がようやく完成しました。うおぉ〜!

11月23日のキルヒヘアでのライブから発売します。
音源と同時に38ミリ径のバッジも2種類作りました。
音源は10曲入りで1500円、バッジは1個200円です。

音源購入の方にはご希望のバッジどちらか1つをお付けします。
もちろん遠方の方にも通販にて対応いたします。
ぼくやメンバーのPCや携帯アドレスをご存じの方はそちらへのメールでもかまいませんしSNSでのメッセンジャーやスリックスHPからのご連絡でも対応いたします。

みなさん、ご購入よろしくお願いします。
ギター弾きの唄がここから響いてます。

THE SLICKS/淳吉郎、淳三郎、スカ

☆★☆★☆★☆★☆★
この日から発売!うおぉ〜!

☆11月23日(金)
浜松キルヒヘア himitsusyounenθ企画《…go blank》
O/S 19:00/20:00 A/D 共に2000円(1d付)
出演:
Nowhere-s LINE
LIFE BOTANICAL(豊橋)
太田やじのすけ
ピロヂ☆ハンズボン
THE SLICKS

DJ
ヘッドホンいらず
Mr.チューインガム

No.1428 - 2018/11/19(Mon) 20:24:41
小春日和日記 / 淳吉郎
☆11月16日(金)。みけんにシワを寄せたボブ・ディランみたいな顔つきで職場から帰宅すると、愛猫ミックくんがこう言う。
「よう!ジュンキッチーおかえり。ここ最近の顔つきはやけにディランづいてるじゃんか。今日なんかまるでディラン1990年発表の『アンダー・ザ・レッド・スカイ』のジャケ写の顔だに」
「いやいやミック、あのアルバムの裏ジャケじゃあなぁ、ディランがどっかの家の玄関先に座ってるだに。あの写真でディランは白いナイキのハイカット・シューズ履いてんだよ。最初にそれ見たとき、あ〜彼もナイキを履くんだ、って感心したのを覚えてるよ」。
そんな音楽話をしてると1週間のうちに発生した職場でのあれやこれやはまるで海のモクズとなって消えてしまう。そう、週末がスタートしたのです。

☆その日は浜松キルヒヘアに向かった。名物イベント「上空の中村」に音楽仲間の路ちゃん(Gt.&Vo.)とアカネちゃん(Dr.&Vo.)ふたりからなるグループ:なまこが出演。今回はベースとしてスリックスの初代Ba.でもあるキラちゃんが出演とのこと。
なまこはおもしろいグループで歴史上の出来事や昔話をモチーフとして語りと舞(まい)などのパフォーマンス、そして演奏を織り交ぜながらライブをするスタイル。今回は豊臣秀吉時代の鬼にまつわる話だったが、今回もおもしろかった。なまこはいい意味で「キチンと」やらずに「どこかユルっと」やってる(なってしまう?)ところがすごくいいと思う。共演したほかの2つの方々もいいライブだった。終電で帰宅。

☆17日(土)は浜松G-SIDEへ。THE 原爆オナニーズとTHE STAR CLUBのライブ。この2バンドのツーマンがまさか浜松で行われるとは! そんな感じ。
男や女はどうあるべきか。イヌやネコはどうあるべきか。ブルースとはなにか。ロックとはなにか。人類が今も昔も問い続けてるそのようなたくさんの言葉とおんなじ列に「パンクやモッズとはなにか。どうあるべきか」という言葉があります。答えはないのだろう。もしあったとしても時代とともに変わってゆくのかもしれない。だから先に述べた言葉たちはいつの時代でも存しているのでしょう。
ふたつのバンドの強烈なライブを見終えて、ぼくの中にあるその言葉「パンクとはどうあるべきか」の答えみたいなものがG-SIDEの暗い空間にふわふわと浮かんでいたんだ。いい夜だった。

☆18日(日)の午前中は浜松市内のギャラリーへ絵画鑑賞。
いつだったか自治会長宅へ伺った際、玄関内にドでかい油絵キャンバス画があって、それはそれは強烈な画風だった。訊くと奥様の作品とのこと。この日はそんな彼女が属する絵画グループの作品展なのだ。計16名の作品が30枚以上展示されていた。玄関画を見ていたのであらかじめ想像はついてたが、どれもこれもいわゆるブッ飛んだ作品ばかりだった。対象物をそっくりに描くのではなく画家の中の心象風景としてキャンバスに叩きつけた感じ、と言えばいいだろうか。大きさもキャンバス100号(162センチ×130センチ)以上の巨大作ばっかり。【圧巻】という言葉はこの日の、このギャラリーのために存在してるのでは、と思っちゃった。刺激を受けまくり。その日の午後は自治会活動をちょろり。気に掛けていた案件のひとつが解決しひと安心。そして日曜日の陽が暮れていった。

週末はどちらもあたたかな陽光がふりそそぐ、絵に描いたような小春日和でした。

写真の中の下の赤字が今回、物販で購入のタオル。お値段300円!
この値段設定はクラッシュが『ロンドン・コーリング』を発売したときに2枚組だけどできる限り1枚の値段に近づけて設定した逸話に近いモノを感じる。上の使いまくってる青字タオルと比べたら字体のフォントがちょっぴり変わっていて、そんなとこもうれしい。

【役員業務終了の日まであと133日】

☆★☆★☆★☆★☆★
ザ・スリックスの次のライブはこちら。いよいよ近づいてきました。祝日です。みなさん来てね〜!

☆11月23日(金)
浜松キルヒヘア himitsusyounenθ企画《…go blank》
O/S 19:00/20:00 A/D 共に2000円(1d付)
出演:
Nowhere-s LINE
LIFE BOTANICAL(豊橋)
太田やじのすけ
ピロヂ☆ハンズボン
THE SLICKS

DJ
ヘッドホンいらず
Mr.チューインガム

No.1427 - 2018/11/18(Sun) 17:54:17
某日日記 / 淳吉郎
☆11月某日、土曜日。わたしは午前5時半起床。就業無用なサタデーなのに、そんなに早起きしてどーすんの、だって?いや、その日は特別な土曜日だったんだ。静岡空港から午前8時40分発のフジ・ドリーム・エアラインズの飛行機に乗って福岡へ。福岡県立美術館で11月11日まで開催の『第15回山部“YAMAZEN”善次郎絵画展:羽の生えたJIG-SAW PUZZLE』に行くのさ。

☆定刻に飛行機は離陸しました。わたしの日々の生活は地面に足をつけながらすりすりと過ぎてゆく。毎日の美味しいごはんは地面からすくすくと育ち、やがて実をつけて、幸運にも我が家の食卓に運ばれてくる。平日にジダンダ踏みながら働いてるその場所はあいもかわらずその地面にある。サイコーなロックンロールが流れてるライブハウス、ぼくの部屋、そしてバンドの練習スタジオはいっつも地面にある。
そうです!飛行機に乗って空中に舞い上がるというのは異次元な空間。もう、いろ〜んなことからおさらば。そんな感じかな。そんでもって、飛行機はぼくがず〜っと音楽活動し続けてる中での個人的な聖地でもある場所:博多に向かってるのさ!

☆あこがれの聖地:博多が近づいてきました。俺は座席から立ち上がりその土地に向かって一礼をしようと思った「博多どの、おひさしゅうございまする。せっしゃこのたび、その地面を踏みたくて参りました次第でございまする」って。その瞬間、客席乗務員、いわゆるスチュワーデス、のお姉ちゃんが濃いアイラインと真っ赤なルージュを引いたクチビル、という絵に描いたようなスチュワーデス的かわいいお顔でこう言った「まもなく福岡空港に着陸いたします。どなたさまもシートベルトを着用してください」。
一礼できなかった俺はシートベルトをしめた座席に座りながら、両の手のひらを握りしめ小さくちいさくガッツポーズ「ひさしぶりの博多だぜ!」。

☆午後1時半過ぎに福岡県立美術館へ。山善さんと再会の抱擁「ジュンキチロー来たと?」「はいっ!」。彼から最近の絵の描き方についてのお話をうかがった。そして、展覧会の絵をじっくりじ〜っくり観ていった。その中で、とある絵が出てきた「あ〜なるほど〜山善さんがさっき言ってたことがすべてこの絵に出てる!」。
例えるならば、どんなにデコレーションされたケーキよりも必要最小限でいい味を出してるケーキの方が素晴らしい、ってことなんです。でもこれは絵やケーキに限らず、どんなことにも当てはまると思うけど。もちろん、バンド・サウンドにおいてもね。この世の中はくだらんものが多すぎるってことさ。

☆11月某日、日曜日。午後1時過ぎにあこがれの場所から我が家に帰還したわたしはコンビニエンス・ストアーで購入したミックス・サンドイッチと無糖コーヒーを腹に押し込むと再び外出。浜松のライブハウス:窓枠へ。友人が参加してるバンド、SANDYとThe Three Ball Charlyがライブするんだ。
サンディもスリー・ボール・チャーリーもぼくと同世代のひとたちが往年のロック・ナンバー・カバーを演っているバンド。どちらもぼくが大好きな音楽を演ってるから聴いててノリノリになっちゃった。実はスリー・ボール・チャーリーのライブは今回が初めて。でもストーンズとデヴィッド・ボウイのカバー選曲が秀逸でビツクリした。
うん、いるとこにはいるんだ。そう思った次第。やっぱり地面は続いているのです。

B.G.M.「MARTIN CARTHY/SWEET WIVELSFIELD」
博多の老舗レコード・ショップで購入。すばらしい音楽。あたらしい扉が開いちゃった。

写真は博多の夜に福岡在住の友人と飲み喰いして最終的に打上げで寄ったバー:JUKE JOINTの内装。シーナの両サイドは山善さんの絵です。
店内に7インチ・シングルレコードのJUKEBOXがあってぼくはリクエストをしました。シナロケの1stシングル『涙のハイウェイ』とルースターズの1stシングル『恋をしようよ』。こんな出来事が博多では普通に実現できるんだ。

☆★☆★☆★☆★☆★
ザ・スリックスの次のライブです。

☆11月23日(金)
浜松キルヒヘア himitsusyounenθ企画《…go blank》
O/S 19:00/20:00 A/D 共に2000円(1d付)
出演:
Nowhere-s LINE
LIFE BOTANICAL(豊橋)
太田やじのすけ
ピロヂ☆ハンズボン
THE SLICKS

DJ
ヘッドホンいらず
Mr.チューインガム

No.1426 - 2018/11/12(Mon) 00:38:28
ミニとロックンロールにまつわる話 / 淳吉郎
☆アマチュアながらも音楽活動を続けている。答えはないけども続けてる。そもそも問いがないのだから答えはないのだけども。
わたしが『ない』を『無い』と表記しないのは、音楽活動というのは「音を鳴らし続ける」ことであり「物質的に存在してる」ことではない、って考えてるからです。この世界から戦争がなくなればいい。この世界から武器が無くなればいい。そんな感じにちょっと近いかも。

☆アマチュアながらも音楽活動を続けている。今までいろんな場面でライブを終えたあとにお客さんから声を掛けてもらってる。
「いやぁ〜バンドっていいですよね」
「あ、ありがとうございます。あなたもバンドを演ってらっしゃるんですか」
「いえいえ、でも若い頃は演ってたんですけどね」
「あ〜〜〜」
いつか、そのひとが音楽活動を再開する日が来ることを願っちゃうのさ。

☆11月某日。浜名湖畔にあるイベント・スペース:渚園(なぎさえん)に出かけた。『ジャパン・26th・ミニ・デイ』。英国発祥の名車:ミニの全国規模なミーティングです。そのイベントのライブ・コーナーに静岡県東部を中心に活動する友人のバンド、TRES(トレイス)が出演するとの情報をキャッチしたからだ。

☆13時半に彼らのライブが始まった。トレイスはルーツ・ロックンロール・ミュージックに根ざしたニッポン語の自作曲を演奏するGt.&Vo.とBa.とDr.によるスリーピース・バンド。はい、ぼくのバンド:ザ・スリックスとおんなじです。この日もサイコーなライブを演ってくれた。友人ですが実はトレイスとスリックスは共演したことがないんだ。いつかライブを一緒に演れたらいいなあと思った次第。

☆渚園のフィールドや駐車場やそこかしこにミニが在してた。いろんなミニを観察しました。
ミニというのは大人のおもちゃだと思う。いろんなパーツがあって、それをオーナーそれぞれが自分の好き勝手に改造してオリジナルのミニにしてゆく。そして、それを世間に対して発散してゆく「オレのほうがカッコいいだろ」って。ミニというのはそんなクルマ。そう思います。うん、それは、まるで、ロックンロールとおんなじじゃないか!

B.G.M.「THE MODS/TOMORROW NEVER COMES 」

写真:渚園のゴミ収集用と思われるリヤカーとミニのみなさん。
実はぼく、20代初めから30代後半までミニに乗っていたんです。
そんなオレに対してやつらが問いかけてきたんだ。
「あなたもミニに乗ってますか」
「いえいえ、若い頃は乗ってたんですけどね」
「あ〜〜〜」
いつか、ぼくがミニ活動を再開する日が来ることを願わずにいられないのさ。
素晴らしいメンバーに恵まれた今もサイコーだけど、俺にはロックンロールがまだ足りないんだ!

【役員業務終了の日まであと147日】

☆★☆★☆★☆★☆★
ザ・スリックスの次のライブはこちら。

☆11月23日(金)
浜松キルヒヘア himitsusyounenθ企画《…go blank》
O/S 19:00/20:00 A/D 共に2000円(1d付)
出演:
Nowhere-s LINE
LIFE BOTANICAL(豊橋)
太田やじのすけ
ピロヂ☆ハンズボン
THE SLICKS

DJ
ヘッドホンいらず
Mr.チューインガム

No.1425 - 2018/11/04(Sun) 23:50:10
ユニフォームと絵にまつわる話 / 淳吉郎
☆10月26日(金)は仕事を定時で終えると浜松G-SIDEに向かった。あ、直行したわけではありません。平日のユニフォームを脱ぎ捨て、週末のユニフォームに着替えるのさ。我が家の引き戸玄関をがらがらってオープンするとミックがいて、彼はいつものユニフォームのまんま「にゃあ」と言った。ぼくは「ただいま。ミックはいつもキジトラ柄のカッコいいの着てるなあ」と言った。ちゃっと着替えをして、彼の夕食を用意すると、そそくさと玄関に向かう。ミックがすり寄ってきてこう言った。
「お、黒のジーパンってことは、今日はノリノリなライブだね、ジュンキッチー」
「わお、よくわかったね」
「まあね、ジュンキッチーとは付き合い長いし。あれ?でも今日はマーチンじゃなくってクラークスなんだ?」
「ソウルやR&Bを好きなヤツが企画するイベントだからね」

☆残念ながら開演時間には遅れちゃったけど、なんとか出演全5バンドを観ることができた。出演順に南シナ会、J the HAGI-ds、JERICO、THE SCOOTERZ、THE GOOD TIME ROLLERS。主催のグッタイム・ローラーズのGt.&Vo.のコーキくんが黒人音楽好きで、バンドもそんなテイストがにじんでる演奏だった。いいグループ。その他のグループはそれぞれ音楽性が違っていたけど、ぼく個人的にはすべてのバンド、見ていて楽しかった。予想以上にお客さんに知合いがすごく多くて、みんなといろんな会話。平日のすべてがぼうぼうと忘却のかなた。「やっぱ、ここだよ、ここ。週末のライブハウスだよ」そう思った。

☆10月27日(土)は愛知県蒲郡市にライブを観に行った。蒲郡はガマゴオリと読みます。BUZZ HOUSEというお店。実はぼくにとって生まれて初めての蒲郡訪問。調べたら浜松からそんなに遠くないことがわかった。「終電でしっかりと帰ってこれる」イコール「つまり酒が飲める」。淳吉郎ライブハウス訪問における鉄壁の方程式をなんなくクリアです。夕方5時半過ぎ、蒲郡に到着。開演前に晩飯を喰うことにした。ぼくはグルメではないので知らない街に行ったらその街の名物を食べたいという欲求はありません。むしろ昭和時代から営業してるような個人経営な普通の食堂に入りたい。ぶらぶらしてたら3分後に発見。まさに絵に描いたような昭和な食堂。入店しウーロン割りとオムライスを注文した。おいしく召し上がってお勘定。おばちゃんが言う。
「カッコいい帽子かぶってますね」
「あ、ありがとうございます」
「ミュージシャンか、なにか演ってらっしゃるの?」
「え?は、はい、やってますけど・・・わかります?」
「だって着てるモノのセンスが違いますもん、ふつうの人と」
もう、蒲郡が大好き。そして、この日も週末のユニフォームだったのさ。

☆BUZZ HOUSEは小さなキャパだった。でも、お店の雰囲気がカッコいい。絵に描いたような食堂のあとは絵に描いたようなライブハウス。アイ・ラブ・ガマゴーリ。入店したらこの日のDJ、わが盟友でもあるフォノシックスのフクちゃんが初期パンクロックの7インチを連発中。テンションあがるあがる。風のある空が晴れた日に凧(たこ)がぴゅぴゅ〜って上がるように。この日は全5バンドのうち、友人のバンド:THE HIPSとstripperも出演。どちらもサイコーなライブだった。ヒップスが名曲『Freedom』を演ってくれたのはうれしかった。
う〜ん、バズハウスでライブ演りたいなあ。絵に描いたような食堂で晩飯を喰って、絵に描いたようなライブハウスで、絵に描いたようなロックンロールを演奏できたら、どんなに楽しいだろう。ってことさ。もちろん週末のユニフォームで。ね。

写真:来年のカレンダーが到着した。
絵に描いたようなロックンロール・バンドの写真が12枚収録さ。

【役員業務終了の日まであと154日】

☆★☆★☆★☆★☆★
ザ・スリックスの次のライブはこちら。

☆11月23日(金)
浜松キルヒヘア himitsusyounenθ企画《…go blank》
O/S 19:00/20:00 A/D 共に2000円(1d付)
出演:
Nowhere-s LINE
LIFE BOTANICAL(豊橋)
太田やじのすけ
ピロヂ☆ハンズボン
THE SLICKS

DJ
ヘッドホンいらず
Mr.チューインガム

No.1424 - 2018/10/28(Sun) 23:22:31
お化粧にまつわる話 / 淳吉郎
☆ビジュアル系なんていう名前の音楽ジャンルが確立したのは西暦2000年前後の頃だったろうか。でも、それよりもずっとず〜っと前から多くのミュージシャンのみなさんが化粧をしています。ぼくが敬愛するたくさんのバンドマンの中にもそのような方々はしっかり存在してる。そして、アマチュアだけど30年間ぐらい浜松でちょろちょろと、おじいちゃんのおしっこみたいに、バンド活動してるわたしは20代の後半に遊び半分で1回だけ化粧をしてライブをしたことがあるんだ。

☆友人の女のコに頼んで楽屋で化粧をしてもらった「清志郎みたいにしてよ」って。ギター弾きのくせにキヨシロー気取り。ザリガニが、ザリガニのくせに、カニの真似して横方向によちよち歩いてるあの感じ。見たことないけど。現代みたいに携帯電話で気軽にパチパチ撮影できる時代じゃなかったから、わたしの(キヨシロー気取りな)その写真は存在してない。はたして、その日のぼくは清志郎っぽかったのか。そんなビジュアル系的淳吉郎な、かすかな思い出です。記憶はあるけど記録はない、そんな感じ。それでいい。それぐらいがちょうどいい。

☆10月某日。ザ・スリックス新音源のミックス作業のため豊橋AVANTIへ。
ミックス作業というのは唄を始めとする各楽器の音量やバランスをいわゆる「いい感じ」にする作業のことです。市販のカレー・ルーを購入すると箱の裏面に【お肉○グラム、にんじん○グラム、たまねぎ○グラム、お好みによってじゃがいも○グラム】って書いてあるでしょ。その通りに料理するとまちがいない味になる。おいしいカレーを作るようにレコーディングでも、いろんな音の配分を決めてゆくのです。それがミックス作業。場合によってはエコーをかけたりして風味を加えたり。カレーだったらガラム・マサラなどの香辛料をプラスするあの感じにそれはちょっと似ている。

☆ミックス作業はお店の定休日でもある平日に行われた。その日、職場を午後半休。
わるいけどおれは「いまやらなければならないこと」だけ、やるおとこ。なのさ。なんでぜんぶひらがなやねん。漢字を使わないと文章がどんどん線路みたいに長くなるっつーの。
9月初旬に音録り(おとどり)が終了。9月下旬にアバンティ店長であり今回のレコーディング・エンジニアでもある、べんさんから初回ミックスを受け取った。諸事情により最初は彼個人のセンスにたよることにした。その音源を自分の部屋で聴いてビツクリ。いきなりぼくの理想の音に近い音で鳴ってたんだ「あなた、なんで俺の好きなカレーの味を知ってんの!?」って感じです。

☆そして、今回が2回目のミックス作業。ふたりで意見交換をしながら作業をしていった。1曲ずつ、順々に。ザ・スリックスの新音源は全10曲収録のフル・アルバムを予定しています。つまり、10食分のオリジナル・カレーライスを作ってる気分さ。アバンティでのミックス作業、10曲が終わったら9時間が経過してた。はいっ!じっくり煮込んでますっ(笑)

☆作業途中で言葉が水中のあぶくみたいにぽっと浮かんできて、べんさんに話しかけた。
「ミックス作業って、なんか、ひとが化粧してるみたいな感じですね」
「あ〜〜〜そうかもそうかも!」
ミックス作業がほぼ完了したその日の音源を何回何回も聴いてる。スッピンのスリックスが薄化粧をした雰囲気になってる感じかな。
そういえば先日、他界された大女優の方が出演されてたカメラ・フィルムのコマーシャル「美しい方はより美しく そうでない方はそれなりに」
ああ、この言葉はミックス作業のみならずレコーディング作業全部に当てはまるかもね。この投稿文を記しながら、末筆になった部分で、ふとそう思った次第。です。

B.G.M.「HOWLIN’ WOLF/(SAME)」
ハウリング・ウルフの通称「ロッキンチェアー」と呼ばれるアルバム。
もうカッコよすぎ。たまらんね。「キミはブルースを聴いたことがあるかい?」って全世界に向けて問いかけたくなるぜ。イェイ!
写真の右側に写ってるCDはザ・スリックス、2008年発表の3枚目の音源。この盤を発売したときに「おっ!淳吉郎くん、ウルフのロッキンチェアーの感じを真似したでしょ」ってコメントくれたひとは誰もいなかったような悲しい記憶があります(笑)

【役員業務終了の日まであと157日】

☆★☆★☆★☆★☆★
どんなバンドでもライブこそスッピンの姿。
ザ・スリックスの次のライブはこちら。

☆11月23日(金)
浜松キルヒヘア himitsusyounenθ企画《…go blank》
O/S 19:00/20:00 A/D 共に2000円(1d付)
出演:
Nowhere-s LINE
LIFE BOTANICAL(豊橋)
太田やじのすけ
ピロヂ☆ハンズボン
THE SLICKS

DJ
ヘッドホンいらず
Mr.チューインガム

No.1423 - 2018/10/25(Thu) 22:39:53
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