THE SLICKS BBS
ライブ告知です。 「やらまいかミュージックフェスティバルinはままつ」にThe Whoのトリビュート・バンド、The Who族にてギターで出演。 10月12日(土) 浜松forceにて18時前後からの予定。 入場無料。 (THE SLICKSの出演はございません)
★ 連休某日日記 / 淳吉郎 ・連休某日。女房より数日間に渡る連休のうち数日における昼食調理の要請を口頭にて受け、これを快諾。 なんかこう書くと、政府要人の行動録のようですが、簡単に申しますと 「せっかくこんだけ休みがあるだで、あんたも2〜3日ぐらいは食事作れるら。ん? 作れないわけないら。ん?」 「はい、もちろんでございます。だに。お作りいたします。だに」 でございます。 近隣のスーパー・マーケットへ買い出しに。 だがしかし、その具材たちの値上がり具合のなんとはなはだしいこと、はなはだしいこと。 長いひとり暮らし時代は自炊生活だったし、今でもたまに料理をするんで、いろんな具材のこれまでの相場はそれなりに把握している。 だからこのご時世、男女問わず世の中の家事炊事を担当されている方々、そして食品業に携わっている方々の並々ならぬ節約とアイデアでの日々に敬服する次第でございます。 あわせて、ここ昨今のマスコミ媒体が発している「物価高」って言葉や「それに伴うような賃金アップがされていない」って報道の真実さを実感した次第。 さすがにサラリーマンにとっての賃金アップは、RCサクセションの初期名曲『ボスしけてるぜ』の世界と同一なんで、いかんともしがたく。 だとしたら、あとは国の物価対応政策に頼るしかないわけであり。 ふ〜ん、そうか、本年の国政選挙は今のところ7月末の参院選のみか。 大切にしたい一日です。 ・連休某日。音楽や映画に目覚めた頃から気づくと、節目節目にあたり「〇〇の最初の一枚」なんてな呼び方でキメの一枚を決定するクセがついています。おそらくあなたも。 「引越」して最初の一枚とか、「退職」もしくは「就職」して最初の一枚とか、「新年」を迎えて最初の一枚とか。 20代から40代にかけてギンギンのバイク乗りだったわたくし。 20代後半までの年末年始の映画鑑賞は『イージー・ライダー』、それ以降、30代半ばまでは『さらば青春の光』でございました。 2025年を迎えて我が家の最初の一枚はベートーヴェンのシンフォニー第5番『運命』を女房が選択しておりました。 ♪ジャジャジャ(蛇蛇蛇)じゃぁ〜ん♪ おあとがよろしいようで。知らんけど。 B.G.M.「RCサクセション/EPLP」 1981年発表、RCサクセションのシングル集、A面4曲目に『ボスしけてるぜ』収録。 ☆★☆★☆★☆★ ザ・スリックス、次のライブはありませんが淳吉郎DJがございます。 この連休で選曲完了。DJを演る時って、この曲選びの時からすでに楽しいの。 《BEST HIT vol.6》 1月18日(土) 浜松ズートホーンロロ 開場/開演 17:30/18:00 料金 前売2000円 当日2500円(1d. 500円別) 出演 栗原じゅん AmberMoon 中西こでん オカモチ(出前中) Emon Deniker チャブ&リキ セーボー DJ SAIKOU 淳吉郎
No.1749 - 2025/01/05(Sun) 17:37:45
★ 親の心、子知らず / 淳吉郎 エディ&ザ・ホットロッズ、2ndアルバム・ジャケを真似してる飼い主の心を知らぬ飼いネコ。
No.1748 - 2025/01/04(Sat) 19:10:33
★ 365日(一年間)日記 / 淳吉郎 今年はこれまで以上に音楽および表現のそばにいることができた一年間でございました。 これは同時に、音楽および表現のそばにいっつもいるみなさんのそばにぼくもご一緒できた、ということだと思います。 みなさま、ありがとう。来年もよろしくお願いします。 今年の数ある楽しい瞬間のひとつが、先日にライブをした豊橋のお店AVANTIのHPおよびスケジュール表にて毎月執筆しているコラム活動です。 音楽ネタでどう文章を構築するか。 これはぶっちゃけ、ぼくにとって新曲作成とおんなじレベルの創作活動。 メジャーの方々と違い、アマチュアだからバンドにおける新曲作成に締め日はないけども、だがしかし、コラムには毎月の締め日があり。 締め日に「あ〜間に合ってよかった」と寄稿した瞬間、「来月のネタを考えなくちゃ」となるのであり。 んで、無事にネタを発見して、執筆を開始するともう楽しくて仕方がなく、新しい(締め日までの)一か月が始まるのさ。 本年はコラムにて12曲の新曲、およびTHE SLICKSにて2曲の新曲発表と相成った次第。 今年の数ある楽しい瞬間のひとつが、自分のバンドTHE SLICKSと並行してもうひとつのバンド活動を始めたこと。 THE WHO族という名のTHE WHO トリビュート・バンドでございます。 ミュージシャン・シップの高い四人の方々と一緒に大好きなバンドの各時代の楽曲を演奏する楽しさ。 それは同時にこれまで「なんとなくカバー」してきたTHE WHOの楽曲と真剣に対峙することになったわけであり。 ピートの曲作りとギターの弾き方、そしてTHE WHOのアンサンブル、これが来年以降のTHE SLICKSの新曲にどう関連してくるのかが自分でめちゃくちゃ楽しみな次第。 それは「彼らの真似をする」のではなく、ぼくにとっての「最新型のロックンロール」をどう創作するのか、ってことであり。 音楽家にとって「ライブを演ること」とおんなじくらい大切なのは「新曲を演ること(オリジナル、カバー問わず)」だと思っています。 この文章を2024年に読んでくれたみなさま、本年もお世話になりました。来年もよろしくお願いします。 この文章を2025年に読んでくれたみなさま、昨年はお世話になりました。本年もよろしくお願いします。 写真はポール・ウェラー、2024年発表ソロ17枚目のアルバム「66」。 今年、観たライブの中でとりわけ感動したのが1月に名古屋で観たポール・ウェラー。 今年、購入した音源の中でとりわけ感動したのが5月に発表されたこのアルバム。 ご自身が「その時点でもっともカッコいいと感じるモノ」を常に新作に反映してゆく彼こそMODだと思う。大好き。
No.1747 - 2024/12/31(Tue) 17:47:55
★ 某日日記 / 淳吉郎 12月某日。豊橋のライブハウスAVANTIにてわたくしのバンド、THE SLICKSがライブを演った。 東京のバンド、Mr.ワリコメッツの新作「RETRATO」レコ発ツアーに出演。 年末のお忙しいところ来てくれたたくさんのお客様、ありがとうございました。 トップはTHE SLICKS。40分の持ち時間で11曲を演奏。 多くの場合、アマチュアのライブ持ち時間は30分。 だがしかし、今回は40分のため、ここ数年のセットリストにおける定型パターンを若干変更してのライブにした。 例えるならば本年、大谷選手は打順1番だったが、その彼が6番でバッター・ボックスに入るような感じ、と言えば的確。か。 我が投稿文にて幾度か「ステージには魔物がいる」と申しておりますが、この日も魔物は存在していた。 それは8曲目の楽曲におけるギター・ソロだった。 自分の立ち位置の反対側(ライト・スタンド側)にいるお客さんにも、俺の超絶的テクニックなギター・ソロをお見舞いしてやろうと企(くわだ)てたのだが、あいにく、そっちに行く途中でアンプからカールコードが抜けてしまい未遂となった次第。 うん、あれは間違いなく魔物がシールドを抜いたんだ。 この先、おいらは魔物と取引をする必要がありそう、あの日のロバート・ジョンソンみたいに。 でも、サイコーに楽しい40分間でした。イェイっ。 続いて、豊橋のバンド、Scramble。 音楽仲間である彼らはこの日も至極のロックンロール・カバー曲を連打連打連打。 それはまるで「ロックンロール・カバーバンド・リーグ」という名の音楽リーグにおける首位打者のようだった。もうサイコー。 んで、リハ終了後に早くもビールで彼ら3人と前打上げ(笑)をしたんだけど、レパートリー数を訊いたら「う〜ん、80曲から90曲ぐらいだね。そのうちラモーンズは25曲ぐらいだよ」だってさ。 うん、スゴ過ぎる。そのロックンロール愛が。 最後がMr.ワリコメッツ。 彼らのAVANTIライブは今回が4回目。 実は2年ぐらい前の初回ライブをぼくはお客として体験していて。 印象的だったのが、その日ぼくが着用していたSTAXレーベルのTシャツに対しギター、ベース、そしてドラムスの各担当3人がそれぞれ「あっ! スタックスっ!」って反応してくれたことでした。 こんなバンドは初めてであり「おっ! わかってるじゃん」って歓喜したのさ。 そして今回の彼らのライブは前回観たライブで感じたこととおんなじだった。 それは、卓越した演奏技術から繰り広げられるニッポン語オリジナル楽曲ってこと。すばらしい。 共演の2バンドのみなさま、お疲れさまでした。ありがとう。 そして、こんなすばらしい夜にTHE SLICKSを選んでくれたAVANTI、ありがとうございました。 ☆★☆★☆★☆★ ザ・スリックス、次のライブはありませんが淳吉郎DJがございます。 《BEST HIT vol.6》 1月18日(土) 浜松ズートホーンロロ 開場/開演 17:30/18:00 料金 前売2000円 当日2500円(1d. 500円別) 出演 栗原じゅん AmberMoon 中西こでん オカモチ(出前中) Emon Deniker チャブ&リキ セーボー DJ SAIKOU 淳吉郎 そろそろ新年です。 豊橋市二川のライブハウス、AVANTIの月刊小冊子「ヤモリタイムス」1月号にてわたしの800字コラム『淳吉郎のロックンロール・ワンダーランド』が掲載されてまーす。 下記からよろしくどーぞ。https://avanti-music.com/yamoritimes/ 写真はわたしが所属するザ・フー族のベース、ポン・エントウィッスルさん撮影のわたくし。 ポンさん、ありがとうございます。 そして、ザ・フー族は3/23(日)に浜松メリーユーにてライブが決定したのでこちらもよろしくです。 添付映像は今回、演奏した楽曲『満月と三日月』。 10年前に作って一回だけライブした楽曲が、この日からレパートリー復活となりました。VIDEO
No.1746 - 2024/12/29(Sun) 23:25:20
★ 先入観にまつわる話 / 淳吉郎 どうやら70年代には「女性にロックはできない」なんていう捉え方があったらしく。 そしてその認識は、スージー・クワトロやジョーン・ジェット、デボラ・ハリー、クリッシー・ハインドを始めとする多くの女性ロッカーの方々によって覆されました。 ぼくはロックに目覚めた時点から性別的な捉え方をしていなかったから、ジョーン・ジェット&ザ・ブラックハーツ、ブロンディ、ザ・プリテンダーズのようなバンドに一目ぼれしたのさ。 どうやら、幸せなことに「そんな先入観」がなかったから。かも。 数か月前である某月某日の仕事中。両足にヒリヒリした痛みを感じた。 具体的に申し上げると、平靴を履く部分の「甲から指先」までに至る部位でございます。 数か月間に渡る痛みに耐えかねたわたしは先日、ついにネット検索「外反母趾」にて。 外反母趾つったら、いわゆるハイヒールを使用する女性限定な症状だけど、浜松市内の足の専門医を知りたかったから、その言葉にて検索した次第。 そして、ヒットした市内の専門医を訪問。 多岐にわたる診察の結果、先生曰く「ガイハンボシですね」きゃぁ。 外反母趾治療用であるインソール(中敷き)使用と相成りました。 んで、そのインソール使用を開始した翌日、靴を履いている間はまーったく痛みが無くなっていて……驚愕。 「外反母趾は女性特有なんてな先入観がなければ、もうちょっと早く治療開始できたのに」って思った次第。 12月某日。浜松テホムへライブ観戦、お店企画《IN TEHOM》。 出演順にcakes boo、牧師に鯛、アドバルーン。 年末だから、あえて干支(えと)的年齢換算をするならば、ぼくより一回りも二回りも若い方々のライブ演奏だったこの日。 ブルース・スプリングスティーンが脚光を浴びたころ、ボブ・ディランのとある楽曲がどうやらスプリングスティーン風だったらしく。 その点をインタビュアーから指摘されたディランは「俺は年下からは影響を受けない」と言ったという記事を読んだ覚えがあります。 んで、我が輩、この日の3組からはたいへんな影響を受けました。 グッド・ミュージックを糧(かて)に「ぼく生きたい」と思った次第。 年上目線での「経験不足な若い奴らはまだまだだぜ」なんてな「先入観」は幸せなことに持ち合わせていないんで。 出演のみなさん、お疲れさまでした。ありがとう。 ☆★☆★☆★☆★ ザ・スリックス、次のライブです。 いよいよ今週末、みなさんよろしくです。 ザ・スリックスはトップで演ります。 《Mr.ワリコメッツ RETRATOツアー》 12月28日(土) LIVEHOUSE 豊橋 AVANTI 開場/開演 18:00/19:00 料金 前売3000円 当日3500円(1d. 500円別) 出演 Mr.ワリコメッツ Scramble THE SLICKS 写真:左が1977年発表、ザ・クラッシュの1st.「白い暴動」、右が1978年発表の2nd.「動乱」。 ぼくが初めて購入した洋楽音源がこの2枚。 当時、14歳だったぼくの「英語ってよくわかんないから洋楽はむずかしいら」ってな先入観を見事にぶちこわしてくれました。 ジョー、ミック、ポール、キース、トッパー、ありがとう。
No.1745 - 2024/12/22(Sun) 21:59:57
★ 某日日記 / 淳吉郎 12月某日。わが賃貸住宅の垣根を剪定。 前回の剪定は昨年12月末だったから、この一年間に伸びた枝葉をチョキチョキ。 賃貸契約書には庭木の管理は大家さんにゆだねられており、中村家のふたりと1匹のネコに剪定や伐採等の義務は生じていない。 だがしかし、現在、高齢になった大家さんの代わりにチョキチョキすることを、別段わたしたちふたりと1匹は厭(いと)わないのさ。 結果として、浜松市指定「家庭用ごみ袋(45リットル)」4袋分の枝葉チョキチョキと相成った次第でございます。 んで、肝心なのは垣根の見た目なんだけど、遠くから眺めると垣根の上部が次第に斜めに上昇する、という見事なまでの素人らしい「雑なんだけど味がある」という仕上がり。 イメージとしては、ローリング・ストーンズの名作アルバム『ベガーズ・バンケット』の初回デモ・ラフミックス・ヴァージョンの感じ、と言えばよろしいか……そんなテイクが存在するか知らんけど。 12/14(土)は浜松テホムへライブ観戦。 音楽仲間であるthe 1970企画《DOROCHYS & USE Me AGAIN SPLIT CD RELEASE TOUR》へ。 出演順にthe 1970、THE CLARENCE、USE Me AGAIN、CENTIPEDE、DOROCHYS。 全バンドがそれぞれのパンクを爆発させていたこの日のテホム。 もちろん、DJ tadazの選曲もあいかわらずサイコー。 すばらしい夜だった。 と同時に「パンクとはなんなのか」って自分自身に問いかけた次第。 「ブルース」「モッズ」「ロックンロール」等について、いっつもそうしてるように。 主催のthe 1970、出演のみなさん、DJのtadazさん、お疲れさまでした。ありがとう。 12/15(日)は浜松テホムへライブ観戦。 長年の音楽仲間である中西こでんと柳茶屋が出演する《柳茶屋 中西こでん ツーマンライブを撮る AT TEHOM》というタイトルのイベントへ。 テホムに入店してわかったのだが、イベント・タイトルのとおりステージ前には数台の固定カメラが設置されていた。 そう、この日は浜松で活動する浜松シネマヴァリエテの発起人である稲垣監督がカメラを回すらしく。 回すと言っても、カメラを片手や両手に乗せてバレリーナみたいに監督がクルクルするわけではありません、ヒラヒラの白いスカートを着用して。きゃあ。 ライブは中西から。 往年の楽曲はもとより、最近の楽曲、そして新曲を混ぜながらの演奏。 新曲、やっぱりカッコよかった。 そして、30年ぐらい前に初めて彼のライブを観た時に感じた「ジェラシー」、そいつはこの日もあいかわらずで。 ちくしょう。サイコーだった。 次は柳茶屋。 ギター&唄である路ちゃんを中心にメンバーを幾度も変えながらもニッポン語によるオリジナル楽曲で活動を続けるスリーピース・バンド。 これまでも柳茶屋ライブ後の感想で幾度となく記しているとおり、この日もおんなじことを感じた。 90年代を代表するバンド、ニルヴァーナのトリビュート盤が世界規模で企画されるならば、柳茶屋は絶対にノミネートされるべき存在だと思います。 この日もそんな演奏だった。もうサイコー。 中西さん、柳茶屋、お疲れさまでした。ありがとう。 ☆★☆★☆★☆★ ザ・スリックス、次のライブです。 《Mr.ワリコメッツ RETRATOツアー》 12月28日(土) LIVEHOUSE 豊橋 AVANTI 開場/開演 18:00/19:00 料金 前売3000円 当日3500円(1d. 500円別) 出演 Mr.ワリコメッツ Scramble THE SLICKS B.G.M.「SHEENA & THE ROKKETS/Sweet Dreams,Little Bear」 2024年11月発表。シナロケの、というよりも鮎川誠さんとシーナさんが録りだめていた秘蔵音源集の第5弾。 たとえば、パン屋さんに行くとさまざまなパンが売っている。 ぼくはクリーム・パンか、あんパンか、ジャム・パンを買います。 なぜなら、とってもシンプルだからこそ、デコレイトされたどんなパンよりもそのお店の「本質」を感じることができるから。 そして今回のデモ音源、見事にシーナ&ロケッツというパン屋さんの本質、神髄をありありと証明しているクリームあんジャム・パン、そんな気がします。 とってもおいしい(笑)
No.1744 - 2024/12/17(Tue) 23:07:36
★ 楽曲にまつわる話 / 淳吉郎 12月7日(土)、浜松のライブ・バー TEHOMにてライブ・イベント《HIT PARADE DELUXE TOUR 2024 in TEHOM》を開催しました。 トップで出演は淳吉郎さん。 彼は浜松で活動するTHE SLICKSというスリーピース・ロックンロール・バンドでギターと唄を担当しているらしいのだが、今回はアコギ弾き語りでの出演らしく。 なるほど、常に電気力に頼っているエレキ弾きのひとにありがちなアコギにおける音鳴りのイマイチな部分を彼もやっていた。 おまけに歌詞カードを見ながら唄ってるんで唄声もイマイチ聞き取りづらいし。 今後はバンドでの活動一本に絞った方がいいかも、と思った次第。 そんな彼でも「いいな」と思ったことがひとつだけあって。 それは彼が日ごろからSNS等でのたまわっている「表現者は新作が大切」という自説のとおり、『ロードムービーの主人公』という新曲を演ったことです。 キミの姿勢を俺は支持するぜ。 二番目はちひるねさん。 アコギを指弾きで奏でる彼女。 そして、そこから放たれる楽曲の曲調と歌詞の世界は底抜けに明るいでもなく、かといって、底抜けに暗いでもなく。 だがしかし、そもそも「明るい暗い」という基準値は「どこ」にあるのか、というものでもあり。 つまり、彼女がステージから放出する「色あい」がぼくは好きなのです。 うつくしく、カッコよく、そして、でしゃばらない、そんな色どり。 この日もそんなライブだった。サイコー。 三番目はタカイヒロナオさん。 数年前、浜松にあるレコード屋SONE RECORDSにて店長から「ジュンさん、絶対に気に入ると思いますよ」って言われて「ホント? クワちゃん(店長)が言うんだったら間違いないね」つって購入したCDが出会い。 浜松のひとなのにライブはおろか存在すらも知らなかった彼の音源を。 そして、その音源を聴いて、ぼくは感激した「こんな音楽家がおったと? ハママツに」って。 はい、感激すると博多弁になっちゃうのは、♪俺が持ってる悪いクセ♪ その後、数回ライブを観ることができて、連絡先を教えてもらい、そして共演と相成った次第。 この日、ぼくが所有する彼の音源群から披露した曲は1曲のみ。 知らない曲ももちろんサイコー。 それは上述の通り新曲をメインに演っていく姿勢。すばらしい。 最後はワタナベマモルさん。 この日はマモルさんが今年8月に発表した7インチ・シングルと10月に発表したアルバムのレコ発でした。 ぼくはアマチュアでバンドを演ってるけど、数少ないライブの際でも「セットリスト」と呼ばれる演奏曲や演奏曲順に細心の注意を……いや、細心の思いを込めて選曲します。 ぼくと違いプロとしてニッポン中をツアーしているマモルさん。 彼は35年以上に渡るミュージシャン生活の中でどうやってセットリストを決めているのだろう。 この日のライブは前述した7インチとアルバムの収録曲を中心としたセットリストだった。 そして、感じたのはマモルさんはどんな楽曲を演ってもやっぱり「ロックンロールそのもの」だったってこと。 曲の雰囲気そしてニッポン語による歌詞の世界が。もうサイコーすぎる。 12月のお忙しいところ、来てくれたお客様、出演のみなさま、TEHOMのみなさま、ありがとうございました。 ☆★☆★☆★☆★ ザ・スリックス、次のライブです。 《Mr.ワリコメッツ RETRATOツアー》 12月28日(土) LIVEHOUSE 豊橋 AVANTI 開場/開演 18:00/19:00 料金 前売3000円 当日3500円(1d. 500円別) 出演 Mr.ワリコメッツ Scramble THE SLICKS B.G.M.「JOHN LENNON/HAPPY XMAS(WAR IS OVER)」 1982年発表、ジョンのベスト盤『THE JOHN LENNON COLLECTION』のA面8曲目に収録。 もしジョンや清志郎が生きていたら、こんな世の中でどんな新曲を唄ってくれただろう。 いっつも、そんな気持ちです。 写真は音楽仲間、蟹江くんが撮ってくれたその日の淳吉郎さんです。 蟹江くん、ありがとう。
No.1743 - 2024/12/08(Sun) 23:48:45
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