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記事No.13206に関するスレッドです

論理 / 常に志すもの
a.b.p.qは全てベクトルで、大きさを表すときはlal,lbl,lpl,lqlのように表すことにします。

平面上の二つのベクトルa,bがla+2bl=1,l-3a+bl=1を同時に満たしながら変化するときla+blの最大値を求めよ。

解)を写すと、
a+2p=p・・?@
-3a+b=q・・?A
とおくとlpl=lql=1・・・?B

?@かつ?A⇔?@−?A×2かつ?@×3+?A
    ⇔a=(1/7)(p-2q)・・・?C,b=(1/7)(3p+q)・・・?D

よってla+bl=l?C+?Dl=(1/7)l4p+(-q)l
≦(1/7){l4pl+l-ql}=(1/7)(4lpl+lql)=5/7

『等号は4pと-qが同じ向きのときに成り立つ』から
la+blの最大値は5/7

『 』が疑問に残ります。本当に成り立つのかどうか。本当に4pと-qが同じ向きになり得るp,qが存在するのかどうか。
確かに等号が成り立つと仮定すれば、4pと-qが同じ向きのときしか有り得ませんが。

参考:解答には「?@かつ?A⇔?Cかつ?Dなのでp,qは?Bをみたすように自由に動けます」とありました。この意味が分からないことが原因なのかもしれません。

かなり難しい質問かもしれませんが、どなたかよろしく御願いします。

No.13175 - 2011/02/18(Fri) 16:55:57

Re: 論理 / X
4↑p=↑r,-↑q=↑s
と置くと
↑p=(1/4)↑r,↑q=-↑s (A)

|↑r|=4,|↑s|=1 (A)'
(A)を(4)(5)の各式に代入すると
(4)は
↑a=(1/28)(↑r+8↑s) (4)'
(5)は
↑b=(1/28)(3↑r-4↑s) (5)'
(4)'(5)'は↑r,↑sを(A)'の条件で任意に取っても
それに対応する↑a,↑bが存在することを示しています。

No.13176 - 2011/02/18(Fri) 18:29:46

Re: 論理 / 常に志すもの
4↑p=↑r,-↑q=↑s
と置いた理由がよく分かりません。何か意味があるのでしょうか。式変形の流れは理解できました。

(4)'(5)'は↑r,↑sを(A)'の条件で任意に取っても
それに対応する↑a,↑bが存在することを示しています

の理由と意味が全く分かりません。

苦手な部分なのでなるだけ詳しく御願いします。
よろしく御願いします。

No.13179 - 2011/02/18(Fri) 19:07:23

Re: 論理 / X
では 見方を変えて4↑p,-↑qが同じ向きになるような
↑a,↑bの条件を実際に求めてみますね。

4↑p,-↑qが同じ向きですので
-↑q=k(4↑p) (k>0)
と表すことができます。
∴↑q=-4k↑p (A)
これを(3)に代入すると
|↑p|=|-4k↑p|=1
∴k=1/4
∴(A)は
↑q=-↑p
これに(1)(2)を代入すると
-3↑a+↑b=-(↑a+2↑b)
整理して
↑b=(2/3)↑a
となります。

No.13205 - 2011/02/20(Sun) 10:03:33

Re: 論理 / angel
Xさんではないですが、横から失礼します。

> 4↑p=↑r,-↑q=↑s と置いた理由がよく分かりません。
見易さのためと思われます。
添付の図のような「三角不等式」に適合することが一目で分かるように、4やら-1の係数のない形にされたのでしょう。
※こういうことは良くあるので、慣れた方が良いと思います。
でもって、
> 本当に成り立つのかどうか。
というのは、ちゃんと成り立ちます。三角不等式というのはそういうものです。

No.13206 - 2011/02/20(Sun) 10:16:32

Re: 論理 / 常に志すもの
問題をもう一度繰り返しますと、平面上の二つのベクトルa,bがla+2bl=1,l-3a+bl=1を同時に満たしながら変化するときla+blの最大値を求めよ。とあります。この文だけからはa,bが具体的にどのようなものであるかは不確定です。そしてXさんの計算により
4↑p,-↑qが同じ向きとなる↑p、↑qが存在する
⇔↑b=(2/3)↑aとなる↑b、↑aが存在する
ということは分かりましたが、
これは
↑b=(2/3)↑aとなる↑b、↑aが仮に実在したら4↑p,-↑qが同じ向きとなる↑p、↑qが存在する
と言っているだけであって、↑b=(2/3)↑aとなる↑b、↑a本当に存在するのかどうかが分かりません。la+2bl=1,l-3a+bl=1という縛りがありますので。

確かに三角不等式もベクトルp、qがあらゆる方向を向けるのならば等号成立が言えるでしょうが、「○○という条件の下では同じ向きになりえない」という場合もあると思います。

No.13212 - 2011/02/20(Sun) 21:12:57

Re: 論理 / X
>>angelさんへ
>>4↑p=↑r,-↑q=↑s と置いた理由

についてのフォローありがとうございます。

>>常に志すものさんへ
確かに
↑b=(2/3)↑a (P)
だけでは
l↑a+2↑bl=1 (Q)
l-3↑a+↑bl=1 (R)
の条件を考えてませんね。
ではこの2つの条件を更に使って↑a,↑bに成り立つ条件
を考えてみましょうか。
(P)を(Q)に代入して
|↑a|=3/7 (S)
これは(P)を(R)に代入した場合にも成立します。
(つまり、(Q)(R)の条件を満たす↑aは存在します。)
(R)(S)より
|↑b|=(2/3)|↑a|=2/7 (T)
つまり(S)(T)のような↑a,↑bでなおかつ↑a,↑bが
同じ向きであれば|↑a+↑b|は最大になります。

No.13216 - 2011/02/21(Mon) 09:43:25

Re: 論理 / 常に志すもの
そのような↑a,↑bが存在すると何故いえるのですか?
No.13243 - 2011/02/23(Wed) 05:04:36

Re: 論理 / X
問題での↑a、↑bに関する前提条件が
l↑a+2↑bl=1 (Q)
l-3↑a+↑bl=1 (R)
以外に存在しないからです。
No.13216で仮に(P)を(Q)に代入して得られた|↑a|の値と
(P)を(R)に代入して得られた|↑a|の値が一致しなければ
(P)を満たす↑a、↑bは存在しないとなるのですが、実際
にはそうはなっていません。

No.13247 - 2011/02/23(Wed) 12:46:29