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記事No.39603に関するスレッドです

百五減算 / ふみ
76(2)の問題です。

解答の 参考 というのは、この問題の別解ということでいいのでしょうか?
最初から最後まで全く意味がわからないので、解説をお願いしますm(._.)m
105=3×5×7だから、15,21が出てくるのはわかるのですが、どうして70?35じゃないんでしょうか?

チャートも参照したのですが、どうやらこの解き方は百五減算というらしいですね。百五減算についてもわかりやすく教えてほしいです。

ちなみに合同式は理解しています。

No.39601 - 2016/10/17(Mon) 22:58:51

Re: 百五減算 / ふみ
解答です

参考 の部分がわかりません>_<

No.39603 - 2016/10/17(Mon) 23:00:47

Re: 百五減算 / angel
> どうして70?35じゃないんでしょうか?
いや、えーと、気分の問題?

一応意図としては、≡1 で揃えたい、というのがあるわけですが、それ以上ではないです。

≡1 で揃えると何が嬉しいかというと、

 3 で割って a 余り、5 で割って b 余り、7 で割って c 余る数



 70a + 21b + 15c に合同

と一般化できるところではあります。

で、たまたま 3×5 は mod 7 で ≡1, 3×7 は mod 5 で ≡1 なのですが、5×7 だけは mod 3 で ≡1 になってないので、2 をかけて 70 とすることで調整しているのです。

No.39610 - 2016/10/18(Tue) 00:11:01

Re: 百五減算 / noname
参考に対して重箱の隅を突く様なことを申しますが,

n=70・1+21・4+15・2

としてnを設定するのはまずいかと思います.実際,nは条件を満たす様に任意に与えられた整数なので,必ずしもnが70・1+21・4+15・2であるとは限らないのです.よって,次の様に書かれるべきであると個人的にはそう思います.


[参考の後半部分について]
ここで,m=70・1+21・4+15・2とおくと,

m≡1・1+0・4+0・2≡1(mod.3)
m≡0・1+1・4+0・2≡4(mod.5)
m≡0・1+0・4+1・2≡2(mod.7)

であるから,

n≡m(mod.3)
n≡m(mod.5)
n≡m(mod.7)

が成り立つ.ゆえに,3,5,7のどの2つも互いに素であることより

n≡m(mod.105)

が成立する.ゆえに,nを105で割った時の余りrを求めるには,mを105で割った時の余りを考えればよい.

m=70・1+21・4+15・2=184≡79(mod.105)

であるから,nを105で割った時の余りrは79である.

No.39611 - 2016/10/18(Tue) 00:31:21

Re: 百五減算 / ふみ
参考 よりもそちらの書き方のほうがわかりやすいですね


> ゆえに,3,5,7のどの2つも互いに素であることより
>
> n≡m(mod.105)
>
> が成立する.



の部分がよくわかりません。
合同式の性質(?)みたいなものですか?

No.39619 - 2016/10/18(Tue) 15:31:54

Re: 百五減算 / noname
>の部分がよくわかりません。
合同式の性質(?)みたいなものですか?


次の3つの式

n≡m(mod.3)
n≡m(mod.5)
n≡m(mod.7)

により,n-mは3の倍数かつ5の倍数かつ7の倍数です.また,3,5は互いに素なので,n-mは3・5=15の倍数です.さらに,15と7は互いに素なので,n-mは15・7=105の倍数です.ゆえに,

n≡m(mod.105)

が成立します.

No.39620 - 2016/10/18(Tue) 16:10:52

Re: 百五減算 / ふみ
なるほど!わかりました!
ありがとうございます。

No.39622 - 2016/10/18(Tue) 19:17:51