普通のベクトルと位置ベクトルの違い。 ↑c-↑b=5-4ではないのでしょうか? (1-s)↑b=(1-s)4ではないのでしょうか? 自分でも戻りながら前進しますが、よろしくお願いいたします
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No.41769 - 2017/02/07(Tue) 14:49:21
| ☆ Re: 位置ベクトル / angel | | | > 数?Uの内分点、座標つまり点でございましたので、位置ベクトルは点と思っていたいので、点なら座標と似ているところがありますが、普通のベクトルはただの矢印であり、この場合は絶対値の記号がついてないので大きさでもなく、それを内分することにたいして戸惑いを覚えました。
似ているのも無理はないです。「高校範囲の」ベクトルは、座標計算、つまり、もっと言うと幾何の問題の別表現になっているからです。
しかしながら、ベクトルと点( 座標 ) は似てはいても別物です。なぜならば、ベクトルが表すのは「ある点からある点の相対位置」だからです。
例えば、点X(1,2),Y(1,1),Z(2,3)があったとして、「原点O(0,0)から見た点X(1,2)」と、「点Y(1,1)から見た点Z(2,3)」は、どちらも「x方向+1, y方向+2」という意味では同じ位置になっています。 このことをベクトルとして →(OX)=→(YZ) と表現しますが、その実体は「x方向+1, y方向+2」という「相対位置」なのです。なので、→x のように点を用いない表記だってします。( 紛らわしいかもしれませんが、座標と同じように(1,2)とも表記します )
ともあれ、ベクトルというのは「相対位置を表すモノ」なので、これまで習ってきた「数」とは別物です。数とベクトルを足したりはできません。ベクトル同士の足し算・引き算は、数の足し算・引き算に良く似ていますが、別物です。
絶対値記号が付くと数値化されますが、これも「絶対値」ではありません。 「相対位置」である以上、そこには距離がありますから、その距離のことを「ベクトルの大きさ」( 一般には「ノルム」といいます ) とし、絶対値記号で表すようにしているのです。
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No.41795 - 2017/02/08(Wed) 01:23:37 |
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