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記事No.45568に関するスレッドです

法単位ベクトル / たなお
添付画像の大問9について質問です。

自分で計算したところ、本に記載されている右辺と一部が一致しません。
間違っている部分をご指摘いただけないでしょうか。
途中計算は追って画像を投稿します。

よろしくおねがいいたします。

No.45567 - 2017/08/22(Tue) 16:31:23

Re: 法単位ベクトル / たなお
途中計算です。
No.45568 - 2017/08/22(Tue) 16:31:50

Re: 法単位ベクトル / angel
何が問題かと言われると…。
例えば曲面が 平面x=0だと、そもそも x,y決めてもzが決まらないよね…というのはさておき。

最大の問題はおそらく、曲面の水準を示す関数として命名した z と、空間上の座標の1要素に過ぎない z を同一視してしまったこと。

それと、偏微分係数同士の積にも誤解がありそうでしょうか。
常備分で一般に dw/dv・dv/du=dw/du というのはまあ良いのですが、
偏微分で ∂w/∂v・∂v/∂u=∂w/∂u というのはN.G.です。

No.45577 - 2017/08/22(Tue) 19:44:22

Re: 法単位ベクトル / angel
で。これは grad ( grad F=(∂F/∂x,∂F/∂y,∂F/∂z) ) の基本的な性質なので、典型的な示し方になるのかな…と思います。偏微分と全微分の話です。

全微分 dF=∂F/∂x・dx+∂F/∂y・dy+∂F/∂z・dz に対して、
曲面上では F=0 ( 一定 ) のため dF=0
すなわち、曲面上の任意の微小ベクトル(dx,dy,dz)に対し、
内積 (∂F/∂x,∂F/∂y,∂F/∂z)・(dx,dy,dz)=0
これは、(∂F/∂x,∂F/∂y,∂F/∂z) が曲面に対する法線ベクトルであることに他ならない。

こんな感じです。

P.S.以前の45518に対する回答内容に指摘事項がありましたので追加しています。お気づきでなければ念のため

No.45579 - 2017/08/22(Tue) 19:59:35

Re: 法単位ベクトル / たなお
angel さん

回答ありがとうございます。
偏微分係数同士の積について、完全に勘違いしておりました。常微分と混ぜて考えてはいけないですね。。
後半の説明も理解できましたが、一点だけ質問を。

>最大の問題はおそらく、曲面の水準を示す関数として命名した z と、空間上の座標の1要素に過
>ぎない z を同一視してしまったこと。

この部分がよくわからないです。F(x,y,z) = 0 ⇒ z = z(x,y) とみなせることは問題ないですよね?
「曲面の水準を示す関数として命名した z」が「z(x,y)」のことで、「空間上の座標の1要素に過ぎない z」が左辺のことかとは思いますが、「同一視してしまった」というところがいまいち分かりません。
「同一視してしまった」ということの意味と、その問題点についてもう少し詳し目にお願いできますでしょうか。理解力不足で申し訳在りません。

よろしくお願いいたします。


<P.S.に対して>
ありがとうございます!全く気が付きませんでした!
ご指摘内容、理解できました!

No.45584 - 2017/08/22(Tue) 21:11:30

Re: 法単位ベクトル / たなお
angel さん

すいません、45518に対する指摘事項について、理解できたと返答したのですが、その後一箇所疑問が生じました。
該当のスレッドに対して投稿したので、ご回答いただけますでしょうか?

No.45587 - 2017/08/22(Tue) 21:55:08

Re: 法単位ベクトル / angel
> 「同一視してしまった」ということの意味と、その問題点についてもう少し詳し目にお願いできますでしょうか。理解力不足で申し訳在りません。

あー…。すいません、ちょっとそこは不適切だったかも知れません。確かに z を同一視するやり方はありますね。書き方としては次のようなものが考えられます。

ただし前提として、「曲面F(x,y,z)=0 の高さ z が x,y の関数で表せる」ものとします。

 全微分 dF=∂F/∂x・dx+∂F/∂y・dy+∂F/∂z・dz において
 曲面上では dF=0, dz=∂z/∂x・dx+∂z/∂y・dy より
 0=∂F/∂x・dx+∂F/∂y・dy+∂F/∂z・(∂f/∂x・dx+∂f/∂y・dy)
 ⇔ (∂F/∂x+∂F/∂z・∂z/∂x)dx + (∂F/∂y+∂F/∂z・∂z/∂y)dy = 0

今度は「曲面上の任意の(dx,dy,dz)で」ではなく、単に「任意の(dx,dy)で」なので、ここから

 ∂F/∂x+∂F/∂z・∂z/∂x=0
 ∂F/∂y+∂F/∂z・∂z/∂y=0

で、先に出していた法線ベクトル (-∂z/∂x,-∂z/∂y,1) を ∂F/∂z倍すると、

 ∂F/∂z・(-∂z/∂x,-∂z/∂y,1)
 =(-∂F/∂z・∂z/∂x,-∂F/∂z・∂z/∂y,∂F/∂z)
 =(∂F/∂x,∂F/∂y,∂F/∂z)

ということで、(∂F/∂x,∂F/∂y,∂F/∂z)が法線ベクトルと分かります。

P.S.45518にも回答を追記しています

No.45592 - 2017/08/22(Tue) 23:09:03

Re: 法単位ベクトル / たなお
angel さん

回答ありがとうございます。
45518もありがとうございます。

質問よろしいでしょうか?

> ∂F/∂z・(-∂z/∂x,-∂z/∂y,1)
> =(-∂F/∂z・∂z/∂x,-∂F/∂z・∂z/∂y,∂F/∂z)
> =(∂F/∂x,∂F/∂y,∂F/∂z)

2行目から3行目の変化についてです。
「偏微分で ∂w/∂v・∂v/∂u=∂w/∂u というのはN.G.」というふうに伺いましたが、ここではそのNG操作をしているように思えます。私が最初にやっていたのとはどう違うのでしょうか?
また、符号のマイナスが消えたのは何故でしょうか?

もしかしたら初歩的なことかもしれませんが、よろしくお願いします。

No.45594 - 2017/08/23(Wed) 00:47:21

Re: 法単位ベクトル / angel
> 2行目から3行目の変化についてです。

それは、

> ∂F/∂x+∂F/∂z・∂z/∂x=0
> ∂F/∂y+∂F/∂z・∂z/∂y=0


これが分かった後だから、ですね。1つ目の式で移項を行えば ∂F/∂x+∂F/∂z・∂z/∂x=0 から -∂F/∂z・∂z/∂x=∂F/∂x

※zを重複して使うとそこらへん、紛らわしい…。実際は文字を分けた方が良いでしょう

なんにせよ今回大事なのは全微分の使い方です。

No.45597 - 2017/08/23(Wed) 02:05:11

Re: 法単位ベクトル / たなお
angel さん

あ、なるほどですね!わかりました!
ありがとうございます!
しつこくすいませんでした。

No.45599 - 2017/08/23(Wed) 08:06:53