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記事No.58768に関するスレッドです

線対称 / さなは
u∈R^2を長さ1のベクトルとして

直線l={x∈R^2|(x・u)=0} (・は内積です)
に関する折り返し写像をTとする。すなはちT(x)は直線lに関してxと線対称の位置にあるベクトルであるという問題で

T(x)-x=ku (kは任意)で(T(x)+x・u)=0より、k=-2(x・u)から、
T(x)=x -2(x・u)uとなると書かれていました。

この図を理解しておらず、なぜT(x)・u=0を使ってはいけないのか
図示して頂けるとありがたいです

No.58733 - 2019/05/31(Fri) 10:32:49

Re: 線対称 / らすかる
T(x)はxという任意のベクトルを線対称移動したものですから、
T(x)・u=0は一般に成り立ちませんね。

No.58737 - 2019/05/31(Fri) 15:32:22

Re: 線対称 / 黄桃
向こうでITさんがおっしゃってましたが、根本的な誤解は
>直線l={x∈R^2|(x・u)=0} (・は内積です)
にでてくるx と
>T(x)-x=ku
にでてくるxは、まったく別物なのに、同じだと勘違いしていることです。

話を簡単にするために、直線lをx軸としましょう。このとき、uは(0,1) です。
つまり、直線l=x軸={(x,y)| y=0}={(x,y)∈R^2| (x,y)・(0,1)(=y)=0} です。

らすかるさんが書いているように
>T(x)-x
にでてくるx は、R^2の任意のベクトルです。例えば、x=(1,1) とでもしておきましょう。
T(x)はx軸に関し(1,1)と対称の位置にあるベクトルですから、(1,-1)です。したがって、
T(x)-x=(0,-2)
T(x)+x=(2,0)
となっています。
(0,-2)=-2*(0,1)なので、確かに解答の通りになっています。

なお、(T(x)+x)・u=0 というのは、まさに、
>直線l={x∈R^2|(x・u)=0} (・は内積です)
の定義より、T(x)+x が直線lの上にある、ということです。

#個人的には、x,T(x)は直線lに対して対称、というのだから、
#その中点 (T(x)+x)/2 が直線l上にある、という方が分かりやすい気がします。

以上のことを、図形やベクトルのことばでいいかえると以下のようになります。
位置ベクトルxに対応する平面の点をX, T(x)に対応する点をT
原点をO, X,Tの中点をMとすれば、
* △OXT はOX=OTである2等辺三角形
* lは直線OM
* uは直線XT(⊥OM)の大きさ1の方向ベクトル(OMの大きさ1の法線ベクトル)
* T(x)-xはベクトルTX (だからuに平行;uの実数倍)
* (T(x)+x)/2 はベクトルOM (だからTXに垂直、つまりuと直交)
です。

No.58758 - 2019/06/01(Sat) 07:00:22

Re: 線対称 / IT
さなはさんに、イメージしておられる図を描いて質問してもらいたかったのですが
下図のような感じです。

No.58762 - 2019/06/01(Sat) 09:16:33

Re: 線対称 / さなは
らすかるさん、黄桃さん、ITさん
とてもわかりやすく説明して頂きありがとうございます。ずっとxを同じものとして下図のように計算しておりました。たしかに下の図だと直線lのx∈R^2がよくわからないですね。

大変助かりました。ありがとうございました。

No.58768 - 2019/06/01(Sat) 15:19:41