よろしくお願いします。
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No.60521 - 2019/08/07(Wed) 17:12:28
| ☆ Re: 高3 対象高3 卒業生 / らすかる | | | (1) a=bのとき2式はx^2+ax+a=0, y^2+ay+a=0となるが 「x^2+ax+a=0が整数解をもつ」と「y^2+ay+a=0が整数解をもつ」は同値なので x^2+ax+a=0が整数解をもつ条件を考えればよい。 x={-a±√(a^2-4a)}/2なのでa^2-4aが平方数でなければならない。 a^2-4a<a^2-4a+4=(a-2)^2なので (a-3)^2<a^2-4aのとき平方数にならない。 これを解くとa>9/2なので、平方数になるためには少なくともa≦4 またa^2-4a≧0でなければならず、これを解くとa≦0またはa≧4なので a>0という条件と合わせるとa^2-4aが平方数になる可能性があるのはa=4のみ。 a=4のときx^2+ax+a=x^2+4x+4=(x+2)^2なので x=-2という整数解を持つ。 従って条件を満たすaはa=4。
(2) x^2+ax+b=0の2解をα,β(α≦β)とすると、解と係数の関係から α+β=-a<0, αβ=b>0なのでα≦β<0 もしβ<-2とすると β<-2の両辺にαを掛けてαβ>-2α … (a) またα≦βから-α≧-βで両辺からαを引くと-2α≧-(α+β) … (b) (a)(b)からb=αβ>-2α≧-(α+β)=aとなりa>bという条件に反する。 従ってβ=-1,-2
β=-1のとき a=-α+1,b=-α y^2+bx+a=0はy^2-αx+(-α+1)となり 解はy=(α±√(α^2+4α-4))/2なので 少なくともα^2+4α-4が平方数にならなければいけない。 α^2+4α-4≧0の解はα≦-2-2√2,-2+2√2≦α α≦β=-1なのでα≦-5 … (c) α^2+4α-4<α^2+4α+4=(α+2)^2なので (α+3)^2<α^2+4α-4のとき平方数にならない。 これを解くとα<-13/2なので、平方数になるためには少なくともα≧-6 … (d) (c)(d)からα=-5,-6 α=-5のときy^2+bx+a=y^2+5x+6=(y+2)(y+3)なので条件を満たす。 α=-5,β=-1のときa=6,b=5でこれは条件を満たす解の一つ。… (e) α=-6のときy^2+bx+a=y^2+6x+7で整数解を持たないので不適。
β=-2のとき a=-α+2,b=-2α y^2+bx+a=0はy^2-2αx+(-α+2)となり 解はy=α±√(α^2+α-2)なので 少なくともα^2+α-2が平方数にならなければいけない。 α^2+α-2≧0の解はα≦-2,1≦α α≦β=-2なのでα≦-2 … (f) α^2+α-2<α^2+α+1/4=(α+1/2)^2なので (α+1)^2<α^2+α-2のとき平方数にならない。 これを解くとα<-3なので、平方数になるためには少なくともα≧-3 … (g) (f)(g)からα=-2,-3 しかしα=-2のときa=4,b=4、α=-3のときa=5,b=6なので いずれもa>bという条件を満たさない。
以上により、条件を満たす整数の組(a,b)は(e)だけなので (a,b)=(6,5)のみ。
# 内容は御確認下さい。
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No.60526 - 2019/08/07(Wed) 22:07:57 |
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