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記事No.64748に関するスレッドです

(No Subject) / あみ
私は(1)の問題で、計算過程の部分を省いて、”これを解いて”というふうにしてしまったのですが、やはり解答のような計算過程は必要ですか?また、様々な問題において、計算過程をどの程度書いたら良いのかわかりません。
No.64748 - 2020/04/29(Wed) 09:54:38

Re: / 黄桃
以下、個人的な意見ですので、あくまでも参考として考えてください。

(1)について
右欄に矢印で書いてあるように、6つの1次式を同時に満たす5つの未知数を求める、のですから、「これを解いて」だけではまずいでしょう。
(この問題は、要するに、空間の2直線の交点を求めよ、ということですから、一般には「交わらない」つまり「解なし」なのですから)
この解答では第3式以外の5式から解をだし、それが最終的に第3式を満たすことを確認しています。
なので、単に「これを解いて」ではなく、「1,2,4,5,6 から x,y,z,s,t を求めるとこれこれで、これは3式も満たす」と書いてあればいいと思います。
念のために付け加えれば、計算過程が書いてあっても、やみくもに必要条件だけで答を出した場合(その答が元の式すべてをみたすかきちんと確かめなかった場合)、大きな減点となると思います。

一般的な答案の書き方について
一般に、大学入試レベルの記述式問題では、教科書にあるような計算過程は「これを計算すると」や「これを解くと」で済ませてもOKです。
ただし、この問題(1)のように、途中で注意すべきことがある場合は、その部分を書く必要があります(そして、どうでもいい部分は大幅に省略できます)。
何が「注意すべきこと」かわかること(これは数学的センスとほぼ同じ)も採点対象とお考え下さい。

#なので、高校の先生が一般的に注意する場合は「計算過程も含め全部書くこと」というでしょう。
#教える方も、教わる方も、どこを省略すべきか考える必要がないですから。

##採点側も、答が合っていれば計算過程はあまりみないでしょう。
##ただし、たまたま見て、間違いに気づくと、その度合いによって減点はありえます。
##答が違っている場合は、部分点が出る採点基準次第で計算過程を見る場合もあるかもしれません。
##以上を勘案してご自分でどうすべきかご判断ください。

No.64750 - 2020/04/29(Wed) 13:22:06