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記事No.70151に関するスレッドです
★
微分方程式
/ meow
引用
数III?でしょうか
図などで想像することはできるのですが解き方がわかりません.
教えていただきたいです.
No.70151 - 2020/10/13(Tue) 05:01:10
☆
Re: 微分方程式
/ X
引用
これは「現在の」高校数学の過程では範囲外の問題です。
そのことを前提にして以下の回答をご覧下さい。
(1)
曲線y=f(x) (A)
上の点(a,f(a))(但しa>0)における
接線の方程式は
y=f'(a)(x-a)+f(a) (B)
ここで(B)と原点との距離が上記の接点の
x座標のaであるとき、点と直線との間の
距離の公式により
|f'(a)(-a)+f(a)|/√{{f'(a)}^2+1}=a
よって求める微分方程式は
|-xf'(x)+f(x)|/√{{f'(x)}^2+1}=x
(2)
(1)の結果より
{-xf'(x)+f(x)}^2={{f'(x)}^2+1}x^2
これより
-2xf'(x)f(x)+{f(x)}^2=x^2
{x{{f(x)}^2}'-{f(x)}^2}/x^2=-1
{{{f(x)}^2}/x}'=-1
両辺xで積分すると
{{f(x)}^2}/x=-x+C (Cは任意定数) (C)
ここで条件からf(1)=1ゆえ
1=-1+C
∴C=2
よって(C)より
{f(x)}^2=2x-x^2 (C)'
ここで(A)は第1象限にあることから
f(x)>0
∴f(x)=√(2x-x^2)
注1)
(C)'に(A)を代入して少し変形すれば
曲線(A)は
点(1,0)を中心とする半径1の円のうち、
第1象限に存在する半円の部分
となることが分かります。
注2)
微分方程式が高校数学の過程の範囲内であったときの
この類の演習問題において、出題される微分方程式は
大抵、変数分離法で解く形のもので、この問題のように
商の微分を使って解くものは珍しいです。
(「変数分離法」についてはネットなど調べてみて下さい。)
No.70152 - 2020/10/13(Tue) 07:07:02
☆
Re: 微分方程式
/ X
引用
ごめんなさい。No.70152において誤りがありましたので
直接修正しました。
再度ご覧下さい。
No.70165 - 2020/10/13(Tue) 17:18:19
☆
Re: 微分方程式
/ GandB
引用
> この類の演習問題において、出題される微分方程式は
> 大抵、変数分離法で解く形のもので、この問題のように
> 商の微分を使って解くものは珍しいです。
そうでしょうね。私など初見ではまず解けない(笑)。
1階線形微分方程式の一般解の公式を導くとき、積の微分公式を使うけど、あれより難易度が高そうな気がする。
個人的にはとてもおもしろい問題でした。
No.70167 - 2020/10/13(Tue) 21:07:09
☆
Re: 微分方程式
/ meow
引用
Xさん解答毎回ありがとうございます.
自分の場合法線(-1/f(x))からなんとかできないかずっと悩んでいましたが,点と直線との距離を完全に忘れていました.
最後の部分も訂正いただきましたが,そこまで誘導してくだされば十分に誤りに気付けました.毎度感謝です.
ありがとうございました.
GandBさん
商の微分,初見だとたしかに厳しいかもしれませんが,今回の例を参考に頭の中には入れておくようにします!
No.70169 - 2020/10/13(Tue) 21:15:24