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記事No.75589に関するスレッドです

整数問題です / まぴろ
ある命題を解いていたときに、この問いにぶち当たりました。何か、方針や、アドバイスなどあったら教えていただきたいです
No.75589 - 2021/06/09(Wed) 17:40:49

Re: 整数問題です / WIZ
α ≠ 0 かつ β = 0 とすれば α*0/(α+0) = 0 なので、
(α, β) = (α, 0) は α が 0 以外の任意の整数値を取れるので
ペア(?)としては無限個ありますよね?

α, β は 0 ではないという条件でもあるのかな?

No.75593 - 2021/06/09(Wed) 18:09:16

Re: 整数問題です / まぴろ
> α ≠ 0 かつ β = 0 とすれば α*0/(α+0) = 0 なので、
> (α, β) = (α, 0) は α が 0 以外の任意の整数値を取れるので
> ペア(?)としては無限個ありますよね?
>
> α, β は 0 ではないという条件でもあるのかな?

はい、正確にはα、β≠0でこれを満たす奴を求めたいのですが、やはり無限個存在するのですかね。

No.75594 - 2021/06/09(Wed) 18:14:25

Re: 整数問題です / まぴろ
> α ≠ 0 かつ β = 0 とすれば α*0/(α+0) = 0 なので、
> (α, β) = (α, 0) は α が 0 以外の任意の整数値を取れるので
> ペア(?)としては無限個ありますよね?
>
> α, β は 0 ではないという条件でもあるのかな?

もし仮にα>0、β>0のときはα、βは有限個になるのでしょうか。

No.75595 - 2021/06/09(Wed) 18:21:15

Re: 整数問題です / WIZ
α+β≠ 0 かつ αβ≠ 0 とする。

αとβは 0 でない整数なので、ある互いに素な整数 a, b が存在して β = (a/b)α と表せる。
αβ/(α+β) = α*(a/b)α/(α+(a/b)α) = {a/(a+b)}α

a と a+b は互いに素なので、{a/(a+b)}αが整数である為には a+b はαの約数であることが必要。
m を整数として α = m(a+b) とおく。

β = (a/b)α = (a/b)m(a+b) となるが、b と a+b も互いに素なので、b は m の約数であることが必要。
k を整数として、m = kb とおく。

以上から、α = kb(a+b), β = ka(a+b), αβ/(α+β) = {a/(a+b)}α = kab となる。

αβ/(α+β) ≠ 0 となるから、1 ≦ kab ≦ 50 となるが、
整数 kab の取り得る値は 1 から 50 までの有限通りであり、
1つの自然数を kab という3個の整数の積に表す方法も有限通りである。
つまり、(k, a, b) の組の数は有限個である。

(k, a, b) の組が決まればα, βの値も定まるので、(α, β) の組の数も有限個である。
ちなみにαとβが正であるか、負も許すかは、(α, β)の組が (+, +) の個数に対して、
(+, +)(+, -)(-, +)(-, -) と個数が定数倍になるだけで、有限個であることには変わりはない。

No.75604 - 2021/06/09(Wed) 21:14:59

Re: 整数問題です / まぴろ
> α+β≠ 0 かつ αβ≠ 0 とする。
>
> αとβは 0 でない整数なので、ある互いに素な整数 a, b が存在して β = (a/b)α と表せる。
> αβ/(α+β) = α*(a/b)α/(α+(a/b)α) = {a/(a+b)}α
>
> a と a+b は互いに素なので、{a/(a+b)}αが整数である為には a+b

はαの約数であることが必要。
なるほど!ありがとうございます!!
> m を整数として α = m(a+b) とおく。
>
> β = (a/b)α = (a/b)m(a+b) となるが、b と a+b も互いに素なので、b は m の約数であることが必要。
> k を整数として、m = kb とおく。
>
> 以上から、α = kb(a+b), β = ka(a+b), αβ/(α+β) = {a/(a+b)}α = kab となる。
>
> αβ/(α+β) ≠ 0 となるから、1 ≦ kab ≦ 50 となるが、
> 整数 kab の取り得る値は 1 から 50 までの有限通りであり、
> 1つの自然数を kab という3個の整数の積に表す方法も有限通りである。
> つまり、(k, a, b) の組の数は有限個である。
>
> (k, a, b) の組が決まればα, βの値も定まるので、(α, β) の組の数も有限個である。
> ちなみにαとβが正であるか、負も許すかは、(α, β)の組が (+, +) の個数に対して、
> (+, +)(+, -)(-, +)(-, -) と個数が定数倍になるだけで、有限個であることには変わりはない。

No.75606 - 2021/06/09(Wed) 21:43:59