0≦θ≦π/2 C;y=x²-2xcosθ+cos2θのときCの通りうる範囲を図示したいのですがどうすればいいですか?
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No.78180 - 2021/09/14(Tue) 13:01:30
| ☆ Re: / 編入受験生 | | | 関数電卓さんのやり方は、非常に技巧的で二次関数の性質をうまく利用していて素晴らしいと思います。 私は循環論法に見えたので。 しかし、結局のところそのようなやり方だと、論証がとても大変になってしまうと思います。
以下文字固定の方法で示します。
0<=u<=1のもとで,yをuの関数f(u)=と見立てると, xを固定する限り,y = f(u)は最大値f(u_1)と最小値f(u_0)が必ず存在する.ただし,u=u_1で最大,u=u_0で最小となるものとする. また,f(u)はuの二次関数であるから連続であるので, 中間値の定理よりy=f(u)はf(u_0)からf(u_1)の間の全ての値を取る. よって,y=f(u)の最小値と最大値を求めればよい. f(u)をuで微分すると,f'(u) = -2x+4uより, 極値の候補はf'(u) = 0となる点だから, u = x/2のとき. これを0<=u<=1に代入すると, 0<=x<=2となるから,その場合のみf(u)は極値の候補をもつ. また,f'(u)は傾き正の一次関数だから,常に増加するので, f'(u)はu = x/2を境に負から正へと変わる. ∴0<=x<=2のもとで,u = x/2のとき最小値を取るすなわち f(x/2)= x^2/2 - x^2 + x^2 - 1 = x^2/2 - 1は最小値. あとは,最小値・最大値の候補は端点しかないから, f(0)とf(1)を比較すればよい. f(0) = x^2-1 >= f(1) = x^2 -2x + 1 = (x-1)^2とおいて, 同値変形するとx>=1となるから, f(0)<=f(1)となるのは,x<=1のとき.
これより, 曲線Cは以下の範囲を動く.
x<=0のとき, x^2-1<=y<=(x-1)^2の間を動き, 0<=x<=1のとき, x^2/2-1<=y<=(x-1)^2の間を動き, 1<=x<=2のとき,x^2/2-1<=y<=x^2-1の間を動き, 2<=xのとき,(x-1)^2<=y<=x^2-1の間を動く.
あと、二次関数にならない問題には適用できないので、 応用の観点からでも文字固定の方法で解いたほうがいいです。
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No.78208 - 2021/09/15(Wed) 18:41:42 |
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