α,β,γを互いに異なる複素数とし{α^2,β^2,γ^2}={α,β,γ}が成り立つとする. (1)α,β,γのうちに虚数が存在することを示せ. (2)α,β,γがすべて虚数のとき,α,β,γを極形式で表せ.ただし,0<argα<argβ<argγ<2πとする.
複素数苦手で困っています。どうやって解けばいいですか?
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No.79674 - 2021/11/29(Mon) 16:00:28
| ☆ Re: 複素数 / IT | | | (1)α,β,γがすべて実数だと仮定して矛盾を導くのだと思います。 α,β,γがすべて実数のときα^2,β^2,γ^2は0以上なので 0≦α<β<γとおいても一般性を失いません。
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No.79692 - 2021/11/29(Mon) 20:05:51 |
| ☆ Re: 複素数 / X | | | (2) {α^2,β^2,γ^2}={α,β,γ} (A) より {|α^2|,|β^2|,|γ^2|}={|α|,|β|,|γ|} ∴{|α|^2,|β|^2,|γ|^2}={|α|,|β|,|γ|} ここで|α|,|β|,|γ|の大小関係の並びと |α|^2,|β|^2,|γ|^2の大小関係の並びで α,β,γの順序が入れ替わることはないので |α|^2=|α| (B) |β|^2=|β| (C) |γ|^2=|γ| (D) α,β,γは互いに異なる虚数であることから αβγ≠0 に注意すると、(B)(C)(D)から |α|=|β|=|γ|=1 後は、α,β,γの偏角を求めていきます。 argα=x,argβ=y,argγ=z と置くと、条件から 0<x<y<z<2π (E) ∴0<2x<2y<2z<4π (F) 更に arg(α^2)=2x,arg(β^2)=2y,arg(γ^2)=2z ゆえ、(E)(F)から題意を満たすためには x,y,zについて次の(i)(ii)(iii)のいずれか が成立する必要があります。 (i) 2x=x+2π 2y=y+2π 2z=z+2π (ii) 2x=y (G) 2y=z (H) 2z=x+2π (I) (iii) 2x=z (J) 2y=x+2π (K) 2z=y+2π (L)
(i)のとき x=y=z=2π ∴α=β=γ=1となり不適。
(ii)のとき (G)(H)(I)を連立で解き (x,y,z)=(2π/7,4π/7,8π/7)
(iii)のとき (J)(K)(L)を連立で解き (x,y,z)=(6π/7,10π/7,12π/7)
∴ (α,β,γ)=(cos(2π/7)+isin(2π/7),cos(4π/7)+isin(4π/7),cos(8π/7)+isin(8π/7)) ,(cos(6π/7)+isin(6π/7),cos(10π/7)+isin(10π/7),cos(12π/7)+isin(12π/7))
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No.79728 - 2021/12/01(Wed) 16:52:07 |
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