【1】2点A,Bと、その上を動く1個の石がある。 この石は時刻t=0では点Aにあり、その後、次の規則[A][B]にしたがって動く。 各t=0,1,2…に対して [A]時刻tに石が点Aにあれば、時刻t+1に石が点Aにある確率はc,点Bにある確率は1-cである。 [B]時刻tに石が点Bにあれば、時刻t+1に石が点Bにある確率は2c、点Aにある確率は1-2cである。 ただし、cは0<c<1/2を満たす定数とする。 いまnを自然数とし、時刻t=nにおいて石が点Aにある確率をP[n]とする。 (1)P[n],P[2]を求めよ。 (2)P[n+1]をP[n]とcを用いて表せ。 (3)P[n]を求めよ。 (4)lim[n→∞]P[n]を求めよ。
【2】nを自然数とする。つぼの中に、1の数字を書いた玉が、1個、2の数字を書いた玉が1個、3の数字を書いた玉が1個、……、nの数字を書いた玉が1個、合計n個の玉が入っている。 つぼから無作為に玉を1個取り出し、書かれた数字を見て、元に戻す思考をn回行う。 (1)試行をn回行った時、kの数字が書かれた玉をちょうどk回撮り出す確率をP[k]とする。P[k]をkの式で表せ。 ただし、k=1,2,3…,nとする。 (2)(1)で求めたP[1],P[2],P[3]……,P[n]について、Q[n]=2P[1]+2^2P[2]+2^3P[3]+……+2^nP[n]とおく。 このQ[n]について極限lim[n→∞]Q[n]の値を求めよ。
よろしく御願いします。
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No.1920 - 2008/08/04(Mon) 13:51:37
| ☆ (No Subject) / ヨッシー | | | 【1】 (1) はおそらくP[1],P[2] でしょう。 P[0]=1 であり、cの確率で点Aにあり続けるので P[1]=c P[2]=cP[1]+(1-2c)(1-P[1])=c2+(1-2c)(1-c)=3c2-3c+1 (2) P[n+1]=cP[n]+(1-2c)(1-P[n]) =(3c-1)P[n]+(1-2c) (3)α=(1-2c)/(2-3c) とおくと、 P[n+1]−α=(3c-1)(P[n]−α) と書けます。 Q[n]=P[n]−α とおくと、Q[n] は、初項が Q[0]=1−α 公比が 3c-1 の等比数列となり、一般項は Q[n]=(1-α)(3c-1)^(n-1)={(1-c)/(2-3c)}(3c-1)^(n-1) よって、 P[n]=Q[n]+α=(1-2c)/(2-3c)+{(1-c)/(2-3c)}(3c-1)^(n-1) (4) 0<c<1/2 より -1<3c-1<1/2 なので、n→∞ のとき (3c-1)^(n-1)→0 であるので、 P[n]→(1-2c)/(2-3c)
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No.1921 - 2008/08/04(Mon) 14:54:19 |
| ☆ Re: / syu | | | わかりやすい解答ありがとうございます。 自分でも解けるようになるまで、勉強したいと思います。
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No.1927 - 2008/08/04(Mon) 18:51:21 |
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