(自作問題) (質問者:社会人)
/*------------------------------------*/ (表記他注意事項)
※以下で断りのない変数は全て自然数とする。 ※aとbの積をabまたはa*bまたはa・bで表す。 ※aのb乗をa^bで表す。 ※a≡q(mod.s),b≡r(mod.s) を便宜上(a,b)≡(q,r)(mod.s) で表す。3項以上でも同様。
※aが実数の時 b≦a<b+1 を満たす整数bを[a]で表す。 /*------------------------------------*/
(ここから本題)
f1(a,b)=6ab-a-b f2(a,b)=6ab+a-b f3(a,b)=6ab+a+b
f4(a,b,x) =[{(f1(a,b)+f2(a,b)+f3(a,b)}/x] =[(18ab+a-b)/x]
とおく時、
/******************************************/ (予想命題1)
nに対して(6n-1,6n+1)が双子素数の組ならば
nはどんなa,bに対しても f1(a,b)でもf2(a,b)でもf3(a,b)でも表せず(...[M1])
nはNをn≦Nなるように任意にとって、 n≦N;a,b≦Nを満たす範囲内で (nは)必ずf4(a,b,12)で表せる(そういうa,bがとれる)(..[M2])。
※注:一般の自然数nがf4(a,b,12)で表せても (6n-1,6n+1)が必ず双子素数になるわけではない。 (...[M3])
/******************************************/
この命題が成り立つとプログラムの検証結果から 予想しているのですが証明できません。 どなたかできる方いましたらよろしくお願いします。
(というかそもそもこの命題は真でしょうか?)
※補足(2020/12/10) [M1]部分については自力で証明できました。 (詳細は省略しますが以前別の数学掲示板に 証明を掲載済です(必要であれば再掲します))。 [M3]部分はプログラムで検証すると そういう事例がいくらでも出てくるので明らかです。
したがって、わからないのは[M2]部分の証明です。
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No.71408 - 2020/12/09(Wed) 18:47:50
| ☆ Re: f4(a,b,x)=[(18ab+a-b)/x](双子素数関連) / CEGIPO | | | [M1]部分の自力分証明を一応付しておきます。 (※[M2]部分の証明はわかりません)
※以下で断りのない変数は全て自然数とする。 /*////////////////////////////////////*/
/*##############################################*/
nは(6n-1,6n+1)が双子素数の時は どんなa,bに対しても f1(a,b)でもf2(a,b)でもf3(a,b)でも表せず(...[M1])
[証明]
上記命題M1は対偶M1' 「nがあるa,bをとって f1(a,b)かf2(a,b)かf3(a,b)で表せるならば (6n-1,6n+1)は双子素数とはなりえない」 と同値であるのでこの対偶M1'を証明すればよい。
[M1'の証明]
n=f1(a,b)=6ab-a-bと表せた時 (6n-1,6n+1) =(6(6ab-a-b)-1,6(6ab-a-b)+1) =(6(6ab-a-b)-1,(6a-1)(6b-1))
よって(6n-1,6n+1)は双子素数の組ではない。
n=f2(a,b)=6ab+a-bと表せた時 (6n-1,6n+1) =(6(6ab+a-b)-1,6(6ab+a-b)+1) =((6a-1)(6b+1),6(6ab+a-b)+1)
よって(6n-1,6n+1)は双子素数の組ではない。
n=f3(a,b)=6ab+a+bと表せた時 (6n-1,6n+1) =(6(6ab+a+b)-1,6(6ab+a+b)+1) =(6(6ab+a+b)-1,(6a+1)(6b+1))
よって(6n-1,6n+1)は双子素数の組ではない。
([M1']の証明終わり) (したがって対偶の対偶[M1]も真)
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なお、[M1']の逆も真である。 すなわち、 対偶M1'の逆M1'' 「(6n-1,6n+1)が双子素数の組でなければ」 「nはあるa,bをとって f1(a,b)かf2(a,b)かf3(a,b)で表せる」
[M1''の証明]
(6n-1,6n+1)が双子素数の組でないということは 少なくとも一方が合成数である ということであるから
/**************************************/ 《6n-1=q1r1(q1,r1:自然数;q1,r1≧2)の時》
mod.6に関する剰余の考察により q1=6q2-1,r1=6r2+1(q2,r2:自然数) と書ける(そう書いても題意を失わない)
すなわち、
6n-1=q1r1=(6q2-1)(6r2+1) =36q2r2+6q2-6r2-1
n=6q2r2+q2-r2=f2(q2,r2)
/**************************************/
/**************************************/ 《6n+1=q3r3(q3,r3:自然数;q3,r3≧2)の時》
mod.6に関する剰余の考察により q3=6q4-1,r3=6r4-1(q4,r4:自然数) か q3=6q5+1,r3=6r5+1(q5,r5:自然数) と書ける
すなわち、
/*====================================*/ q3=6q4-1,r3=6r4-1ならば
6n+1=q3r3=(6q4-1)(6r4-1) =36q4r4-6q4-6r4+1
n=6q4r4-q4-r4=f1(q4,r4) /*====================================*/
/*====================================*/ q3=6q5+1,r3=6r5+1ならば
6n+1=q3r3=(6q5+1)(6r5+1) =36q5r5+6q5+6r5+1
n=6q5r5+q5+r5=f3(q5,r5) /*====================================*/
/**************************************/
/*####################################*/
したがって、[M1'']も成り立つ。
そしてこれはM1の逆が成り立つことと同値であるから 結局
/*########################################################*/
/*********************************************************/ (6n-1,6n+1)が双子素数である ⇔ どんなa,bに対しても nはf1(a,b)でもf2(a,b)でもf3(a,b)でも表せない(...[M0]) /*********************************************************/
が言える。
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No.71420 - 2020/12/10(Thu) 18:28:34 |
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