この赤と青の下線部が成り立つ理由を教えてください。 お願いいたします。
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No.70713 - 2020/11/07(Sat) 15:34:01
| ☆ Re: 下線部の証明 / ast | | | 両者とも定義から明らかに従うこと(というかほぼ定義そのもの)だと思いますので, 定義が理解できているかをこちらから問い返すことになるかと思います. 具体的には:
青: φ_n の作り方から, k=1,…,n に対して φ_n(k)=|f(k)|^p となるのは分かりますか? 赤: 単函数 φ のルベーグ式の積分の定義が ?農[a: φ の取りうる値] a × (φ(x)=a となる x 全体の成す集合の測度) という形に与えられるものであることは把握できていますか? # ただし厳密な意味でいうなら, φ(x)=a となる x の集合がさらに複数に細分されていてもよい # (細分しても積分値に影響しないという意味で well-defined) というのは踏まえておく必要がある.
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No.70714 - 2020/11/07(Sat) 16:52:58 |
| ☆ Re: 下線部の証明 / パスタ | | | 返信ありがとうございます。
赤のほうは理解できたのですが、青がなぜその等式になるのかわからない状況です。
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No.70716 - 2020/11/07(Sat) 17:26:32 |
| ☆ Re: 下線部の証明 / ast | | | では, 交わりを持たない集合 A, B に対して, χ_A+χ_B は A 上で χ_A および B 上で χ_B に一致するのは理解できますか? あるいはもう少し一般に, a*χ_A + b*χ_B は A 上で常に値 a をとる定数函数, および B 上で常に値 b をとる定数函数, となることはわかりますか? # いずれも, A, B が交わらないという条件は外してはいけない.
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No.70719 - 2020/11/07(Sat) 18:02:08 |
| ☆ Re: 下線部の証明 / パスタ | | | そこは理解できました。 交わらないということは共通部分をもたないことで大丈夫ですよね。
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No.70721 - 2020/11/07(Sat) 18:11:40 |
| ☆ Re: 下線部の証明 / ast | | | > 交わらないということは共通部分をもたないことで大丈夫ですよね。 そうです.
> そこは理解できました。 では, (面倒なので以下 a_k:=|f(k)|^p と書きますが,) [i] φ_1(k) = a_1*χ_[{1}](k) の k=1 における値 φ_1(1) [ii] φ_2(k) = a_1*χ_[{1}](k) + a_2*χ_[{2}](k) の k=1,2 における値 φ_2(1),φ_2(2), [iii] φ_3(k) = a_1*χ_[{1}](k) + a_2*χ_[{2}](k) + a_3*χ_[{3}](k) の k=1,2,3 における値 φ_3(1),φ_3(2),φ_3(3), ……(必要ならもっと後のほうまで同様に) などはもう計算できるはずですね?
そうして, どのような k∈Z^+ に対しても, k より大きな任意の n に対して φ_n(k)=a_k ですから, 極限函数 lim φ_n の値は青線で示された式の通りということになります.
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No.70723 - 2020/11/07(Sat) 18:35:46 |
| ☆ Re: 下線部の証明 / パスタ | | | No.70727 - 2020/11/07(Sat) 21:42:19 |
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