三角関数の極限を求める問題ってlimの下の x→0の0は角度のことを表しているのですか??
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No.66027 - 2020/05/30(Sat) 14:45:36
| ☆ Re: / IT | | | No.66029 - 2020/05/30(Sat) 15:29:29 |
| ☆ Re: / ast | | | もともと角の開き具合を表す「量」とその量の大きさをあらわす「数」(「数値」) とを特に区別せずに扱ってどちらも「角度」と呼んでいる(下手すると角という幾何学的対象すら角度と区別せずにあつかって全部「角」で済ませることもある)という状況下で厳密な説明をしても余計こんがらかるだけなので, 深く詮索しない方がよいとは思いますが, そこの 0 はたんなる数としての 0 です (ついでにその x も).
-- 以下駄文 (ちゃんとした資料に基づいて説明すべきだが, いま資料さえないので完全な与太) -- # いい加減な言い方をすれば, 量のほうには単位があり, 量の単位を無視したただの数値とは別に扱う. # 同じ「角度」を表す量で単位が違うというのは 1 という数値で表される基準量が違うということなので, 逆に言えば同じ数値でも単位の基準量の「比」(「比率」) が掛かる分だけ異なる (π[rad]=180[°] みたいなこと). # それで弧度法を用いる場合, radian は長さ(量)を長さ(量)で割って定義する (だから単位はキャンセルされる) ので, radian を単位とする量の大きさを表す数は, 長さの単位を無視した長さ(数)を長さ(数)で割った比と一致するので, ただの数とみなしていいとかそういう話になっていきます. # radian で測った角度(量)を長さ(数)の比と見なすと都合がよいのは, それが単位円上を動く動点の弧長変数として振る舞うため, 角度(数)の値そのままで長さ(数)としても意味のある数値を示すからです (別の単位だったら比率を補正しないといけない). # つまり, 例えば長さと角度を足したり掛けたりしてるように見えても, 長さ同士の計算としてちゃんと意味がある式になってる. ## いやまあ長さ同士を掛けるって何だよ, とか長さ掛けると面積なの? とか, 実は似たようなことをスルーしまくってるのに, 弧度法のあたりになると急に気になる人が出始めるみたいなのは割と不思議で意味のある現象なのかも.
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No.66051 - 2020/05/30(Sat) 18:32:44 |
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