カードが10枚ある。カードには0から9までの異なる整数が一つ書かれている。このカードに花子さん,太郎君は引いたカードの数の和の1の位で競うゲームを行うことにした。ゲームの詳細は以下のとおりである。ただし一度引いたカードは戻さない
1初めに花子さん,太郎君の順でそれぞれ1枚カードを引く 2次に花子さん,太郎君の順でそれぞれもう一枚カードを引く 3花子さんは次の手順で得点を確定する (i)自分がその時までに引いた全てのカードに書かれた数の合計の1の位の値を自分の持ち点とする (ii)持ち点によって以下の操作を行う 〇持ち点が4以上9以下ンお時その時の持ち点を得点とする 〇持ち点が3以下の時追加で1枚カードを引き(1)に戻る。ただし残りのカードがない場合はその時の持ち点を得点とする
4花子さんの得点が確定した後太郎君が3(i)(ii)の手順を実施し得点を確定する 5両者の得点が確定した時点でゲームを終了する
(1)2人とも2枚カードを引いて得点が確定した。花子さんが引いたのは1枚目は3,2枚目には5が書かれたカードだった。この時太郎君がゲームに勝つ確率を求めよ (2)初めに花子さんが3が書かれたカードを太郎君は5が書かれたカードを引いた。この時次に花子さん,太郎君がともに1枚カードを引いて得点が確定し太郎君がゲームに勝つ確率を求めよ (3)初めに花子さんは7が書かれたカードを太郎君が5が書かれたカードを引いた。次に花子さんは0が書かれたカードを引いてその後太郎君がカードを引き追加のカードを1枚引いて得点が確定した。この時太郎君がゲームに勝つ確率は?
(1)条件1 二人とも2枚カードを引いて得点が確定した 条件2 花子さんが引いたのは1枚目は3,2枚目には5が書かれたカードだった 条件1かつ条件2が必ず起こるという前提で太郎君がゲームに勝つための場合の数を求める 条件1かつ条件2を満たす状況は 太郎君が取り出したカードの数字を (1回目の数字,2回目の数字)=(a,b)とすると 取り出したカードの枚数が2枚になるのは 1≦a+b≦17かつ4≦a+b≦9かつ14≦a+b≦17である(ただしa≠3,5,b≠3,5) この条件を満たす(a,b)=(0.4)(4,0)(0,6)(2,4)(4,2),(6,0),(0,7)(1,6)(6,1)(7,0)(0,8)(1,7)(2,6)(6,2)(7,1)(8,0)(0,9)(1,8)(2,7)(7,2)(8,1)(9,0)(8,6)(6,8)(8,6)(8,7)(7,8)(6,9)(9,7)(7,9)(9,8)(8,9)の34通り (花子さんは3+5=8なので必ず取り出すカードは2枚で済む) このうち太郎君の得点が花子さんより高くなるのは9の時のみなので (a,b)= 0,9)(1,8)(2,7)(7,2)(8,1)(9,0)の6通り よって6/34=3/17…合わない…
(2)初めに花子さんが3,太郎君が5を取るという条件の下で(必ず100%生じる事象) <1>花子さん,太郎君が共に1枚カードを引いて得点を確定 <2>太郎君がゲームに勝つ <1>と<2>の両方を満たす確率は <1>2人の取り出すカードが2枚になる条件 花子さんの2回目のカードの数字をa,太郎君の2回目のカードの数字をbとすると 3≦3+a≦12 また取り出すカードが2枚で済む条件は 4≦3+a≦9 よって1≦a≦6(ただしa≠3,5よりa=1.2.4,6)
5≦5+b≦14 太郎君の取り出すカードが2枚で済む条件は 5≦5+b≦9 5+b=14 0≦b≦4,b=9 このうちb≠3,5なので(b=0,1,2,4,5,9) よって2回目に取り出す花子さん,太郎君の数字の組み合わせは (a,b)=(1,0)(1,2)(1,4)(1,9)(2,0)(2,1)(2,4)(2,9)(4,0)(4,1)(4,2)(4,9)(6,0)(6,1)(6,2)(6,4)(6,9)の17通り
よって2人がカードを2枚だけ引くだけで済む確率は17/(8×7)=17/56 (8×7=花子さんが2回目に引く数字の場合の数×太郎君が2回目に引くカードの場合の数)
<2><1>のうち太郎君が勝つ事象は (花子さんの1回目,2回目)、(太郎君の1回目,2回目) =(3,1)(5,0) (3,1)(5,2) (3,1)(5,4) (3,2)(5,1) (3,2)(5,4) の5通り
よって 17/56)×(5/17)=5/56(答えと一致)
(4)条件1 初めに花子さんは7が書かれたカードを太郎君が5が書かれたカードを引いた 条件2 花子さんは0が書かれたカードを引いてその後太郎君がカードを引き追加のカードを1枚引いて得点が確定した
条件1かつ条件2が起こるという前提で太郎君が花子さんに勝つ確率は まず条件1と条件2が起こる場合の数を数える 太郎君が2枚目に引くカードの数字をbとすると 太郎君が3枚目を引く条件は 5≦5+b≦14かつ11≦5+b≦13 よってb=6,7,8であるがb≠0,5,7よりb=6,8 3回目で引く数字をcとすると B=6の時11+c(c≠0,5,6,7) 11+c=12,13,14,15,19,,20で得点はそれぞれ2,3,4,5,9,0でこのうち条件(3回目で得点決定)を満たすのは得点が4,5,9になる3通り
B=8の時13+c(c≠0,5,7,8) 13+c=14,15,16,17,18,21でそれぞれ得点は4,5,6,7,8,1で3回目で得点が決まるのはこの時の得点が4,5,6,7,8になる5通り このうち花子さんより得点が高くなるのは B=6,c=8 B=8 c=6の2通りである よって条件1かつ条件2を満たす場合の数は(b,c)=(6,3)(6,4)(6,8)(8,1)(8、2)(8,3)(8,4)(8,6)(8,9)の8通りであることから 2/8=1/4(答えと一致)
(1)が合わない。(2)(3)はやり方あってますか(たまたま答えがあった可能性もあるので) またもっと簡単なやり方あるのならそれも教えてください。よろしくお願いします
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No.85574 - 2023/06/13(Tue) 15:48:24
| ☆ Re: / ヨッシー | | | (1) は (1,4)(4,1) が母数から抜けています。 また、(8,6) が2つありますが、一方は (9,6) と思われるので、総数に影響はありません。
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No.85577 - 2023/06/13(Tue) 18:56:24 |
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