与えられている関数F(s)の原関数f(x)が偶関数か分からない状況で、F(s)に対して逆フーリエ"余弦"変換を用いることはできますか? F(s) = ∫f(x)cos(sx)dx = 〜 という関数が与えられていて、f(x)を求めたいとき、形がフーリエ余弦変換後の形をしているかといって、偶関数である保証のない関数F(s)(f(x))に対して逆フーリエ変換を適用していいのでしょうか?
個人的には... 逆フーリエ余弦変換は f(x)が偶関数のとき、そのフーリエ変換F(s)も偶関数であるから 逆フーリエ変換f(x) = ∫F(s)e^jst ds = ∫F(s)*(cos(st)+jsin(st))ds (F(s)もsinも偶関数であるから) = ∫F(s)*cos(st)ds という風に成り立っている以上、f(x)ひいてはF(s)が偶関数である保証がない以上、逆フーリエ正弦変換は用いてはならないように思うのですが...
ただ、この教材では普通に用いているようなので、疑問に思いました
よろしくお願いします
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No.51333 - 2018/06/25(Mon) 15:40:13
| ☆ Re: 逆フーリエ正弦変換について / 関数電卓 | | | あまり自信はないのですが… (1) f(x)={0 (x<0),1 (0<x<a),0 (a<x) } に対し、 g(x)={ 0 (x<−a),1 (−a<x<0),0 (0<x) } とおくと g(−x)=f(x)。さらに h(x)=f(x)+g(x) とおくと h(x) は偶関数で ∫[−∞,∞]h(x)cosξxdx=∫[−∞,0]g(x)cosξxdx+∫[0,∞]f(x)cosξxdx …(*)
(*)の左辺は =2∫[0,∞]h(x)cosξxdx=2∫[0,∞]f(x)cosξxdx (*)の右辺第1項は x=−u とおき、=∫[∞,0]g(−u)cosξu(−du)=∫[0,∞]f(u)cosξudu=第2項
(2) g(x)={0 (x<0),e^(-x) (0≦x) } に対し、 f(x)={−e^x (x≦0),0 (0<x) } とおくと f(−x)=−g(x)、g(−x)=f(x)。さらに h(x)=g(x)+f(x) とおくと h(x) は h(−x)=−h(x) 奇関数、h(x)sinξx は偶関数で ∫[−∞,∞]h(x)sinξxdx=∫[−∞,0]f(x)sinξxdx+∫[0,∞]g(x)sinξxdx …(**)
(**)の左辺は =2∫[0,∞]h(x)sinξxdx=2∫[0,∞]g(x)sinξxdx (**)の右辺第1項は x=−u とおき、=∫[∞,0]f(−u)sinξ(−u)(−du)=∫[0,∞]g(u)sinξudu=第2項
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No.51377 - 2018/06/27(Wed) 12:42:10 |
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