整数からなる数列 a(1),a(2),・・・は以下の条件を満たしている。 (i) 任意のj≧1について1≦a(j)≦2015 (ii)任意の1≦k<lについてk+a(k)≠l+a(l) このとき、正の整数b,Nが存在し、n>m≧Nを満たす任意の整数m,nに対して、 |Σ[j=m+1~n,{a(j)-b}]|≦1007^2 が成り立つことを示せ。
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No.45011 - 2017/08/03(Thu) 09:26:00
| ☆ Re: / ζ | | | [解答]:
A(m)={a(j)+j|1≦j≦m}(m≧1)とおく。 また、正の整数のうちa(j)+j(j≧1)の形で表せないものからなる集合をSとする。1∈Sである。 A(m),Sは共通部分を持たない。 Sが2016個以上の元を持っているとし、Sの2016番目に小さい元をLとする。 すると、集合A(L-2015)∪{k∈S|k≦L}は(L-2015)+2016=L+1個の元を持つが、一方でどの元もL以下であるから矛盾。 よって、Sの元の個数は2015以下である。 Sの最大元をN,Sの元の数をb(1≦b≦2015)とおく。 mをN<mなる整数とする。 集合S∪A(m)の元の数はm+bであり、どの元もm+2015以下である。 整数kが1≦k≦m+1,kはSに含まれないとすると、a(i)+i=kなる正の整数iがあるが、i=k-a(i)≦(m+1)-1=mよりk∈A(m)となる。 よって、集合S∪A(m)は以下の元からなる。 ⚫1以上m+1以下の整数すべて。 ⚫m+2以上m+2015以下の整数のうちb-1個。 ☆Σ[j=1~m+b,{j}]≦Σ[j∈A(m)∪S,{j}]≦Σ[k=1~m+b,{j}]+(b-1)(2015-b) C=Σ[j∈S,{j}]-(b^2+b)/2とおき整理すると、 0≦Σ[j=1~m,{a(j)-b}]+C≦(b-1)(2015-b) 下から、7行目以降(☆印から下)が分からないのですが、詳しい解説をお願い致します。
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No.45012 - 2017/08/03(Thu) 09:27:47 |
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