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(No Subject) / ノロク
自然数a,bはどちらも3で割り切れないが、a^3+b^3は81で割り切れる。このような(a,b)のうち、a^2+b^2の値を最小にするものと、そのときのa^2+b^2の値を求めよ。よろしくお願いします。
No.42932 - 2017/04/23(Sun) 12:53:51

Re: / IT
(2014京大理系5 )ですね。
(条件):自然数a,bはどちらも3で割り切れないが、a^3+b^3は81で割り切れる。  

以下においてk,l,m,m',n,c,d、定数1、定数2は整数を表す。

a^3+b^3は81で割り切れるので、a^3+b^3=81n (n≧1)とおける。
一般に(3k+1)^3=3m+1、(3k-1)^3=3m'-1であり
a,bはいずれも3の倍数でないことから、a=3c+1、b=3d-1,またはa=3d-1 ,b=3c+1とおける (c≧0、d≧1)

a=3c+1、b=3d-1のとき,
 a^3+b^3=(3c+1)^3+(3d-1)^3=27c^3+27c^2+9c+1+27d^3-27d^2+9d-1=81n
 両辺を9で割って,3c^3+3c^2+c+3d^3-3d^2+d=9n
 左辺整理して(c+d)(3(c^2-cd+d^2)+3(c-d)+1)=9n

 3(c^2-cd+d^2)+3(c-d)+1は3で割り切れないので、c+dは9の倍数、よってc+d=9k (k≧1)とおける。このとき(a,b)は条件をみたす。

 k≧2のとき c+d≧18 よって c≧9またはd≧10
  c≧9 のとき a' =3(c-9)+1,bも条件を満たし,a' ^2+b^2<a^2+b^2 である。
  d≧10のとき a, b' =3(d-9)-1も条件を満たし,a^2+b' ^2<a^2+b^2 である。

 したがってa^2+b^2が最小となるとき、k=1すなわちc+d=9でなければならない。
 このとき、d=9-c、0≦c≦8
  a^2+b^2=(3c+1)^2+(3(9-c)-1)^2
     =9c^2+6c+9(9-c)^2-6(9-c)+定数1
     =18(c-(25/6))^2+定数2
   cは0以上8以下の整数なので、a^2+b^2が最小となるのはc=4のときである。
 このときd=5, a=13,b=14で、a^2+b^2=13^2+14^2=365

a=3d-1 ,b=3c+1のときも同様に、a=14,b=13、a^2+b^2=365

# a' など 「’」を付けた 文字が判別しにくいので注意してください。

No.42934 - 2017/04/23(Sun) 16:51:26

Re: / ノロク
京大の問題だったんですね。わかりやすい解説ありがとうございました。
No.42938 - 2017/04/24(Mon) 00:17:43

Re: / IT
答案には、途中
「自然数a,bはどちらも3で割り切れないが、a^3+b^3は81で割り切れる。」と
「a=3c+1、b=3d-1,またはa=3d-1 ,b=3c+1 (c≧0、d≧1)かつc+dは9の倍数」が同値であることを明記した方がいいとですね。

No.42956 - 2017/04/24(Mon) 19:27:38
(No Subject) / ノロク
aを0≦a≦1の範囲にある定数とするとき、y=|x-a|+|x-1|のグラフと直線y=xの交点の個数と交点の座標を求めよ。という問題なのですが、解き方がわからないので教えてください。
No.42931 - 2017/04/23(Sun) 12:47:32

Re: / angel
絶対値記号 || が出てくるということは、その中の値によって状況が変わる訳なので、そこで場合分けして地道に解いていくのが素直かと思います。

場合分けとしては、x<a, a≦x<1, 1≦x の3通り。

例えば、x<a の場合であれば、
 |x-a|+|x-1| = -(x-a)-(x-1) = (1+a)-2x
 y=|x-a|+|x-1| と y=x の交点の満たす方程式は
 (1+a)-2x=x よって x=(1+a)/3
というように解けます。

問題は、この x=(1+a)/3 が、場合分けの x<a をちゃんと満たしているかどうか。これは、a の値によって状況が変わります。
(1+a)/3 と a の大小を比較することで計算できますが、
 * a≦1/2 だと x=(1+a)/3 は x<a を満たさない
  つまり、y=|x-a|+|x-1| と y=x の x<a での交点は無し
 * a>1/2 なら x=(1+a)/3 は x<a を満たす
  つまり、y=|x-a|+|x-1| と y=x の x<a での交点は x=(1+a)/3

他の部分の場合分けも同様に。

なお、a を変化させた時のグラフの状況は添付の図のようになります。参考までに。

No.42933 - 2017/04/23(Sun) 16:47:00

Re: / ノロク
なるほど、きちんと場合分けすれば解けるんですね。ありがとうございました。あとは自力で解いてみようと思います。
No.42939 - 2017/04/24(Mon) 00:20:34
(No Subject) / ふなっし
連立方程式の問題です。

nが定まった正の整数であるとき、以下の連立方程式を解け。
(x_1+2*x_2+3*x_3+...+(n-1)x_(n-1)+nx_n=1
(x_2+2*x_3+3*x_4...+(n-1)x_n+n*x_1=2
{・・・
(x_k+2*x_(k+1)+...n*x_(k-1)=k
(・・・
(x_n+2*x_1+3*x_2+...+nx_(n-1)=n

という問題で、解答が
x_n=(2/n)-1
とのことでした。

例えばn=1のとき、x_1=1
また、n=2のとき、連立方程式を解いて、x_2=0(,x_1=1)
となり、先の解答通りになるのですが、
n=3のとき、連立方程式
(x_1+2*x_2+3*x_3=1
{x_2+2*x_3+3*x_1=2
(x_3+2*x_3+3*x_1=3
を解くと、答えがx_3=(2/3-1)=-1/3は良いのですが、
x_1=x_2=2/3となり、n=1,2のときと解が変わってしまうのですが、これは良いのでしょうか?

というか、設問の意味がよくわからないのですが、x_1は各nによって定数ではないのでしょうか?

よろしくお願いいたします。。

No.42930 - 2017/04/23(Sun) 11:21:32

Re: / angel
> 解答が x_n=(2/n)-1 とのことでした。

それはおそらく解答の一部ですね。
正しくは、
 x_1=x_2=…=x_(n-1)=2/n, x_n=(2/n)-1
です。

解き方については…。うーん。答えを先に予測しておかないとキツイかもしれませんね。
取り敢えず上の答えが正しいことの確認は難しくないはずです。

例えば n=5 の時ですが、
 (1+2+3+4)*2/5+5*(2/5-1)=(1+2+3+4+5)*2/5-5=6-5=1
 (5+1+2+3)*2/5+4*(2/5-1)=(1+2+3+4+5)*2/5-4=6-4=2
 (4+5+1+2)*2/5+3*(2/5-1)=(1+2+3+4+5)*2/5-3=6-3=3
 …
のように確認できます。

問題は、「他の解はないのか?」というところで…。
一応ないようなのですが、そこをどう示すかはちょっと私も分かってないです。

No.42936 - 2017/04/23(Sun) 21:06:01

Re: / ふなっし
ご返信ありがとうございます。
質問なのですが、n=2のとき、x_1=2/1=2が正解ということですか??

No.42937 - 2017/04/23(Sun) 22:31:54

Re: / angel
> n=2のとき、x_1=2/1=2が正解ということですか??

いえ。x_1=x_2=…=x_(n-1)=2/n, x_n=(2/n)-1 に照らし合わせれば、

 x_1=2/n=2/2=1, x_2=x_n=2/n-1=2/2-1=0

ですね。
※ひょっとして xの添字部分とnとを混同している?

No.42945 - 2017/04/24(Mon) 13:07:09
微分の問題 / あ
物理混じりの問題なのですが、速度ベクトルv→とそれを微分した加速度ベクトルa→について、画像の式が成り立つと言われて、どういう公式を使うのかよくわからなかったので教えてほしいです
No.42927 - 2017/04/23(Sun) 01:51:55

Re: 微分の問題 / angel
2次元の単位円上の移動 x=( rcosθ, rsinθ ) ( r=1 ) に関するお話、ということで良いでしょうか。

であれば、aに関しては
 ( d^2θ/dt^2・(-sinθ)+(dθ/dt)^2・(-cosθ), d^2θ/dt^2・cosθ+(dθ/dt)^2・(-sinθ) )
の誤りですね。

導出については、合成関数の微分と積の微分です。
例えば、vの第一要素については、

 d(cosθ)/dt = dθ/dt・d(cosθ)/dθ ※合成関数の微分

のようにして。後はそのまま三角関数の微分です

aの第一要素であれば、

 d( dθ/dt・(-sinθ) )/dt
 = d( dθ/dt )/dt・(-sinθ) + dθ/dt・d( -sinθ )/dt ※積の微分
 = d^2θ/dt^2・(-sinθ) + dθ/dt・dθ/dt・d( -sinθ )/dθ ※前半は単に2階微分に表記を直しただけ。後半はvの時と同じ

というように

No.42928 - 2017/04/23(Sun) 03:33:03

Re: 微分の問題 / あ
問題の説明が不十分でごめんなさい、補足してくれてありがとうございます
そうか、積の微分という形になるんですね
すぐ答えてくださってありがとうございました

No.42929 - 2017/04/23(Sun) 09:31:06
数列の極限 / ぺんぎん
数列{an}をa1=√2,an+1=√an+2(n>=1)によって定める。
任意のnについてan<an+1<2を示し、lim[n→∞]anを求めよ。という問題ですが、答えは2になるのですが途中の計算がわかりません。教えてください。

No.42924 - 2017/04/22(Sat) 19:53:16

Re: 数列の極限 / WIZ
# 数式の解釈に大変苦労しました。
# 最初は問題文の数式をa[n+1] = (√a[n])+2と解釈して、どうも辻褄が合わなくて、
# 問題文が書き間違っているのかと思いました。
# √an+2などと書くと、(√a[n])+2なのか√a[n+2]なのか√(a[n]+2)なのか分からないので適切に括弧を使いましょう。

漸化式はa[n+1] = √(a[n]+2)と解釈して回答します。
また、べき乗演算子^は四則演算子より優先度が高いものとします。

先ず、a[1] = √2 > 0, a[n] > 0ならばa[n+1] = √(a[n]+2) > 0なので、
数学的帰納法により任意の自然数nに対してa[n] > 0と言えます。

a[1] = √2 < 2かつ、
もしa[n] < 2ならばa[n+1] = √(a[n]+2) < √(2+2) = 2なので、
数学的帰納法により、任意の自然数nに対してa[n] < 2と言えます。

次に、
a[n+1] = √(a[n]+2)
⇒ a[n+1]-a[n] = (√(a[n]+2))-a[n]
= {(√(a[n]+2))-a[n]}{(√(a[n]+2))+a[n]}/{(√(a[n]+2))+a[n]}
= {(a[n]+2)-a[n]^2}/{(√(a[n]+2))+a[n]}
= {9/4-(a[n]-1/2)^2}/{(√(a[n]+2))+a[n]}
となりますが、
0 < a[n] < 2より、-1/2 < a[n]-1/2 < 3/2ですので、(a[n]-1/2)^2 < (3/2)^2 = 9/4
よって、9/4-(a[n]-1/2)^2 > 0です。
また、(√(a[n]+2))+a[n] .> 0ですので、
a[n+1]-a[n] = {9/4-(a[n]-1/2)^2}/{(√(a[n]+2))+a[n]} > 0
⇒ a[n+1] > a[n]
となります。

以上から、a[n] < a[n+1] < 2と言えます。

ここで大学数学なら、a[n]は単調増加で上に有界だから収束するで良いのでしょうが、
高校数学だと別途収束することを示さないといけませんね。

ちなみに、収束するなら、その極限は
x = √(x+2) ⇒ x^2-x-2 = (x+1)(x-2) = 0かつ、x > 0よりx = 2となります。

収束することは以下の様に示せます。
a[n] < a[n+1] < 2
⇒ 0 < 2-a[n+1] < 2-a[n]
⇒ 0 < (2-a[n+1])/(2-a[n]) < 1

ここで、
2-a[n+1] = 2-√(a[n]+2)
= {2-√(a[n]+2)}{2+√(a[n]+2)}/{2+√(a[n]+2)}
= {4-(a[n]+2)}/{2+a[n+1]}
= {2-a[n]}/{2+a[n+1]}
ですので、
(2-a[n+1])/(2-a[n]) = 1/(2+a[n+1]) < 1/2

よって、mを任意の自然数として、
0 < Π[k=1,m]{(2-a[k+1])/(2-a[k])} < (1/2)^m
⇒ 0 < (2-a[m+1])/(2-a[1]) < (1/2)^m
⇒ 0 < 2-a[m+1] < ((1/2)^m)(2-√2)
m→∞のとき、((1/2)^m)(2-√2)→0ですから、挟み打ちにより2-a[m+1]→0と言えます。
よって、a[m+1]→2と言えます。

No.42925 - 2017/04/22(Sat) 22:15:58

Re: 数列の極限 / ぺんぎん
ありがとうございます、まだ完全に理解はできてませんが手を動かして確認します。
No.42926 - 2017/04/22(Sat) 22:39:51
別の解き方 / りんりん 大学受験浪人
(3)の問題について
わたしは解答のようにpqをtを用いた式で表すのではなく、4よりt=1/5q これを3に代入し、計算すると、pq=1/5(5/3q+p)として解いていきました。しかし、答えがあいません。どう解いていけばよいのでしょうか。

No.42919 - 2017/04/21(Fri) 22:45:43

Re: 別の解き方 / りんりん 大学受験浪人
問題です。
No.42920 - 2017/04/21(Fri) 22:46:32

Re: 別の解き方 / X
>>pq=1/5(5/3q+p)として解いていきました。
とありますが、その後どう解きましたか?
それが書かれていないと、どう間違えているのか
答え様子がありません。

No.42923 - 2017/04/22(Sat) 18:14:20
行列の計算 / ぺんぎん
A=| 0 1 2| B= |-2 3 0|
  |-1 4 3|   | 1 2-5|
と2行3列のA,Bの行列があり、
3X + A -2B = X - 3Bを満たすXをもとめよ。という問題なんですけど、
X=-1/2(A+B)と変形して
X=|1-2-1|
|0-3 1|
で合っていますか?

No.42918 - 2017/04/21(Fri) 22:40:28

Re: 行列の計算 / angel
問題ないと思います
No.42921 - 2017/04/21(Fri) 23:09:49

Re: 行列の計算 / ぺんぎん
ありがとうござます。
No.42922 - 2017/04/21(Fri) 23:26:04
ランクの計算でうまく0を並べる方法 / イリヤ
ランクの計算でうまく0を並べる方法を知りたいです。
画像で波線を引いたところがうまくできません。自分で、一行目から二行目を引けばうまくいくのでは...と考えてやってみているのですが、うまく0を並べることが出来ず..。
何かコツや注目すべきところがあるのでしょうか?

No.42914 - 2017/04/21(Fri) 17:37:53

Re: ランクの計算でうまく0を並べる方法 / イリヤ
問題はこのようです
No.42915 - 2017/04/21(Fri) 17:38:20

Re: ランクの計算でうまく0を並べる方法 / angel
いえこれ、赤線を引いた部分は

 * 2行目は1行目を引く
 * 3行目は1行目の3倍を引く
 * 4行目は1行目を引く

ということが書いてあるわけですから、まずはそれでやってみては…。

No.42917 - 2017/04/21(Fri) 20:18:21

Re: ランクの計算でうまく0を並べる方法 / イリヤ
もちろんそうなのですが、回答を見なければそれがわからなかったので...。
その、
 * 2行目は1行目を引く
 * 3行目は1行目の3倍を引く
 * 4行目は1行目を引く
をどのように自分で思いつけばいいのかということをお聞きしたかったです。

No.42940 - 2017/04/24(Mon) 09:25:01

Re: ランクの計算でうまく0を並べる方法 / angel
> どのように自分で思いつけばいいのか

これはもう「そういう方法がある」と思っておくしかないです。

行列のランク計算や、連立1次方程式の解を求める方式に「ガウスの消去法」というのがあって、その中の「前進消去」と呼ばれる操作がこれなのです。

No.42957 - 2017/04/24(Mon) 23:28:15
余因子と転置行列の関係性がわからない / イリヤ
余因子と転置行列の関係性がわかりません。
余因子とは、http://www.f-denshi.com/000TokiwaJPN/03lneqn/070mtx.html
のサイトにあるような余因子の定義であると思います。
それはわかるのですが、その余因子が転置行列とどのように関係しているのかわかりません。画像の赤い星印をつけたところがなぜ言えるのかがわからなくて...。
どうして余因子と転置行列は関係があるのでしょうか?

No.42913 - 2017/04/21(Fri) 11:04:08

Re: 余因子と転置行列の関係性がわからない / イリヤ
画像をはりなおしました
No.42916 - 2017/04/21(Fri) 17:38:56
極形式 / 初心者🏠
解説部分(2)の赤波線について。なぜ2πを足すのかわかりません。よろしくお願いします。
No.42906 - 2017/04/20(Thu) 22:42:16

Re: 極形式 / 初心者🏠
解説です
No.42907 - 2017/04/20(Thu) 22:43:37

Re: 極形式 / X
zの偏角をtと置くと
0≦t<2π
∴0≦θ=2t<4π
となるからです。

No.42908 - 2017/04/20(Thu) 22:50:33
敵わん... / Gaussの申し子
問い一
 或る実数Nに関して、
N{log(pi)}-N{Digamma((N+2)/2)}+2=0
を満足するNを全て求めよ。

 問い二
 或る実数Nに関して、
Digamma{(N+2)/2}=log(pi)
を満足するNを全て求めよ。

 但しlogは自然対数を指し、Digamma()はディガンマ関数、Piは円周率。

No.42902 - 2017/04/20(Thu) 20:09:44
漸化式 教えてください! / あきお
お世話になります。

a1=1, a(n+1)=2an+(n+2)/n(n+1) を満たす{an}の一般項の求め方をどなたか教えてくださいませんか。

No.42898 - 2017/04/20(Thu) 19:18:15

Re: 漸化式 教えてください! / WIZ
マルチポスト先の「DS 数学 BBS」の方に回答を付けましたので、ご覧ください。
No.42900 - 2017/04/20(Thu) 19:51:31

Re: 漸化式 教えてください! / あきお
有り難うございました m(_ _)m
No.42901 - 2017/04/20(Thu) 19:55:45
掃き出し法で単位行列を使う理由 / イリヤ
掃き出し法で単位行列を使う理由がわかりません。
画像で波線をひいている様に、掃き出し法を使うことにより解の列ベクトルが求まりその時に単位行列を用いることがテキストに書いてありますが、単位行列を用いなければならない理由がわかりません。その原理はどのようなものなのでしょうか?

No.42895 - 2017/04/20(Thu) 17:43:43

Re: 掃き出し法で単位行列を使う理由 / angel
それには、「行基本変形」が、「左からある特定の正則行列をかける」のと同じことである、という認識が必要です。
これは教科書にまず書いてあるはずの事柄なので、読み返してください。

そうすると、「行基本変形を複数回行う」というのも「左から何かしら正則行列を複数個かける」なので、結合法則により束ねることができて、結局「ある正則行列を一度かける」とまとめられます。

ではここで、(A|b)が行基本変形の繰り返しで(E|u)になったとしたら。
上の話から、ある正則行列Xに対して
 X(A|b)=(E|u)
ということですから、
 XA=E, Xb=u
ということです。

じゃあこのXは何? と言われると、XA=E なので、実はAの逆行列に他ならないのです。
※Aが正則じゃなかったらどうするんだ、と思われるかもしれませんが、そもそもその時は(E|u)の形まで持っていけません。

なので、u=Xb=A^(-1)・b となって、ほしい答えになっている、ということです。

No.42909 - 2017/04/21(Fri) 07:06:58
3次の正方行列の行列式 / イリヤ
画像で示した問題の(1)に関して2つ質問があります。
まず、青丸で示した行列の、ある列+-別の列 がどうして成り立つのでしょうか?成り立つ理由がわかりません。
また、赤線で示した第2行と第3行は同じなので行列式は0 のところで、どうして0だといえるのでしょうか?

No.42893 - 2017/04/20(Thu) 17:23:37

Re: 3次の正方行列の行列式 / ヨッシー
a b c
d e f
g h i
の行列式は
aei+bfg+cdh−afh−bdi−ceg
ですね?では、
a   b   c
d   e   f
g+at h+bt i+ct
の行列式は?

No.42903 - 2017/04/20(Thu) 20:15:10

Re: 3次の正方行列の行列式 / イリヤ
ヨッシーさん、返信ありがとうございます。赤線で示した第2行と第3行は同じなので行列式は0 のところはわかりました。でも青丸で示した行列の、ある列+-別の列 がどうして成り立つ理由はまだわからなくて...。
a   b   c
d   e   f
g+at h+bt i+ct
の行列式  が
ae(i+ct)+bf(g+at)+cd(h+bt)-af(h+bt)-bd(i+ct)-ce(g+at)になるのはわかるのですが...。

No.42911 - 2017/04/21(Fri) 09:32:29

Re: 3次の正方行列の行列式 / ヨッシー
それを、もっと計算していくとどうなりますか?
No.42912 - 2017/04/21(Fri) 09:58:30

Re: 3次の正方行列の行列式 / イリヤ
もっと計算ですか...。計算すると、
aei + bfg + cdh - afh -bdi - ceg
になると思います。
しかし、ここからなにかわかりますか...?

No.42941 - 2017/04/24(Mon) 09:37:34

Re: 3次の正方行列の行列式 / ヨッシー
上の No.42903 の記事の一番最後の行
 の行列式は?
の「?」を「aei + bfg + cdh - afh -bdi - ceg」と
書き換えて、もう一度その記事を上から読み返してください。

No.42942 - 2017/04/24(Mon) 09:50:58

Re: 3次の正方行列の行列式 / イリヤ
No.42903の行列式と同じですね!!!3行目を
g+at h+bt i+ct に置き換えているのに同じ結果になるのが驚きです。どうしてなのかわかりません。うまく相殺されるのでしょうか??

No.42950 - 2017/04/24(Mon) 16:50:50
絶対値記号を含む不等式の数直線 / katsuobushi

No.42888 - 2017/04/20(Thu) 17:10:04

Re: 絶対値記号を含む不等式の数直線 / katsuobushi
(すみません、続きです。)

というふうに中心が3になる理由が分りません。

No.42889 - 2017/04/20(Thu) 17:11:11

Re: 絶対値記号を含む不等式の数直線 / katsuobushi
教科書には「│x-3│はxと3に対応する2点間の距離を表す」と書いてあるんですが、どういう意味ですか。
No.42890 - 2017/04/20(Thu) 17:12:42

Re: 絶対値記号を含む不等式の数直線 / X
>>教科書には〜
xy平面上での二点間の距離を考えるのと同じです。
分かりにくければxy平面に拡張して
A(3,0),B(x,0)
なる2点の間の距離ABを考えてみましょう。
つまり
AB=√{(x-3)^2+(0-0)^2}
=√{(x-3)^2}
=|x-3| (∵)√の定義
ということです。

このことを踏まえてNo.42888での下の数直線の
意味を考えてみて下さい。

No.42904 - 2017/04/20(Thu) 21:01:31
(No Subject) / メリアス。
質問内容は紙に書いてあります!

よろしくお願いします。

No.42884 - 2017/04/20(Thu) 12:14:56

Re: / ヨッシー
元の問題が何なのかわからないので、なんとも言えませんが、
xが何で、x^2 が何になると思っておられますか?

一番下の (3√3i−7)/2 は x^2 を計算したものではありません。
 

No.42885 - 2017/04/20(Thu) 13:23:52

Re: / メリアス。
問題はってなくてすみませんでした。

自己解決できました。今後は気をつけます。

No.42897 - 2017/04/20(Thu) 18:29:00
(No Subject) / トム
問4、どうやっていくと上の段から下の段にすることができますか手順を教えていただけると嬉しいです。
No.42877 - 2017/04/19(Wed) 22:31:35

Re: / トム
この問題です。
No.42878 - 2017/04/19(Wed) 22:32:16

Re: / X
問題の不等式の両辺にv[0]^2をかければ
v[0]についての二次不等式になります。

No.42879 - 2017/04/19(Wed) 22:45:25
(No Subject) / みゆ 中3
△ABCにおいて、中線ADの延長上にAD=DPとなる点Pを、中線BEの延長上にBE=EQとなる点Qを、中線CFの延長上にCF=FRとなる点Rをとる。△PQRにおいて、PQはCをQRはAを、RPはBを通ることを証明しなさい。

どうやればいいのか全然わかんないです。教えてください。お願いします。

No.42875 - 2017/04/19(Wed) 21:15:02

Re: / X
証明したい事柄は
点P,C,Q
点Q,A,R
点R,B,P
がそれぞれ同一直線上にあることと
同じことですので
∠PCQ=∠QAR=∠RBP=180°
を示します。
そのために前準備としてまず
△ABC≡△PBC (1)
△ABC≡△QCA (2)
△ABC≡△RAB (3)
を証明することを考えます。

点D,Pに対する条件から
△ABD≡△CDP
△ACD≡△BDP
(いずれの場合も二辺とその間の角が等しくなっています)
よって(1)は成立します。
同様に点E,Q、点F,Rに対する条件から
(2)(3)も成立します。

(1)(2)により
∠PCQ=∠BCP+∠ACB+∠QCA
=∠ABC+∠ACB+∠BAC
=180°
同様に(2)(3)により
∠QAR=180°
(1)(3)により
∠RBP=180°
も成立します。

No.42876 - 2017/04/19(Wed) 21:58:29
(No Subject) / ホラフキン
よろしくお願い申しあげます。
No.42873 - 2017/04/19(Wed) 21:05:48

Re: / ホラフキン
よろしくお願い申しあげます。
No.42874 - 2017/04/19(Wed) 21:06:24

Re: / IT
場合分けが多いので、ご希望の解法ではないかも知れませんが

5/4 < k/n < 4/3
(5/4)n < k < (4/3)n
n+(1/4)n < k < n+(1/3)n
(1/4)n < k-n < (1/3)n
m=k-n とおく

n=12q+r,(q,r は整数、q≧0,0≦r<12) とおくと
3q+(1/4)r < m < 4q+(1/3)r

r=0 のとき 3q < m < 4q         よってq≧2
r=1 のとき 3q+(1/4) < m < 4q+(1/3)  よってq≧1
r=2 のとき 3q+(2/4) < m < 4q+(2/3)  よってq≧1
r=3 のとき 3q+(3/4) < m < 4q+1  よってq≧1
r=4 のとき 3q+1 < m < 4q+1+(1/3) よってq≧1
r=5 のとき 3q+1+(1/4)< m < 4q+1+(2/3) よってq≧1
r=6 のとき 3q+1+(2/4)< m < 4q+2 よってq≧1
r=7 のとき 3q+1+(3/4)< m < 4q+2+(1/3) よってq≧0
r=8 のとき 3q+2 < m < 4q+2+(2/3) よってq≧1
r=9 のとき 3q+2+(1/4)< m < 4q+3 よってq≧1
r=10のとき 3q+2+(2/4)< m < 4q+3+(1/3) よってq≧0
r=11のとき 3q+2+(3/4)< m < 4q+3+(2/3) よってq≧0

No.42880 - 2017/04/19(Wed) 23:38:12

Re: / 黄桃
本質的に対偶を示すことになると思います。

すぐ思いつく証明は以下の通りです。
5/4=15/12
4/3=16/12
4/3-5/4=1/12
であるから、nが12の約数、すなわち、n=1,2,3,4,6(,12)であれば、k/nは 1/12の倍数だから(C1)を満たすkは存在しない。
n=5 の時は、5/4=75/60, 4/3=80/60, k/5=12k/60 であり、12*6=72, 12*7=84 だから(C1)を満たさない。

(どうして思いついたか)
両端の差をd とすれば、1/n<d となる nは(C1)を満たすことは明らかなので、それ以外の場合を調べれば済むな、と考えます。
そこで、5/4, 4/3 を通分してみたら、分母が12,差が1/12 になり、うまくできているな、と上の証明ににたどりつきました。
n=5 の場合は別扱いが必要に思います。

No.42881 - 2017/04/20(Thu) 01:16:34

Re: / angel
実数rと整数zに関して、不等式 r<k-n≦z を満たす整数 k の存在に関しては、r<z が必要十分です。( 少なくとも k=n+z が存在 )

それを踏まえると、n の場合分けは、3で割った余りの3通りに絞れます。( どちらにせよ、なんらかの場合分けは避けられないと思います )

先に 5/4<k/n<4/3 を n/4<k-n<n/3 と変形し、

* n=3m-2 の場合、n/3 未満の最大の整数は m-1
 n/4<k-n<n/3 ⇔ (3m-2)/4<k-n≦m-1
 よって (3m-2)/4<m-1 を解いて m>2 すなわち m≧3
 これを満たす最小の n は 7

* n=3m-1 の場合、n/3 未満の最大の整数は m-1
 n/4<k-n<n/3 ⇔ (3m-1)/4<k-n≦m-1
 よって (3m-1)/4<m-1 を解いて m>3 すなわち m≧4
 これを満たす最小の n は 11

* n=3m の場合
、n/3 未満の最大の整数は m-1
 n/4<k-n<n/3 ⇔ 3m/4<k-n≦m-1
 よって 3m/4<m-1 を解いて m>4 すなわち m≧5
 これを満たす最小の n は 15

いずれにせよ、nが7以上と分かります。

なお、こう分類しておくと、(2)もそのまま答えが出ます。

No.42882 - 2017/04/20(Thu) 01:19:43

Re: / ホラフキン
御三人の方々、わかりやすい解説ありがとうございました。
No.42905 - 2017/04/20(Thu) 22:06:04
整数,確率 / たゆたう
画像の問題の(2),(3)の解き方を教えてください。お願いします。
No.42867 - 2017/04/19(Wed) 19:25:06

Re: 整数,確率 / angel
(1)に特に問題がなければ、もはや確率部分ではなくて約数の問題です。

なので、先に約数の個数と総和についておさらいです。

例えば 720=2^3×3^2×5^1 があるとき、

 約数の個数 … (3+1)×(2+1)×(1+1)個 ※各指数を1増やした数の積
 約数の総和 … (2^0+2^1+2^2+2^3)×(3^0+3^1+3^2)×(5^0+5^1)

と、素因数分解した結果をもとにそれぞれ計算することができます。

それを踏まえてこの問題です。

(2)
約数が8個ということは、
 X=p^7, p^3×q^1, p^1×q^1×r^1
のいずれかの形しかありません。

しかし、X=(100a+10b+c)-(100c+10b+a)=99(a-c) ( a-c≦9 ) ということを考えると、a-cの値が1通りに定まるはずです。あとの確率計算は(1)と同じです

(3)
a-c の値に応じて約数の個数を数えてみます。
a-c はなるべく素因数を沢山含んでいる方がいいので、6,8,9 のいずれかに絞れます。
※ a-c=2 なら X=2^1×3^2×11^1, a-c=5 なら X=5^1×3^2×11^1 と約数の数は同じで、a-c=8 の X=2^3×3^2×11^1 に確実に負けるのです

a-c の値が決まれば X の値も決まるので、後は約数の和を計算するのみです。

No.42871 - 2017/04/19(Wed) 20:04:06

Re: 整数,確率 / たゆたう
解くことができました。ありがとうございました。
No.42896 - 2017/04/20(Thu) 18:21:02
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