「1.2.3.4.5の番号が付いた5人の人に、1.2.3.4.5の数字が1つずつ書いてある5枚のカードを、一枚ずつ配る時、貰ったカードの数字と自分の番号とが一致する人が1人もいない様なカードの配り方」 という問題、答えは44通りなのですが、補集合の考え以外でこれを導き出す事がなぜか出来ません…考え方を教えて頂けませんでしょうか?
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No.40959 - 2016/12/22(Thu) 14:03:37
| ☆ Re: / らすかる | | | 人とカードの対応を(人の番号、カードの数字)と表すことにすると、 (a) (1,4)(2,5)(3,2)(4,1)(5,3) (b) (1,3)(2,4)(3,5)(4,1)(5,2) のようなパターンがあります。 (a)は「1→4,4→1」と「2→5,5→3,3→2」のように 「2個の数字で回る」と「3個の数字で回る」というパターンで、 (b)は「1→3,3→5,5→2,2→4,4→1」のように 「5個の数字で回る」パターンであり、 この二つのパターンしかありません。 (a)のパターンは「3個の数字で回る」数字の選び方が5C3通り、 3個の数字の回り方が2通りですので5C3×2=20通りです。 (b)のパターンは5個の数字の円順列ですから(5-1)!=24通りです。 従って全部で20+24=44通りとなります。
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No.40963 - 2016/12/22(Thu) 18:16:54 |
| ☆ Re: / IT | | | (別解) 人1,2,3,4,5 に配るカードの数字を順に(a1,a2,a3,a4,a5) と表します
(ア):1に配ったカードの数字の番号の人に数字1のカードを配る。 (2,1,a3,a4,a5) のパターンでは(a3,a4,a5)=(4,5,3),(5,4,3) の2通りあり a1は2,3,4,5 の4通り ありますから このパターンは、全部で2×4=8通りです。
(イ):(ア)以外の配り方 (2,3,a3,a4,a5) のパターンでは(a3,a4,a5)=(1,5,4),(5,1,4),(4,5,1) の3通りあり (a1,a2)は4×3=12 通りありますから このパターンは、全部で3×12=36通りです。
2パターン合わせて 8+36=44通りです。
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No.40964 - 2016/12/22(Thu) 19:09:11 |
| ☆ Re: / angel | | | これは、↓にある数列の第5項目の値です。 https://oeis.org/A000166
考え方自体はITさんの別解と似ています。 漸化式は、OEISのページにも載っていますが、
a[n]=(n-1)(a[n-1]+a[n-2])
です。
今回の1〜5の5種類であれば、 (1) 1〜4 を人・カードが一致しないように配る 例えば 2,3,4,1 … 全部で a[4]=9 通り その中から1つ選んで抜いて5を入れる。抜いた数は後ろにつける 例えば、2,3,4,1 から 3 を選べば、2,5,4,1,3 … 全部で 4 通り 9×4=36通り (2) 1〜4 から1つ選んでカード・人とも除く。例えば 2 … 全部で4通り 残りを、カード・人が一致しないように配る 例えば、3,*,4,1 (2には配らない) … 全部で a[3]=2 通り まだ配ってない 2 の人には5を、後ろに2を付ける 3,5,4,1,2 結局全部で 4×2=8通り
合計、36+8=44通り これは 4×(a[4]+a[3]) に一致する、ということです。
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No.40968 - 2016/12/22(Thu) 21:11:38 |
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