「二次曲線ax^2+2hxy+by^2+c=0を原点の周りにθ回転した二次曲線の方程式をAx^2+2Hxy+By^2+C=0とするとき A+B=a+b,AB-H^2=ab-h^2が成り立つ。 H=0となるようにθを取るとtan2θ=2h/(b-a)」とあります。 例題として x^2+10xy+y^2-6=0を回転により標準形にせよ。 A+B=a+b=2,AB=ab-h^2=-24 A,Bはt^2-2t-24=0の解だからt=6、−4ゆえに -4x^2+6y^2-6=0とあるのですが、この定数項のー6はどこからきたのでしょうか?
また、x^2-2xy+2y^2=1を回転して傾いていない楕円に変換する際にtan2θ=2h/(b-a)の公式を使うとtan2θ=−2/(2-1)=-2となりこれは一般角(知っている角)でないのでθ回転して楕円にすることができず困っています
どなたか教えてください
|
No.36685 - 2016/04/19(Tue) 20:59:14
| ☆ Re: 旺文社公式集 / ヨッシー | | | 変形前の点(x,y) が変更後の(X, Y)に対応するとすると X=xcosθ−ysinθ、Y=xsinθ+ycosθ これを、AX^2+BY^2 に代入して、x^2 の項、y^2の項を 抜き出すとそれぞれ、 Acos^2θ+Bsin^2θ、Asin^2θ+Bcos^2θ で、足すと A+B になるので、 ax^2+2hxy+by^2+c=0 と Ax^2+2Hxy+By^2+C=0 は、 (x,y),(X,Y) の一次変換を施しただけで、何倍かするようなことは していません。 よって、C=c ということが言えます。
何度回したかを答える問題ではないので、素直に A+B=3, AB=1 より、x^2−3x+1=0 から x=(3±√5)/2 を得て、 (3−√5)x^2/2+(3+√5)y^2/2=1 または (3+√5)x^2/2+(3−√5)y^2/2=1 で良いと思います。
|
No.36686 - 2016/04/19(Tue) 22:38:29 |
| ☆ Re: 旺文社公式集 / 次郎 | | | 回答ありがとうございます。
>変形前の点(x,y) が変更後の(X, Y)に対応するとすると X=xcosθ−ysinθ、Y=xsinθ+ycosθ これを、AX^2+BY^2 に代入して、x^2 の項、y^2の項を 抜き出すとそれぞれ、 Acos^2θ+Bsin^2θ、Asin^2θ+Bcos^2θ で、足すと A+B になる
のところまでは分かりますがそれ以降が全く分かりません。
ちなみに問題はx^2-2xy+2y^2=1を原点を中心に回転させ、楕円である事を確かめよという高校の出題範囲の問題です。
よろしくおねがいします
|
No.36688 - 2016/04/19(Tue) 23:52:09 |
| ☆ Re: 旺文社公式集 / ヨッシー | | | 上の回答を書きながらふと思ったのですが、 回転後の式は、 Ax^2+2Hxy+By^2+C=0 ではなく Ax^2+2Hxy+By^2+c=0 ではないですか?(c は共通) そうでないと、A+B=a+b が言えません。 たとえば、 x^2+2xy+2y^2−3=0 も 2x^2+4xy+4y^2−6=0 も 同じ曲線なので。
後半は、公式を知らなくても、 回転前の点を (X,Y)、回転後の点を(x,y) とすると X=xcosθ+ysinθ、Y=-xsinθ+ycosθ を X^2−2XY+2Y^2=1 に代入して (以下、c=cosθ、s=sinθ とおきます) (cx+sy)^2−2(cx+sy)(-sx+cy)+2(-sx+cy)^2=1 展開して x^2(c^2+2cs+2s^2)+y^2(s^2−2cs+2c^2)+2xy(s^2−c^2−cs)=1 xy の係数が0になるようにすると cos^2θ−sin^2θ+sinθcosθ=0 cos(2θ)+(1/2)sin(2θ)=0 よって、 cos(2θ)=−1/√5、sin(2θ)=2/√5 または cos(2θ)=1/√5、sin(2θ)=−2/√5 それぞれについて、x^2、y^2 の係数 c^2+2cs+2s^2、s^2−2cs+2c^2 が正になることを言えば、楕円になることが示せます。
|
No.36689 - 2016/04/20(Wed) 09:04:39 |
|