前回はありがとうございました。
今回の問題は、(1)は問題なく分かるのですが、(2)(3)の方は解答を読んでも何が何なのかさっぱりなのです。 分かりやすく解説して頂けると嬉しいです…。
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No.33482 - 2015/10/07(Wed) 19:27:33
| ☆ Re: 数列 / イオ(高3・文系) | | | 以下解答です。
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No.33483 - 2015/10/07(Wed) 19:28:09 |
| ☆ Re: 数列 / イオ(高3・文系) | | | 続きです。
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No.33484 - 2015/10/07(Wed) 19:28:43 |
| ☆ Re: 数列 / ヨッシー | | | (1) を解く間に、どれだけ考察できるかに(2)(3)の取り組め方が変わってきます。
ある連続した2つ以上の自然数を考えると、 2つの連続した数: 3+4,6+7 などは、片方が奇数で、片方が偶数で、和は奇数です。 逆に奇数はこのような差が1の奇数と偶数に分けることが出来ます。 (元の数の半分に、1/2 を足したものと引いたもの)
3つの連続した数: 3+4+5,12+13+14 などは、中央の数の3倍になります。 逆に、3の倍数は、3で割った数と、その前後の数とに分ければ、連続した 3つの数に分けられます。 同様に5つの連続した数なら、中央の数の5倍、7つなら7倍が数列の和になります。
4つの連続した数: 1+2+3+4、4+5+6+7 などは中央付近の2つの数の和の2倍になっています。 2+3=5 の2倍の10。5+6=11 の2倍の22 がそれぞれの4数の和。 同様に6つの連続した数なら、中央付近の2数の和の3倍、8つなら4倍となります。 つまり、和が奇数×Nというふうに分解できる数であれば、奇数を2つの連続した数にして、 その前後にN−1個の数列を付け加えればいいことになります。 例) 11×4=44 の場合 11から 5,6 を作り、その前後に3つずつ数列を付けて 2,3,4,5,6,7,8,9 を作ることが出来ます。もしこれが、11×8=88 の場合だと、 −2,−1,0,1,2,3・・・11,12,13 のように、マイナスが出てきてしまいます。こういうときは、11の倍数であることを利用して 88÷11=8 を中心に、前後5つずつの数を付けて 3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13 を作ります。これは、前に作った −2,−1,0,1,2,3・・・11,12,13 の −2,−1,0,1,2 の部分を相殺させて消したものと同じです。
これらを踏まえて 10:5×2 なので、5から 2,3 を作り前後に1個ずつ付ける → 1,2,3,4 11:奇数なので、即座に 5,6 12:3×4 より4を中央値として、前後に1個ずつ,計3個の数列にする→3,4,5 13:奇数なので即座に 6,7 14:7×2なので、7から3,4を作り → 2,3,4,5 15:奇数なので即座に 7,8。他にも3の倍数なので、5を中央値とした→4,5,6 5の倍異数なので、3を中央値とした→1,2,3,4,5 もあり得ます。
これらを踏まえて、もう一度解答を見てみてください。
(3) は、解答のように数列の和の公式を使わなくても、 もし、2^m が連続したp個の連続した自然数の和で表されると仮定した場合、 pが奇数の場合、中央値((p+1)/2 番目の数) が存在して、それをsとすると 数列の和は s×p となり、奇数を含んだ積になるので、2^m とはなり得ない。
pが偶数の場合、p/2 番目とp/2+1 番目の数は奇数と偶数なので、その和tは奇数。 数列の和は (p/2)×t となり,奇数を含んだ積になるので、2^m とはなり得ない。 というふうにも示せます。
ただし、この裏にあるのは、数列の和の公式の考え方ですので、根本は同じです。
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No.33487 - 2015/10/07(Wed) 23:08:34 |
| ☆ Re: 数列 / イオ(高3・文系) | | | ありがとうございます。 解放メモのところと(3)は理解することが出来ました。(少なくともそういうつもりです)
しかし、(2)はどうして「2^m>l」「2^m≦l」という分け方にできるのかがまだよく分かりません…。
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No.33489 - 2015/10/08(Thu) 06:53:59 |
| ☆ Re: 数列 / ヨッシー | | | >分け方にできるのか ではなく、「分けなければいけない」のです。 その理由が上で書いた >もしこれが、11×8=88 の場合だと、 > −2,−1,0,1,2,3・・・11,12,13 >のように、マイナスが出てきてしまいます。 の部分です。
上の記事では、 2^m・(2l+1) を数列に分ける方法を、2つ紹介しました。 1つは、奇数である 2l+1 を l,l+1 という連続した2数に分けて、 その前後に 2^m−1 個の数列を ・・・l-3,l-2,l-1,l, l+1,l+2,l+3,l+4・・・・ のようにつなぐ方法です。l の左には、2^m−1 個の数が 並ぶ(l は 2^m番目)わけですが、l>2^m でないと、左の端で マイナスが出てしまうので、 l<2^m の時はこの方法は使えません。
そこで2つめの方法として、2l+1 が奇数なのを利用して、 中央値に 2^m を置き、その前後に l個ずつの数列を ・・・2^m−2, 2^m−1, 2^m , 2^m+1, 2^m+2 ・・・ のようにつなぐ方法を考えます。 2^m の左には l個の数が並ぶ(2^m は l+1番目)わけですが、 2^m>l でないと、左の端でマイナスが出てしまうので、 2^m<l の時は使えません。
このように、2^m>l と 2^m<l とで、数列の作り方が違うのです。
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No.33490 - 2015/10/08(Thu) 07:21:41 |
| ☆ Re: 数列 / イオ(高3・文系) | | | ありがとうございました。 理解することが出来ました。
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No.33498 - 2015/10/09(Fri) 06:15:09 |
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