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積分の謎 / 心
インテグラル(不定積分)ってマイナス無限大からプラス無限大までの積分って意味ですよね?
だったら∫(1/x)dxってありえなくないですか?
x=0で不連続ですよね・・

今年の富山大学の問題で(g(x)/x)'=-2f(k)/x^2
の両辺を積分する際にx=0で不連続なのでx>0,x<0の別々に積分する操作が出てきたので、ふと気になりました

No.23640 - 2013/12/30(Mon) 22:02:25

Re: 積分の謎 / angel
> マイナス無限大からプラス無限大までの積分って意味ですよね?
…違いますよ? どこから出て来た情報です? それ。
「無限大まで」の積分だと、例えば ∫[0,+∞]f(x)dx とかありますが、これは、
 ∫[0,+∞]f(x)dx = lim[a→+∞] ∫[0,a]f(x)dx
という極限のことですね。不定積分とは別物です。
※多分、高校の範囲外

F'(x)=f(x) という関係がある時に ∫f(x)dx = F(x) と f(x) から F(x) を求める操作を不定積分と言っています。
で、d(log|x|)/dx = 1/x ですから ∫(1/x)dx=log|x|+C となります。

No.23642 - 2013/12/30(Mon) 22:27:51

Re: 積分の謎 / 心
回答ありがとうございます

では(g(x)/x)'=-2f(k)/x^2・・?@
に∫をかぶせるときはx<0とx>0にわけて
g(x)/x=2f(k)/x+c1(x<0)
g(x)/x=2f(k)/x+c2(x>0)
としなければならないのはなぜですか?

ちなみに?@は恒等式です。f(x),g(x)はすべてのxで微分可能、kは定数です

No.23653 - 2013/12/31(Tue) 10:22:22

Re: 積分の謎 / angel
> では(g(x)/x)'=-2f(k)/x^2・・?@
> に∫をかぶせるときはx<0とx>0にわけて
> g(x)/x=2f(k)/x+c1(x<0)
> g(x)/x=2f(k)/x+c2(x>0)
> としなければならないのはなぜですか?


それこそ、
> x=0で不連続ですよね・・
が理由です。
先ほど ∫(1/x)dx = log|x|+C という例を挙げました。
つまり、F'(x)=1/x の時 F(x)=log|x|+C ということですが、
 x>0 の時 F(x)=logx+c1
 x<0 の時 F(x)=log(-x)+c2
という F でも F'(x)=1/x を満たす訳です。x=0 で不連続なので、x>0,x<0 の部分の2個のパーツが上下にずれていても問題がないのです。
※通常はこんな場合分けをわざわざする場面が出てこないのですが…

これがもし F'(x)=e^x のように全域で連続な状況であれば、

 x>0 で F(x)=e^x+c1, x≦0 で F(x)=e^x+c2 …ダメな例

こんなことをしたら、元々出てきている関数が連続であるにも関わらず、不連続な点ができてしまってダメな訳です。

No.23656 - 2013/12/31(Tue) 13:27:23

Re: 積分の謎 / 心
解答ありがとうございます

富山大の問題ではg(x)=f(k-x)+f(k+x)と与えられており
C1=C2=0と出てきますからe^xの例でもC1=C2で別に問題はないと思いますが

等式や不等式などに積分をかぶせる際、どういうケースだと不連続点を気にしなければならないのかが分かりません。

y=1/xの積分だと本来x=0の不連続点があって場合わけが必要だが公式としてloglxl+Cと出来るので場合わけの必要がないというわけですね。

No.23659 - 2013/12/31(Tue) 15:08:16

Re: 積分の謎 / angel
> e^xの例でもC1=C2で別に問題はないと思いますが
>> x>0 で F(x)=e^x+c1, x≦0 で F(x)=e^x+c2 …ダメな例

このダメな例は c1≠c2 という大多数の場合も含めて、「一般のc1,c2の組み合わせ」についてのお話ですよ。
※もちろんc1=c2 という一部のケースに限っては問題ないですが。

> y=1/xの積分だと本来x=0の不連続点があって場合わけが必要だが公式としてloglxl+Cと出来るので場合わけの必要がないというわけですね。

違います。
「必要がない」かどうかは公式が定めているわけではありません。
不定積分をどう使うかを考えた時、連続なひとかたまりの範囲で考えるのが、まあ一般的です。そのひとかたまりの中では場合分けは発生しませんから、公式としても場合分けなんかしないのです。
※場合分けしていたら公式としてシンプルになりませんし

場合分けが必要かどうかは、あくまで公式を使う側が状況に応じて判断するものです。

> どういうケースだと不連続点を気にしなければならないのかが分かりません。

大抵の場合は気にしなければならない場面はないように思いますが…
※少なくとも私は見たことがないし、そんな細かい所を気にしてそもそも役に立つとも思えないし。

今回の問題も恐らく気にする必要はないと思いますよ。
なぜならば、最終的に g(x) の形を決定する時に g(x) が全域で連続ってことで場合分けを考える意味が無くなるでしょうから。
その場合分けをしていたのは、何かの参考書の解説で、でしょうか?

No.23666 - 2014/01/01(Wed) 00:10:11
(No Subject) / あい
3直線 x+2y=5、2x+y=7 、y-x=1 によって作られた三角形の面積の求め方を教えてください。
できればグラフもつかって教えていただきたいです。

自分でやってみたのですがなかなか。。
直線を3つ書けばいいのでしょうか?
そこからの面積の求め方もさっぱりです。
解答がなくて教科書見てもわかりませんでした。

どなたかよろしくお願いします。

No.23634 - 2013/12/30(Mon) 14:19:50

Re: / angel
とりあえず、大雑把で良いのでグラフを描いてみないと、直線同士の位置関係が分からないから何ともならないでしょうね。
それと、直線同士の交点 ( 3点 ) も計算しないと、先に進めないでしょう。

今回の問題の場合は添付の図のようになります。
…交点の座標が全部整数で分かりやすいため、点の座標は特に記していませんが。
後は分かり易く行くなら、色のついた長方形 ( 正方形 ) から隅の三角形を差っ引けば、答えが 3/2 と出るはずです。

No.23636 - 2013/12/30(Mon) 14:44:56

Re: / あい
とてもわかりやすかったです!!
正方形からひくやり方でやってみてできました!
ありがとうございました!

No.23637 - 2013/12/30(Mon) 15:31:20
2次不等式です。 / 高

2次不等式 ax^2+bx+1≧0 の解が、-3≦x≦7 のとき、a、bを求めよ

という問題です。

途中式とわかりやすく説明もお願いします。

No.23629 - 2013/12/30(Mon) 11:20:55

Re: 2次不等式です。 / angel
2次不等式 a(x-α)(x-β)≧0 ( α<β ) があるとき、a<0 であれば α≦x≦β が解となります。
なぜならば、(x-α)(x-β)≦0 と同値だから。

逆に言えば、α≦x≦βが解と分かっている二次不等式で、x^2の係数が a ( a<0 ) のものは a(x-α)(x-β)≧0 になります。
※なお a>0 であれば a(x-α)(x-β)≧0 は x≦α,x≧β が解になります。

ということで、今回の問題に関しては、
 a<0
 ax^2+bx+1 = a(x+3)(x-7) が恒等式
後は恒等式の係数比較により a=-1/21, b=4/21 となり、a<0 を満たしているためこれが答えになります。

余談ですが、もし「ax^2+bx+1≦0 の解が -3≦x≦7」だったならば、意地の悪い話ながら、条件を満たすa,bは存在せず「解なし」となります。

No.23630 - 2013/12/30(Mon) 11:57:34

Re: 2次不等式です。 / 高

angel様

解説感謝します。
すっきりしました。
数学が苦手なので冬休みで挽回したいところです…
ありがとうございました!

No.23632 - 2013/12/30(Mon) 13:08:16
またまたベクトルです・・・新潟大入試問題です / 高二
平行四辺形ABCDにおいて、4辺AB,BC,CD,DA上にそれぞれ点E,F,G,Hを、HF//AB,
EG//BCとなるようにとり、2直線EFとACの交点をM,2直線HGとACの交点をNとする。(AB) ⃗=a ⃗(AE) ⃗,=pa ⃗,(AD) ⃗=b ⃗,(AH) ⃗=qb ⃗とおくとき、1/2<p<1, 1/2<q<1,であるとして、次の問いに答えよ。
(1)(EF) ⃗,(HG) ⃗をa ⃗とb ⃗で表せ。
(2)(AM) ⃗=(AE) ⃗+s(EF) ⃗, (AN) ⃗=(AH) ⃗+t(HG) ⃗とするとき、s,tをpとqで表せ
(3)2点M,Nは一致することを示せ。


もう涙目です・・・。やさしく解法をお願いいたします。

No.23627 - 2013/12/30(Mon) 11:17:48

Re: またまたベクトルです・・・新潟大入試問題です / ヨッシー
(1)
EFEBBF
  =(1-p)+q
HGHDDG
  =(1-q)+p

(2)
AMAE+sEF
  =p+s{(1-p)+q}
  ={p+s(1-p)}+sq
これが AC と平行なので、
p+s(1-p)=sq これより s=p/(p+q−1)
同様に、t=q/(p+q−1)

(3)
(2) の結果より、
AMAN=()pq/(p+q-1)
が示せるので、MとNは一致します。

No.23639 - 2013/12/30(Mon) 20:56:53
東海大入試問題ベクトルです / 高二
三角形ABCの内部に4(AP) ⃗+3(BP) ⃗+2(CP) ⃗=0 ⃗を満たす点Pがある。
(1)(AP) ⃗=(  ア  )(AB) ⃗+(  イ  )(AC) ⃗となるから,APを延長した直線とBCとの交点をDとすると,AP:PD=(  ウ  ):(  エ  )である。
(2)△ABCと△APBの面積をそれぞれS_1, S_2とすると、S_1,: S_2=( オ ):( カ )である。
(3)△ABCの重心をGとする。(AE) ⃗=k(AP) ⃗とするときEGとABが平行になるのはk=( キ )のときで、このとき△ABCの面積は△AEGの面積の( ク )倍になる。

ベクトルでかなり苦戦しています・・・・。それ以前に数学が苦手です・・・。どなたか解法お願いいたします。

No.23626 - 2013/12/30(Mon) 11:16:13

Re: 東海大入試問題ベクトルです / ヨッシー
(1)
No.23617 と同じ考えで行くと、
 AP=(3/9)AB+(2/9)AC
これを 9/5 倍した
 (3/5)AB+(2/5)AC
が AD であるので、AP:AD=5:9
よって、AP:PD=5:4

(2)
△ABD は△ABCの2/5倍であり、△APBは△ABDの
5/9倍なので、△APBは△ABCの 2/5×5/9=2/9倍
よって、S1:S2=9:2

(3)
AE=kAP=(k/3)AB+(2k/9)AC
AG=(1/3)AB+(1/3)AC
より
 EG=AG−AE
  =(k/3−1/3)AB+(2k/9−1/3)AC
これがABと平行になるには、2k/9−1/3=0
よって、k=3/2

すると、図において、BCの中点をMとすると、
 BD:DM:MC=4:1:5
 AE:ED=5:1
 AG:GM=2:1
△ADMは△ABCの 1/10 倍。
△AEGは△ADMの 5/6×2/3=5/9(倍)
よって、△AEGは△ABCの 1/10×5/9=1/18(倍)
答え 18倍

No.23638 - 2013/12/30(Mon) 17:52:30

Re: 東海大入試問題ベクトルです / 高二
ヨッシー様。ほんとうにご面倒おかけいたします。
頂いた解説でもう一度チャレンジしてみます。<(_ _)>

No.23644 - 2013/12/31(Tue) 00:04:15
03.関西学院大学問題 / 高二
三角形OABにおいて、辺OAを1:s(s>0)に内分する点をP、辺OBを1:t(t>0)に内分する点をQとする。線分BPとAQの交点をRとする。

(1)(OR) ⃗をa ⃗=(OA) ⃗、b ⃗=(OB) ⃗、s,tを用いて表せ
(2) 線分ORが∠AOBを二等分するとき、s:tを|a⃗|、|b⃗| を用いて表せ


解法わかる方、お助けください。

No.23625 - 2013/12/30(Mon) 10:17:53

Re: 03.関西学院大学問題 / angel
ベクトルは、まあ、図形的な性質を利用することもできるけれど、淡々と計算しても解けるし…。得意な方でアプローチしてみては。
※淡々と計算する方は、式さえ立てれば後は悩む必要がないのですが、図形的な性質を利用できれば計算はラクできるので、どちらが良いとも一概には言えない所

以下、ベクトルは→を省略して、aとかbとかのアルファベットで表します。
ベクトル OP,OQ,OR については p,q,r です。

(1)
・P: OAを1:sに内分する点 ⇒ p=1/(1+s)・a, a=(1+s)p
・Q: OBを1:tに内分する点 ⇒ q=1/(1+t)・b, b=(1+t)q
今、r=xa+ybと置くと、
 r=xa+yb=(1+s)xp+yb
 r=xa+yb=xa+(1+t)yq
Rは直線PB上にあるため (1+s)x+y=1 …(i)
同様に直線AQ上にもあるため x+(1+t)y=1 …(ii)
このx,yの連立1次方程式を解いて、x=t/(st+s+t), y=s/(st+s+t)
※xについては (i)×(1+t)-(ii)から、yについては(ii)×(1+s)-(i)から計算できます
よって、r=t/(st+s+t)・a+s/(st+s+t)・b

(2)
内積ar=|a||r|cos∠ROA, br=|b||r|cos∠ROB に対してORが∠AOBを二等分するとき、∠ROA=∠ROBであるため
 |b|ar=|a|br
両辺を平方して
 (bb)(ar)^2 = (aa)(br)^2  ※一般に |x|^2=xx
すなわち、(bb)(ar)^2 - (aa)(br)^2 = 0
r=t/(st+s+t)・a+s/(st+s+t)・b より
(左辺)・(st+s+t)^2
= (bb)(a(ta+sb))^2 - (aa)(b(ta+sb))^2
= (bb)(taa+sab)^2 - (aa)(tab+sbb)^2
= (bb)( t^2・(aa)^2 + 2st(aa)(ab)+s^2・(ab)^2 )
  - (aa)( t^2・(ab)^2 + 2st(ab)(bb) +s^2・(bb)^2 )
= t^2・( (aa)^2・(bb)-(aa)(ab)^2 ) - s^2・( (aa)(bb)^2 - (ab)^2・(bb) )
= ( (aa)(bb)-(ab)^2 )( t^2・(aa) - s^2・(bb) )
= ( (aa)(bb)-(ab)^2 )( (t|a|)^2 - (s|b|)^2 )

a,b は平行ではないため ( (aa)(bb)-(ab)^2 )≠0
よって、(t|a|)^2 - (s|b|)^2 = 0
s,t,|a|,|b| とも正であるため t|a| = s|b|
ゆえに s:t = |a|:|b|

No.23633 - 2013/12/30(Mon) 14:02:19

Re: 03.関西学院大学問題 / angel
続いては図形的な性質を使った場合。適当に図を描いて照らし合わせてみてください。
(1)
メネラウスの定理により
 OQ/QB・BR/RP・PA/AO = 1  ※O-Q-B-R-P-A-O のシリトリ版
OQ/QB = 1/t, PA/AO = s/(1+s) より BR/RP = t(1+s)/s
すなわち BR:RP=t(1+s):s …☆( (2)でも使います )
ゆえに
r=RP/(BR+RP)・b+BR/(BR+RP)・p
 = s/( t(1+s)+s )・b + t(1+s)/( t(1+s)+s )・1/(1+s)・a
 = t/(st+s+t)・a+s/(st+s+t)・b

(2)
ORが∠AOBを二等分するとき、BR:RP=OB:OP=|b|:|p|
一方 (1)の☆より BR:RP=t(1+s):s
よって、
 t(1+s):s = |b|:|p|
 t(1+s):s = |b|:1/(1+s)・|a|
 t:s = |b|:|a|
ゆえに s:t=|a|:|b|

※比を整理する所が分かりにくければ、
 t(1+s):s = |b|:|p|
 ⇔ t(1+s)|p|=s|b|
 ⇔ …
 ⇔ t|a|=s|b|
 としても良いでしょう。

No.23635 - 2013/12/30(Mon) 14:28:53
防衛大入試問題 / 高二
ベクトルa ⃗=(11、23)、b ⃗=(−2、−3)に対して、絶対値|a ⃗+⃗(tb)|を最小にするtの値を求めよ。
解法お願いします。
答えはt=7です。

No.23622 - 2013/12/29(Sun) 23:52:46

Re: 防衛大入試問題 / IT
(解法1) tについての2次関数をつくり平方完成
|a ⃗+⃗(tb)|^2=|a|^2+2t(a・b)+(t^2)|b|^2
=(|b|^2)[t^2+{2(a・b)/|b|^2}t]+|a|^2
=(|b|^2){t+(a・b)/|b|^2}^2-{(a・b)^2}/|b|^2+|a|^2
これが最小となるのはt=-(a・b)/|b|^2=91/13=7 のとき
※途中→は省略 

(解法2)tについて微分し増減を調べる
f(t)=|a ⃗+⃗(tb)|^2 とおくと
f(t)=途中省略=(11-2t)^2+(23-3t)^2 …(1)
f'(t)=4(2t-11)+6(3t-23)=26(t-7)
増減表作成: t=7 のとき f(t)は最小となる。
※解法1の途中で微分法を使ってもできます。

(解法3)図を描くと分かるように b ⃗とa ⃗+⃗(tb)が直交するとき |a ⃗+⃗(tb)|は最小。

No.23623 - 2013/12/30(Mon) 00:45:04
(No Subject) / komichi
Gを可換郡。ord(a)=2,ord(b)=3とする。

ord(ab)を求めよ。


わかる方教えてください。

No.23621 - 2013/12/29(Sun) 22:57:36

Re: / IT
ab,(ab)^2,(ab)^3,(ab)^4,(ab)^5,(ab)^6 について
=e になるかを調べるといいと思います。

例えば(ab)^2=(a^2)(b^2)=e(b^2)≠e

No.23624 - 2013/12/30(Mon) 01:41:49

Re: / a
授業中のノートを確認しましょう。
No.23645 - 2013/12/31(Tue) 00:15:01
ベクトルの問題の解法をお願いいたします / 春日 健佑
kを正の実数とする。点Pは△ABCの内部にあり、k(AP) ⃗+5(BP) ⃗+3(CP) ⃗=0 ⃗を満たしている。また、辺BCを3:5に内分する点をDとする。
(1)(AP) ⃗を(AB) ⃗、(AC) ⃗、kを用いて表せ。
(2)3点A、P、Dは一直線上にあることを示せ
(3)△ABPの面積が△CDPの面積の6/5倍に等しいとき、kの値を求めよ。


ワードからコピペでちょっと数式がわかりずらいかもしれません・・・。基礎から丁寧に教えていただけると助かります。

No.23617 - 2013/12/29(Sun) 20:06:15

Re: ベクトルの問題の解法をお願いいたします / ヨッシー
□に見えるのは、ベクトルを表す何某かの文字と思われますが、
以下では省略します。

(1)
kAP+5BP+3CP=0 を移項して、
 kAP=−5BP−3CP
BP=AP−AB、CP=AP−AC を代入して、
 kAP=−5(AP−AB)−3(AP−AC)
移項して
 (k+5+3)AP=5AB+3AC
k+5+3>0 より
 AP={5/(k+5+3)}AB+{3/(k+5+3)}AC

(2)
AD=(5/8)AB+(3/8)AC であるので、
 AP={8/(k+5+3)}AD
より、A,D,Pは一直線上にある。

(3)
△ABP:△ACP=BP:CP=3:5=6:10
であるので、
 △CDP(5)は△ACP(10)の1/2
よって、DはAPの中点に当たります。
 AP={8/(k+5+3)}AD
において、 8/(k+5+3)=1/2 になるので、
k+5+3=16 より k=8

No.23618 - 2013/12/29(Sun) 20:20:59

Re: ベクトルの問題の解法をお願いいたします / 高二
ヨッシー様
ありがとうございます。問題集の解説がシンプルすぎて涙目です・・・・。

No.23628 - 2013/12/30(Mon) 11:19:24
(No Subject) / komichi
Gを郡とし、任意のxがx^2=eである。
・郡Gが可換郡となることを示せ

すみませんが、回答の方お願いしたいです。
よろしくお願いします。

No.23613 - 2013/12/29(Sun) 14:58:04

Re: / komichi
a,b∈Gとするとab∈Gであるから条件より
  a^2=e∴a^(-1)=a
  b^2=e∴b^(-1)=b
  (ab)^2=e∴(ab)^(-1)=ab
よって
  ab=(ab)^(-1)=b^(-1)*a^(-1)=ab
従って成立。

回答にはこう書かれていますが、

  a^2=e∴a^(-1)=a
  b^2=e∴b^(-1)=b
  (ab)^2=e∴(ab)^(-1)=ab

この部分が意味がわかりません。
この部分を詳しく教えていただきたいです。

No.23614 - 2013/12/29(Sun) 15:13:37

Re: / IT
>   a^2=e∴a^(-1)=a
> この部分が意味がわかりません。

aの逆元をa^(-1)と表しますよね、群の任意の元について逆元が唯一つ存在することは既知ではないですか?
逆元の定義は分かりますよね?

a^2=e の両辺に右(左)からa^(-1)を掛けても導けますね。

なお、可換性は
abbaba=ab(ba)(ba)=abe=ab
abbaba=a(bb)aba=aeaba=(aa)ba=eba=ba としても証明できますね。

No.23616 - 2013/12/29(Sun) 15:24:12

Re: / IT
> よって
>   ab=(ab)^(-1)=b^(-1)*a^(-1)=ab

の最後は =ba ですね。

No.23619 - 2013/12/29(Sun) 22:32:25

Re: / komichi
ITさんありがとうございます。
No.23620 - 2013/12/29(Sun) 22:54:51
利息・預金 / n
Aさんは、1年間の利息が1%のアメリカの銀行にいくらか預けた ところがこの時1ドルが120円だったのに110円になったため、預金は4450円減ってしまった 預金した金額を日本円で求めよ
答えは60000円で、私は中1です 宜しくお願いします

No.23611 - 2013/12/29(Sun) 12:33:17

Re: 利息・預金 / らすかる
利息で増えた分が101/100倍、為替で減った分が110/120=11/12倍なので
両方で(101/100)×(11/12)=1111/1200倍です。
減った分は全体の1-1111/1200=89/1200で、これが4450円ですから
4450円÷(89/1200)=60000円となります。

No.23612 - 2013/12/29(Sun) 13:29:49
/ 心
l2x-1l<4
⇔2x-1<4または1-2x<4・・?@
としてよいのはなぜですか?

素直にやれば
l2x-1l<4
⇔(2x-1>0かつ2x-1<4)または(2x-1<0かつ1-2x<4)・・?A
でなぜか?@と?Aの結果が同じになります

(A∧B)∨(Aバー∧C)=B∧Cがなぜなのかという質問にもなると思います

よろしくお願いします

No.23605 - 2013/12/27(Fri) 21:19:59

Re: ⇔ / angel
> l2x-1l<4
> ⇔2x-1<4または1-2x<4・・?@
> としてよいのはなぜですか?

違います。2x-1<4 かつ 1-2x<4、まとめると -4<2x-1<4 です。

> 素直にやれば
> l2x-1l<4
> ⇔(2x-1>0かつ2x-1<4)または(2x-1<0かつ1-2x<4)・・?A


微妙に違います。
 |2x-1|<4
 ⇔ (2x-1≧0 かつ 2x-1<4) または (2x-1<0 かつ 1-2x<4)
 ⇔ 0≦2x-1<4 または -4<2x-1<0
 ⇔ -4<2x-1<4

もしくは次のように考えることも。2x-1の代わりにyで行きますと、
 |y|<4
 ⇔ y^2<4^2 ( 両辺が非負のため平方しても同値 )
 ⇔ y^2-4^2<0
 ⇔ (y-4)(y+4)<0
 ⇔ -4<y<4

No.23606 - 2013/12/27(Fri) 21:30:39

Re: ⇔ / らすかる
> (A∧B)∨(Aバー∧C)=B∧Cがなぜなのかという質問にもなると思います

「(A∧B)∨(Aバー∧C)=B∧C」は一般に成り立ちません。
反例
(A,B,Cは整数の部分集合として)
A=偶数、B=偶数、C=奇数のとき左辺は整数全体、右辺は空集合です。

No.23607 - 2013/12/27(Fri) 21:32:19

Re: ⇔ / 心
失礼しました

l2x-1l<4
⇔2x-1<4 かつ 1-2x<4
というのはどこからきたのでしょうか?

No.23608 - 2013/12/27(Fri) 22:24:31

Re: ⇔ / 心
家庭教師をしているのですが

絶対値の意味を考えて
l2x-1l<4
⇔-4<2x-1<4
とすればいいのですが、

教え子が
絶対値を外して
2x−1<4かつ-(2x-1)<4と先生に習ったと言って
その方法をやっているのですが、なぜこれで答えが合うのかわかりませんでした。また、この方法を容認してしまってよいのでしょうか?

No.23609 - 2013/12/27(Fri) 22:36:51

Re: ⇔ / らすかる
-4<2x-1<4
⇔ 2x-1<4 かつ 2x-1>-4
⇔ 2x-1<4 かつ -(2x-1)<4
で同値ですから、
「|2x-1|<4 の絶対値を外して 2x-1<4 かつ -(2x-1)<4」
としても問題ないと思います。

No.23610 - 2013/12/27(Fri) 23:28:22

Re: ⇔ / 心
納得しました。ありがとうございました!
No.23641 - 2013/12/30(Mon) 22:03:25
8面定理 / byt
y=ax^3+bx^2+cx+d(a>0)(=f(x))
で変曲点が(g,h),極小値(g+?凾?,f(g+?凾?))
とするときf(x)とy=hの交点のx座標のうち大きい方が
g+(√3)(?凾?)になることを証明せよ。

どうにか証明できないでしょうか?よろしくお願いします

No.23597 - 2013/12/26(Thu) 18:56:14

Re: 8面定理 / らすかる
以前
> y=ax^3+bx^2+cx+d(a>0)で極小値をとるx座標がαのとき、
> x軸との交点(x>α)はx=√3αというのは変曲点が原点のときだけですか?

という質問に「成り立たない」と答えましたが、
これは逆は成り立ちます。
つまり変曲点が原点にあり極小値を持つ、三次の項の係数が正の三次関数
y=ax^3+cx (a>0, c<0)では、極小値のx座標がαならば
変曲点より右にあるx軸との交点のx座標は√3αになります。

従って今回の質問の三次関数も、変曲点を原点に平行移動して考えれば
成り立つことがわかります。

証明は以前書いた式の
2b^2√(b^2-3ac)+3(2√3+3)a^2d+3abc-2b^3=0 … (3)
がb=d=0で成り立つことでもわかりますが、
y=ax^3+cx (a>0, c<0) から始めるともっと簡単に終わります。
y'=3ax^2+c から、極小値をx=α>0でとるならば
3aα^2+c=0 すなわち c=-3aα^2
y=ax^3-3aα^2x=ax(x^2-3α^2) から解がx=0,±(√3)αとなり、
成り立つことがわかります。

No.23601 - 2013/12/26(Thu) 22:30:40
集合の一対一対応とは / アクオス
別の所でも質問したのですが理解できなかったのでよろしくお願いします。

自分の使っている数学Aの参考書に

「一対一対応を基にした無限集合の考え方からは
有理数の無限集合よりも無理数の無限集合のほうがさらに大きなレベルの無限集合であることが導かれる」

と書かれているのですが、このことについて説明している部分が無く理解することが出来ません。


一対一対応を基にした無限集合の考え方とはどういうものなのか、
ということと

その考え方からどのようにして
有理数の無限集合よりも無理数の無限集合のほうがさらに大きなレベルの無限集合であることが導かれるのか

ということが知りたいです。
よろしくお願いします。

No.23594 - 2013/12/26(Thu) 17:34:01

Re: 集合の一対一対応とは / angel
> さらに大きなレベル
高校の範囲を超えるので、参考書では言葉を濁しているのだと思いますが、これは集合の「濃度」に関するお話になります。
濃度というのは、無限も扱えるように要素数の概念を拡張したものだと考えると良いと思います。
「要素数」のままでは、例えば {1〜10の整数} は10個と数えることができても、{ 全ての偶数 } のような無限集合が扱えませんから。

では、どう濃度を評価するのか? それは物を数えるという基本に立ち返るようなものになります。
例えば100本程度の木が生えている林があるとしましょう。木の数をどうやって数えましょうか。闇雲に数えても上手くいかないので、ちょっとした工夫が要ります。そこで…

・1〜の数を書いたヒモを用意し、順々に木に結びつける。

という方法で数えることにしましょう。
もし1〜100のヒモを丁度使い切れば、100本の木があることになります。集合としては、{ 林の木全て } と { 1〜100の整数 } の要素が、過不足なく1対1に対応づけることができる状況です。
無限集合も含め濃度の評価は、この「過不足ない1対1対応がある」かどうかで行います。ちなみに、この対応のことは、正確には「全単射(写像)」と言います。
例えば、{全ての奇数} と {全ての偶数} は、写像(関数) f(x)=x+1 が全単射であるため、濃度が等しいと言えます。

取り敢えず、ここまでで最初の質問の答えで良いでしょうか。

No.23598 - 2013/12/26(Thu) 19:29:42

Re: 集合の一対一対応とは / アクオス
angelさんありがとうございます。
1つ目の疑問は理解できました。

No.23599 - 2013/12/26(Thu) 20:00:06

Re: 集合の一対一対応とは / angel
さて、上では「濃度が等しい条件」についてお話しました。
が、これでは物足りないと思います。なぜならば、大小関係について触れていないからです。

ではまた木を数える時のお話に立ち戻ってみましょう。
例えば、用意したヒモが1〜90で、全部を使い切ってしまった。けれど全ての木を数えられたか分からない、としましょう。
そうすると、木が90本以上あるのは確実ですが、90本丁度なのか、もっと多いのかという状態になります。
これから、濃度を||で表す ( 集合Aの濃度: |A| ) とすると、
 |{1〜90の整数}|≦|{林の全ての木}|
ということです。このように「単に1対1対応がある」場合には濃度の比較として≦ということにします。この対応は正確には「単射(写像)」と言います。お気づきかもしれませんが、前に出て来た「全単射」は「単射」の特別なケースです。

なぜ<ではなく≦を持ち出すのか…疑問に思われるでしょうか。理由は2点あります。
一つは、|A|≦|B| かつ |B|≦|A| であれば、|A|=|B| と言えること。これは当然のように見えて、実はそうではありません。ベルンシュタインの定理によって示される事柄です。
※興味があれば、wikipedia等で調べてみてください。
もう一つは、実は<かどうかは簡単には分からなくて、調べるのが大変だということ。次の例をご覧ください。
 ・{全ての整数}={全ての偶数}∪{全ての奇数} である
 ・そのため |{全ての偶数}|≦|{全ての整数}|
  ※実際、単射 f(x)=x が存在する
 ・では、 |{全ての偶数}|<|{全ての整数}| か? |{全ての偶数}|=|{全ての整数}| か?
一見<が成立するように見えるかも知れませんが、そうではなく= の方が正しい、となります。なぜならば全単射 f(x)=x/2 があるからです。
この例のように、無限集合の場合は<か=かを判断するのは難しく、殊に<の場合は≠つまり「全単射が存在しない」ということを示す必要がありますから、どうしても難しくなってしまうのです。

ここで代表的な集合同士の濃度の大小比較をしてみましょう。
 |{全ての自然数}|=|{全ての整数}|=|{全ての有理数}|
 <|{全ての無理数}|=|{全ての実数}|=|{全ての複素数}|
やっと |{全ての有理数}|<|{全ての無理数}| が出てきました。このお話は次にまわします。

No.23600 - 2013/12/26(Thu) 22:18:15

Re: 集合の一対一対応とは / angel
先に、|{全ての有理数}|≦|{全ての無理数}| を示しておきます。これは簡単です。
なぜならば、一例として単射 f(q)=q+√2 が存在するから。
丁度良い機会なので、単射等についても、定義を明確にしておきましょう。
集合XからYへの写像(関数) f(x) に関して、
 ・x1≠x2⇒f(x1)≠f(x2) … f(x)は単射である
  ※例えば f(x)=e^x は単射、f(x)=x^2は単射ではない(X=Y={実数全体}の場合)
 ・Yの全ての要素yに対して、f(x)=y となるXの要素xが存在する … f(x)は全射である
  ※言い方を変えると、「全てのf(x)の値を集めると、Yの全ての値をカバーできる」とも。
  ※例えば f(x)=x^3-x は全射、f(x)=x^2は全射ではない (X=Y={実数全体}の場合)
 ・f(x)が単射かつ全射である … f(x)は全単射である
  ※例えば f(x)=x^3 は全単射
前出のf(q)は q1≠q2⇒f(q1)≠f(q2) を満たす、有理数→無理数の写像ですから、ちゃんと単射になっているわけです。

では続いて、なぜ |{全ての有理数}|≠|{全ての無理数}| なのか。この説明には「対角線論法」という理屈が使われます。単純さのため、|{全ての自然数}|≠|{0以上1未満の実数}| を示します。
※自然数と有理数、0〜1の実数と無理数はそれぞれ同濃度なので問題なし。
証明する内容は、{自然数}→{0以上1未満の実数}の任意の写像(関数)f(x)に関して、

 f(x)は全射ではない ( 全射を否定すれば、全単射も同時に否定される )
 ⇔全てのf(n)と異なる0以上1未満のyが存在する。

です。

 任意のf(x)に対し、0以上1未満の y を次のように定義する。
 ・yの小数点第n桁目を、f(n)の小数点第n桁目の数字と9以外から選ぶ
 ※9も省くのは、0.xx999…の形の循環小数が出てくるのを防ぐため
  例えば 0.0019999…=0.002 のように、同じ値に異なる表現が出来てしまうのでマズい

 そうすると、任意のf(n)とyでは、少なくとも小数点第n桁目が異なるため、f(n)≠y が成立する

ザックリとした証明ですがこれで終わりです。なぜ「対角線論法」という名前なのか。それはf(1),f(2),f(3),…を並べて、対角線上にある桁を工夫して y を作り出しているところから来ています。

ともあれ、有理数と無理数を比較してみると、有理数の方が圧倒的に少ない ( 濃度が小さい ) わけです。同時に、同じ(ように見える)無限同士でも、大小関係というモノがあることが分かります。
一応これらの濃度には名前があって、自然数や有理数の濃度はアレフゼロ(Xのような形のヘブライ文字+0)、無理数や実数の濃度はアレフと言います。アレフゼロは、無限の濃度の中でも最も小さい濃度であることが分かっています。( つまり、無限集合の濃度は必ずアレフゼロ以上になる )

No.23602 - 2013/12/26(Thu) 22:57:39

Re: 集合の一対一対応とは / アクオス
内容を理解するのに時間がかかりそうなので
疑問に思ったところがあればまた後日質問させてください。
詳しい回答ありがとうございました。

No.23603 - 2013/12/27(Fri) 15:22:04

Re: 集合の一対一対応とは / angel
ええ。じっくりとどうぞ。
高校の範囲は軽く超えていますし ( ムリとは言いませんが ) それなりにボリュームがありますから。

No.23604 - 2013/12/27(Fri) 18:26:42
三角関数 / かな
Cos160°=cos(180°-20°)=-cos20が理解できません。
Cos180=0になるのですか?
もしこの考えが正しいなら

cos240=1/4(cos(180+60))=1/2でもいいはずです、
-1/2にしかならないのはどうしてですか?

No.23592 - 2013/12/25(Wed) 17:21:35

Re: 三角関数 / かな
ごめんなさい、加法定理すればいいだけのことでした!もう大丈夫です!
No.23593 - 2013/12/25(Wed) 17:47:50
二次関数の性質 / byt
連続で失礼します
C:y=ax^2+bx+c(a>0)
がL:y=mx+nと二点A,Bで交わっており、ABの中点をR,Rからx軸におろした垂線とCの交点をSとするとSにおける接線MはLと平行であることを示せ(これは出来ました)。

CのA,Bにおける接線の交点をTとするとRS:STを求めよ。
LとCで囲まれた図形と三角形ABSの面積比を求めよ。

計算力が無いのかやり方が悪いのかできません、教えてください、よろしくお願いします。答えはそれぞれ1:1,4:3のようです。

No.23580 - 2013/12/23(Mon) 23:12:58

Re: 二次関数の性質 / _
ありがたくないアドバイスですが、とりあえず、AとBのx座標をαとβとでもして、RとTの座標を求めてみましょう。
No.23587 - 2013/12/24(Tue) 17:13:06

Re: 二次関数の性質 / ヨッシー
A:(s, as^2+bs+c)、B:(t, at^2+bt+c) (s<t)とします。
Aにおける接線の式:y=(2as+b)(x-s)+(as^2+bs+c)
Bにおける接線の式:y=(2at+b)(x-t)+(at^2+bt+c)
であり、交点を求めるために、両式を連立させると、
 (2as+b)(x-s)+(as^2+bs+c)=(2at+b)(x-t)+(at^2+bt+c)
変形して、
 (2as−2at)x=s(2as+b)−t(2at+b)+(at^2+bt+c)−(as^2+bs+c)
 2ax(s-t)=2a(s^2-t^2)+b(s-t)+a(t^2-s^2)+b(t-s)
s-t≠0 であるので、両辺 s-t で割ると
 2ax=2a(s+t)+b−a(s+t)−b=a(s+t)
a>0 より
 x=(s+t)/2
接線の式に代入して、
 y=(2as+b)(t-s)/2+(as^2+bs+c)
  =ast+bt/2+bs/2+c
よって、T:((s+t)/2, ast+b(s+t)/2+c)
一方、R:((s+t)/2, a(s^2+t^2)/2+b(s+t)/2+c)、S((s+t)/2, a(s+t)^2/4+b(s+t)/2+c)
であるので、RTの中点がSとなることは
 [{ast+b(s+t)/2+c}+{a(s^2+t^2)/2+b(s+t)/2+c}]/2=a(s+t)^2/4+b(s+t)/2+c
より明らかである。
よって、RS:ST=1:1

LとCで囲まれた部分の面積S1は
f(x)=(ax^2+bx+c)−(mx+n) とおくとき、f(x)=0 の2解は、s, t であり、
 S1=a(t−s)^3/6
で表される。
一方、△ABSの面積S2は、
 S2=(t-s)☓RS÷2
で求められるので、
 S2=(t-s)[{a(s^2+t^2)/2+b(s+t)/2+c}−{a(s+t)^2/4+b(s+t)/2+c}]/2
  =(t-s){a(s^2-2st-t^2)/4}/2
  =a(t-s)^3/8
となり、S1:S2=8:6=4:3 となります。

No.23588 - 2013/12/24(Tue) 17:35:32

省計算な方法 / angel
2次関数 y=f(x)=ax^2+bx+c があった時、

 ・2点(α,f(α)),(β,f(β))を通る直線は y=f(x)-a(x-α)(x-β)
 ・(α,f(α))で接する直線は y=f(x)-a(x-α)^2

であることを利用すれば、計算の大部分でラクができます。
では、各小問にあたってみます。
--
AB2のx座標をα,β ( α<βとする )、γ=(α+β)/2
Lの方程式を y=mx+n=g(x)
Mの方程式を y=h(x) と置くと、
 g(x)=f(x)-a(x-α)(x-β)
 h(x)=f(x)-a(x-γ)^2
よって、g(x)-h(x)=a{ (x-γ)^2-(x-α)(x-β) }=a/4・(β-α)^2
これは、y=g(x)のグラフがy=h(x)をa/4・(β-α)^2だけy方向に平行移動したものであることを示す。よってLとMの傾きは等しい。
また、RS=a/4・(β-α)^2である。
これにより、S2 = △ABS = 1/2・(β-α)・RS = a/8・(β-α)^3
一方 S1=∫[α,β]{g(x)-f(x)}dx = a∫[α,β]{-(x-α)(x-β)}dx = a/6・(β-α)^3
よって S1:S2=a/6・(β-α)^3:a/8・(β-α)^3=4:3

さて、C の x=t における接線は、y=f(x)-a(x-t)^2 である。
これが (p,q) を通る時、q=f(p)-a(p-t)^2 を満たす。
整理して、at^2-2apt-f(p)+ap^2+q=0
改めて T の座標を(p,q)と置くと、この t の2次方程式は t=α,β を解として持つ。解と係数の関係より
 a(α+β)=2ap
 aαβ=-f(p)+ap^2+q
これより、
 p=(α+β)/2=γ
 q=aαβ+f(p)-ap^2=aαβ+f(γ)-a/4・(α+β)^2=f(γ)-a/4・(β-α)^2
よって、Tの座標は (γ,f(γ)-a/4・(β-α)^2)
Sの座標は (γ,f(γ)) であるため、ST=a/4・(β-α)^2
RS=a/4・(β-α)^2 であったため、RS:ST=1:1

No.23589 - 2013/12/24(Tue) 22:30:41

Re: 二次関数の性質 / byt
お二方ありがとうございます!

angelさんの解法なら私でも出来そうで助かりました、ありがとうございます。

No.23596 - 2013/12/26(Thu) 18:53:43
三次関数の特徴 / byt
y=ax^3+bx^2+cx+d(a>0)で極小値をとるx座標がαのとき、x軸との交点(x>α)はx=√3αというのは変曲点が原点のときだけですか?一般の三次関数で証明も出来れば知りたいです。
よろしくおねがいします

No.23578 - 2013/12/23(Mon) 22:36:22

Re: 三次関数の特徴 / らすかる
> y=ax^3+bx^2+cx+d(a>0)で極小値をとるx座標がαのとき、
> x軸との交点(x>α)はx=√3αというのは変曲点が原点のときだけですか?


そんなことはないと思います。例えば
y=x^3-(√3+1)x^2/2+(√3-6)x+(3√3-9)/2
=(x-3)(x+1)(x+(3-√3)/2)
のとき
y'=3x^2-(√3+1)x+(√3-6)
=(3x+(2√3-1))(x-√3)
なのでx=√3で極小値をとり、x=3でx軸と交わりますが
y''=6x-(√3+1)=6{x-(√3+1)/6}
ですから変曲点は原点ではありません。

No.23581 - 2013/12/23(Mon) 23:16:24

Re: 三次関数の特徴 / byt
回答ありがとうございます

ではどういうときにx軸との交点の座標が√3αになるのでしょうか?どんな三次関数にも一般にいえることなのでしょうか?

No.23582 - 2013/12/23(Mon) 23:34:39

Re: 三次関数の特徴 / らすかる
どういうときと聞かれてもつまらない回答しかできませんが、
y=ax^3+bx^2+cx+d でx軸との交点の座標が(√3)αになるならば
a{(√3)α}^3+b{(√3)α}^2+c{(√3)α}+d=0 … (1)
極小値をx=αでとるならば
y'=3ax^2+2bx+c から
3ax^2+2bx+c=0 を解くと x={-b±√(b^2-3ac)}/(3a) なので
{-b+√(b^2-3ac)}/(3a)=α … (2)
(2)を(1)に代入して整理すると
2b^2√(b^2-3ac)+3(2√3+3)a^2d+3abc-2b^3=0 … (3)
よって
(3)が成り立つ場合にx軸との交点の座標が(√3)αになります。
もちろん「どんな三次関数にも一般にいえる」なんてことはありません。

No.23586 - 2013/12/24(Tue) 01:55:03

Re: 三次関数の特徴 / byt
ありがとうございます。ちょっと違う意図で質問してしまったので投稿しなおします。ありがとうございました。
No.23595 - 2013/12/26(Thu) 18:51:53
数列の極限 / ktdg
すべての実数で連続な関数f(x)とg(x)を用いて、数列{x(n)}と{y(n)}を以下のように定義する
x(1)=0
x(n+1)=f(x(n)) (n=1,3,5,…), g(x(n)) (n=2,4,6,…)
y(1)=0
y(n+1)=f(y(n)) または g(y(n)) (n=1,2,3〜)
このとき、lim[n→∞]x(n) が存在するならば、lim[n→∞]y(n) は存在するか。

グラフで考えると感覚的にはわかるような気がするのですがちゃんとした証明は可能ですか?
高校数学レベルでお願いします。

No.23577 - 2013/12/23(Mon) 22:30:57

Re: 数列の極限 / らすかる
y(n+1)=f(y(n)) または g(y(n)) (n=1,2,3〜)
とはどういう意味ですか?
このf(y(n)、g(y(n))をどう選んでも、lim[n→∞]x(n)が存在するとき
lim[n→∞]y(n)が存在すると言えるか、ということですか?

No.23579 - 2013/12/23(Mon) 22:51:04

Re: 数列の極限 / ktdg
f(x)とg(x)からランダムに選んでy(n+1)を決めるという意味です。
おそらく
>このf(y(n)、g(y(n))をどう選んでも
という意味だと思います。

No.23583 - 2013/12/23(Mon) 23:57:39

Re: 数列の極限 / らすかる
それならば、
f(x)=(x-2)^2
g(x)=8-x
と定義すると、x[n]は
x[1]=0
x[2]=f(x[1])=f(0)=4
x[3]=g(x[2])=g(4)=4
x[4]=f(x[3])=f(4)=4
x[5]=g(x[4])=g(4)=4
・・・
となりx[n]は4に収束しますが、y[n]は例えば
y[1]=0
y[2]=g(y[1])=g(0)=8
y[3]=f(y[2])=f(8)=36
y[4]=f(y[3])=f(36)=1156
・・・
のようになって一般に収束しませんね。

No.23584 - 2013/12/24(Tue) 01:17:47

Re: 数列の極限 / ktdg
ありがとうございます。
この問題は、以下の問題を解いていたときに疑問におもったことです。


pを実数の定数として f(x)=px+1, g(x)=-px+2とおき, 数列{x(n)}を
x(1)=0, x(n+1)=f(x(n)) (n=1,3,5…) , g(x(n)) (n=2,4,6…)
で定める。
(1)
極限値 lim[n→∞]x(n) が存在するようなpの条件は何か。
(2)
pは(1)で求めた条件を満たすとして、数列{y(n)}を次のように定める。まずy(1)=0 とおき、10進少数√2=1.41421356…の少数第n桁目の数字が奇数ならy(n+1)=f(y(n))、偶数ならy(n+1)=g(y(n))とする。このとき、極限値 lim[n→∞]y(n) が存在することを示せ。


(1)の答えはp=1/3なので、
y(n+1)=(1/3)y(n)+1 または -(1/3)y(n)+2 (√2の少数の第n桁目による)
となりますが、いずれの場合も
|y(n+1)-3/2|=(1/3)|y(n)-3/2|
となり、y(n)は3/2に収束します。

これは、√2の少数第n桁目が、偶数か奇数かによってy(n)を定めなくても、ランダムにf(x)とg(x)から選んで作られるどのような数列{y(n)}も3/2に収束するということを示しています。

すべての実数で連続な任意の関数f(x), g(x)でこのようなことが成り立つと思い、質問したのですが、らすかるさんの挙げた反例のように成り立たない場合もあるとわかりました。

そこで、新たな質問なのですが、上の問題のf(x)とg(x)のような性質を持つ関数の組み合わせはどのようなものになるのでしょうか?

No.23590 - 2013/12/24(Tue) 22:38:05

Re: 数列の極限 / らすかる
> 上の問題のf(x)とg(x)のような性質を持つ関数の組み合わせは
> どのようなものになるのでしょうか?


「f(x)とg(x)のような性質を持つ関数の組合せをすべて挙げる」のは
難しそうですが、例で良ければ
「f(x)もg(x)も傾きの絶対値が1未満であり、f(x)とg(x)の交点の
 x座標とy座標が等しい」
という条件があれば成り立つと思います。

No.23591 - 2013/12/25(Wed) 01:01:56
(No Subject) / ☻(高1)
283の(1)についてです

解答は画像のようになっていますが
何故場合分けをしないのかが分かりません

というか
まず何から考えていけばよいのでしょうか?

私は最初に平方完成をしたのですが…
平方完成は必要ないのでしょうか?

色々ごちゃごちゃしてしまい
申し訳ございません。

どなたかわかる方
お願いしますm(__)m

No.23573 - 2013/12/23(Mon) 14:10:44

Re: / ☻(高1)
すみません>_<
あともう一つだけいいですか??

この手の問題では
どのようなところに着目して
問題を解けば良いのですか??

もし何かありましたら
それもお願いします

No.23574 - 2013/12/23(Mon) 14:15:45

Re: / ヨッシー
ポイントは、まずグラフを描くことです。
条件を満たすグラフと、条件を満たさないグラフとを見比べて、
どんな条件があれば条件を満たすかを見極めます。

(1) の場合は、下に凸のグラフであることは自明なので、
x=0のときの値が負であれば、自動的に解の一方が負、
他方が正になります。

No.23575 - 2013/12/23(Mon) 14:26:47

Re: / ☻(高1)
なるほど!!

グラフの比較を行えばいいんですね

わかりやすい解説ありがとうございました!!

No.23576 - 2013/12/23(Mon) 17:34:45
(No Subject) / sp
他所でも問うた問題ですが; 

  線形微分方程式
x^′(t)=x(t)+2 y(t)+z(t)
y^′(t)=-x(t)+4 y(t)+z(t)
z^′(t)=2 x(t)-4 y(t)

の 初期条件 x(0)=1,y(0)=2,z(0)=3 を 満たす解 を

A = {{1, 2, 1}, {-1, 4, 1}, {2, -4, 0}} の  スペクトル 分解 を 為し 求めよ

       を お願いします。

No.23572 - 2013/12/21(Sat) 23:20:54
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