対象学年 無所属 →はベクトルを表し、 Eは単位行列を、λは固有値など とします
行列A -1,1,2 0,-1,0 0,0,-1 のn乗を求めたいのですが
A−λE=Tとおくと △T=0⇔λ=−1 λ=−1のときのTをT1とおくと T1(→x)=→0 →x=(α1、α2、α3)とすると α2=−2α3より →x=(k、-2L、L)(k、L)は(0,0)以外の任意定数 より→x=(0、−2,1)とする
次に T1(→x1)=→x・・※ →x1=(β1、β2、β3)とすると β2=−2β3 まではいいのですが、 ※の両辺を比較すると 0=−2 0=1となってしまいます これは一体何故なのでしょうか? どこで間違ってしまったのでしょうか。 独学ゆえに誰にも聞けずに困っています。 どなたかお助けください。よろしくお願いします
|
No.19175 - 2012/11/08(Thu) 23:44:12
| ☆ Re: ジョルダン標準形 / ジョルダンマニア | | | どんな行列でもジョルダン標準形に出来るわけではないのですか?またその場合Aのn乗はどのようにして求めればよいのでしょうか?
|
No.19182 - 2012/11/09(Fri) 20:54:36 |
| ☆ Re: ジョルダン標準形 / ジョルダンマニア | | | 行列は見た目どおりに表記しています (1,2)成分は1 (1,3)成分は3という風に
|
No.19184 - 2012/11/09(Fri) 21:11:27 |
| ☆ Re: ジョルダン標準形 / ジョルダンマニア | | | 行列は見た目どおりに表記しています (1,2)成分は1 (1,3)成分は2という風に
|
No.19185 - 2012/11/09(Fri) 21:12:16 |
| ☆ Re: ジョルダン標準形 / angel | | | ジョルダン標準形については、次のサイトが分かりやすいと思います。 http://www.tsuyama-ct.ac.jp/matsuda/linear/lin0.html
で、今回の場合、 T1・x = o なるベクトルxを求める所で、 x=t(1 0 0),t(0 -2 1) ※tは転置-transposed-のこと。単に縦のベクトルが書けないので横書きにするため、tを添えています の二次元分の解が見つかります。 なので、T1・y=α・t(1 0 0) もしくは T1・y=α・t(0 -2 1) のいずれかを解くことになります。( αは非ゼロの任意の数 ) この時点ではどちらが解けるか分かりませんが、計算すると前者の方で y=t(0 p q) ( p,qは任意 ) という解が見つかります。p,qの組は(0,0)以外なら何でも良いのですが、既に見つかっているベクトルと直交するモノの方が計算し易いことを考えると、y=t(0 1 2) を選ぶのが良さそうです。
|
No.19187 - 2012/11/10(Sat) 01:54:11 |
| ☆ Re: ジョルダン標準形 / ジョルダンマニア | | | そのサイトは知っていますが、どうも私の知っているジョルダン標準形の求め方と全く違うようなので、まず今知ってるとき方ができるようになってから挑戦したいと思います。
行列A -1,1,2 0,-1,0 0,0,-1
A−λE=Tとおくと △T=0⇔λ=−1 λ=−1のときのTをT1とおくと T1(→v1)=→0・・?@ →v1=(α1、α2、α3)とすると α2=−2α3より →v1=k(1、0,0)+L(0,-2、1) で、 (1,0,0)、(0、−2、−1)はともに?@の式を満たし一次独立(に偶然なることが知られている)ので →v=(1,0,0)または→v=(0,ー2、1) であり v1=(1,0,0)、v2=(0,2、−1)とすると 次に T1(→v3)=→x(→x=→v2か→v1のどっちか)・・※ →v3=(β1、β2、β3)とすると β2=−2β3 →x=→v2として※の両辺を比較すると 0=−2 0=1となって矛盾するので →x=→v1 よって→v3=m(1,0,0)+n(0,1,0)となり →v3=(1,0,0)or(0,1,0) 変換行列P=(→v2 →v1 →v3) = 0,1,● 2,0、● -1,0、●
P^(-1)AP= -110 0-11 00-1
上記の●がわかりません(つまりv3は(1,0,0)or(0,1,0)のどちらを採用したらいいのか分かりません)
よろしくおねがいします
|
No.19188 - 2012/11/10(Sat) 12:06:47 |
| ☆ Re: ジョルダン標準形 / angel | | | んー。やっている計算は変わらないはずですけどね…。 ひょっとして最小多項式云々の話の所でしょうか。それは「ジョルダン標準形がどのような形になるか」を調べるためにやっている所なので、変換行列を実際に求める話とはちょっと別ですね。でもとても重要な所です。 独学で行き詰ったのであれば、しっかりそのサイト ( 別の所でも良いけれど ) の内容をまず読み解いてからの方が良いと思いますけど。
で、ご質問の内容ですが、 > 上記の●がわかりません(つまりv3は(1,0,0)or(0,1,0)のどちらを採用したらいいのか分かりません)
まず計算間違いです。悩むならせめて (0,1,0) or (0,0,1) のはずです。 で、これについては既に書いたとおり
> 計算すると前者の方で y=t(0 p q) ( p,qは任意 ) という解が見つかります。p,qの組は(0,0)以外なら何でも良いのですが、既に見つかっているベクトルと直交するモノの方が計算し易いことを考えると、y=t(0 1 2) を選ぶのが良さそうです。
となります。 ※p:q=-2:1 の組もダメなのは先ほどは触れていませんでした。申し訳ありません。
それから、最終的に得られるジョルダン標準形が違います。 -1 1 0 0 -1 1 0 0 -1 ではなくて -1 0 0 0 -1 1 0 0 -1 になります。( 変換行列 P=(v2 v1 v3) とした場合 ) この理由は、それこそ最初に挙げたサイトで説明してあります。
|
No.19190 - 2012/11/10(Sat) 13:57:05 |
| ☆ Re: ジョルダン標準形 / ジョルダンマニア | | | 回答有難う御座います
v3の計算はあっていると思いますが T1(→v3)=→v1を解くと 自由度2かつβ2+2β3=1だから →v1=m(1,0,0)+n(0,1,0)(β3=0とするとβ2+2・0=1) だから(1,0,0)か(0,1,0)が固有ベクトルとして変換行列に使える。しかしどちらを使ったらよいのか、あるいはどちらでもよいのか、という話です。
なるほど一度に固有値が二つでるパターンではジョルダン標準形は -1 0 0 0 -1 1 0 0 -1 になるようですね
|
No.19193 - 2012/11/10(Sat) 15:00:04 |
|