平面上の原点Oを始点とする長さ1のベクトル(OA)=(a),(OB)=(b)に対して
(1)ベクトル(a)とベクトル(b)の内積を(a)・(b)=sとするとき、不等式|(a)-s(b)|<=1が成り立つことを示せ
(2)m,nを正の整数とする。平行でないベクトル(a),(b)に対して、|m(a)+n(b)|=1が成り立つとき、(a),(b)のなす角の余弦をmの式で表せ。また、3角形OABの面積が最大となるのはどのようなときか。そのときの3角形の形状について述べよ
()内はすべてベクトルで表されているものです。(1)は不等式の方を二乗して整理するとsの範囲と一致するのでいいでしょうか? (2)は分かりません。解答よろしくお願いします
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No.15961 - 2011/11/20(Sun) 22:19:53
| ☆ Re: ベクトル / angel | | | まず > (1)は不等式の方を二乗して整理するとsの範囲と一致するのでいいでしょうか? 二乗は良いです。sの範囲はあまり気にしなくても。こんな感じになるはずです。 |(a)-s(b)|^2 = |(a)|^2-2s(a)(b)+s^2|(b)|^2 = 1-2s^2+s^2 = 1-s^2 ≦ 1 ( ∵s^2≧0 ) よって |(a)-s(b)|≦1 (2) は、三角不等式から m=n に気づけるかどうか。 点X,Y を、(OX)=m(a), (XY)=n(b) にて定義するとき、 (OY)=m(a)+n(b) (a),(b)は平行でないため三点O,X,Yは三角形を構成し、 OX=m, XY=n, OY=|m(a)+n(b)|=1 ※m,nが正であることに注意。負の可能性もあるならば |m|等 よって三角不等式により |m-n|<1 だが、m,mが整数であるため n=m |m(a)+n(b)|=1 に n=m を代入し m|(a)+(b)|=1 両辺を平方して m^2( |(a)|^2+2(a)(b)+|(b)|^2 )=1 よって (a)(b)=1/(2m^2)-1 |(a)|=|(b)|=1 のため、(a),(b)のなす角の余弦も 1/(2m^2)-1
△OABの面積を最大にするのは、(a),(b)のなす角の余弦が最も 0 に近くなる m であり、m=1 ※90°の時(があれば)面積最大で、cos90°=0 ですから この時(a),(b)のなす角は120°、△OABはOA=OB=1, ∠AOB=120°の二等辺三角形
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No.15964 - 2011/11/21(Mon) 02:05:55 |
| ☆ Re: ベクトル / イド | | | 三角不等式でしたか! 完璧に忘れていました! 丁寧な解答ありがとうございました
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No.15981 - 2011/11/22(Tue) 00:07:24 |
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