JR北海道が開発中の
デュアルモードビークルだが、驚いたことに1号車は既に8月末に車検を取得済だそうである。しかし問題は、レールから車体までの車高をどうするか?燃えにくい素材を使うという規制をどうクリアするかだ。
9月末から10月末まで北見から西女満別までは線路、そこから女満別空港まで公道を走る試験走行を行う。一両のコストが鉄道車両の1/7、バス並の登坂能力が魅力で観光周遊ルートの拡大が期待される。空港アクセスはもちろんのことだが、JR北海道は富良野近辺の観光にも使いたがっている模様だ。
個人的に使ってみれば面白いと思うのは定期的に需要のある鉄道の駅から出る現行のバス路線である。たとえば長野原草津口から草津温泉。故宮脇氏が「夢の山岳鉄道」ぶち上げていた山岳鉄道だが、著書によれば6パーミルなのでDMVで行けそうな気がするが、はたしてどうだろう。効能温泉吾妻線の名のとおり吾妻線沿線には温泉が点在するので、うまく利用できないものかと思う。