宮崎県北部を走る高千穂線の運行再開を目指している民間会社「神話高千穂トロッコ鉄道」(同県高千穂町)は10日、臨時取締役会を開き、最大株主の同町観光協会が求めていた会社清算をしないことを決めた。同社は観光協会を株主から外し、廃線が確定するまで再開を模索する方針。続く臨時株主総会でも承認された。
同線は一昨年の台風被害で運行停止に追い込まれた。県や沿線自治体でつくる第三セクター高千穂鉄道(同町、TR)は再開を断念。これに代わって同町観光協会が中心となり昨年3月、トロッコ社を設立。全線50キロのうち高千穂‐槙峰間(約21キロ)での運行再開を目指し、開業資金の募金活動(目標2億円)を展開してきた。
しかし、募金は目標を大きく下回る約3800万円しか集まらず、トロッコ社株式の61%を保有する同町観光協会が11月下旬、運転再開をあきらめ、会社清算するよう求めていた。
同線所有のTR社は休止にとどめていた高千穂‐槙峰間について休止期限が切れる27日以降に廃止届を国に出す見通しだが、廃線確定までさらに1年ある。トロッコ社はその期間内に再開のめどをつける考えだ。
[12/10 西日本新聞夕刊記事引用]
最後まで可能性を信じて再開を果たしてもらいたいものだ。自然災害が原因で廃線に追い込まれた例は鉄道には少なくない。道路につぎ込む税金を少しでも鉄道に回してくれたら鉄道の存続は可能なのですが… No.496 - 2007/12/14(Fri) 00:53:48 [eA-es.210-166-201-226.ppp.u-netsurf.ne.jp] Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 5.1; ja; rv:1.8.1.11) Gecko/20071127 Firefox/2.0.0.11
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