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記事No.55225に関するスレッドです
★
理数科学
/ 蘭
引用
高校理数科学についてなのですが、
二段階滴定の問題で、
例えばこの問題なのでは、
第一中和点では、NaOH、つまり段階を踏まずに中和される物質が完全に中和されたことを前提としていますよね???
でも、別にそうとは限らないんじゃないですか??
Na2CO3つまり、段階を踏んで中和される物質の一段階目の中和が終わったからといって、もう一方も中和が終わっていると判断していい理由をお教え願いたいです。
よろしくおねがいします。
No.55225 - 2018/11/25(Sun) 09:33:34
☆
Re: 理数科学
/ noname
引用
そりゃ強塩基と弱塩基で電離のしやすさが違うからでしょ。
No.55234 - 2018/11/25(Sun) 11:39:30
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Re: 理数科学
/ 蘭
引用
ならば、
弱塩基と強塩基の混合溶液を中和しようと思ったら、
強塩基のほうが先に、酸とくっついちゃうんですか??
No.55235 - 2018/11/25(Sun) 11:50:25
☆
Re: 理数科学
/ noname
引用
強塩基が何で強塩基と言われるかといえば、水と反応して無理やりにでもイオン化してOH-を放出するからで、特にNaOHはNaがイオンになりたがりすぎるせいもあって100%電離してNa+とOH-に分かれる。
Na2CO3もほぼ完全に電離する。
ここにH+が入ってくると有り余っているOH-と片っ端から反応する。
一方、Na2CO3からできた弱塩基のNaHCO3はといえば、それなりに安定しちゃってるので水の中にいても100%電離するわけではなく、くっついたままのもいたり電離しているのもいたりする。たまにやる気出したやつがNa+とHCO3-に電離し,HCO3-が水からH+を奪って炭酸H2CO3になりOH-を放出する。
HClを入れても反応するやつもいれば反応しないやつもいるという状態。それでもいよいよH+が増えてくるとしゃーなしに炭酸H2CO3を介して水と二酸化炭素に分解する。
NaOHとNa2CO3由来のOH-が真っ先に反応し、残りはぼちぼち反応する。
ちなみに、Na2CO3については第1中和点の段階で第2中和点での反応も起こってはいるらしい。が、電離度から計算して無視できるレベルなので、まだ第2中和点の反応は起こっていないとみなしてよいとのこと。
参考
http://toitemita.sakura.ne.jp/kagakukonetapdf/san-enki-no-tuyosa-to-tyuuwa.pdf
No.55273 - 2018/11/27(Tue) 02:48:06