| 予想されるのは、四面体ABCDに対して kPA+lPB+mPC+nPD=0 ・・・(i) を満たすk,l,m,nが存在するとき、 1.点Pは四面体ABCDの内部にある。 2.四面体PBCD:PCDA:PDAB:PABC=k:l:m:n というものですが、やってみましょう。
a=DA、b=DB、c=DCとします。 (i) より nDP=ka+lb+mc−(k+l+m)DP (k+l+m+n)DP=ka+lb+mc ・・・(ii)
DPと3点ABCの作る面(以下面ABCという)との交点をHとします。 D,H,Pは同一直線上にあるので、 DH=hDP (sは実数) とおけます。 DH=hDP=h{ka+lb+mc}/(k+l+m+n)
Hは面ABCと同じ平面上にあるので、 h(k+l+m)/(k+l+m+n)=1 h=(k+l+m+n)/(k+l+m)>1 よって、3点D,P,Hは、同一直線上に、この順に位置する。 つまり、面ABCに対してDとPは同じ側にあります。 他の3面に対しても同様のことが言えて、点Pは四面体ABCDの内部にあります。
一方、 DP=(1/h)DH=(k+l+m)/(k+l+m+n) より PH={1-(1/h)}DH={n/(k+l+m+n)}DH よって、 四面体PABC={n/(k+l+m+n)}四面体ABCD 同様に 四面体PBCD={k/(k+l+m+n)}四面体ABCD 四面体PCDA={l/(k+l+m+n)}四面体ABCD 四面体PDAB={m/(k+l+m+n)}四面体ABCD となり、 四面体PBCD:PCDA:PDAB:PABC=k:l:m:n が言えます。
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No.76490 - 2021/07/07(Wed) 06:25:58 |