David Willamsの"Probability with Martigales‘‘という確率論の洋書ですが、どこまでが定義と仮定で、どこからが主張(証明が必要)なのかわかりません。教えてください!(以下原文ところどころ書き換えてます)
A1.5. Let g0 be an algebra of subsets of S and let λ:g0→[0,∞] with λ(0) = O. Call an element L of g0 a λ-set if L 'splits every element of g0 properly': λ(L∩G)+λ(L^c∩G)=λ(G), (任意の)G∈g0. Then the class L0 of λ-sets is an algebra, and λ is finitely additive on L0. Moreover, for disjoint L1,L2,...,Ln ∈L0 and G in g0, (LnとGの共通部分の和が加算和で表されるというようなことが書かれています)
以下Proof
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No.80941 - 2022/02/15(Tue) 23:54:57
| ☆ Re: 確率論洋書 / ast | | | # 河岸を変えた理由が見切りをつけたという意図であるならば以下はお見捨てください.
「どこまで」というには (あまりに文単位で別れてるので) はっきりし過ぎのような気もしますが, 落ち着いて読めば G0 および λ に対する仮定 > Let G0 be an algebra of subsets of S and let λ:G0→[0,∞] with λ(∅) = 0. λ-集合という言葉の定義 > Call an element L of G0 a λ-set if L 'splits every element of G0 properly': λ(L∩G)+λ(L^c∩G)=λ(G), ∀G∈G0. メインの結論 > Then the class L0 of λ-sets is an algebra, and λ is finitely additive on L0. 追加の結論 > Moreover, for disjoint L1,L2,...,Ln ∈L0 and G in G0, (LnとGの共通部分の和が加算有限和で表されるというようなことが書かれています). の4文構成 (4つしか文がないこと自体はピリオド "." が 4 つしかないので間違いようがないはず) です. 厳密に言えば「主張」がどこかとも問われておいでなので「主張は「仮定と結論」の組だ」と答えるべきところかとは思いますが, 今の場合結論と書いた 3 文目がメインの主張だと考えても文章意図はそうはずさないでしょうから文単位で読むよう回答しておくことにします. # 文章構造的な話に限れば「2文目は補足なので無くてもいい」ということになります. # (もちろん意味をとるには要るので, 括弧書きにでもして「読み飛ばして大丈夫」という意図を出す感じの意味で, です).
数学的な文章としては "Let ... then~", Call, Moreover~ あたりの単語はすごく明確に意図を以て使われるので, これで文章構造が分からないというのでは相当しんどいのでは. # 自分も外国語は万年赤点だった口なので偉そうに言えた義理ではないが, そういう実体験から言えば # 現実問題として本当に読めないならば無理をしても成果 (例えば単位や卒論など) に結びつかないので, # 指導教官に掛け合って日本語の本に(無理を通してでも)変えてもらうという選択肢を勧めるのが # 実は最も真摯な回答であるという場合もあり得ます.
あと少し気になる点は, 字面だけ見れば小さな点に思えなくもないところなのかもしれないけれども, (プレーンテキストにしづらい文字の改変自体はまあよいとして) > with λ(0) = O と書き換えるのは λ が set-function (集合変数の数値函数) であることが理解できていない可能性も疑われますし, > 加算和で表される は (誤字なのはともかく) algebra と σ-algebra の違いが (閉じていないといけない演算が) 「有限和」か「可算和」かなので, そこも取り損ねている可能性があるかもしれない, といったような感じで「式や文字の単なる代替だから」で済ませて見逃したらまずい (数学的理解に関わる) 点が隠れている状況はもしかしたらあるかもしれないというあたりですね.
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No.80945 - 2022/02/16(Wed) 08:51:13 |
| ☆ Re: 確率論洋書 / ゆ | | | No.80946 - 2022/02/16(Wed) 12:17:23 |
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